スペースクラフトショップ 一九五一一年十一月、アメリカは太平洋の 図 0 ェニウェトク環礁において、最初の水素爆 念 概 弾の実験に成功した。人類は核融合のエネ の ルギーを、まず兵器の形で手にしたのだ。 ム テ 核融合とは、二つの原子核が合わさって ス 一つになることとされ、その過程で多くの シ 進 エネルギーを放出すゑ代表的な核融合を 推 図⑥に示したが、エネルギーは ( メ ス レ ガ電子ポルト ) の単位で示されている。 核融合のエネルギーをコントロールされ と た形で取り出し、人類の生活に役立てよう 上 とする試みは兵器の開発よりやや遅れて始 ッ まったが、今だに実現のめどが立ってさえ ケ ロ いない。長い間研究の主流を占めて来たの 型 は、重水素 (Deuterium=D) や三重水素 常 通 ( 日 r 三 um 日日 ) などのプラズマを十の八 ケルヴィン 乗にまで温度を高めて、核融合を起こ させようという方法だった。プラズマを磁 界で作った「容器」に入れて反応させるの式と呼ばれている。 用は基本的には変わらない。それらのエネ で、これを磁界閉じ込め方式と称する。 ディーダラス計画の元になったウインタルギーは最外層のアプレーターに吸収され まったく別の発想による核融合が、十年 ーグやハイドらの構想は、言うまでもて、まずこれが急速に膨張する。その反作 ぐらい前から研究されてきている。これはなくこの慣性閉じ込め核融合を推進に応用用 ( ロケット作用 ) を受けたブッシャー 固体の、などの小球 ( 核融合ペレッしようと考えたものだ。 核融合を起こす物質 ( 燃料と呼ぶ ) を内側 ト ) に周囲から多くのエネルギーを送り込核融合ペレットの構成を模式的に示すとに押し込み、密度が一〇〇〇倍ぐらいにま み、密度を高めることによって核融合させ図⑦ ( 一二頁 ) のようになる。ペレットにで高まると核融合が始まる。圧縮の過程で るものだ。プラズマが慣性で高密度に留ま . エネルギーを送り込む手段 ( エナジー・ド 衝激波が発生すると、その背後では密度が っている短時間内に核融合反応を起こさせライヴァー ) には、レーザー、電子ビー 上らずに温度だけが上ってしまうので、そ ようと言うので、こちらは慣性閉じ込め方ム、イオン・ビームなどがあるが、その作うならないよう中心を真空にしておくこと 燃焼室 ノスル 推進剤 ヘイロード ブッシャー・プレートショック・アプソーバー
( 非 S F) 、ビーター・グリ ト・コーリ ーン、フィリップ・ケント、チェズマン・ スコット、ネルスン・シャーウッド、 H フィリップ・ストラトフォード、タリー ゼットフォードなどがある。さらに合作用 べンネーム、ケネス・ジョンズ ( ジョン・ ニューマンと合作 ) およびハウスネーム、 カール・メイラスも使い、後者の名で二冊 の長箱を手がけた。彼はまた、エドガー ライス・バローズ風の長大な冒険小説シリ ズを、アラン・ハート・エイカーズの名 義で発表している ( 当該作者項を参照のこ と ) 。 プルマーは第二次大戦前から活発なファ ン活動歴をもち、 1952 年ハミルトン社のペ イギリス S ーパーバック長篇でデビュー。 F 界が戦後の不安定な時期にあり、多くの 専門誌が乱立するなかで、そのうちの三大 誌とされるニュ ・ワールズ、オーセンテ ィック、ネビュラ各誌につぎつぎと作品を 発表するようになった。だが、アメリカの 雑誌にのる機会は少なかった。処女長篇 は、刃れ C04 れ切 S20 ( 1952 ) と、 A ・ V ・クラークとの二冊の合作 C. な Co 加〃 ( 1952 ) 、 S 第 4 T の 0 れ ( 1952 ) 。これら、および以後つぎつぎと 著わされた作品の多くは、スペース・オペ ラか単純化された未来世界を舞台とする冒 険小説仕立てのものである。長篇のうち目 につくものは、アメリカでも 1957 年以降何 冊か出されており、 Under the & 4 ( 1957 ) 、 The Secret ( 1958 ; 圜 The 厩 D の・ん英 ) 、 The 刃 4 ん Gods 4 Coming ( 1960 ; 図 1 篇追加 Of Ea んお 0 ぉ old 英 ) 、のに襯 0 ' Ⅳ 0 d ( 1 4 ; 團 The D 襯。英 ) 、そして最 高作と目されるⅣ。み r the Taking ( 196 のがある。これは、星間企業の策謀 を背景に、、仕事のできる人間″の不幸を描 いた、やや暗い色調のムラの少ない作品で Ⅱ ある。 プルマーがいちばん興味ぶかい作品を書 いた 1955 ー 68 年頃、彼は SF のテーマを広 範囲に使うのが巧みなことで知られた。水 中都市、巨大な異星人の侵略者 ( 大と 小 ) 、の襯な ( 1 7 ) に見られ る時間旅行やモンスター、そしてパラレル ・ワールドなど。最後のものは《多次元へ の鍵》シリーズのプロット用小道具として 使われている。作品をあげると、 "The Map Country ” ( 1961 サイエンス・ファ ンタジイ誌 ; 國工 4 d 召ッ 0 れ d オんカ 1 の、 "The Seventh Stair" ( 1 1 サイ 工ンス・ファンタジイ誌にフランク・ブラ ンドン名義で ) 、 "Perilous Portal ” ( 1962 サイエンス・ファンタジイ誌にフランク・ プランドン名義で ) 、 The Key ね″ 4 襯 ( 1967 ) 、 T んね e 〃″市 ( 1968 ) 、 The ー 4 & 加ん 4 4 ( 1969 ) 、 The Ships Du の to ( 197 の、 T ん 丑 4 れ” 74 れイ ag ( 1971 ) 、 T ん C ん 4 な ( 1 2 ) となる。近年フ・ ルマーの小説は、 0 〃 the S. ッ襯み -50 0 ・ 4 ( 1 2 ) や 0 ル舛 CO の t 科 % r ( 1972 ) に見るように、文体や主題をより 、、現代的″に扱おうとするあまり、往時の 快調なペースをいくぶん失ってきているよ うに見える。 1972 年、 E ・ J ・カーネルの死後、彼は 長期にわたるアンソロジー・シリーズ、 れ g $ 切 SF の編集に携わり、 Writings 切 S. を 22 ( 図 1973 ) から Ⅳ r ″切 g ゞ切 S. 29 ( 1 6 ) まで を出した。内容は、概して伝統重視の方針 で貫かれている。ほぼ同時期に、ヴィジョ ン・オプ・トウモロウ誌の姉妹版が計画さ れ、彼は三号目までを編集、あとは刊行を まつばかりだった。しかし結局、この雑誌 ソーズ・アンド・ソーサリーは、オースト ラリア人の後援者ン・グレアムの事情で 270
ライターレ J なる。 せぬス・ヒードと迫力は、これまでの数々の吸血私はキングの第一期と考える。というのはその 七一年一月三日に詩人タ・ハサ・ス・フルースと鬼小説をすべて色あせさせるに十分なものであ後の作品は、色々な点でそれまでとは趣を異に しているのだ。 結婚、子供三人 ( ナオミ、ジョセフ・ヒル、オった。 ーウエン・フィリツ。フ ) と共に現在メイン州プ 一方、後者の『シャイニング』、これはもう第四作『抵抗』 The S 、ミミ ( 1978 ) は、シ リッジトンに住んでいる。 ー・ハックにして八一七ペー 恐怖文学として、どの角度から見ても文句のつグネット版のペー ジという、かのディレイニーの怪作『ダルグレ 作家としては、六七年 ( 大学在学中 ) 、スタけようのない、まさに完璧の超傑作である。 ートリング・ミステリー誌に載った、鏡にまっ冬、深い雪に閉ざされたコロラド山脈中腹の豪ン』に迫る大作である。 わる恐怖談、「ガラスのフロア」 "The Glass 華ホテルの管理を引き受けた親子ーー作家の父 Floor" でデビー。その後、キャリア誌をと母と幼ない男の子ーーに降りかかる惨劇。子ヒ = ーストンから百十マイルほど離れた町の 、ステリー 中心にホラー ステーションに、一台の車が狂ったように突っ の短篇を発表するかたわ ( 第、 込んで、横転する。内にはそっとするような苦 ら、長篇をエースブッ 悶の表情で死んでいる親子三人。やがてその町 クス社に送ったが、当時の グで、同じような形で死んでいく人々が出始め 編集長ウオレ、 ノノイムが難色 おる。どこかの細菌研究所から漏出した病原菌が を示したという。 原因らしいが、何ら打つ手のないまま人々は死 そして七四年、テレキネ ナんでゆき、米国全土でひと握りの人々だけが生 シス能力を持っ少女の悲し 一き残る。 イ い物語『キャリ テやがて、人々は見えざる何者かの手に導かれ を発表。その処女長篇とは スるごとく、山脈を隔てて東と西の二つの拠点に 思えない完成度の高さに加 移動し始めるーーーちょうど善と悪に分かれるか え、映画化され大ヒットし のように。それにつれて影のように現れる怪人 たことも手伝って、一気に ″ダーク・マンを ・ : というあたりから、物語 著名作家として名を連らねることになった。供のテレバシーの叫びを聞き、遙か彼方から駆は ( 当初の近未来的展開から ) 一変、ホラ ・ファンタジーの様相を呈してくる。 その彼の評価を確固たるものにし、常連ペストけつける黒人の料理人。次第にホテルの怨念が セラー作家と成さしめたのは、『呪われた町』目覚めてゆき、深雪の中でホテルが炎に包まれ″善第の陣営の壊減を企むダーク・マン。それ S ミ代ミ、 . ・トミ ( 一 975 ) と『シャイニング』 T 、ミる壮絶なクライマックスに至るまでの心憎いまを阻止せんと悪の陣営に潜入を試みる男たち。 S ミミ・、 ~ g ・ ( 1977 ) 、の二つの長篇である。 でに計算しつくされた。フット、描写、そして群集の頭上で炸裂する原子爆弾。そして深手を 前者は、田舎町セイレムズ・ロット全体が吸運びが読者を釘付けにする。 ( それに引き替負った主人公が、少年の助けを借りて、雪深い 血鬼の巣と化していく凄まじい話で、・フラム・ え、あの映画化されたほうのひどかったこと。山を越えて帰還する圧巻のクライマックス。 ストーカーがドラキ、ラで設定したルールをそあれがキ、ー・フリックの作品かと目を疑った ) のまま踏襲していることも効を奏し、・ , 前半での ここまでの三作はいずれも邦訳があるので、 これ以上書くと、万一邦訳が出たとき読 克明すぎるほどの描写から、後半での息もっか読まれた方も多い ( ? ) だろうが、ここまでをむ際、おもしろくもなんともなくなるのでこの
ます。氏の住んでいる新潟では記念のサイン会も 武⑤⑩①」博 ! おこなわれます。読者の皆様の暖かい御支援をお 田 部会原載 ~ 7 編集後記 願いします。 和 ダ々三大 ( 亀 日第 ところで、今年の星雲賞は川又千秋氏の『火星 レ 読Ⅷ の」 ■ひところ四誌を数えた専門誌が、現在で人先史』が受賞されました。昔、近代宇宙旅行協 息角界 ( 叫は二誌になりました。これまで、隆盛の一途をた会が火星の土地を売り出したことがありますが、 安三世デ」 がの どった我国の界も、過渡期を迎えているのか火星といえばなんとなくファンの心のふるさ ら銀 ! ロナ ( もしれません。もっとも、マガジンの創刊当と、という気がします。『火星人先史』の受賞 奮クャⅧ ⅶ時は、界などといっても、無ぎに等しい状態は、その意味で、非常に幸せな気分にさせられた シ 興イキ 「サスⅧ 号 だったと思います。決して、日本の歴史は長 = ースでした。と、勝手に喜んでしまいました 月 イ いものではありません。いや、に携わる人々が、川又千秋氏に心からお祝いを申上げたいと思告 ( 今 ) の中にもいくつかの世代ができ、また日本のいます。 年 泊 、体験しました。火浦功氏のレⅧ号 叩揺籃期どころか、を読んでいるのが珍しかっ 日 回た時代さえ知らない読者が現れて、ようやく今、ポートにもあるように、どでかい会場のあっちゃ次 8 今ス 山歴史が始まったといえるのでしよう。他のジャンこっちやでいつばいおもしろそうなことやってる マ Ⅷル、たとえば時代小説などの場合、そのジャンルので、ひととおり見たろと大それたこと考えたの “が嫌いな人でも、どんな内容のものか、およそのが運のつき、一日も終ろかというころには、しん ⅶ理解はあると思います。ところが、では、知そこ疲れ果ててしまいました。大阪のファンはサ カフ「Ⅲ リラ ービス精神が旺盛やから、それなりに自覚をもっ いらない人はまったく知らない、というのが現状で ク メク室Ⅷ す。そういった点からも、日本におけるの発て参加せな身がもたんいう教訓でございました。 ッ 面展のためには、粘り強い地道な努力が必要とされそんなわけで、二日間たつぶり楽しんだのです 画のス研 るでしようし、またそうした努力は必ず報われるが、それもみな大会スタッフの奮闘のおかげ、本 切龍長の薫明載望別均ペ 読瀬林連本連尾特田スの 回もの、と信じます。 当に御苦労さまでした。大阪のファンの熱気を身 く光神く栗鏡く萩く安「士 ~ さて、今月は先月号で発表したコンテストをもって体験しました。好評の天野氏の連載イラ の選評と佳作作品の掲載です。今年のコンテストスト、今月で一応終了しますが、増刊号でも活躍 ( 池 ) ⅶ・に佳作となった方たちが、今後どのような活躍をしていただきます。御期待ください。 するか楽しみです。また、次回のコンテストも応■先月号の次号予告に神林長平氏の名前がありまマガジン一九八一年十一月号 ( 第一一十一一巻 募の細目が発表されています。今回涙をのんだしたが、都合により次号に掲載となります。楽し十一号 ) 昭和五六年十一月一日印刷発行発行所 方、これからを書いてみようという方、ふるみにしていた方々、来月号をお待ち下さい。それ東京都千代田区神田多町二の二郵皿早川書房 って御応募ください。 から、皆様お待ちかねの臨時増刊号「冒険の東京 ( 一一五四 ) 一・五五一 ( 代 ) 発行人早 第五回コンテストでデビーした神林長平氏世界」は十一月十日発売になります。くわしくは川編集人今岡清印刷所誠友印刷株式会社 は、まもなく処女作品集『狐と踊れ』が出版され一四五頁の広告をごらん下さい。よろしくツ。 ( 田 )
また偏光計による観測結果から、リングは蛟 取り線香のような渦巻き状であるとの新説が打 2 ち出された。これは偏光計観測チームの *-; ・エ スポシト博士 ( コロテド大学 ) が提唱したもの である。 エスポシト博士によると、リングは無数の輪 の集まりというよりは、波動で渦巻き状に波打 っている状態だという。その波動の原因は、、隕 石の衝突、リングを構成する粒子のぶつかり合 、土星・の衛星などによる引力の変動が考えら 池見照二 れるという。 カット / 島津義晴 リングの厚さも、偏光計によって初めて詳し く実測された。それによると、まだ全データの 夏休みの終わりをにぎわした米国の惑星探査功した。 解析が行われていないが、リングの一番外側 機ポイジャー 2 号の土星への接近。最接近直後の科学者は、初めカメラが故障したと は百五十メートルより少なく、約百十 ~ 百十五 にテレビカメラが故障したものの、三日間で直きには「九九 % は成功している」と控え目な発メートルの薄さだという。もちろん、もっと厚 り、ポイジャー 2 号は土星を離れている。五年言をしていた。しかし、カメラの故障が直り、 いところはあるはずだが、リングの端は、シ 後の天王星、八年後の海王星への接近に向け観測データの解析から新事実が次々と判明するヤー。フにリングが無くなっており、その厚さは て、またはてしない宇宙大航海の旅を続ける。 につれて気をよくし「二〇〇 % の成功だ」とさ思いのほか薄いことがわかった。 新しい発見が新たなナゾを生んだ土星観測のト えいい出す始末だ。 1 号はリング内に組みヒモ状にねじれ、こ ピックスを拾ってみると 昨年十一月のポイジャー 1 号の土星観測でぶができた奇妙な細いリングを発見。ニュート ポイジャー 2 号は、土星最接近をはたし、土は、リングの数が千本にもの・ほり、よじれたヒ ンカ学では説明できない珍現象だと話題を呼ん 星の裏側へ回り込んだあと、再び地球との送信モ状のリングやスポーク模様、稲妻などが観測 だ。 2 号は、また新たにリングの外側の「エ を再開した時、テレビカメラの台座が左右に回され、天文学者をあっと驚かせた。 ンケの間隙」に四本の細いカー・フしたリングを らなくなった。従って、土星を振り返りざま撮今度は、そのような派手な発見はなかった。発見した。 影することはできなくなった。 しかし、 2 号の目的が「 1 号の観測結果の精ところが、このヒモ状リングの成因論で困っ しかし、台座を低速で動かしてみたら、回る査」であったように、学問的に意味を持っデー たことになった。ポイジャー計画の写真解読主 ようになった。ギアに問題があったらしい。一 タが多く得られた。そのために、仮説が裏づけ任、スミス博士 ( アリゾナ大学 ) は、 1 号の観 時は天王星、海王星観測に大きな支障があるのられたものがある一方、逆に仮説が否定される測でリング内の細いリングが見つかった直 ではないかと心配されたが、米航空宇宙局 (Z ケースも出てきた。 後、このもつれとこぶは、近くを回る「一九八 <<cn<) やジェット推進研究所の関 リングの数は、 1 号の観測では千本といわれ〇 % 」と「一九八〇幻」と呼ぶ二つのミニ 係者はほっと胸をなでおろした。 たが、 2 号の観測では、近づけば近づくほど細衛星の引力の影響によるとの仮説を立てた。そ さて観測成果たが、カメラ故障までの接近時 いリングがあることがわかった。まさに「無して、 2 号で、その衛星とリングとの関係を詳 に多くのデータが送信された。一万八千枚撮影数」のミゾがあるレコード盤のようなものだ。 しく調べた。 する予定の写真のうち一万二千枚は送信ずみだポイジャーのカメラの解像力は十五キロだか そうしたところ「一九八〇年幻」衛星付近 った。初の試みの「さそり座」のデルタ星の光ら、もっと解像力のよいカメラを積んで行けのリングは、細い一本の線になっていて、ねじ をリングを通して偏光計で観測することにも成ば、一段と細いリングまで識別できるはずだ。 れやコ・フはなかった。また新たに見つかった 、 ( し サイエンス・トピック 土星の謎
ーンのみを抽出して、別に保存し、しかも劣化しないよう、常に新と、声は答えた。 マネージメント 鮮化してやる必要があ 0 たのだ。人類はすでに、地球上に、史上最「複合記憶網の管理システムに与えられた個性、それが疑似人 大の記憶容量をもっ複合記憶網システムを持っていた。そこに、自格としてまとめられたものだ。システムの中では、精神。 ( ターン新 レッシュ 分たちの精神。 ( ターンを送り込んだ。記憶網の中で、人類は常に新鮮化の監視と、突発時の判断を司っている。たとえば、現在のよう レッシュ 鮮化され、言いかえれば、常に″もうひとつの人生″を繰り返すこな : : : 」 とになったのだ。その背景として、人類史上重要な諸事件のデータ「現在のような ? 今はいったいどういう事態にあるんだ。それに 俺はなぜ目を醒まさせられたんだ」 が、記憶網には与えられていた」 「心配することは、ない。ある恒星系に向って、地球は今進入しつ 「もう一度、言ってくれ。つまり、俺が今まで経験していたラヴァ つあるのだ。あと数年以内には、その恒星を廻る軌道に地球を乗せ での生活は、単にその新鮮化とやらの過程でしかないわけか」 るか、それとも通り過ぎるかの、判断をしなければなるまい。地球 ポーは、そう問い返した。 。そのとおりだ。新鮮化の過程を、それを受けての放浪生活は、終りに近づいたかも知れないのだ。 「君は察しがいし いる精神パターンの側から見ると、君が体験したような、実際の生それに、残念ながら、それまでにドリーム・キーパーである私を 含めて、全複合記憶網システムが作動しなくなるだろう。記憶網を 活と変わらない経験となるのだ。 リフレッシュ 私はさ 0 き、背景としてデータが与えられたと言「たが、これは精神。 ( ターン保存用に転用する時に増設された新鮮化関係の全装置 実は逆だ 0 た。複合記憶網システムは、本来人類史を記憶するためと管理システムは、極低温下でのみ作動するように設計されてい のものだ「た。ほとんど地下に作られたため、被害も少なか「たわる。そして、記憶網の = ネルギー源は、主として地表と地殻内の蠍 差によって得られているのだ。従って、恒星の熱輻射を受けるよう けだ。 ドリーム・フジェクト になれば、作動不能になる。おそらく、その時点は二年以内にやっ ″放浪者計画″のこの部分を″夢計画″と呼ぶが、これはただ 夢を見て生きようということでなく、人類史上の重要な諸事件を一てくるに違いない。 度身をもって体験することにより、一一度とあのような大惨事を引き恒星系軌道に乗せるか否かの判断は、私の機能ではないが、判断 起こさないようにしよう。そして、未来に夢をつなごう、というとのための情報収集は、私の機能に含まれる。そこで、私は、記憶網 の一部を情報処理用に転用することとし、あわせて記憶網の一部 ころから来ているのだ」 を、エネルギー消費量削減のために、使用を中止することとした 9 「ちょっと待ってくれ」 情報処理用に転用される部分は、背景。ハターンをクリアし、覚醒 と、ポーはロをはさんだ。 ッハアに、そこに保存されていた精神パターンを移した」 「すると、あんたは、一体 : : : 」 トリーム・ヤ 「俺の見た世界の崩壊は、その過程だったというわけか」 「私は、〈夢の番人〉だ」 リフレッシュ リプ キャラクダー リフ
アの公転周期は長い。そう頻繁に移住しなければならないわけでは「それは問題が違う。我々は安全性の面を重視して・ : : こ ないのですから」 ポークはそれを制した。 ポー自身、その場にいてハーヴの言うことを聞いていたが、ハ 「安全性というのならば、全惑星規模で起こる食糧不足も、危険の ヴとその同調者が一時的なことにせよ共同牧場を棄てるということうちに加えてほしいもんだな。オウルが最寒期のこの荒野の気候に を簡単にロに出すのには、 ーヴとその同調者耐えることは疑いない。問題は餌だけだ。最悪の場合、南方から餌 は、いすれも牧場が軌道に乗りかけてからやって来た者たちで、ポを取り寄せてでも越冬を敢行する。それでも収支は充分に合うはず 1 のように宿舎の建設から自分の手でやった者ではなかった。だか た。最寒期の食糧は売り手相場になるはずだからだ。諸君 : : : 」 ら、 ーヴの提案には反発を感じた。 ここで、ポークは一きわ声を大きくした。 ポークも、それは同じだったろう。だが彼は指導者であり、そ「北方荒野に食糧生産の域を拡大する我らの試みは、最寒期を乗り れを口にして数の多い非創設メイ ( ーの反発を買うようなことは、越えることをなしとげてはじめて、第一段階の成功に達したと認め しなかった。 られるのだ。我々の越冬が成功すれば、多くの牧場が、これまで放 「君たちの提案は確かに聞いた。あとで採決をとろうと思うが、そ牧不可能と考えられていた寒冷地に、開設されることになるだろ ・ノ の前に俺の意見を言っておこう。俺の意見は : う。そうなれば、ラヴァ植民地の食糧自給は不動のものとなる。我 ポークは、上背こそないが、がっしりと厚みのある体を、立ち上我はその尖兵だ。一歩も退いてはならない。 らせた。 ・ : 俺の意見はこれだけだ」 「ハーヴ、君たちは問題をはき違えている。我々は、この冬を戦い 「賛成 ! 」「ポーク万歳 ! 」「一歩も退くな ! 」、などという声が 抜くためにここに居るのであって、ここに居るからこの冬を戦わね巻き起った。声を上けていないのは、ハ ーヴとその同調者の他に ばならないのではない」 は、二、三人だけだった。 創設メノ。 、ハーの一人から、「そうた ! 」という声がかかった。 「どうやら、採決の必要はなさそうだな」 「知ってのとおり、この北方荒野でのオウル放牧は、ここラヴァ植 と、ポークが一一一口った。 民地での食糧自給の鍵となっている。我々はこれまでは成功して来 ーヴは三人の同調者を引きつれ、腹立たしそうな足音をたて : これまでは、だ。冬は十一年ごとに必すや 0 て来る。我々て、湯気と煙草の煙のたちこめる食堂を出て行った。騒ぎもやがて が最寒期をラヴァグラードで過ごすようにすれば、食糧生産に十一静まり、食堂の中の一同はまた、食事や酒や馬鹿話など、中断され 年ごとの供給不足が必す生じることになる。たたでさえ食糧供給のていた憩いに戻った。 不足な最寒期に、だよ」 ポーも、冷めたスー。フをすすり始めた。 ーヴが口をはさんた。 「なあ、ポーよ」 こ 0 いささか驚いた。 4 5
今月のブックガイド ・刊 / 6 8 0 円 / 徳間書店 / 新書 / 長篇 0 年女王、 戦い 真・デビルマンⅡ・魔獸血闘編原作日永井の天女の密室著者Ⅱ荒巻義雄 / 310 頁 / / 暗号名″虎第と呼ばれるス・ハイの行動を 豪・著者日永井泰守 / 222 頁 / 8 ・刊 8 ・刊 / 340 円 / 角川書店 / 文庫 / 長描くスパイ・アクション ュートピアの罠 ( ミ B. 7979 ) 著者日ジ / 3 5 0 円 / 朝日ソノラマ / 文庫 / 長篇 / 篇 / 解説Ⅱ山村正夫 ョン・ウインダム / 訳者日峯岸久 / 2 4 6 デビルマンと妖獣シレーヌの戦い どこまで行けばお茶の時間 ( ン。、 ~ g ・ T 、・き 砂のなかの扉 ( l)o ミミミ守 The Sa ミト To T ミ、ミ . 7976 ) 著者日アントニイ頁 / 8 ・幻刊 / 300 円 / 東京創元社 / 文 、 976 ) 著者Ⅱロジャー・ゼラズニイ / 訳 ージェス / 訳者日内藤理恵子、吉田映庫 / 長篇 / ジョン・ウインダム最後の作品 者Ⅱ黒丸尚 / 286 頁 / 8 ・刊 / 360 子 / 180 頁 / 9 ・刊 / 280 円 / サン夜明けのヴァンパイア ( 7 ミ 6 ~ ~ 。 W ~ ・ T 、ミミを・ミ . 7976 ) 著者日アン・ラ 円 / 早川書房 / 文庫 / 長篇 / 地球が銀河連 リオ / 文庫 / 長篇 / バージェス描く言語百 イス / 訳者田村隆一 / 356 頁 / 8 ・ 1 盟に加盟した際に異星人に贈られた″スタ科辞典風ファンタジーの世界 ンインー・十べレーン■ン スト 1 ン″をめぐる大騒動 〈虹》作戦を追え著者Ⅱ宮崎惇 / 2 3 6 頁刊 / 16 0 0 円 / 早川書房 / 長篇 / 一七六 ⑩聖母伝説著者Ⅱ半村良 / 318 頁 / 9 ・ / 8 ・刊 / 680 円 / 徳間書店 / 新書 / 六年二十五歳の時にヴァンパイアとなった ルイが語る迷宮世界 % 刊 / 3 6 0 円 / 文藝春秋 / 文庫 / 長篇 / 長篇 / 三十数年前、アメリカ海軍が研究し 妖姫のいけにえ著者日川又千秋 / 274 頁 解説Ⅱ柿澤弘治 ていた極秘実験、暗号名《虹》の正体は。 武部本一郎アート傑作集—・火星の美女花と機械とゲシタルト著者日山野浩一 / 2 / 8 ・川刊 / 340 円 / 角川書店 / 文庫 / 長篇 / 解説荒巻義雄 / 日本の政・財界を たち著者Ⅱ武部本一郎 / 60 頁 / 8 ・川 78 頁 / 8 ・引刊 / 1600 円 / Z3 ー 影からあやつる謎の女性の一団の正体は ? 刊 / 2 8 0 0 円 / 岩崎書店 / 画集 / 解説日 社 / 長篇 / デビュー二十年、山野浩一が 野田昌宏 / 故・武部画伯描くアートの 描く初めての長篇。 , ー—Z- 1 宀 世界、 減びの星 ( D ミミ冫ミ ) 、 966 ) 著者日エド 小さき神の島々著者い田中光二 / 246 頁モンド・ハミルトン / 訳者日鎌田三平 / 2 / 8 ・刊 / 9 6 0 円 / 角川書店 / 長篇 / 5 6 頁 / 9 ・加刊 / 9 8 0 円 / 久保書店 / 南太平洋を舞台にくり広げられる男と女の 長篇 / 解説日宮田洋介 / 宇宙に流れる減び 物語 の星の噂とは何か 超人ハルク対スパイダーマン ( ミ・ト ) みどりの妖婆 ( G ミミミ . 797 、 ) 著者 ミ 00 ド 7987 ) 著者Ⅱポール・ク。ハ スーザン・クーパー / 訳者Ⅱ浅羽莢子 / グ / 訳者日宇佐川品子 / 2 8 0 頁 / 8 ・ 1 202 頁 / 8 ・刊 / 1200 円 / 評論社 ・本欄に掲載した書籍は八月十一日から九月 刊 / 3 6 0 円 / 早川書房 / 文庫 / 長篇 / 解 / 長篇 / 闇の戦い② / 盗まれた聖杯を求め 十日までに発行されたものです。のの記号は 9 説Ⅱ白川星紀 / 人工衛星スターラ・フをめぐ るウイル一行の物語 再刊。文庫などの新版で発行されたもので る悪者の険謀とハルク、スパイダ 1 マンの無窮花作戦著者日豊田有恒 / 214 頁 / 8 す。 / リスト作成 " 星敬。 ム′ンツア
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5 石レヒッウ いもない。ひかわきようこも、ストーリイを かし大したもんだと思ったね。ようやるもんころがあった、というより、このごろ小 だと思う。いや、決しておちゃらかしている説ではあまり味わったことのない、わ、書けば、二十年前のジュヴナイルみたい わけではなく。 う、という感動を、たてつづけに少女マンガかもしれないが、まことに生き生きと書いて いる。で、水樹和佳にも、この「てらいのな とにかく、当節の日本にはちょっと見で味わっていたせいである。 られなくなったくらい「らしい」のでたとえばプリンセス 8 月号の萩尾望都「さ」があった。 す。出てくることばも、発想も、ストーリイ -< 」がすごくよかった。ビッグコミックフ人類の進化と「種の限界」、クローンの人 ート・コンタクト、「神」と、 も。たとえば、知っている人にはいまさら、 オーレディーの竹宮恵子「私を月まで連れて間性、ファス といわれるだろうが知らない人のために「伝って ! 」のクローン双児の話もよかった : フ外宇宙人の人類の進化への干渉ーーそう書け 説」のストーリイをちょっと書いてみると、チフラワー連載中の佐藤史生の「夢見る惑星ば、ファンは「ケッ」というかもしれな い。少なくとも、活字はそんなことはす 舞台は二十五世紀、地球連邦政府の中に、唯より」も楽しみにしている。な・せか 一の独立都市であり、二十二世紀初頭に謎の 9 月号のひかわきようこ「魔法にかかった夏でに五十年代にやりつくしたのであって、 大科学者ラダによって創立された科学者の集休み」も、何かホノボノとしてよかった。特まさらそんなことをかったるくやってはいら 団「研究都市」がある。 に宇宙人とヘンな次元生物の絵が最高にいれないーー少女マンガが生き生きとそうした 科学は進歩しているのたが、かれらは宇宙 ( すごくおかしいこともあった。「古くさい」テーマを書いておられるのは、 へ出てゆくことができないでいる。他の目標でマンガ時評をしてる倉田という人が少女要するにそれがこのメディアではまだ書かれ をすべてはたして、人類の宇宙熱が日に日に マンガの話をして、「ではないが山岸涼ていないからということではないかーーと思 たかまっているが、研究都市の人々だけが、子の『日出処の天子』がいい」と書いていうかもしれない。 人類の宇宙に出てゆくことを阻む「限界」をた。この人は、一回だけ読んだんじゃないのしかし、実験小説、、冒険小説、 知っている。そこへ、死んだと信じられていかね。あれは「歴史マンガ」だ、とでもいう、等々がふえるというのは、これは、 たラダがコールド・スリー。フに入っていたこのだろうか ) むろん「日出処の天子」もい とがわかり、人々の宇宙熱が一気に爆発する ( 淡水さん好きょ ) というのが本筋で、これに新しい高次のまあこれは結局、また何となく少女マンガ 人類の誕生、ヒマラヤの奥地で荒行をつむ高がはつらっとしてていいな、ということにも ~. 僧、突然変異 ( これが「樹魔」の主人公で正なるのかもしれないが、しかしそれとは別に 確にはそうじゃないが ) の進化をとげた少女して感じることがあり、それは、「少女マン と少年、等々がからんでくる。 ガ家のはどれも実に素直だ」ということ 実はいまさらこの作品 ( 雑誌発表は七九 ~ である。 」もクローン ノ十年 ) についてとりあげたのは、ちょっと - 「ー」も「フライミーーーー 最近「少女マンガと」について感ずるとの話たが、それを書くのにかれらは何のてら 水樹和徒 円 5