ソ連 - みる会図書館


検索対象: SFマガジン 1982年11月号
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1. SFマガジン 1982年11月号

」〉つ、つ - 0 . 鬘リ一 は、再度繰り 最後にニ = ースをひとつ。社会主義圏 返すことにな 1 ゴスラビアに〈ユーゴ日ヒュ にはユ ハンガリーに〈金の隕石賞〉 ゴー賞〉、 のものの評価 などの賞があるが、昨年からソ連で が定まってい 受最初の賞が設けられた。アレクセイ ないからだ。 ・トルストイの代表作から名称をと 一口 1 一口 夕ま った〈アエリータ賞〉がそれ。 ・フランジスな リ昨年四月十二日に ( この日はソ連では どは、 r.n を 工を ア憶『宇宙飛行士の日』にあたる ) ウラルの 社会主義リア 工業都市スヴェルドロフスクで授賞式が リズムの物差 2 フおこなわれた。この賞を設けたのはウラ しで測ろうと ル地方を代表する文芸誌『ウラルの追跡 しているよう だが、一般的にうけ入れられているとは社会的勢力とはいわないまでも、無視で者』社とロシャ共和国作家同盟部 きない社会現象になりつつあるのだ。な会。年間最優秀作品にたいして与えられ しし、刀子ーし ソ連は新しい時代を迎えているのにしろ、であればやみくもに買い集る。詳細はわからないが選考は読者の投 だ。科学啓蒙という意味では完全に科学める = レクターが二十五万人もいるのだ票によるそうだ。記念すべき第一回目の 受賞作品は、七〇年後半から八〇年前半 離れをし、現代ソ連文学の中で、たとえから。 コムソモ だがいずれは、青年共産主義同盟の傘期の最優秀作品として、日本でも最近早 うさん臭く思われようと、確実に文学と して根をおろし始めている。そして物珍下に組み入れられ、公認のファン・グル川書房の海外ノヴ = ルズに入 0 たス しさからではなく、国際的にも堂々と通ー。フ連合組織が生れるにちがいない。そトルガッキーの『蟻塚の中のかぶと虫』 用する、しかもソ連でしか生れない文学れはいつだろうか、どんなファンジンをが獲得した。なお、カザンツ = フもその として世界の広い読者にうけ入れられる出すだろうか。そして、いっかは大がか長年にわたる創作活動を認められて受賞 ようにな「てきた。ファンも、一人でおりな第一回全ソ大会 (äOØOOZ した。尚、今年の受賞作品は、『四つ足 だろうか、だろうか、それになった金融王』の邦訳で知られている となしく与えられた本を読む読者から、 ーリエフの『記憶をあげ ともかもしない ) をやジノーヴィ・ユ 行動するファン・グルー。フに成長した。 ます』と『まるごと改作』だったらしい 0 0 0 Z だっ るにちがいない。 て、世界大会たってやるようになる詳しい情報が入ったらお知らせする。 深見弾のソ連・東欧 tOLL 情報 け 9

2. SFマガジン 1982年11月号

今回はソ連の CDLL ファンダムを紹介。 ファン気質はいすこ も同じという証明 底的にコケにされた、 0 O Z Ⅷでのからメッセージをもらうとき、無礼講の 4 7 例のショウのことを頬被りしていて、素お祭りですから、何がとびだすかわかり 通りしてしまうわけこよ 冫冫いかない。三十ませんよ、ことと次第ではあなたがたの 名を越す海外からのメッセージさえ寄せ国を徹底的にイビリ抜くショウもやるか られていなければ、一人腹の中にしまつもしれませんが、ま、それも座興と思っ ておくつもりだったのだが。 て、一筆よろしく、と挨拶するべきだっ 大会実行委員長がプログラム・・フック たのではないだろうか ( まさか、その上 の冒頭でおっしやっているように、〈年で寄せられたメッセージだとも思えない 齢がちがい、職業が異り、身分や立場のが ) 。欧米の作家たちは別として、 差もあるのに、たたが好きという縁ガリーや中国の作家たちは、たとえ個人 今年の日本大会は千五百名近い参だけで、日本中から人が集まってくる〉的に送って寄こしたメッセージであれ、 加者があったそうだし、来年大阪で開かし、 ( 書き忘れられたのだろうが ) 海外それは当然国を代表する発言でもある。 れる第二十二回大会には四千人のファン からもメッセージが寄せられる。だが、彼らが国外の組織に公に意志表示 ( たと えそれが祝辞だろうと が集まる予定だという。日本のファン活メッセージをくれた海外人たちは、 いや祝辞だか 動もたいへんな成長をとげたものだ。目大会の組織者が〈ファンとしての連らこそ ) する場合、然るべき筋の許可が 下、柴野氏がアメリカの大会に参加され帯感と、社会一般に通じる礼儀作法と必要かもしれない。まさか今回彼らがそ ており、次号あたりできっとその盛況ぶを、どう関係づけてゆくか〉がよくわかうしたとは思わない。 というのも、彼ら りが報告されるたろう。ところが、アメ っておいでにならないとは夢にも思ってが人として共通の連帯感と社会常識 いなかったろう。よくわからないから、 リカと並んでが最も盛んな国である を信頼しているからだ。幸いソ連からの 〈初めからファンとしての連帯感に メッセージがなかったからいいようなも 一方の雄ソ連のファンの状況はいっ こうに伝わってこない。 のの、もし : ・・ : と考えるとゾッとする。 訴えるのは、一種の甘えじゃないかな。 で、今回はソ連のファンダムの実ます、社会の礼儀作法をキチンと置いた これがきっかけで、こと日本の人の 情を紹介してみよう。だが、数十万部の上で、としつくりとっきあっていく 連帯感に不信をもたれ、その社会常識が 『日本沈没』が読まれ、星新一翻訳者グ ・ : 〉と考えてみたり、〈でも、大疑われるようなことがなければいいのた ルー・フまで生みだした厚い星ファン層が会が無礼講のお祭りという 面をもつが。大会には非公式ではあるが中国人作 あり、田中光二の冒険を熱狂的に迎気もすること〉と思い直してみたりして家と記者の姿を見かけた。彼らがもし、 えてくれる読者をかかえているこの国の いるうちに、コスチウム・ショウが始まあのショウに爆笑と拍手喝果を送った大 ファン活動について書く前に、彼らが徹ってしまったのだろう。であれば、海外会場を目撃していたら、どう感じたろう 深見弾のソ連・東欧 U)LL 情報

3. SFマガジン 1982年11月号

深見弾のソ連・東欧 SF 情報 冫いたった事情があるの る多くのファンは、安易に作家になれるて今回もその主導権をとることになつが実施されるこ と思いこむ悪い風潮が生れていると心あた。今年の七月号に、及び腰ながらファ 昨年モスクワで開かれたアート展 ンダム統合のための予備調査にとりかか る人を嘆かせるほど、欲求不満をつ のらせているようだ。 「たのだ。編集部は全国のファン・グルで、セルゲイ・パヴロフがインタビ = ウ に答えた。『技術青年』にたいする要望 1 プにたいし、次の六項目のアンケート 要するにファンジンの発行を認めない と、ファン・グループの組織化を訴えた かぎり、問題の解決にはならない。そうに答えるよう呼びかけている。①名称と した状況をふまえた上で、昨年あたりか住所、②会員数とその年齢・職業、③基本アレクサンドル・オシポフの記事 ( どち らもファン・グループから現われた新人 らファンダムの統合を求める声が強くな的な活動方針と活動形態、④組織の構造 ってきた。つまり、・フルガリヤや ( ンガと活動の規約、⑤活動を進めるにあたっ作家 ) が引き金になって、ファンか 丿ーの連合組織のそれに似たものがてぶつか 0 ている主要な障害、⑥他のグら編集部へ投書が殺到した結果だ 0 たの ルー。フとの連絡の有無、望ましい相互関た。 必要だというのだ。 r-o の分野でも社会主義諸国の先頭に ソ連だけでなく近隣友邦国まで含めて係とファン活動の調整についての提案。 これだけでは、単なるファン活動の実立っていたソ連が、こと読者の組織化で 社会主義圏のの育成と啓蒙に大きな 功績があったポピ = ーラー・サイ = ンス態調査であって、全国組織の結成への準は遅れをとっているのは興味深い。根本 的にはそのものの定義づけができな 誌『技術青年』は、そうした声に押され備とは見えないが、実はこのアンケート 弟 キ ッ ス ス 第・

4. SFマガジン 1982年11月号

1 スレターまで発行しているところもあ では。だが社会的条件がちがうために、 社会主義諸国にもファンがいるこわれわれとはちがった問題を持っているる。 ソ連にいつごろからファン・グループ とは理屈の上ではわかっていても、そのだけのことだ。 実体がっかみにくいために、つい社会的特徴的な違いがあるとすれば、ファンが現われたのか正確にはわからないが、 風潮に迎合したあの手のショウも演じらジンがないということぐらいだろう。だ社会的に目立つようになったのは六十年 れるのだろうし、深く考えず見る側も拍がそれにしても、たしかに今のところソ代の中頃かららしい。すでに六七年に ュ 1 ゴスラは、全国的な規模でアンケート調査 手を送るのだろうと思いたい。あちらの連にはないが、ハンガリー、 を実施して内外から注目されたモスクワ ファンも基本的なところではわれわれとビアなど東欧では現れはじめているし、 同じだ。とにかくが好きだという点 ( ンガリーのように国外向けの英文ニ = 大学のファン・グル 1 ゾが存在していた から、自然発生的に生れ、活動していた 版グル 1 。フはそれ以前からかなりあったと 見ていいだろう。現在、積極的な活動を 3 8 文展開しているファン・グルー。フは、ソ連 01 Ⅱ 0 1 4 0 ・エ 1 q-å五 8 日 全土の主要都市にあるが、特徴的なのは 8 3 お第 0 ベルミ市を西端にして、ノヴォシビルス 靆・で加マ 0 O ・ 1 6 れで 1 で 1 れ 1 & 血臨日 6 ク、ケメロヴォ、 , ハルナウル、イルクー 20 0 は - ジック、 ハロフスクなどシベリアの諸都 ポ 市に多いことだ。最近、シベリア派とい 0 0 0 ( し 0 0 0 でで 3 0 0 ンわれる・オシポフ、・コルバ N .9 印 0 0 4-' 工、ユ : 0 フ、・パヴロフ、・ナザーロフなど 0 ′′ ? 0 0 ご 0. ゴ - 0 CH 工 : 一フ新人が活躍しはじめ、七六年にはシベリ ・ 0 8 / 1 •V 1 で 01 1 わ 0 ON4-l て 4 。一織ア作家だけのアンソロジー『みどりの列 - ・組車』まで出ている背景にはそうした状況 があるのだ。 ソ連では中 ( 愛好家クラ・フ ) 0 0 っ 土・ユ工 と略称されているファン・グルー。フが、 ガ六〇年代に自然発生的に現われていらロ 、多くのグループが誕生しては消浅し エリ・エフ

5. SFマガジン 1982年11月号

バーク ハヤカワ・ノウ左ルズ 〔英国推理作家協会賞受賞〕 コリキー・ マーティン・ C ・スミス / 中野圭ニ訳 モスクワとニューヨークを結ぶ謎 の三重殺人。人民警察捜査官を 主人公に据え、初めて本格的 ー、・ < ー - にソ連の警察と社会に斬り 込んだ傑作が遂に登場 / 定価 1800 円 MOSC 〇 W ラグトーリンの歌をお聞き今はなき麗しの星 銀の三角にまつわる悲しく美しい物語を 結晶風闇の星夢にまひるに金銀の四角三角無限角 さあ聞こう遙かなる時空をめぐる夢狩りの歌を 銀の三角、 A5 判 / 上製本 / 324 べージ カラーロ絵付 / 定価 1500 円 萩尾望都

6. SFマガジン 1982年11月号

いでいるところへ、五第、・、 るという現象が起っているというから、 〇、六〇年代にはおと 二十五万人説にもうなずける。コレクタ 7 1 とはいわないまでも一般のファン なしく啓蒙される側だ′ 0 たファンが、活 ( ) まで考慮に入れると、おそらく十万に近 ン サ 字以外の様々な表現手 い読者が買いそびれることになる。こう ク 段にも関心をもち、自 レ した不正常な状態を解決するために、 ア らも作りだす側に立と 専門図書館を設置しろという声もあが 者 うとする、ほかの分野 っている。だが、本当のところは、問題 賞 受 では見られない傾向 は別のところにあるにちがいない。需要 : 、ファン・グループ と供給の。ハランスが崩れると、好ましか 賞 タ という形で出現しはじ らざる経済行為が発生する。つまりは投 めたことによるだろ 機だ。ありうることだと思う。 う。そうしたグループ そうしたあれやこれやの問題を解決す は自然消減するどころー , 回〕 / る方策はひとっしかない。ファンダムを か、ますますふえて、 1 ザ公的組織として統合して認知すること 第カ き、明らかに社会現象 だ。そうすれば、両者にとってメリット さらに、そこよ となりつつある。これまではについ 。いかにもソ連らしい がある。つまりお上は、社会現象として てもファン・グルー。フの出現について性質のちがう社会的問題も起りはじめて無視できなくなったファンの社会的 も、中央で確たる方針がないまま、社会いる。欧米と同様、この国でもフア活動に目的を与え、意義あるものに組織 的には個々に具体的な解決を迫られた結ンは作品を収集する性癖がある。正確なして、管理下におけるし、ファンにして 果、幸いを科学啓蒙手段として有益数字ではないが、収集家は一説によみれば、たとえその枠の中であれ、公的 なものと認識されていたから、自然発生ると二十五万人 ( ! ) はいるという。年組織の機関誌としてファンジンが持てる 的に生れてくるグループを、地域的に教刊アンソロジー『』が二十万部、のだから。 育活動もしくは文化活動の一環として各『ソ連文庫』が十万部、『海外 そうした事情を背景にして『技術青 種団体が面倒を見ていたにすぎない。だ文庫』は、発行部数を明らかにしていな年』は呼びかけをおこなったのだ。ブル がファン・グループの活動が、ことにフ いが ( 著作権との関係か ? ) 数十万部、ガリヤやハンガリーなどの実例も充分考 、はたしてそれが早 アンジンの発行という問題がからんでく要するに十万の桁で発行されるが、慮はされるだろうが ると、これはパトロンたちの手にあまる。発売即日どころか即時で完売、売り切れ急に具体化するかどうか ? というの

7. SFマガジン 1982年11月号

ていった。そ が、自作を発表できる場を見つけたグル うした中で組 1 プが現われる。彼らは、地方新聞、雑 7 織を払大し、 誌、ことに青少年向けのそれを発行して 中にはプロを いる編集部をパトロンにすることで、紙 生みだすまで ロ誌面に自分たちのスペ 1 スを獲得してい に成長できた ったのだ。公認された出版物である以 グループは、 上、そこに載るということは自動的に検 それそれの都 嚇・・ ~ ち刊閲ずみということになる。フ , ン・グル 市にある各種 1 。フに作品を発表する場を提供している ・ー第物作 団体の支援が ノロフスクの 蕚 " 、。 , ) 診派 0 地方新聞は少なくない。 ( ヾ 、ア』新聞『若き極東人』、ノヴォシ・ヒルスク あったところー・。いの】、、 が多い。つま べ列の『シベリアの青年』、ムルマンスクの トムスク、 『北極地方のコムソモール』、 館、教育機関、作家同盟やジャーナリスを含めてお上の管理下にあるのだ。公的スタヴロポーリ の『若きレ 1 ニン主義 ト同盟の・地方支部、新聞社、企業に所属組織として認知されていないファン・グ者』、ベルミ市にいたっては青年共産同 する文化組織などを。 ( トロンにするわけル 1 。フが、出版活動をすればそれは違法盟の機関誌『若い親衛隊』や工業新聞、 サミスード だ。これはソ連に限らず、社会主義諸国行為であり、いわゆる地下出版というこ文芸誌など複数の媒体をもっている。こ のファン活動の一つの特徴であり、非常とになる。 れらの新聞は恒常的に〈ファンの なメリットがある。つまり、財政的な後欧米や日本のファン・グループと同欄〉を設けている。ときどき紙面をファ ろ盾があるわけだから、講演会、映画様、彼らもファンジン発行の願望は強ンに提供する新聞雑誌まで数え挙げれば 会、集会などの催しや、活動の拠点が保 。反政府活動をおつばじめようという かなりの数にのぼる。 証されるからだ。だが問題がないわけでわけではなく、ただひたすらを愛すだが、運よくそうした発表手段を持て 斗ムよ、 0 、 や、ファンであればなにるあまり、それが昻じて自分の作品を発たグループま、 冫しいが、潜在的に数万の書 き手をかかえているといわれるソ連のフ よりも大きな関心事であるファンジンの表したいという気持になるのは当然た。 発行の問題がある。パトロンたちの財源ファンならその心情が痛いほどわか アンダム全体にとっては、けっして満足 からファンジンを出す経費を捻出するぐるはずだ。法を犯さず作品を発表できるすべき状態ではない。しかも、そうした らいのことはいともたやすい。要は金銭可能性は ? 知識人の中に多くの理解者幸運にめぐまれたグルー。フの中から新人 が。フロとして文壇に登場するのを見てい の問題ではない。出版行為は、印刷手段をもつ国たからこそ可能だったのだろう

8. SFマガジン 1982年11月号

オートルート大爆破 ミシェル・ルプラン / 矢永槇訳 定価五四〇円 庫 ヴァカンスに向かう車で 混雑する南フランスの高 文 一速道路。その一角に過激 派が爆弾を仕掛けようと ワ している ! それぞれの カ 田 5 惑を胸に、地獄へと疾 ~ 一 = 、走する旅行客たちの運命 ャ は ? 迫真の筆致で描く 巨匠の傑作サスペンスー コー第リアス・ライーイ木材第新 ヒトラー最後の戦闘 コー準りアス・ライアン / 本材お・駅 ト「ラー最後の戦闘 ヒト一フー最後の戦闘 ( 上 ) コーネリアス・ライアン / 木村忠雄訳 妬年 3 月、ベルリンには 西から英米軍が、東から ソ連軍が押し寄せ、つい に大攻防戦の火ぶたが切 られたー 定価三八〇円 ヒトラー最後の戦闘 ( 下 ) コーネリアス・ライアン / 木村忠雄訳 年 4 月幻日、ベル は前線となり、市民は必 ・ 5 月 死で抵抗するが : 近刊案内 Z 4 日、第三帝国の崩壊ま でを描く 定価三八〇円 闇の展覧会 ( 全一一巻 ) 庫 モダン・ホラー書下し桀作集 スティーヴン・キング、レイ・プ一フッドベリ他 文戦艦ビスマルクの最期 ^ ルイジアナ物語④〉 再会の荒野 ( 仮題 ) ルードヴィック・ケネディ / 内藤一郎訳 カ を 3 年 5 月、ビスマルクは 華麗なる血統 北大西洋に出撃、フソ ャ を葬るが、イギリス艦隊 ( うは . 一大追撃作戦に出たー トラップの戦い ( 仮題 ) 一傑作戦記定価五四〇円 モーリス・ドニュジェール 、フライアン・キャリスン シドニイ・シェルドン 最新刊 近刊

9. SFマガジン 1982年11月号

ポーリン・ケール 特別読物映画を斬る 浅倉久志訳 野田昌宏 8 野田昌宏のセンス・オプ・ワンターランド⑩ ラボラトリー 石原藤夫 石原博士の研究室⑩宇宙兵プルースは正しかったー 難波弘之 サイ・ファイ・セット⑩で、出た、チック・ラヴ・ルーム 會津信吾 2 初級奇書学入門講座第三回小説版ラドン ・ 4 ・ 深見弾 深見弾のソ連・東欧情報② 深町真理子 連載ェッセイ中継ステーション ピーター・ニコルズ編 安田均訳 リータース・ストーリイ ^ 選・評星敬〉 菅浩江 ☆第ニ十一回日本大会Ⅷレポート ☆ cr-xoooz レポートー・・・・ー・・・・・・、ー・ー北林雄一屮 ☆ ^ ゼネラル・プロダクッ〉レポート ◇連載◇イフスト・ファンタジイ⑩ 加藤直之十たかくらゆき 竜の絃ーニつの城ー ・ 0 ・スキャナー ドリス・ピサキア : : : 大野万紀 o ・」・チェリイ : : : 米村秀雄 ・サイエンス・トピック太陽熱発電と天候不順 池見照ニ ・レピュウ 1 ーーーーー大野万紀 / 大宮信光 / 水鏡子 / 巽孝之 / 中島梓 / 永田弘太郎跖 錦織正宜 / 森田繁祐 〔新載〕ス。ヘース・イラストレック ・ 8 今月のブックガイド ( 星敬 ) ・ 世界情報 ( 島田武 ) ・ . バックナンバーのお知らせ てれほーと : 大丸百貨店フェスティバル・レポート・ 第九回「ハヤカワ・コンテスト」応募規定 ◇読切連載コミック・第五話◇ カイ次一兀のカバン店 特別企画 連載 - インタビュウ 巧 9 ロ 山田ミネコ 2 イラストレーション 金森達新井苑子 佐治嘉隆加藤直之 宮武ー貴天野嘉孝 横山宏 加藤直之 表紙 宮武ー貴 目次カット 扉・目次レイアウト安藤三香子

10. SFマガジン 1982年11月号

CO O の調子で一年近くを経過した。 なにしろ太陽熱発電は、一度建設すれば、あに収容されるハプニングがあった。 との燃料は無尽蔵でタダの太陽熱。それだけに厳冬期には、予想以上に気温が低下、屋外の太陽熱発電で運転を始めたのは、ここが世界 ・ハイプが凍結してしまい、あわてて防寒対策をで初めて。しかも、曲面集光式は、わが国独自 CO お天気に左右される。 Z のアイデアによるもの。このため、国内はもと 瀬戸内海の塩田跡で、晴れる日 。より世界各国からエネルギー関係者などの見学 の多いところなのだが、ことし二 えが引きもきらない。 月ごろまでは天気が悪くて、発電 見 この一年でざっと千件、一万人にの・ほってい できたのは三、四日に一日ぐらい 円 る。このうち約一〇 % が海外から。アメリカな のペース。それ以後は晴天に恵ま ン 。タど先進国ばかりでなく、開発途上国からも訪 れ、三日に二日は発電が可能のハ 博ス イベースだった。しかしそれもっ 陽のれ、中近東の産油国、ソ連など共産圏からも来 太鏡ている。国内外合わせ一日十五件もの見学ラッ かの間、梅雨シーズン入り。その うの わ式シュに見舞われたこともあって、所長や渉外係 w 梅雨が記録的な長梅雨で、これに ぎ光 などが手分けして、案内に大わらわだったこと 続く夏も、台風や不安定な天気に に集 面もあったという。 たたられ、ギラギラ輝く太陽がの CO 同発電所の隣では、仁尾町が主催する「太陽 ぞ、よい。七月と八月の二カ月間 端博覧会」が開催中である。太陽科学博物館「ン で発電できた日は約半分にとどま ーラリアム」や、電気自動車に乗って金網ごし った。たとえ発電できたとして も、朝からタ方までずっと発電で 万タに本物の太陽熱発電所を見学する展望 = ースな CO どがあって、八月末までに約九十五万人が入場 きた日は数えるほどしかなく、雲 Z 電した。百万人突破も間近いと、事務局では張り が広がる日が多かった。 熱切っている。 天候不順で目標を大幅に下回っ 陽太陽博の入場者は、やはり金網のフ = ンスご ているとはいえ、昨年秋以来、一 CO にしではあっても、実際の太陽熱発電プラントが 年近い実験運転によって、四十万 後白熱して運転していないとがっかり。このため O キロワット時を超す電力を発電 右事務局は、入場者の気持ちをくんで、空を見上 し、四国電力の送電線に送り込む げ、タワーを眺めて、毎日気をもんでいるとい ことができた。約二百軒分の一般 ほどこす必要に迫られたりした。しかし大改造う。 Z 家庭の電力をまかなってきた勘定だ。 タワー式プラントの上空を飛んだトビが強いを必要とするようなトラブルはなく、初期故障 光にやられて羽根を痛めて墜落、近くの動物園程度のトラブルですんで、施設の方はまずまず