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検索対象: あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし
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1. あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし

◆ ( 0 r Management system & P 「 0 e この場合、人間は用紙の設定をするだけで OK ということになります。楽ですね。 ただし、この仕組みはあくまで「アプリケーションが対応している ( プロファイルも通達する ) 」 場合にしか機能しませんから、先にも説明した通リ、ペイントを初めとする「非対応ソフト」 では利用出来ません。しかも「利用出来ません」とか言ってる割には、特にエラーも警告も無 く印刷は無事に完了してしまいますから注意が必要です なお、やや本筋から外れる注意事項ですが、 Photoshop からこのモードで印刷する場合に は「プリンタによるカラー管理」 ( プロファイル変換はプリンターが行う、の意味 ) を選択す る必要があリます。 カラー処理 : プリンターによるカラー管理 ? プリント設定のダイアログボッりスで プリンターのカラーマネジメントを有効にしてください。 これは ( 次項で説明しますが ) Photoshop が「自前のプロファイル変換機能」なんてものを持っ ていてウズウズしているので「いや、変換はプリンタの方で行いますので、今回はお気持ちだ けで」などとお断りする必要があるというわけなのです。 ③全部 Photosh 叩に任せる ( プリンタ側の設定は「補正なし」 ) 今さらですが、先の 2 つのモードでは、どちらもドライバ氏がプロファイル変換をおこなっ ていました 2 ( 説明図でも「ドライパ内で変換」しているような形になっています ) 。 しかしその一方、 Photoshop は自力でプロファイル変換する事も可能です 3 Ph0toshop プリンタープロファイル : - フイし sRGBØÉ'ft sRGB EP-805 写用 プロ方イル →プロファイル変換 プリンタードライバ フツント設定 用紙種類ー l( インク量謂切 ( 平田 5 + 写真用紙 ) この場合、どうも勝手に sRGB として処理されているように見えるのですが、正確な所はわからんです。 2 ) ただし、必ずしも実際の変換モジュールがドライパ内に在るわけではあリません。 3 ) そうするメリットについては、割とあちこちの書籍などにも書かれていますので、この本では特には触れません。 1 )

2. あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし

◆ ( 0 r Management system & profile のは、要するに「多くの人が普段何気なくやっていること」と同じであり「我々がカラマネも プロファイルも意識せずに、今までやってきたこと」そのものなのです。 例えばデジカメの写真 ( 大抵は sRGB) をプロファイル変換もせずに SAI へ読み込んでしまっ たりとか、コミスタで描いた絵をそのまま Photoshop で読み込んだり ( そして「プロファイ ルが無い」と警告されても適当にデフォの sRGB で OK したリ ) してきたわけですよ、みんな。 つまり、この本をここまで長々と読んできたのに、結局やることは以前と同じかよ ! みたいな オチということになります。 申し訳ない。 とは言え、知っててやるのと知らずにやるのは大違いです。カラーマネージメントを理解し た上での、あえてのノーガード戦法は、無防備な初心者とは違うのです ( たぶんね ) 。 それに、やはリある程度は基本を押さえておかないと、例えば次のようなケースで立ち往生 することになリます。 【実例】 AdobeRGB モニター + ペイントで描いた絵を sRGB 画像にす 私は Wa ( om の液晶タブレットを使っているのですが、困ったことにコイツの液晶バネルが AdobeRGB なのです。いや、正確に言うと「 AdobeRGB カバー率 92 % 」などというャツなの ですが、これはつまり「 AdobeRGB っぽいけども、ちょっと違う ( 要するに AdobeRGB では ない ) 」と言う事ですから、これは素直にメーカー提供のプロファイルを使用すべきです ( キャ リブレーションツールで生成したプロファイルならなお良い ) 。 さて、この液タブ上でペイント ( とか SAI) で絵を描いて、それを Web で公開するために sRGB に変換するケースを考えます。ペイントは画像にプロファイルを埋め込みませんから、 る 2400- D65 ) を選択しています。 ここではモニタープロファイルを指定すればよいので、液タブのプロファイル (DTK- ・プロ万イルの指定 : DTK -2400-065 ヒー・ sRGB C51956 ・ 2.1 0 そのままにする ( カラーマネジメントなし ) 処理方法を指定してください。 ドキュメント「 ABC12 .jpg 」には RGB プロ方イルが理め込まれていません。 プロファイルなし これを Photoshop で開くとお馴染みの警告が出ます。 57

3. あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし

カラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし なお、仮に警告が出なくても、後から手動で「プロファイルの指定」を行えば同じ事です。 プロファイ儿の指定 プロファイルの指定 : 0 このドキュメントのカラーマネジメントを行わない ( の ◎プロ方イル ) : DTK -2400 ー D65 キャンセル プロファイルの指定 これでとりあえず、この画像にふさわしいプロファイルを付与することが出来ました。あとは Web 用に sRGB へとプロファイル変換すればよいわけです。 プロファイルま損 ソースカラースペース プロファイル : DTK -2400- D55 変換徃のカラースペース プロ方イル ( 区 ) : GB 正 C61 6-2.1 プロファイル変換 あとは「別名で保存」する際に、忘れずにプロファイルを埋め込むことです。 カラー ロ校正設定を使用 ( 0 ) : 作菫用 CMYK @ICC フロファイル匹 ) : sRGB 正 C6i966-2 霧 「別名で保存」ダイアログの「に ( プロファイル」 カ 「に C プロファイル」にチェックが入っていることと、あとプロファイル名がちゃんと sRGB マ になっていることを確認します。というか、最後でしくじったら悔しいですからね。 ネ 対 ヨ ン …キャンセル 第プレビュー ( 2 ) 58

4. あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし

カラーマネージメントシステムと 4 カラーマネージメントシステムが「取っ付きにくい」と言われる一番の原因は、 おそらく「具体的な動作がイメージしづらい」という点にあるかと思います。 つまリ「カラーマネージメント . exe を起動して色合わせの作業を行う」みたいな、 こう目に見える分かリやすい動作というものが無いわけです。 おかげで、一体どこで何をしてるのか、生態が非常に掴みづらいのです、困ったことに そもそも「色の管理 ( カラーマネージメント ) 」という名称が既に漠然としているわけで、 これで動作をイメージしろという方が無理というものです。そんなこんなで結局、「捉え 所の無いシステム」という烙印が押されてしまうわけでございます。 しかし、システムの本質は、それが解決すべき問題の中にあります。 つまり「なんかデジカメとモニターの色が合わねえ ! 」という問題の中身を知ること こそが、システムへの理解へと繋がるわけです。 9 基礎編

5. あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし

カラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし おまけ・カラー設定 この本は別に Photoshop の解説書というわけでは無いので、あまリ細々とした設定の説明 をするつもりも無いのですが、この「カラー設定」もプロファイルがらみでつまずきやすい所 なので簡単に触れておきます。 というか、ばっと見ても何が何だかわからないんですよね、これ。 非同期 : creatwe 5 戚をアプリケーションが一貫したカラー設定に カラー設定 同期され ( いません。 「 - 設定 ( 工 ) : カスタム 作用スペース RG8(E) : ( 新 K ( 0 : スポット 0 : ラーマネジメントホルー グレー ( め : 理め込みプロファイルなし : 団問くとさに確認 ( 印 埋め込まれたプロファイルを保持マ CMYKtå) : 埋め込まれたプロファイルを保持第 埋め込まれたプロファイルを保持 00t Gan 15 % 0 猷 Gain 15 % ] ap 引 1 〔 OIO 「 20 ロ 1 Coated sR ( 旧〔 619 に 6 ・ 2.1 プロ方イルの不一数 : 団問くときに確聰 ( 0 団べーストするときに確認 ( 初期化 読み込み 保存⑤ー 詳オプション 団プレ凸ーⅣ ) Photoshop の「カラー設定」 ロ ィ の と プ ロ ア イ 亦 換 46 ヘルプ見ても分かりづらいですし、私もよくわからないまま 10 年くらい放置してましたもん、 とは言え、別段難しいわけでもあリません。というか、そもそも我々が最も恐れる「プロファ イルの深淵」とはあまリ関係無い話だったりします。意外に雑魚キャラなのです。 ちくしよう、脅かしやがって ! ここで設定するのは、すごくざっくり言うと 「あなたは何派 ? ( もちろんカラープロファイルの話ね ) 」 と言う事と 「他派に出会ったらどうする ? 」 って事です。 例えば「基本的には sRGB 派だけど、もし開いた画像が AdobeRGB だったら、まあ、それも アリだよね」とか「絶対に AdobeRGB 派。それ以外は認めねえ。開いた画像が sRGB だったら、 速攻で AdobeRGB に変換してやる ! 」とかね。 後者はどっかの過激派みたいですが、業務とかで絶対にミスが許されないような作業工程とか だとこのぐらいガチガチな方が安心な事もあるらしいですぜ ?

6. あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし

礎 編 カラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし 完全には解決しません。 ご存じの通リ、いくら「 sRGB モニター」を謳っていてもメーカー毎、製品毎に発色は異な リますし、個体差もあれば経年変化もあります。このへんのバラッキは意外に大きくて、 マルチディスプレイにしている人なんかは特に痛感しているかと思います ( 厳密にはデジカメ やスキャナーでも同じ事が言えます ) 。 また、プリンターに至っては ( 仮に sRGB を謳っていても ) 普及機と上級機では実際の発色が 全く異なりますし、使用する用紙 ( 写真光沢紙とか普通紙とかね ) でも全然違ってきます。 つまり程度の差こそあれ デバイス 同じ sRGB でも、現実には機器ごとに色は違う ( もちろん AdobeRGB もね ) わけです。実態はバラバラなのです。 ですから、デジカメの写真をプリントアウトしたリとか、 ディスプレイ上で描いた絵をアップロードして他の人に見てもらったりとか、 紙に描いたイラストをスキャンしてモニターに表示させたりとか、これらは全て「どんな色に なるのかは出たとこ勝負」となってしまうわけですよ、もし何も対策をしなければね。 そうなのです。 その「対策」こそが、今回のメインテーマである「カラーマネージメント」なのでございます。 大事な事ですが、カラーマネージメントが目指しているのは「色をキレイにする」とか「地 味な色合いの写真を違和感なく鮮やかにする」などというものでありません。 そう言った作業は Photosh 叩のようなレタッチソフトの仕事です。 カラーマネージメントは、あくまで「色が変わらないようにする」「元の色を保つ」のが目 的です。それが色鮮やかな AdobeRGB モニターでの表示であっても、あるいはインクジェッ トプリンターでも、 CMYK で入稿した同人誌の表紙でも、可能な限り元の画像の色 ( 又はその 見え方 ) を再現するのがカラーマネージメントシステムの役目です。 ですから、冒頭にあったような「高価な AdobeRGB モニターを買ってきてウキウキしなが ら PC に繋いだ」ケースでも、もしカラーマネージメントシステムが完璧に動作している状況 であれば、新品のモニターは期待を完全に打ち砕いて、「それまで使っていてた sRGB モニター と同じような変わり映えしない色彩で画像を映し出す 1 」というガッカリ結末を迎えるはずです 1 ) 例えは普通の sRGB デジカメで撮影した写真を閲覧した場合

7. あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし

カラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし ここでポイントはニつ。 まず、 Photoshop にプロファイル変換をお願いする以上は、ニ重発注にならないようプリン タードライバ側のプロファイル変換を停止させる必要があるということ。つまり、 Photoshop とプリンタードライバのニカ所を個別に訪問して設定しなくちゃいけません。 なかなか泥臭いですね。 カラー処理間 : Ph0tosh0P によるカラ・一管理 プリント設定のダイアログボックスで プリンターのカラーマネジメントを無効にしてください。 ] ー色蓍正 カラー調整 0 オートフォトファイン ! EX 0 手釛設定 OIOM ◎色補正なし リ ン 編 82 Photoshop 側で「 Photoshop によるカラー管理」を選択、プリンタ側では「色補正なし」を選択 もうーっのポイントが「出口側」のプロファイルです。 出口側にどんなプリンタや用紙が待ち受けているのか、残念ながら Photoshop からはそれが 見えませんので、人間が手動で設定する必要があるわけです 1 。 プリンタープロファイル② : EP-905F 905A 805A 775A Series Photo Paper マ 「プリンタープロファイル」に機種と用紙に応じたプロファイルをセットする必要がある あとプロファイルとは関係無いのですが、用紙に関して注意事項がもう一点ありました。 プリンタドライバ ( 印刷設定 ) 側の「用紙」も正しく設定する必要があるので忘れないで下さい。 図にもありますが、「用紙の種類」の設定はプロファイルの管理だけではなく、インク量の調 整等にも影響するからです。つまリ、用紙に関わる設定はニカ所ある、ということです。なか なか設定箇所が多くて面倒ではあるのですが、理屈を追って考えてみれば、なるほど、どの設 定も必要である事が判ります。とはいえ、面倒 2 だよなぁ・・ 1 ) 用紙の種類に対する実際のプロファイル名の対応は、適当に検索して調べて下さい。 2 ) - 応、一発で設定出来るようなユーティリテイもプリンターメーカーで用意していたリもするようです。

8. あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし

運用編 カラーマネージメントシステムと プロファイルのはなし クク 0 。 0 さて、ここまであなたは 「カラーマネージメントがもたらす素晴らしい世界」 などという、いかにも胡散臭いタイトルのプレゼンを見てきました。 ご苦労様でございます。 そして次にあなたはこう思うでしよう。 「でも、実際にはそんなに上手くはいかないのだろう ? 」 ええ、全くその通リでございます。 とはいえ、「上手くいかない」原因は大抵の場合 カラマネそのものにあるわけではありません。 49

9. あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし

◆ ( 0 r Management system & P 「 0 e なるほど、確かに理屈上は上手く行きそうに見えます。上手く行きそうには見えるのですが、 入口と出口のプロファイルを指定することです。 れるのです。なので、人間の仕事は基本的にニつだけ。 上記のような細々とした作業は、そのほとんどをカラーマネージメントシステムが代行してく フフフ、しかしご安心を。そのためのカラーマネージメントシステムです。 いくらなんでも手順が多すぎてさすがに面倒くさそうですね。 による変換 カラーマネージメントシステム SRGB#)D メ 変換元 ( 入口 ) sRGB プロフ / ) し 変換先 ( 出口 ) 。 RGB モニラー AcbbeRGB プロフ / ) し 人類はカつヌ莉く・カフィル古示け こんなにシンプルです みたいなャツですな。 たずね」です。「人間さん、人間さん、すいませんけどプロファイルを指定してくださいな」 実際、いろいろなシーンで我々を悩ませてきたのは、大半がこのプロファイルに関する「お とは言え、この「指定」が厄介なんですけどね。 と言う事です。 モニターもデジカメに合わせているわけでは無い デジカメはモニターに合わせているわけでは無いし ま、その話は後でゆっくりするとして、とリあえずここでの重要なポイントは 我々を悩ます数々のダイアログボックスの例 気こファイルを作第財 D RGB に変しま 0 プロファイルの指定 : ( 241 Cu 式 0E6500KG2.2 ・作箋用 RGB を指定 : G 日正 C61 6-2.1 0 そのまこする ( カラーマネジメントなし ) 処理方法を指定しださい。 ドキュメント「 ABC12344P0 」には R68 プロファイルが埋め込まれていませ最 プロファイルなし 両者とも、全く歩み寄っていないわけですね。

10. あまり実践的ではないカラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし

林 カラーマネージメントシステムとプロファイルのはなし とは言え、世界地図を一旦経由するわけですから、その分だけ手間が掛かって面倒そうですね。 しかし、その点はご心配なく。これらの作業は、実際にはカラーマネージメントシステム様が やってくれますので、我々人間は大雑把な仕組み 1 さえ理解していれば OK なのでございます。 というわけで、もう既にカラーマネージメントは半分くらい解ったようなものです ( たぶん ね ) 。さらにカラーマネージメントを「カラマネ」などと馴れ馴れしく略すと、さらに親しみ が湧くかもしれません ( どうだろね ) 。 そう、うまく換算出来なければ、そもそも何も始まらないわけですよ。 さて、残るもう半分というのが何かというと「世界地図に換算するメカニズム」なのです。 0 0 , 2 , 0 世土色 どういう仕組み ? 次項はそんなお話しでございます。 【番外】色空間と色域と世界の果て 冒頭から当然のように登場していた「 0 , 255 , 0 」という表記ですが、 色を表現しているわけですね、今さらですが。 我々が日常的に PC 上でそうしているように、色を表 現しようとすると大抵はこんな空間座標のような形式 になリます。もちろん本物の立体空間ではないわけで すが、この「色を表現するために空間に見立てたもの」 の事を「色空間」などと呼びます。 なので、 sRGB も AdobeRGB も HSB も CMYK ( 4 次元 ですが ) も、これらは全部「色空間」の一種です。そ これは三つの座標によって ( 2 , 255 , 255 ) 2 色空間 ( 色を空間に見立てている ) ( 0 , 0 , 0 ) の意味では「 sRGB 色空間」という言い方をすべきなのかもしれません。 さて、 sRGB 色空間と AdobeRGB 色空間には、どちらも「 0 ′ 0 , 0 」から「 255 , 255 , 255 」までの約 1677 万色が存在するわけなので、その意味ではどちらも空間の大きさは同じと言えます。 1 ) 世界地図に「メルカトル図法」とか「正積方位図法」があるように、この「色の世界地図」にも「 ClExy 色度図」以外の様々 な表現方法が存在します。もっとも、我々がその事について知る必要はほとんどありませんし、この本でも扱いません。