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検索対象: ニューギニヤ探検 改訂版
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1. ニューギニヤ探検 改訂版

第五卷動物 第六卷地質 第七卷人種 ( 分布 ) 誌 一九 O 七年度探檢報告 第八卷槓物 第九卷動物 第十、第十一卷未行 第十二巻柿物 B0tanique ( 1913 ー 1917 ) 一九一一一ー一九一三年探檢報告 (). FRANSEN HERDERSCHÉE) Z0010g 一 e ( 1915 ー 1922 ) 第十三巻動物 第十四卷柿物 B otanique ( 1924 ー 1932 ) Z0010 e ( 1925 ー 1932 ) 第十五卷動物 第十六卷人種 ( 分布 ) 誌 Ethnographie ( 1924 ー 1934 ) 第三卷人種學及び人類學 EthnoIogy and AnthropoIogy ( 1907 ) 第四巻一九〇三年一一ユ 1 ギニヤ探檢記 BericI 】 te über eine im Jahre 1903 ausgeführte Reise nach Neu Guinea ( 1917 ) ZooIogie ( 1906 ー 1917 ) Ge010 e ( 1913 ー 1928 ) Ethnographie ( 1913 ー 1923 ) (Dr. H. A. LORENTZ) Botanique ( 1909 ー 1914 ) Z0010g 一 e ( 1909 ー 1914 ) ー 224 ー

2. ニューギニヤ探検 改訂版

ふた凹部海岸地方 ) の。ハプアは 、三、四、五、五ノ一 ( 六 ) 、五ノ一 l( 七 ) 、五ノ三 ( 八 ) 、五ノ四 ( 九 ) 、一〇、一一、 一「十三、十四、十五、十五ノ一 ( 十六 ) 、十五ノニ ( 十七 ) 、 印ち六、七、八、九の數字を用びない、然 し十の數を知ってゐる。 父ホランジャ地方の。ハプアは右手指 、三、四、五。左手指一 ( 六 ) 、 一、一「端左一一 ( 七 ) 、左三 ( 八 ) 、左四 ( 九 ) 左五 ( 一〇 ) 。右足指一 ( 十一 ) 、右足二 ( 十 一 l) 、右足三 ( 十三 ) 、右足四 ( 十四 ) 、石 足五 ( 十五 ) 、左足指一 ( 十六 ) 、左足ニ ( 十七 ) 、左足三 ( 十八 ) 、左足四 ( 十九 ) 。 一人 ( 一一十 ) 、二人 ( 四十 ) 、三人 ( 六十 )••・ となり、一人は二十を意味し、二人は四十となる。印ち右の手指から左手の指に進み、十以上十 五迄は右足の指を數へ、十五以上一一十までは左足の指で現はし、一一十以上は一人となってゐる。一 293 ー

3. ニューギニヤ探検 改訂版

來、私達は貪る様に讀んだ。夜は就宅の食堂で講演會があった。田山さんと私とニ人で話した。一 四月十五日 ( 滯在 ) 好睛、愈々荷造りを初めた、 四月十六日 ( 滯在 ) ぐ : 一 33 る平 み第す曇、今日、・・のイムホッフ號がマヌコワリか 乾 らモミに入港の豫定で私は此便船でセルイ、サルミ、 本 ホランジャを視察する事に決め手廻品を準備し汽笛 ・ ~ ( ~ 。齢の鳴るのを待ったが遂に入潘せす、そのま日が暮 れた。 四月十セ日 ( 滯在 ) 睛天、私は早朝海邊に出てイムホッフ號が水平線 上に現はれるのを待ったが遂に來なかった。 朝の食事を濟すとマヌコワリ」 から人電、「汽船は十七日午前一時モミに寄港、乘客のみを上げ直 に出港」とある。ホランジャ行は斷念せざるを得なかった。 四月十八日 ( 滯在 ) ー 194

4. ニューギニヤ探検 改訂版

正午、フィリッピンの東北端に達したが風はなほ冷い、午後はゴルフ、夜はサロンから鳴る蓄音一 機を聽きながら早くべッドに人った。 一月ニ十ニ日 ( 船中 ) 朝の陽光が私のキャビンの窓を射す頃起きた、凉しい氣温、サロン備付の小説を讀んだ。正午 船の位置は北緯十三度十九分で、午後、ルソン島の東南、サン・ベルナヂノ海峽に入り、ネグロ スとセプ兩島の狹い間を進んだ。セプ島は低い止陵地で海岸に近く古表椰子の林が績き、所々燒 畑の跡地が現はれ、夕方になると海峽は愈々狹く點滅する人家の燈火が見えた、風は凪ぎ、海は 湖水の様で蒸し暑くなって來た。 一月ニ十三日 ( 船中 ) 朝、海峽をぬけ、ミンダナオ島の西海岸に滑ふて南下、正午、北緯八度十六分、発航程の凡半 ばを航行した、暑さも本格的となり室の電扇が唸って來た。夜に入ると滿月が澄んた室に懸り海 には銀波を映じてゐた。 船はザンボアンガの沖に差しかゝった。 一月ニ十四日 ( 船中 ) 昨夜は蒸し暑く寢苦しい夜であった、午後から陸地を見す、船はスル 1 群島の間を走ってゐる

5. ニューギニヤ探検 改訂版

クラブの宿舍に入った、莫蓙を敷き詰めた板張りの大きな室にはアセチリンの光が熄々と輝いて ゐた、ガラス窓を開けると波の音が椰子の林を隔てゝ聞え、心地よい潮の風を送って來た。 久しぶりに温浴して浴衣に着替へ、船中一一日間の苦を忘れて床に入った。 四月ニ十セ日 ( ヌシ丸船中 ) 朝、河野主任の案内で島を見學した、島の中央の凹地が燐鑛の所在地で、往時土人はその鑛石 を掘り上げに水溜りを設け農耕地とした、今はこの掘り上げた鑛石が利用せられてゐる。 歸途、海岸の土人の部落を見た、土人はその體格が偉大でその素朴な木彫人形は有名である。 十時、一日一クラブの宿に歸った後乘船、十二時に出帆、海は靜であった。 四月ニ十八日 ( ヌシ丸船中 ) 好睛、波は靜、時々プリッヂに上がって太洋を眺めた、タ陽の景色は美しい。終日無爲。 四月ニ十九日 ( バラオ ) 未明、べッドに寢た儘丸い小さな窓から外を望むと。 ( ラオ島が海面に浮び鋸の様な見覺えのあ る峯が次第に近づいて來た、船はコロ 1 ルの燈臺山を一週してマラカル島の前に投錨した。 九時、防疫と税關檢査とが濟むと杉浦農林課長、相澤技師、安武技手の諸氏が私達を迎へた。 ランチでコロ 1 ルの波止場に上陸、興發のクラブに落付いた。

6. ニューギニヤ探検 改訂版

前表により一屬中多くの種數を含むものは , ( 四七種 ) 、き。、 ( 一七種 ) 、。 ~ 。を ( 一七種 ) 、ま ( 一五種 ) であった。 なほ探集植物中、一「三特記すべき點を擧ぐれば次の通り 羊齒類の採集品が最も多いのは植物の普遍性を示すものである、この標本は目下、東京帝大理 學部の伊藤洋理學博士の手によりて研究せられてゐる、木性羊山の十一種は佝れも高地帚の探集 である。 アカネ科は採集植物の中、第一一位の數を得た、木本と草木を含むが木本のものが多い。 蘭科は第三位にある、我々の採集地域では殆ど着生蘭で地上蘭は極めて稀であった、蘭科は熱 帶のフロラの重要なものであるが、 = 1 ギ = ヤの蘭は一一千五百種以上に達すと云はれるほど種 類に富んでゐる、蘭科は專門家が採集すべきであらう。採集標本は羊齒類と同様、東京帝大、理 學部、津山荷學士の許で研究せられつゝある。 タコノキ科中烏ま屬は昭和十四年、東京帝大、農學部の猪熊農學士が採集し、その研究 を私に委ねられたので、今囘の採集には甚だ役立った、猪熊學士の採集品中には四新種があった が今囘も亦、四新種が加へられる見込みである。

7. ニューギニヤ探検 改訂版

八モミ瀅在日植物整理マネキオン族日ランシキ・・コム農場Ⅱルンベルポン島・ Ⅱイライ村Ⅱキング・コング日ノ 九アンギ湖探檢 = 出立ⅱ森林宿營Ⅱギタ、ギジ湖 ース・ポ 1 ル日極樂鳥の亂舞Ⅱモミ 一 0 再びモミ在 一一モミからマヌコワリへ = 一歸航 ( 共一 ) ⅡマヌコワリⅡトコペリ 一三歸航 ( 其一 D 名古屋丸・ ニューギニヤの植物 一慨説①見ご分割 ( = 0 五ー = 0 七 ) ー②地勢氣候 ( = 0 七ー = 一 0 ) ー③探檢學術調査 ( = 一 0 ー 一一植物界Ⅱ①植物文献 ( 一 = 三ー = = 0 ー c 探檢旅行の準備 ( = = 七ー = 三 = ) 一一一五 ) ー④アーチボルド探檢 ( = 一五ー = 一一こ ハラオ・ ー = 0 三

8. ニューギニヤ探検 改訂版

三月ニ十五日 ( 瀞在 ) 今日も苦力の休日らしい、家居して植物を乾燥した。 三月ニ十六日 ( 在 ) 田山、初島兩君は一泊の豫定で、近くの山に採集に出掛け た、私は脚部の化膿のため靜養した。 一午後マメコワリから入電、「アンギ湖行の案内としてコント リ 1 ル、大東丸にてそちらに行く」とある、だが大東丸の日 族 家 ン程が不明なので、どう仕様もない。 三月ニ十セ日 ナビレからモミに上陸して以來、脚部の化膿で一度も外出 出來なかった、今日は久し振りに農場とマネキオン族の部落 を見ることにした。 朝、案内の爲め農場の岩田君が私を迎へに來た、私達は農場内の碁盤の如き畑の道路を過ぎ之 れに接する密林の中に入り、暫く雨水の溜った泥土の中を進むと切り開いた叢林中に一一軒の床の 高い土人の家が見えた、マネキオン族の部落で近くになほ一「三軒あり、何れも一軒の中に土人一

9. ニューギニヤ探検 改訂版

一一 Araliaceae ( ウコギ科 ) .h 【ミ 0 「 a ミ 0 = GIBBS, 0 ミ 0 「 0 04 を 0 GIBBS, トミ ) = 0 ) ・ ) ミ 0 「 000 象ミ a GIBBS 等。最後の屬はアンギ湖附近にのみ生育する特産の屬である。 三 Epacridaceae ( 工。ハクリス科 ) S 、屬三種、トき。ミ屬一種、共に高さ、一米内外、林縁乂は叢林中に生なする。 一三 Bignoniaceae ( ノウゼンカヅラ科 ) 7200 ) ) ~ a? ミ ~ 、 0 vo 、 ~ 一 GIBBS 桃色の美花を開く蔓莖。 一四 Apocynaceae ( ケフチクタウ科 ) 0 心やデ K. et H. 一五 Rubiaceae ( アカネ科 ) 64 ) ミミ→プ (VAL. ) K. et H. 鬟、ミミ 0 ミ、ミ】を /ci ミミ BECC. 一六 Sapindaceae ( ムクロジ科 ) 0 ミ・ 0 & ミ】 K. et H. 稀少。 一士 Rutaceae ( ヘンルウタ科 ) ゝ ~ ミミ ~ oc ぶ a K. et H. 笠トにド ~ M GF. . PS c 、 ~ 0 す ~ ・ VAL. ~ 0 ) ~ . 一 0 一 WERNHAM. S ミ・ ( op alpina K. et H. 稀少。 ー 266 ー

10. ニューギニヤ探検 改訂版

を掠め、プルポ川に沿ふワウに無事着陸することに成功し一 た、これは一九ニ七年四月十八日のことで、エデ 1 ・クリー 3 ク發見の翌年であった。 ケ 飛行機の乘り入れに減功を納めてから、初めて金鑛の扉は ン ュ 開かれ、事業は急速に進捗した、ワウはサルモアから直距離 す 四十哩もあらうか、このワウを根據として近くのエデ 1 ・ク リ 1 クの砂金が近代装備の元に發堀せられ、その産金額は大 を 貨第に坿加し、一九三五年に二百萬磅であったが現在はその倍 の額にも達してゐるであらう。 ン 私は昭和十二年ワウを訪ふた、サルモアからワウまで飛行 機で僅に十五分位を要するのみ、ワウの市街は海拔五千呎、 人家五百内外、金鑛に從事する勞務者の仕宅地であり、新開 地としては立派な町でホテルやシネマ館もあり、然もその日 常の必需品は一として飛行機によらぬ物は無い、當時大型の ュンケル機はドレッジャ 1 、自動車、ピヤノ、家畜、鐡管、電柱なども運んでゐた、然し雷管だ