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検索対象: ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)
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1. ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)

ー十 ' の盟・約 唯一神の座を手にした神ゞテトが作ったこの世界の絶対法則 イクシード 知性ある【十六種族】に対し一切の戦争を禁じた盟約ーー即ち。 ー【一つ】この世界におけるあらゆる殺傷、一一戦争、略奪を禁ずる ・ノーマルスタート ー【一一つ】争いは全てゲームによる勝敗で解決するものとする ・第一章ーーー試行 ー【三つ】ゲ 1 ムには、相互が対等と判断したものを賭けて行われる ー【四つ 1 ッ三 ~ に反しない限り、ゲーム内容「、、賭けるものは一切を間わない 7 」・第二章ーーー失敗 ー【五つ】ゲーム内容は。挑まれたほうが決定権を有する ・第三章ーー学習 ー六つ】 " 盟約に誓って。行われた賭たは、絶対遵守される / ' ー【七つ】集団におる争いは「全権代理者をたてるものとする ・第四章ーー・再試行 ー【八つ】ゲーム中の不正発覚は、、。敗北と見なす ・ネパーエンディング ー【 0 一以上をも 0 て神の名と絶対不変のルールとする 【十】みなななかよくプレイしましよう リバイス アクト エラー リ・アクト

2. ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)

・第三章ーー学習 ・ : 失敗しましたわ ) なぜ 何故、予想しなかったのかーー約東通り魚料理を振る舞うべく食材の買い出しに、 なを連れて城下へ下りたステフは、己の迂闊さに歯噛みしていた。 恐怖、憎悪の眼、悪意の陰ローーー隣を歩くいづなに、それらが雨のように注いでいる。 ワービースト いづながー、ー獣人種の感覚が、それに気付かないはずはない。 ( いざ。連邦。と言っても、そう簡単に異種族を受け入れられませんわよね、けど : : : ) 頭ではわかっている。 確かにいづなーー獣人種は、このエルキアにとって侵略者であり、征服者だった。 けれど、それは『十の盟約』があっての事だ。 イマニティ 人類種の窮境も苦難も、全ては単純にゲームで負けたからだ。 習相互同意に基づいたその結果を憎むなら、それは、逆恨みというものでは 「 : : : ステ公は、なんでいづなを嫌わねえん、です ? 章 第 : いづなは大陸を奪ったほー、です。憎まれんのあたりめえ、です。けど、いづなの ぐお せえでステ公のじーじ、愚王言われた、です。なんで嫌わねえん、です ? 」 ワービースト リバイス

3. ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)

1 Ⅱ第二章ーー失敗 ・第一一章ーーー失敗 同時刻ーーーエルキア王城、先王の書斎。 : ステ公、ハラ減ったぞ、です」 : テ公。 と揺さぶられて、ステフはゆっくりと意識を浮上させた。 よだれ 涎を垂らし机に突っ伏していたところを、ばっと身を起こして辺りを見回す。 わたくし え、あれ、私いつの間に寝てましたのに」 「メシ食ったら机に頭打ち付けやがった、です。死にやがったかと思ったぞ、です なるほど。どうやら食事でお腹が膨れると同時・ーーーク気絶したらしい 「い、今、何時ですの : ・ うつ を畳んで虚ろに問うと。 背中に掛かった上着 いづなが掛けてくれたらしい かわい ぐきゅるるる と、可愛い音が応えた。 しんし いづなが腹を押さえながら、真摯な眼差しでステフを見上げて言う。 「メシ食ってきっかり六時間、です。 「 : : : た、頼もしい時計ですわね」 マはも、つ朝だろ、つか ? ・ 最後に食事したのは、夜中二時頃だったか 窓の無いこの書斎に朝陽は射さないが、そろそろ街が活気づく頃だろう。 エラー なか しよさい

4. ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)

63 第一章ーー試行 ・第一章ーー試行 「ふああああああああああああああああああああああッ エルキア王国・首都エルキア。 イマニティ いかいじよれつ イクシード 【十六種族】位階序列最下位・人類種の最後の砦。 数ヶ月前まで最後の都市を残すまでに追い詰められ、滅亡に瀕していた国。 それが今や、かってない速度で国土を拡大し、大海洋国家『東部連合』を飲み込み。 急ピッチで『王国』から『連邦』へと改革が進む王城内に、甲高い絶叫が響く。 慌ただしく動く城内スタッフが、時間が止まったように固まる。だがそれも一瞬、すぐ 何事もなかったように平常運転を再開する。 そうーーーいつものことだと、もはや誰もが慣れていた。 また『あの人』が叫んでいるのだろう、と。 それもおそらく至極もっともな理由で。 そんな同情さえ含んだ空気が城内に広がり、各自各々の作業に戻る。 0 アクト めつぼうひん

5. ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)

: 」やよ十 0 「数千年探したものが『振り出しに戻れ』とは参るにや、永遠を生きるのも疲れるにや」 そうーーー自分で考える、それが彼らのーー答え。 自分で探して、ジプリールのように自分なりの答えを見つける。 それが出来る、そうわかっただけでーーー十分にや 習疲れた様子でこばすアズリールに、しかし。 ふと、ジプリ 1 ルが空に謝罪する声が聞こえた。 章 第 : マスター。勝手に命を賭け、挙句最後まで御力に頼って : : : 本当に申し訳ーー」 「あーそれなんだがな、ジプリール 即答。当然だった。 わす わかっていた、だが僅かに顔を曇らせたアズリールに空は 「でも、それでいいんじゃね ? そう、それこそ。 まるで雲一つ無い 「今のおまえは、いい顔してる。今のおまえは、俺は好きだぜー 空のような笑顔で、言った。

6. ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)

「 : ・・ : 先輩。よ、つやくお目覚めですか ? 」 ーー全身が、酷く重い。それが目覚めたアズリ 1 ルの最初の感想だった。 翼が動かない、身体に力が入らない そも、身体に力を入れるということを知らないのだ、と気づく。 身体とはどう動かすものだった ? 空間を舐めるように , ーーではなかったか ? こんなにも強く、身体を縛るものだったか ? 地とは 重石のような頭をもたげて、アズリ 1 ルは自分にかかる影を見上げる。 そらしろ イマニティ シフリールとーー・空と白、二人の人類種。 見下ろすのは、。 ' イクシード かいじよれっさい力い 習【十六種族】位階序列十六位。最弱の種族が自分を見下ろし、言う。 章 「チ 1 ト性能で俺して、負けイベント一つでクソゲ認定とか意味わかんねえ」 第 苦笑交じりで言う空に白が笑うーーーその言葉の意味を理解は出来なかったが ) ンプリール、と・

7. ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)

頼むから、誰か教えてくれ、と。 ーーーー自分達は、何のために生きるのか。 何のために生き延びて。 何を探して生きて。 何を見つければ生きたことになるのかーー教えてくれ、と。 それを無言で見やり、ジプリールは。 だがあえて、熱のない声で突き放すように。 そう、マスターが選びそうな言葉を、ロにした。 「 : : : そうやって、ご自分の限界の口実にーー私を利用するんですね」 「あなたも、私も、生き残った者は、皆が敗け、敗者として六千年を生きました」 目を伏せ、拳を震わせるアズリールに たいまん 敗「そこから何も学ばないのは、学べたものが特別ではなくーーーあなたの怠慢です」 ジプリールもまた、拳を握った。 ひん 章 : 幾度も死に瀕したが、これ程緊張したこともないと、ふと思う。 第 表情を整える。声は震わせるな。視線を泳がすな、と。 しようあく むりやり 体を構成する全ての精霊を無理矢理ねじ伏せ、掌握し制御する。

8. ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)

ジプリールの言い分もだが、それ以上に それが、今、何の関係があるにや ? ・ジプリールが向ける眼がーーー酷く辛かった。 あざけ けいべっ その眼は軽蔑でも嘲りでもない わす 僅かな期待がはかなく裏切られ、そのたびに落ち込んでいく失望の眼だった。 妹の期待に応えられない。それが、何より、痛く突き刺さる。 「なんなのにや : : : 何が間違ってるにや : きせきはし アヴァント・ヘイム上空、夜闇の空に銀の軌跡が奔る。 かなた ひしよ、つ そらしろ 音の壁など遥か彼方置き去りに飛翔する空と白に 敗「まあ、油断しない限りは、もう捕まることはねえな」 そう、白と手を取り合って夜空を疾駆する空がこばすが、 章 「 : : : でも、『文字』の : : : 回収 : ・ 第 「ああ、わかってる。どうせなら全文字回収して完クリしたいし。それに うなず 白の言葉に頷き、表情を引き締めて空が言う。 0 よやみ ひど もはや追いつける者はない。

9. ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)

恋愛感情の定義を感じたものに設定する、プラムの魔法で認識が変わらない。 それが意味することは 「なあ白、ど、つい、つことだ ? その場で気づかないらしい空に、だが白もそっほを向く。 「さ、さあ、ボク、ちゃ 5 んと約東通り魔法使いましたよお、あ、汗をお ) 「 : : : む、む、つ、まあ、仕方ない、か ? 」 そういって手を出した空に、プラムがいただきまーすと飛びついた。 魔法は本当に実行されたらしい。今嘘をつく理由もない。だが変化がない : これは、なんだ。俺は魔法を使ってさえ恋愛出来んという、世界の意思か ? つぶや げつそりと呟く空に、だが白は応えない 「あはあん学これですこれえ ! ああんやつばり美味しいいい何でですかねえっ学 自分の手の甲を舐めながら大騒ぎする変態を見下ろし、空は白目で問い、 「 : : : なあ白 : : : 愛ってなんだ」 行 章 そっほを向いてーー・僅かに頬を赤く染めた白が、呟いた。 四 第

10. ノーゲーム・ノーライフ 5 (ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです)

89 第一章試行 「 : : : それも、そ、つにや 5 ル 『最初番個体』、我は貴君に判断を託した身。我だけでなく、総員が。 「 : : : わかってる、にや : わかっている。そう、内心繰り返して。 アヴァント・ヘイム アズリールはーーー己の中の幻想種の意志に応える。 あさ 0 アズリールはただ、本を漁りだした人影を見ていた 問、つしかない、と。 次に仕掛けて来るだろうタイミングで 「 : : : 駄目だ、これじゃ間に合わない」 そら ぼ - つだい 膨大な本の山を前に、空は早々と三十分ほどで無駄な努力だと悟った。 「白、この世界の言語いくっ習得した ? 」 「 : : : 人類語、森精語、獣人語 : : : だけ」 つぶや 一申し訳なさそうに呟く白の頭を、だが空は優しく撫でる。 人類語がやっとの空にとってはクだけとは到底一言えない、凄まじい学習速度だ。 だがそれでも 「ジプリール、こいっと、こいつは何語だ」 すさ