国 - みる会図書館


検索対象: 項羽と劉邦11
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1. 項羽と劉邦11

- ■ ~ ノドき・ノ 斉・梁のニ国は こうおうしんだとう 項王が秦打倒の か ときらから 時に力を貸し 恩こそあれ あやま 過ちはありません それなのにいま おこ 兵を興してニ国を 討とうとしています 、」ども それに子供のように 欲しいものは絶対に 手に入れようと します豊かな くに こうおう この国を見て項王が だまって手を拱いて いると思いますか せいりたい 斉・梁を平らげれば次は くにわら この国を狙いましよう ときぎおう その時魏王は 何をたよりに こうおうふせ 項王を防がれまする それゆえ周叔どのが 項羽の人となりを 知らないと申し あげたのです せいりよう て ゆた しルうし疆く み て ぜったい 0 しルうしルく らようリよう 周叔 張良どのは こっかひやくわん わがために国家百年の 計を説かれたのだ じぶん 自分の無礼がよく わかったであろう 詫びて退れ わ さが いやいや それも国を 愛するゆえの 行為 : なんとも思って おりませぬ あい それがしの せけんし 世間知らすを ゆる お許しくだされ

2. 項羽と劉邦11

だっ 人質奪回 せいぎおうぎはう 西魏王魏豹と かなんおう しんよう 河南王の申陽が かんくだ 漢に降ったことで 割邦の威光は ひび ますます響き = 1 〕わたった くにぐにしょこう 国々の諸侯も つきつぎかんよう与 次々と咸陽を訪れ りつほ - つらうせい 割邦に忠誠を らか 誓いはじめた . 、 ー 159 ー

3. 項羽と劉邦11

いま項羽が か人ようお 咸陽が落ちたことを みみ 耳にいたしましたなら かれかならお 彼は必ず押し寄せて 参ノりましよ、つ まえ て その前に手を 打たねばなりませぬ なに 何かいし しあん 思 - 業まよ、 策があるなら せき この席でもよい 申してみよ まず じかん 時問をかせぐ ことでご・さい ます 斉の国が項羽に 攻め込むように 仕向けるのです はうせい らか・一ろこう - っ 近頃項羽の暴政に ろっこく ふまん 不満を持ち六国 そむ みな楚に背きはじめて こざいますとくに きイ、か せい 斉は意気盛んで 項羽もめざわりに なっているはす もしそれが 、つまくいったとして そのら どうするのじゃ かた : うび 方備を固める のか きはう いえ魏豹 みかた しんよ・つ 申陽を味方に 引き入れるのです かんとう 関東がすべて かん 漢につけば 項羽と互角に 戦えまする たたわ 00 6

4. 項羽と劉邦11

せ一三 を . 彙第 、い、・うじよう 平陽城 会ぁ張韓完な い良のに たが国 い余ょの しカカ いたします ー 102 ー

5. 項羽と劉邦11

えっ 楚がびる そうです漢が さんしんへいてい 三秦を平定し かん、っ 成陽を取ったことで なが 流れが一気に変わり てんしん ました天文にも てんか はっきりと天下を かんおう 取るのは漢王と で 出ております かん か 勢いのある せい 斉の国梁の国も かんおうくだ 漢王に降ることを で 申し出ておりまする てん・をわリ これは天の理を知って いるからに「 ) ざい ます たよにつ せい 斉も梁も かんくだ 漢に降るのか 待たれよ せいすいこうはう 盛衰興亡は 人事によって 决まるとも 聞いておるぞ リ遥う くに ゴ ~ 、 10 し 当ようばう こうおうめいやく 狂暴な項王は盟約に はおう 背きみすから覇王と させん 称し諸侯を左遷し ころ 義帝を殺しました しょこうびようめん 諸侯は表面は 従っておりますが こ・再なか 心の中では恨んで おりまする ながつづ これでは長続きは しませぬだから楚は 減ぶと申しあげた のです ほろ ー 108 ー

6. 項羽と劉邦11

・ 0 イ 0 当ぐ 00 ↓ 0 ◆ 4 》え それだけではありませぬ りようはうえっ 梁に彭越という男が したが 一万の兵を従えて おりまするが項羽は りようど はうえっ あた この彭越に領土を与え ませんでしたこのため はうえっ 彭越は部下を養うため っぞく 盗賊になるかどこかの おうきぞく 王に帰属せねばならぬ たらば 立場に追いこまれました でんえい 斉の田栄はこの男に しよ、ん 目をつけ将軍の みかた 印綬を与え味方に ひ はくせいおう 引き入れ北斉王まで リよう 討ちその領土を ひろ 広げておりまする すると 斉・梁ははっきりと こううはんき 項羽に叛旗を ひるがえしたのか せい いんじルあた れとこ ーし そのような ものが あるのか それを私が項羽に 知らせてやりまする それだけでは くに 不足ゆえ斉の国が たお 項羽を倒すために かくだいみおく 各大名に送った檄文を 持たせまする そうなれば項羽は 大王よりもまず くにへい 斉の国に兵を向けねば なりますまい ′ノ げきょん それを それがしが 作りまする なにつ にせげきょん 偽の檄文を 作るのか 6 8

7. 項羽と劉邦11

4 一 ミ彡ー 申しあげまする 9 サし 2 鰍の ) ~ かんくにらようリよう 韓の国の張良の ししやリようもん 使者が表文を もって参りました 見せよ らようりよう 張良だと ′″″れⅱい

8. 項羽と劉邦11

らようリよ 4 だいおう 張良は大王を 陥れようと しているのです らようりよう ・ 1 ト - ば 張良の言葉を 信じてはなりませぬ もしこの事を項王が たいぐんひき 聞いたら大単を率いて 攻めて参りましよう それをどうやって 防ぐのです 周叔どのが ・ようじゃく 国の強弱を 見抜けす時局の 流れを悟らず こうおうひと 項王の人となりを 知らぬのが ついおかしく ′思いましてな よれい 無礼な なにゆえ笑う 当 0 はつははは 公クーイド その通り しうしル′、 この周叔を せけ人し 世間知らすと いわれるのか ・ようじゃく では 強弱とは しカ , とお かんかんしん 漢の韓信は一度 攻めて廃丘を落とし じがい 章邯を自害に 追いこみました ・一・つおス・ かって項王は しーうカ・れ その章邯と どたた加 九度戦ったのを かんが お考えいただければ おわかりでござろう しんたいしようしようかん もと秦の大将章邯は ようおう ・一うおう 項王から雍王に封じられ 精兵ニ十万をもって んしんまも 三秦を守っていました これとこの国をくらペ どちらが強くどちらが 弱いと思われるか しようかん お

9. 項羽と劉邦11

冒ロノ いし ー動内 だいおう 大王さまのために 項羽を彭城に移させ せいこ第、 斉国をに背かせ そやよ かんおこ 漢を興し楚を破る さがだ だいげんすい 大元帥を探し出すまでは お会いしないと むに決めておりました 張良 あ 会いたかったぞ それがしも 大王さまと離れて おりましても 心はいつも 大王のそばに おりました はな 7

10. 項羽と劉邦11

4 よ第 - 上 たんしん ・ - はう 単純な魏約は おだてられて、、ーー・ -=—ーーー・ すっかり機嫌を よくしていた ・ノ 1 ところで今天下は大きく 乱れはじめた斉・梁そして ないらん 趙でも内乱がはじまっている リよ吶ど・らそ 漢と楚も領土争いが らようリよう はじまった張良どのの 目からご覧になって ばんらから どの国が一番力が あると思われる 楚で ご′ぐい - ましよ、つ やはりのう それならば これからの情勢を 是非お聞かせ わが 願いたい いまてんかおお リよう じよ 4 せい 1 一言で申し あげれば さか 漢が栄え はろ 楚は減び 土 6 ー ) よ、つ かん こと ー 107 ー