ご使者どの かんおう 漢王がおめざめに なられました お会いになられます 0 いまし、はらく ここでお待ち ください かんおう 漢王の用意が できたら お呼びいたす ノ
0. 0. ◆ 0 、 0 、 0 、 0 、 0 、 0 ^ 0 ^ 0 ^ 0 ^ % 引 ロ己 これにこざいます こ覧くださり まするよう 漢に忠誠を 誓うならば 王の位百世に いたるまで封じ られましよ、つ おう これは余に 降伏せよとの 書簡ではないか 6 ちょっと待たれよ かんおうてんかびと それは漢王が天下人に なった時の話であろう だが現実は違う かんおうすいすい 漢王は雎水の戦いで いま榮陽に 大敗し あって楚軍に四方から 攻められている 苦戦している てんか それで天下が取れると 申すのか かんおう たしかに榮陽での漢王は 苦戦しておられます かんしんげ人すい しかし韓信元帥の北伐で まわ 楚の回りの国は つぎつきはろ 次々と減んでおり え人せい まする燕斉を 討てば楚の回りは すべて漢軍になり まする か人ぐん 0 は′、 2 っ 0
決まらんわい 決まるわけが ないだろう 范増 使者に対して 失礼だぞ だまらっしゃい はんぞう ししやたい どうなり ましたか ! Ⅲ川朏 山″ / 勿な 随何どの お見苦しいところを お見せいたした 決定にいたらず とはい、ん ぐずぐずしていては かんおう 漢王に失礼だ あと ししやおく 後から使者を送る かんおう 漢王にはそう伝えよ ははーっ
かいと・つ 劇通は急いで 燕に引き返した 4 たよにつ かんぐん 漢軍はそれほどの 精鋭ぞろいか あれは鍛え抜かれた′ で鑢中の でございます こくしむそう かんしん 韓信という男国士無双 と呼ばれるだけの じんぶつ 人物でございます あのような軍勢をっを かんおうかなわ 漢王は必すや楚を 討って和を統一 するでしよう かんおう 漢王についた方が 燕のためによいかと 思いまする 、む、つ
せき その席で張良陳平は それがしを范増さまの よこした使者と 思っていたようで こうおう それがしが項王の 使者であると申し ますと態度が がらりと変わりました こうおう 項王の使者ならばと そまっ 別の粗末な部屋に とお 通されました そこはお義理の そまっ ような粗末な料理が 置かれてありました はんぞう らんへい それで : 漢王が目覚めたと いうので別室に とお 通されしばらく 待たされました かんおう 0 劇 6 その部屋で はんぞう 范増さまの かんおうないつう 漢王と内通して しよかん いる書簡を 見たのでござい ます ななんだと はんぞう 范増が′ 見つからぬよう その一部を抜いて 証拠として 持って参りました これに「 ) ざいます ー 143 ー
受ぅ懐大ミ漢 け王弩王弩王弩 のとは 命共乞 ま・んこうじよ「 前口上は いらん わかりました かんおうかん 漢王が漢から で は - っ・よう 出たのは望郷の わんた 念断ちがたく で 出たのであって てんか 決して天下を 奪ろうと思って 出たのでは ありませぬ くち ロでは 何とでも いえるぞ で かんおう かんらう 漢王はいま関中の えじルうぶんまんぞく 地を得て充分満足 いたしております したが - 従いましてここは 兵を収めて榮陽より 東を楚といたし 西を漢といたしまして ともに境を守り たみ 民への禍をなくし すえながふうき 末永く富貴を保ち しょぞん たいとの所存に こざいまする リがし にしかん 3 おさ たも
そうよなア りよう 1 領土がもらえる こうお , ) のは項王の みうち 身内だけだ か、らの、つ しようりまいしよう′、ん てがら 鍾離眛将軍は いくら手柄を りようレ一 た 立てても領土も もらえずそれが 不満なそうな かんおう 漢王は てがら 手柄を立てれば 気前よく リまうど あた 領土を与え くにおう その国の王と するそうじゃ りルう , しよしよう尸、ん 龍且将軍も それには不満を かんおう 持ち漢王と 通じている そうな う た 広静与噂あい大項 まかはつるき羽ぅ 。つに信たのなが は賞普 、て確 ? 、じ い実与らそ事。は段 ; : つにれれ実ケか だでチら て , 朝トに 物・事い 4 ーを信市い ー 88 ー
しつ 漢楚期領土図 燕がどうしても 戦うというなら か人しん 韓信はカずくでも 燕を奪りましよう て人かど これが天下取りのー、 作戦だからです 河南 ( 魏 ) 、 かんおう よくお考えくだされ 漢王は義帝の 、一うお、つ てんか 秦朝を倒した時の項王の 喪を発し天下を ただ あ 褒賞は不公平なもの 正さんと兵を挙げた ふま人 ー」よ - っ でした諸侯の不満は のです諸侯が おお かんおう みかた 大きなものでございます 漢王に味方する こうおう さらに項王は義帝を のは当たり前の てんか もの 殺し天下をわが物に ことにございます えんおう せんとしたのでござい それゆえ燕王も : ますしかし天が 」それをすでござい ッ〔 - ましよ、つか 雍 斉 楚 かんわ しんらようたお てん ちちょっと 待たれよ 0
ム 7 リがしも人 まず東門より きかざ 着飾った美女 せんにん ニ千人をしずしずと 最初に出します きしん その後に紀信の で 乗った車が出ます 美女ニ千人 びじよせんにん の あと 楚兵は好奇心に リがしもん かられ東門に さっと、つ 杁到いたし土 6 しよ、っそれに おんなたら 女達はゆっくり ある 歩きますので 時間がかせげます ネ。な こんらん この混乱をついて かんおう 漢王をわすかの 手勢をつけて にしもん 西門からひそかに 脱出させるのです びじよせんにんしろ 美女ニ千人が城から で 第 : っレ」う 出るには相当 じかん かんおう 時問がかかり漢王は 遠くまで逃げられ 6 ーしよ、つ とお 0 ) 0 そこまでは いいのですが しろ その後この城を どうするかです とんでもない ことを考えられ ますな はんぞう 范増がいても この策は見抜け ませぬぞ かんが いし 、ゾ = = を彡 " : おリⅱ ー 193 ー
ノ、 000000 勹 らよう らようお、つ 私は趙王に その利害を説いた のだが陳余が 邪魔をしたそして はろ ちんよ 趙は減んだ陳余の ニの舞いは 避けなされ すると李左車 てんか どのは天下の主は かんおう 漢王だと : それは漢王の はうおお 方が大きく 勝っておりまする かんぐんしら茎うりよう 漢の軍師張良 かんしんげんすい 韓信元帥 しようかじようしよう 蕭何丞相と はんぞう 楚の范増 龍且季布 鍾離昧と比べ どちらが優れて おも いると思いますか そ かんおう なるほど いわれて みれば : かんおこ ならば漢が興り そ はろ 楚が威ぶことは め 目に見えている ではこざらぬか てんびん わかっていて天秤に かけるのかい力に 馬鹿げたことか おわかりでしよう み ならば えんおう 燕王を説き え人えんめい 燕の延命を はかりなされ 7