10 : 虞姫さまの お言葉なら お聞きになられる だいおう 大王はその気に なられると もう氿らの ことばみみ 言葉は耳に 入らぬ おう そうじゃ わかりました ( しき 虞子期どの 虞姫さまに 説明して 虞姫さまから ねが だいおう 大王にお願いして いただけぬか 虞姫さま j009 ラー ー 199 ー
ひょうろう 兵糧もなく矢も なくば戦いに なりませぬ ここは撤退しか 手がありませぬ ぬ、つ、つ なんたる手違い じゃ たたか てらが や ご決断を 丸腰で戦う - わけ・には 撤退しか道は あるまい 尸、 . レき かんそ 桓楚虞子期を ーしんがり 殿軍とし 漢軍の追撃に そな 備えさせよ ほ - つじよう すぐに彭城に あ 引き物・ける ひ けつだん たたか 4 みら ははっ 手配いたせ て 8
を . あわうえしルっじんまえ 姉上出陣を前にして しろおおはた 城の大旗が折れました ー ) よしよう ふきっ 諸将は不吉だと ふあん 不安がっており まする ぐしき 虞子期では どうしました わかりました れたし 私も周蘭の 申すことは もっともだと 思っておりました しよかん いま書簡を 書きまする あわうえ 姉上から 大王をお諫め してくださり ませぬか しゅうらん 大王に渡して くだされ はっ
項羽は諸将の言葉に 耳を貸さない時でも 、、とば 虞姫の言葉だけは 耳を貸した ふきっ 今この不吉な出陣を 止められるのは 虞姫だけであった ・ , 物 4. ン 「項羽と劉邦」幻巻につづく - ー 201 一
かんおうリルうはう はおうはう 漢王劉邦書を覇王に奉ず たい・」うりよ・一う ひとじち 太公呂后は楚の人質となり かっせんさいらルう たいこうかま 合戦の最中には太公を釜ゆで にせんとした子として うらわす この恨み忘れるものでは ないこのため勝てる わはくおさ 戦も和睦で収めた ららたす 子として父を助けるため ぞくたす また一族を助けるため もち 計を用いるのは当然のことで あるその計に乗るほうが おろ 愚かであり恨むことなし さゆう ぞくかえ 今は一族も帰り楚に左右 あらた されることなし改めて て人か 天下のために固陵において けっせんのぞ 決戦を望むものである ーを第 第、 、」リよう とうぜん 帰って劉邦に 伝えい望み どお 通り受けて 立っとな
だいおう 大王さま 虞姫 ー 188 ー
物を第に慂 第物 ヾ阿 彭城 Ⅲ〃ⅢⅧ′ その頃項羽は 愛する虞姫を はべらせ連日 遊興の日々を心 ころ
、つれしゅ、つ ございます 虞姫よ そなたの酌で 飲む酒は とくべっ 特別に、つ土 6 し まいにちまいにら 毎日毎日が 楽しいぞ どうじゃ 余のために ひとっ舞いを 舞ってくれぬか 項羽は心ゆく まで平和を 楽しんでいた たの 切ら
時をおかずして よまん 五十余万の楚軍は つぎつきはっしん 次々と発進した 項羽は愛する 虞姫も車に乗せて 連れ出した一度 ほうじようかんぐん 彭城を漢軍に奪られた ことがあるため一 万一に備えたので ある ー 195 ー
待てわしに いわせてくれ 項羽を打ち破る さくせん おおまかな作戦 ならお話でき まする 子、、つか も、つしばらくの 辛抱じゃな 6 項羽に戦書を 送りつけおびき寄せ おそ そこを待って襲い さくせん かかるという作戦 たろ、つ いいえ て その手には こんかい 今回ばかり 乗って参り 土 6 す・土 6 い の せんしょ 0 項羽はこれまでしばしば で とお 遠くに出て戦いましたが えんせい およ 遠征が長期に及び 必ず最後には撤退して おりまするこれは 補給が続かなかったからに ございます項羽もこれに やっと気づいたようです の 乗ってこない ? なぜじゃ たたか 0 ー 133 ー