これこれ すぐに酒の 用意じゃ はっ せんせい 先生の大好物の お酒でござり ますればすぐに したくをさせ まする だいこうふつ うむ うまい酒じゃ はつはは そう いわれては のう さあさあ せんせい 先生 まず一椒 の 酒を飲まぬ せんせい 先生など せんせい 先生らしく ありませぬ 4
そうじゃが てんか 天下の大業を なそうという しよう尸、・ん 将軍カわしのような 乞食儒者にペこペこ するのはみつともない これは せんせい 先生とも知らず ご無礼いたし もうわけ ました申し訳 ござりませぬ たいをよう やはり 7 、 广てこ らから 力もないのに ば 張るのも ひとみ よくないが人を見て 卑屈になるのも よくない ひくっ きもめい 胆に銘じて おきまする t 思うたより すなお 素直なところが あるようだな 酔いから醒めて みるか せんせい さあ先生 ここでは話も お 落ち着いて できませぬゆえ こちらへどうぞ っ はなし 0 6
しようか 蕭何 正直に申せば きみリまつろう わが君が兵糧を か 借らんとしたのは ・一うじつほんい 口実本意は か 張良どのを借らんが ためでこざる らようリよう でお万殳勇車ーそ先芫そ は人 ! 倍者にの生れ ともに鉄ミ昔をはが ざ思をたく鎚こ博わし るわよらを浪 3 がの まれりべ投な沙さ君殳見み いたに百げでをる かかな倍つ始し見みと らるもけ皇て た帝ーろ の ところで先生 せんせい 先を一がここに かんおう こられたのは韓王が きみ まん′ア、 わが君に五万石を 貸せないことを 釈明するため そのことをいまだに 説こうとなさらぬ のはなぜでござる せんせい 0 こちらの ー ) ・んらゆう 心中すでに 見抜かれて おりましたか 5 6
おお せんせい 先生よく きてくだされ ました 太守どの ご用かな 明豊な久 g 大を先芫ほ先芫 君えれし才ミ生か生 がなくをはでを 現い明ご抱こもお れで君えかれな呼ょ にれまいび ま しらおなでし たれ遇あが た ぞたいら の は だれ 誰のことか のうゞ はいこう 沛公じゃ こ・みひろ なかなか心の広い かた じんとく 仁徳のあるお方だ ゆくゆくは おうをよう 王業をなしとげ られるお方と見た かた イ / ノノ を第三 : ま : : 辮読朝 : 気け おうとく 王徳どのが ずいぶんと ものよのう 0 わたしせんせい そこで私が先生の はなすいせ人 ことを話し推薦すると じルう、・う はいこう 沛公は重用 するといわれた で すみやかに出て 仕えるがよう ござる 、」早 1 電ト 0
それにのう 今わしが礼をもって 迎えられたわけでも したが ないのに媚びて従う れここ たよらさもしい男と 辱めを受けるわノ / - ~ ・ そうかのう 噂ではいつも おおごえじしゃ 大声で儒者を ののしると 聞いておるぞ れい ノ、 おうとく 王徳どのが それほど いうのなら あしたあ 明日会って みるとしよ、つ ならば せんせい 先生がその目で 確かめられ それからお返事 なさっても 損はござい 土 6 す・・まい め 、つーいでは 一生酔いっぷれて くらすか 目を醒ますか ときかんが その時考えると いたす・か め ロ ロ ロロ 0 3
だがそれは かりすがた 仮の姿 : ・ ( 彡イク ほんにん 本人は しんざんはう 秦の惨暴な・ ( 、、一 ふんしょ・」うし 2 焚書坑儒を見て おおざけ わざと大酒を飲み、 きよう」・ん 狂人をよそおって ーいると申します 、第冫 / はい得難い 賢人にございます かれひとむ 彼は人に向かって われしゅうじっこんす、 「我終日昏すれども 明王に遇うならば 必ず醒める」と申して おりまする おうとく 王徳どのは その者を せんせい 先生だと いうのだな もの えがた
ありがたき お言葉 痛み入りまする ノ どうじゃ おうとく 王徳どのも たいすよう てんか 天下の大業に か 手を貸して くれぬか 丿分、、 0 4 ・しかーし、れ・かし・か しよう′、・ヘした 将軍に従って で ここを出れば - 一うよう この高陽を守る もの 者がいなくなり のうみん 暴君から農民を 守る者がいなく なりまする それも そうじゃのう 0 もの 0 まら しつ 実はこの町に 鄙食其と申す大賢人が 住んでございます この者を私の 代わりにお引き 合わせとう ござります か 2 しの いえます 家貧しいのに お酒を好み かならばんせい 酔えば必す蛮声で 歌を歌いとんでも ないことをしでかし ・ - ようしんせんせい 人はみな狂人先生 たといって嫌がり まするが どのような 男だ 0 5
先生のいわれることは いちいちもっともですが わたしひさ しんろく 私は久しく秦の禄を食ん いまそむ でいます今背けば ふらゆうもの せけんひとびと 不忠者と世問の人々 はののしるでしよう な 私は名を惜しみまする とてもできませぬ むかししう ぶおう その昔周の武王が はう・、んらゆうお、つ 暴君紂王を討った時 四一ことことく ぶおうふく みな武王に服した はうくんらう 暴君を誅しても せけんくんしル 世問は君主を殺した とはいわぬぞ せんせい 今の暴君は ニ世皇帝では 秦を討つを世間は 背くとはいわぬ その心配は 的はずれじゃ そむ せいこうてい ばうくん ころ なるほど よくわかり 喜んで服します そ、つか てんか すべて天下の ためじゃ ふく さあ ムフ日は 心ゆくまで の 飲もう -4
いやいまをおいてその 機会はないかもしれませぬ あんぐ せいこうてい ニ世皇帝は暗愚にて らようこうせいじ 趙高が政治を牛耳っている らよう・一う じぶん さいのう この趙高は自分より才能 ものおそっぎつぎ ある者を恐れ次々と しん しよばっ 処罰し秦にはもうすぐれた じんふつ 人物はおりませぬ てんか 天下の民は秦の行・ 暴政を怨んで います・よい しどうしゃ 指導者が現れれば できるでしよ、つ せんせい 先生 すなお 素直におうか力い いたします しんてんか 秦の天下を くつがえ 覆すことが で去 6 しよ、つか 3 9 秦にばされた らからあ 六国が力を合わせ けんじゃあっ 賢者を集めて攻め入れば しん 秦は討てましよう しようぐんへい だが今の将軍の兵が ャ , つじ心うまん これから数十万に くれあがっても 秦は討てますまい わしの 兵では だめだと 申すのか ィ彡一 / ろ 7-
! 彡当れ ざんわん しようぐんへい 残念ながら将軍の兵は しはう あっ 四方からかき集めた 烏合の衆ともいうべき兵で くんれん 訓練された兵では こざいませぬこれで秦に 攻め入っても「羊をひいて くちはい 虎のロに入る」ことに こさいます・ せ しルう 3 しようぐん 将軍は 陳留という地を 「ニ仔じか うむ なまえ 名前だけは 知っているが ( 何ったことは こざらぬ てんかようしよう そこは天下の要衝 ば、つつ、つ 道は四方八方に通じ 」ルうよ、つ、、よてん 交通の重要拠点です 城中には多量の ソようろうぶっし 兵糧物資がたくわえ られておりまする わしはこの陳留の たいし物らんど、つ 太守陳同と親しい みら こうつう 0 の多 / これから 陳留におもむき らんどう 利害を説いて陳同を しようぐん、一うふ第、 将軍に降伏させとう こざいますここを こんきよら とって根拠地とし くんれん ぐ人ばあっ 四方の軍馬を集め訓練し かんら噛う 機をうかがって関中に てんかさい当よっ 入るならば天下最強 最大の軍となり 土 6 ー ) よ、つ らゆら せんせい それでは 先生は 私のために 力を貸して くださると : 8