らようリよう 張良 はっ だいおう 大王のおたすねが なかったのであえて ′」んじよう 言上いたしませなんだ かんよう ざいほう 咸陽にあった財宝は 沛公が差し出した のがすべてに ございます その方 ざいはう 財宝のありかを 知っているなら よ なぜ余に 報告しなかった だ しかし てんかさい 天下の財が 集まっていると な てんか 天下に鳴り響いて おったぞ ひび じだい 始皇帝の時代には ふうき その富貴は てんか な 天下に鳴り響いて おりましたしかし らが咸陽に入って 当ルうでんそうこ 宮殿の倉庫をあけました はおう ところ覇王に差し だ イ、いほう 出した財宝がすべてで ございました それゆえ 報告する ひつよう 必要もないと 思い何も 申しません でした ひび 8
急いで呼び出したのは 他でもないそちが かんよう いちばん 咸陽に一番に はい 入ったのう そこでじゃ はう その方は 秦の既の ありかをよく 知っていよう - 、ソ人りバ 0 、 たカの、つここは てんかとみあっ 天下の富が集まって いるという噂であった その噂ほどの ざいほう 財宝はなかった まだどこかに 財宝のある所が あるのではないか
0 多 ー 2 咸陽 かんよう を . おう はいこう 沛公 くろう ご苦労で あった 、ミ、ミミ
) 当 ! 号一気 -1 で たってと 問い - ましたら 張良に聞けと お答えください ませ 覇王からのお召しは しんリようろうぎいはう 秦の兵糧財宝のありかを 聞くためでございます け、しんばい 余計な心配はなさらず そうそう 早々においでください 覇王が財宝のことを たずねましたなら わが君にはよく知らぬ と申されませ ざいはう ′財宝はすべて 覇王に差しあげた はず聞かれても お答えの しよ、つがござい ませぬが 覇王の突然の お召しは ざいはう 余に財宝の ありかを 聞くためじゃ そうじゃ 張良が 私に聞けと 答えよと 申して参った こた 一 4
ノノレ わかり申した 、つカカ、つと お伝えくだされ はっ もの みなの者 とっせん 突然の呼び出し どう思う なに また何か 理由をつけて あんさっ 余を暗殺する つもりであろうか かのうせい その可能性は 高うございます はんぞう しょ 4 ぐん 范増は将軍を 目の仇にして ございますれば かた当 しかし 行かねば 兵をさし向けて 行っても討たれ 行かなければ ) 討たれる どうすれば じゃ
川ル をらハ ・うり ( ・ンヨ、をノ 何を案じられまする さいしよかんようはい 最初に成陽に入った りゅうはうリようろういはう 劉邦が兵糧財宝のある所を 知ってございましよう りルうはう 劉邦を呼んで聞けば よろしゅうございます しー内へいたら 将兵達はここに てんかとあっ 天下の富が集まって いると思っている おんし 4 すく 恩賞を少なくすれば わら 余をけちと笑うで あろう何かよい 手だてはない、 すぐ劉邦を ここへ呼べ そうであったな りうはう 劉邦ならば を、いはう まだ財宝の ありかを 知っているかも しれぬぞ
あの遠い ばんら 蛮地に 移させるので ございまするか そこで考えたのだが 一応懷王には しようごうあた 義帝の称号を与え こうなんらんし物っ 江南の州へ 都を移させようと 思うのだが とお わかり ました すぐに懐王に 使者を出し はう その方が くらだ 余計な口出しを されずに 余も政治が しやすい こうして 項羽は覇王を 名乗る」 J もに 懷王を遷都と′識 - いう名目で ばんら 蛮地へ追いやろうと」、。 したのである
しかし はんぞう 范増 またそなたの しんばいしよう 心配性が 出てきたな なにしんばい 何も心配する ことはない は 5 余はこれより 西楚の覇王と 号する てんか ふこ′、 天下に布告せよ ははっ 00q00 0 い 006. ・
よし決まった わしは西楚の 生まれゆえ 西楚の覇王と ロ万しよ、つ す . 、はらし曵 tJ め おば 思し召しに ございます それゆえ 一覇王と するのでは ろこう 魯公 お待ちくだされ お , , ′」う 王号を称される のは構いませぬが ) は′」ら・ 覇号はおやめ くだされ はおう 覇は王より下に ございます かま しよう 五覇それぞれ たも てんか 天下を保つこと これまでもっとも なが 長いではないか それにわしが これからやろうと することに 一番びたりと しておる ばん 4
1 1000 念のために 聞くが おうつぎなに 王の次に何か 号があるのか ・ 1 う 王の次には 五覇がございます を おう これも 余にびったり ではないか てんか 天下のために 惨を除き暴を はらい義を尊び ふ , よっだい 威武強大にして 人みな恐れる ものにございます かんこう 斉の桓公 ・うじよう・ -- っ 宋の襄公 ー ) ・んはく、一う 秦の穆公 しんぶんこう 晋の文公 そ そ - っ・一う 楚の荘公らが そうで ございます せい 0 おう′一う 王号もなかなかよいが じだい 今の時代にあって は・一う おらぬ覇号は今には よいカ・古くから った お - っ・一う 伝わる王号の徳が 伝わってこぬ どうじゃ 古今あわせて りようはうかそな 両方を兼ね備えた 覇をしのぐ王 覇王というのは どうじゃ ( ノイ .