昭輕 35 年 4 リ 12 日第三使物認可 - 昭ド 4 年 12 月 1 日国鉄ド局特別扱承認准 2 号、第 57 年 1 月イ日印嫋、 , 毎月 1 回・】日発行 0 第 23 巻ー第 1 号 S 知 士む 一它ロー を三ミ第を :
今月のブックガイド タジイ ファンタジーの世界著者Ⅱ柳生望 / 27 の闇よ、つどえ ! (Gather, しミ * 、 ~ ワ第 0 頁 / 9 ・刊 / 1800 円 / 新教出版社 1950 ) 著者フリツツ・ライ。ハ】 / 訳者 タイムストーム・上 ( 7 、、、ミイ 0 こド、 977 ) 目風見潤 / 284 頁 / 川・蹶刊 / 360 円 著者日・ ;< ・ディクスン / 訳者日岡部宏 / 評論 / ルイスのナルニア国物語と三 / 早川書房 / 文庫 / 長篇 之 / 304 頁 / 川・新刊 / 420 円 / 講談部作を分析 灰色の王 ( T/ ミ G 、、 0 King. 、 975 ) 著者のスペシャリスト ( P え 1 、え HO ・ 社 / 文庫 / 長篇 " スーザン・クー。ハー / 訳者Ⅱ浅羽莢子 / N, ~ 、新 4 ミ USO, タイムストーム・下 ( T ミ - S 、。こド 7977 ) 258 頁 / Ⅱ・ 5 刊 / 1400 円 / 評論社 7968 ) 著者日プラント & シェ 1 ル / 訳者 著者Ⅱ・・ディクスン / 訳者ⅱ岡部宏 " 松谷健一一 / 256 頁 / Ⅱ・刊 / 320 之 / 298 頁 / 川・燔刊 / 420 円 / 講談 / 闇の戦いシリーズ③ / 恐るべき″灰色の 円 / 早川書房 / 文庫 / 宇宙英雄ローダン・ 王〃の山で黄金の竪琴を捜す少年を待つも 社 / 文庫 / 長篇 / 解説日岡部宏之 / 地球を のは シリーズ / 宿敵ローリンとポスビが共同 時の嵐、タイムストームが襲った で攻撃してきた タイムマシン惑星著者日石原藤夫 / 280 不死を狩る者著者い鏡明 / 280 頁 / 川・ 円 / 川・刊 / 3 6 0 円 / 早川書房 / 文庫引刊 / 6 8 0 円 / 徳間書店 / 新書 / 長篇 / 妖精の国の住民 ( 77 ミ ) 。ミ・ミ ~ F ミ・ ) 一・ 世界を影から操る″不死者〃とは : : : 。鏡洋 4 、 963 ) 著者Ⅱキャサリン・・プ / 長篇 / 解説Ⅱ大宮信光 / ご存知、ヒノ・ リッグズ / 訳者Ⅱ井村君江 / 2 4 8 頁 / 川 明初めての作品集 シオ・アールが活躍する惑星シリ 1 ズ初の ・刊 / 2 0 0 0 円 / 研究社出版 / 研究書 星なき世界 ( 77 ミ S 、、 . 豸、ミ、ト 7978 ) 長篇 武部本一郎アート傑作集 2 月下の美女著者ゴードン・エクランド / 訳者日斎藤 / イギリス民話の妖精たちを類別、紹介 伯好 / 258 頁 / Ⅱ・新刊 / 320 円 / 早より大きな希望 (Die G 、・öße 、べよ。 , 、 ~ ・ たち著者日武部本一郎 / 6 0 頁 / Ⅱ・ ミ ~ 7948 ) 著者日イルゼ・アイヒンガ 川書房 / 文庫 / 宇宙大作戦シリ】ズ / 銀河 刊 / 2 8 0 0 円 / 岩崎書店 / 画集 / 解説 " ー / 212 頁 / 川・川刊 / 1500 円 / 月 厚木淳 / 故武部本一郎氏のアートを集核宙域を探査中のエンター。フライズ号を待 の女流作家 つものは 刊ペン社 / 長篇 / オーストリ 1 めた画集、第二弾 ークへ ( トミミ 0 To の描く幻想的な世界 の超能力ゲーム著者福島正実 / 188 頁ホワイト・ディア・ / 川・ S 刊 / 3 0 0 円 / 文化出版局 / 文庫 = 、ミ、 e しミ、・、ミ *. 7979 ) 著者Ⅱコレイダース・失われた《聖櫃》 ( R ミト冫 リン・ダン / 訳者日中村妙子 / 222 頁 / 。ト The ト。 4 メ、 *. 、 98 し著者日キャ / 短篇集 / 解説Ⅱ内田庶 ンベル・・フラック / 2 6 4 頁 / 川・燔刊 / 川・刊 / 12 0 0 円 / 評論社 / 長篇 / フ 沈黙の声 ( 新、ミま。 . 、 978 ) 著者日 10 0 0 円 / 早川書房 / 長篇 / 失われた聖 アージング・ウッドの動物たち第二部 / 動 トム・リーミイ / 訳者Ⅱ井辻朱実 / 3 5 4 櫃を求めるジョーンズの冒険 頁 / Ⅱ・刊 / 480 円 / サンリオ / 文庫物たちの辛い旅は続く。安息の地はどこに ロードマークス ( R 。ミミ * 7979 ) 著 魔界水滸伝 1 著者い栗本薫 / 234 頁 / Ⅱ / 長篇 / 七七年、惜しまれて亡くなったリ 者Ⅱロジャ】・ゼラズニイ / 訳者Ⅱ遠山峻 ・ 1 刊 / 6 0 0 円 / 角川書店 / 新書 / 長篇 ミイの唯一つの長篇作品 ア′チューイリ 対馬沖ソ連艦に突入せよ著者Ⅱ川又千秋 / / 人間界に不気味な動きが、妖怪たちの目征 / 302 頁 / Ⅱ・刊 / 400 円 / サン リオ / 文庫 / 長篇 / 解説日津田文夫 / 永遠 248 頁 / 川・刊 / 690 円 / 祥伝社 / 覚めの時が来る。彼らの宿敵とは何者 の過去から未来へ通じる道を自在に通れる 新書 / 長篇 / 対馬沖を航行するソ・連軍艦に魔界の剣闘士著者清水義範 / 24 6 頁 / 何かが起った。日本政府は決断を迫られる Ⅱ・ 5 刊 / 680 円 / 双葉社 / 新書 / 長篇者レッドの物語 謎の妖城著者日辻真先 / 222 頁 / 銀河の彼方に悪の影が。快男児ラリー・ ・刊 / 350 円。朝日ソノラマ / 文ザイルの旅が始まる ・本欄に掲載した書籍は十月十一日から十一 庫 / マッド・ポーイ・シリーズ③ / マッド 6 むさし走査線著者Ⅱかんべむさし / 28 月十日までに発行されたものです。⑩の記号 3 ・ポーイ、第 3 弾、今回の活躍は 4 頁 / Ⅱ・刊 / 340 円 / 徳間書店 / 文は再刊。文庫などの新版で発行されたもので ナルニアの国は遠くない・・ルイスの庫 / ) 一ッセイ集 / 解説日桂べかこ す。 / リスト作成日星敬。
クセスが、唇に舌を走らせた。 ロランは答え、デイロドスは、照れくさそうに笑みを浮かべた。 だが、無意識の内に吐いた自分の言葉が、真実に近いところを衝「ロラン、あんたに言っておきたいことがあるんだ」 クセスの言葉を、デイロドスが引き取る。 いていたのだということを、ロランが知ったのは、それから二日ほ 「イレンのことなんだがーーー」 どしてからのことだっこ。 ロランはうなすく。 街から戻ってきた男の一人が、デイロドスと同しように、イレン を見かけたと言ったのだ。だが、それがイレンではありえないこと「わかってるわ、まだ、おまえたちの中でイレンの姿を見かけた者 は、ロランにはわかっていた。なぜなら、その日は、ほとんど一日 がいるってことなのね ? 」 中、ロランはイレンの姿を見ていたからた。イレンは、甲板の上に 「それたけじゃない」 出たまま、その一日を過ごしていたのだ。 クセスが言う。 それにもかかわらす、男は、自分が見たのはイレンだと言い張っ 「テイロスのこともあるんだ」 た。そのときだった、テイロスが、男に歩み寄ると、男を殴りつけ「まさか、別のテイロスを見たっていうんしゃないでしようね」 たのた。それは、ロランにしても初めて見るほどの怒りに満ちたテ ロランが言う。デイロドスが頭を振る。 イロスの姿だった。男たちは、黙って、テイロスを見つめた。驚き「もっと悪いことさ。最近のテイロスとイレンのことで、気付いた で言葉を発することができなかったのかもしれない。 ことはないか ? 」 : いなくなった。だ それ以来、街でイレンの姿を見たと言う者よ、 ロランは、相手の言おうとしていることに、うすうす感づいた。 が、事実が消えたわけではないことを、ロランは、すぐに知った。 「あの二人が、まるで恋人同士みたいに振るまっているってこと ? 男たちは、テイロスの前でそう言わなくなったが、イレンを、すな久しぶりに出会ったわけだから、仕方がないじゃないの。まさか、 わち船の上のイレンではないイレンを見たことのある男たちは、着 いっしょに寝てるってわけじゃないんだから」 実に増えていたのだ。ロランは、男たちのささやきの中から、何度「それが、本当だったら、どうする ? 」 かその事実を耳にした。 ロランは笑い飛ばそうとしたが、デイロドスの真剣な目付きに気 出帆を二日後に控えた日の午後、ロランは、クセスとデイロドスー、 个き笑いを呑み込んだ。 に呼び出されて、街に出た。 「まさか、兄と妹よ、血を分けた。幾ら何でも、そんなことがー 船から姿が見えないところまでくると、二人の男は足をとめて、 ロランの方に向きなおった。若者と中年の男の顔が緊張しているの 「あるんだよ、おれはこの目ではっきり見たんた。あの二人が裸で を、ロランは見てとる。 抱き合っているところを、な」 「どうしたのフ 二人とも」 デイロドスが一 ) 一口う。クセスがうなすく。 9
今月のブックガイド あやつり心中著者日小松左京 / 260 頁 / 怪奇日蝕著者い式貴士 / 222 頁 / Ⅱ・ 5 ② / 宇宙の一角で宇宙船がつぎつぎに謎の 1 ・緻刊 / 1200 円 / 徳間書店 / 短篇集刊 / 980 円 / ソニー出版 / 短篇集失踪を遂けた。謎を追うスペース・レイン 2 8 小松左京の最近の作品、七篇を収録 / 好調、式ワールド、 短篇七篇を収録 ジャーを待つものは 生ける屍 ( をミミ、 ~ D きト、 977 ) 著者風の竪琴弾き ( ミ -p ミ The ミ、 ~ ト幻獣変化著者日夢枕獏 / 252 頁 / Ⅱ・川 パトリシア・・マキリッ ! ヒーター・ディキンスン / 訳者神鳥統 7979 ) 著者日 刊 / 6 8 0 円 / 双葉社 / 新書 / 長篇 / 涅槃 夫 / 326 頁 / Ⅱ・新刊 / 420 円 / サン ・フ / 訳者Ⅱ脇明子 / 392 頁 / 川・訂刊 / の果実を求めて雪冠樹を登る若き日の仏陀 リオ / 文庫 / 長篇 / 呪術と魔法と狂気と独 480 円 / 早川書房 / 文庫 / イルスの竪琴を待つものは 裁の島ホッグ島で薬理学者を待つものは シリーズ③ / モルゴンとレ 1 ・デルルは、古殺意の明王著者Ⅱ荒巻義雄 / 286 頁 / Ⅱ ⑩いて座の少女著者日中尾明 / 220 頁 / えの魔法使いの集まるランゴルドへと旅立 ・川刊 / 6 9 0 円 / 有楽出版社 / 新書 / 長 っ Ⅱ・新刊 / 2 8 0 円 / 徳間書店 / 文庫 / 長 篇 / 政界を操る影の組織対超能力者集団ア 危険を逃れて ( を , 、きミ D ミ ~ ) ミダ党の戦いが開始 宇宙人傑作選・天使の卵編者Ⅱ風見潤 7979 ) 著者Ⅱコリン・ダン / 訳者Ⅱ中村ジェイルバード ( .1979 ) 著者日 ・安田均 / 228 頁 / Ⅱ・新刊 / 260 円妙子 / 236 頁 / 川・刊 / 1200 円 / ・ヴォネガット / 訳者Ⅱ浅倉久志 / / 集英社 / 文庫 / アンソロジー / 解説風評論社 / 長篇 / ファージング・ウッドの動 250 頁 / Ⅱ・刊 / 1200 円 / 早川書 見潤・安田均。宇宙人をテーマとする海外物たち第一部 / キツネ、ウサギ、イタチ、 房 / 長篇 / 幻の作家、キルゴア・トラ ノネズミ 作品五篇を収録した楽しいアンソロジー へ・ヒ、カエル、動物たちが逃げ ウト復活。ヴネガットの最新長篇作 宇宙戦士バルディオス・上著者Ⅱ北見徹 / だした。彼らを駆り立てたものの正体は ? 神変まだら蜘蛛著者日栗本薫 / 2 9 6 頁 / 268 頁 / Ⅱ・燔刊 / 300 円 / 集英社 / キリマンジャロ・マシーン ( ト、 ~ g The Ⅱ・川刊 / 8 8 0 円 / 桃源社 / 長篇 / 柔肌 、・、ルディオ 文庫 / 長篇 / ア . ニメーション 30 ミこ c い 7969 ) 著者日レイ・ に刻まれたまだら蜘蛛の刺青とは スのノヴェライゼーション ・フラッドベリ / 訳者Ⅱ伊藤典夫・他 / 3 4 スペース・コロニー 2 0 81 ( 208 、。・ / 宇宙船野郎たち編著者Ⅱ野田昌 8 頁 / Ⅱ・新刊 / 14 0 0 円 / 早川書房 / ト、ミ Viezv of ミ H ~ 3 ミ洋ト・ミミミ . 宏 / 144 頁 / 川・刊 / 1500 円 / 早短篇集 / 界の詩人 : フラッドベリの最 ・オニール .798 、 ) 著者Ⅱジェラード・ 川書房 / ノンフィクション / Z<<T<< を現新短篇集 / 訳者Ⅱ小尾信彌 / 400 頁 / Ⅱ・肥刊 / 地取材した大元帥の楽しいレポート 狐と踊れ著者Ⅱ神林長平 / 3 0 2 頁 / 川・ 2 2 0 0 円研究所 / ノンフィクシ 又べース・コ 0 ニー 引刊 / 3 6 0 円 / 早川書房 / 文庫 / 短篇集 ョン / 宇宙島計画を中心に一一十一世紀を語 宇宙島の少年著者Ⅱ中尾明 / 254 頁 / る 川・刊 / 320 円 / 文化出版局 / 文庫 / / 解説Ⅱ眉村卓 / ( ャカワ・コンテス ト出身、神林長平の処女作品集 長篇 / 解説日中尾明 / 一一一世紀、スペース 創世紀機械 ( The G ) ント h ~ ・、ミ . ・コロニーに住む少年少女の物語 の銀河バトロール報告著者Ⅱ横田順彌 / 3 7978 ) 著者Ⅱジェイムズ・・ホーガン ェロチック街道著者Ⅱ筒井康隆 / 266 頁 0 0 頁 / 川・ % 刊 / 320 円 / 集英社 / 文 / 訳者日山高昭 / 358 頁 / 川・刊 / 4 / 川・新刊 / 90 0 円 / 新潮社 / 筒井康隆庫 / 短篇集 / 解説Ⅱ梶尾真治 3 0 円 / 東京創元社 / 文庫 / 長篇 / 解説い の最近作十八篇を収録。筒井ワールド快調クリスタルの陰謀著者Ⅱ栗本薫 / 292 頁 大野万紀 / 天才科学者が発見したものは、 の大きな前庭 (The ミ、ミ・ C 。ミ / 川・新刊 / 360 円 / 早川書房 / 文庫 / 宇宙のエネルギーを自在に操る手段だった ン ~ ・、、ミ 7960 ) 著者Ⅱクリフォ 1 ド・ Ch>—Z (J)<<Cö<< シリ , ーズ⑧ / パロの首タイタンの戦い ( C 。 , 、 77 ミ T ~ ・、ミ冫 . 都クリスタルに渦まく陰謀とは ・シマック / 訳者日小尾芙佐・峯岸久 / 3 7981 ) 著者アラン・ディーン・フォス スペース・トライアングル ター / 訳者日沢川進 / 326 頁 / Ⅱ・川刊 18 頁 / 川・新刊 / 380 円 / 早川書房 / 黒の三角宙域著者Ⅱ仁賀克雄 / 254 文庫 / 短篇集 / 解説Ⅱ谷凵高夫 / 注日「シ 頁 / 川・刊 / 3 8 0 円 / 朝日ソノラマ / / 3 8 0 円 / 角川書店 / 文庫 / 長篇 / はる マックの世界」改題 文庫 / スペ 1 ス・レインジャー かなる神話の時代を舞台とした冒険ファン
食 ) 、午後三時 ~ 翌朝午前十時い五千円 ( 含版として復刻します。よろしくお願いします。 体裁判・コピー誌、付録付き タ・朝食 ) Z ・・ラジオドラマ 頒価四百円 ( 送料込、定額為替に限る ) 申込み〆切十二月十二日 G 亠 ) 消印有効 ア・ラ・カルト「矢野徹の世界」 連絡先〒高松市福岡町四ー七ー一 主催北海道協会 申込み、問合せは六十円切手同封の上左記ま 松原アパート一号室高見和輝 一月四日 ~ 八日・午後十一時 ~ 十一時十分 で。なお〆切間近ですのでお早目にどうぞ。 東北大学研究会会誌 います。若くなければ人れないが、若ければ若〒网札幌市中央区北一一条東一一丁目庄崎方 氷垣浄 「ダイバージェンスⅣ」発行 " いほどドッ。フリ型、こんなところに T' アレル 創作 ( 期待の ? ) 新人特集、「第一一知性」 ギーのもとがあるのだろうか、と考えたりして 「 O 」「逆説方程式」「帰去来」以上四篇 います。 ( 私自身はまだ二十二です念のため ) 「第一回日本ファンタジイ・コンべンション 翻訳ラリ ー・ニーヴンの短篇「ドラコ亭シリ ( 茨城県筑波郡大穂町要一ー四栗原方 ( 仮称 ) 」のお知らせ このたびホラー系ファンタジイ、同人誌の ーズ」より訳出、「シューマンズ・コン・ヒュ 竹内さやか ) 「黒魔団」を中心に第一回日本ファンタジィ大 ーター」「グラマーレッスン」等五篇及びア 会の準備会が結成されました。一九八一一年五月 ン・マキャフリイの最新作「シンデレラ・ス 中旬に東京での開催を予定しております。 ィッチ」を掲載 興味のある方は事務局長まで御連絡下さい その他、奇想天外追悼座談会・三号で好評だ 〒東久留米市上の原二ー七ー四二ー四〇一一一つたあの Neg 一ミ ence ・ 2 などなど読み物満載 " 「星群」号発行 井口倫太郎 5 判・オフセット印刷・百二十八頁 内容「祝いの日」児島冬樹、「箱」石飛卓美 申込みは送料込みで六百円を郵便振替又は定 「プロハンター」松本富雄、他、創作十一篇、 コミック・フェスティバル—、 0 額小為替にて。 ( 振替仙台 4 ー 2 2 0 6 東 詩一篇 北大学研究会 ) 体裁判・々一イブオフ・八八頁 日時十二月二十日 ( 日 ) 十時半 ~ 十六時 〒仙台市川内東北大学教養部内 頒価千円 ( 送料共 ) 東北大学研究会 0 「星群の会」新入会員募集中。入会ご希望の会場神戸市立三ノ宮青少年会館レク レ】ションホール 方は、六十円切手同封のうえご連絡ください。 入会案内書をお送りします。「星群」号、お内容コミック・フ = アー・ 8 ( マンガ同人会員募集「エルリック・」 ミニコミ誌 & TÅ、アニメファンジンな 0 O Z ・Ⅶで一応名前だけは : : : のエル よび人会ご希望の方は左記まで。 リック・オ・フ・メルニポーネのファン・クラブ 連絡先〒神戸市東区深江北町二ー七ー二どの展示即売会 ) 、マン研アトラス、ペンギ ンクラブ合同マンガ作品原画展 です。エルリック主義を全世界に普及し、「混 0 ー一〇三坪井貞一 コミック・フ = ア , ーに参加するグルー・フ募集沌」の魔手から地球を守りぬくことを目的とし 中 ! 詳しい事の問合せは左記へ。入場無料 ! ています。六十円切手一一枚を同封の上、住所、 日北海道 tnræクリスマスのお知らせ 氏名を明記して左記までご一報下さい 今年も札幌でクリスマスが開かれます。〒高砂市北浜町西浜一〇六二藤井光 〒小田原市板橋八七一ー七細井恵子 ・ヒデオ上映、マイコンゲーム等用意してます。 冬の一夜、仲間と共にすごしましよう。 香川大学研究会会誌 第一回「」ビデオ上映会のお知らせ 日時十二月二十六日 ( 亠亠 ) 午後三時 ~ 二十七「ファンタジア」創刊号増訂版発売解禁 , ・ 日 ( 日 ) 午前十時 先日発売致しました「 T' ファンタジア」第我が「 & 」では、この度トータルメディ アとしてのをより楽しむ為に、・ヒデオ上映 会場真駒内ハイツ北海道青少年会館 二号は好評のうちに売り切れました。そこで、 参加費午後三時 ~ 午後九時Ⅱ二千円 ( 含タこの度「ファンタジア」創刊号を増補改訂会を開始する事になりました。 広告 け 4
6 ビー「太陽の世界」一枚目、半村良「亜矢子 まず初回、第二〇回日木大会「円 ( 送料込 ) ( 上 ) 」 ( 単行本未収録 ) 、伊藤徹・構成「講談 」の特集です。参加した人もしなかったオー。フニングアニメーション 8 フィルム、 長さ引 ( 五分十三秒 ) 、磁気録音、 1 トラ社の読者カードによる作品ベスト」、桑原満 ( できなかった ) 人も、お気軽にどうそ。 ック、価格Ⅱ二万千円 ( 送料込 ) 解説付 日時十二月二十七日 ( 日当午後一時 ~ 五時 申し込み先〒観大阪市淀川区新北野一ー三ー・「女子大生の 場所姫路市民会館第四会議室 四淀月リバーサイドマンション三〇六号」他満載。 料金無料 ( カン。ハなし ) 頒価六百円 ( 送料共 ) 植田方 Q<—OOZ Ⅲ赤字救済委員会 内容かんべむさし氏による落語 ( 途中まで ) 申し込み先〒目黒区平町二ー一四ー二ー 星雲賞受賞式、新井素子の部屋 ( ファン必見 ( 現金か為替でお申し込み下さい ) 〇一加戸利一 ( と また、公式の販売も考えています。 ! ) 、そして噂のコスチュ】ム・ショー び入りのモポシ・ダンからキ = ートなラム・ << — 00 Z Ⅲで好評の稲葉隆一氏のオリジ 「スペース・ストリーム」 ナル公式ポスタ】 ( 3 6 5 x 415 讐アー ちゃんを経て驚異の一人デンジマンまで ) 、 ( 繝岐阜市南本荘四条通り六杉比良清羊一 ) ト 110 、カラーオフ ) 七百枚限定発売 , その他ダーテイベアの特別出演もあり。 同時上映・ ( ロディアフレコ版「機動戦一枚 ( 梱包料込 ) 五百円 ( あとは一枚ふえるご・ 、 4 ) 、「ルバン三とに三百円加算 ) 代金は郵便振替にてお願いし 士ガンダム」 2 3 ます。 世 / カリオストロの城」 ・ 0 参加御希望の方は返信用封筒を同封の上左記申し込み先〒観京都市中京区西ノ京中御門西 まで。 町一一〇瞳莊グル 1 ・ゾ京都 事務室〈振替京都 28197 〉 〒引姫路市勝原区朝日谷一二〇ー二 小嶋好治 東京都立大学研ビジュアル会誌 「」第一号発行のお知らせ ' 0 、Ⅲのプログラムプック及び オープニングのアニメーションを販売 ! 内容創作マンガ「でいぶ☆すべえす」「 」「伸びゆく人間」他、インタ・ヒュウ ゾログラムゾック 5 判・百四十八頁 4 ートイ付、価格Ⅱ一一千三百「山田正紀、ーー文章と映像ーーー」その他ェッセ一 . ) 判の特製のペイバ イ等。 〈イヴェント・カレンダー〉 判・五十六頁・手書きオフ。頒価四百円 〔に二月二十日 ( 日 ) コミック・フェスティ・ハ ( 郵送料共 ) 申し込みは定額小為替で左記へ。 ル— Z C ;= ・ 8 ( 兵庫県 ) 〒川品川区上大崎三ー一四ー一七 十二月二十六日 ( 上 ) 北海道クリスマス 目黒グレースマンシコン 7 0 5 号塩崎昇ノ ( 北海道 ) 五月中旬「第一回日本ファンタジイ・「一ンペ 「半村良秘録」配布のお知らせ ンション ( 仮称 ) 」 ( 東京 ) 続・半村良のお客になる会の発行する会誌 八月十四、十五日 ( 土、日 ) 第二十一回日本 「半村良秘録」が完成。会員外の方にもお t-•o;-k 大会 ( 東京・十二月号 ) わけしたいと存じますので、御希望の方は代金 " / 今月号にイヴェントの詳細が掲載されてい 分の定額小為替を左記の連絡先まで。 ないものにつきましては、末尾に記した月号 体裁判・五十六頁・手書きオフ、題字日 の「てれ・ほーと」襴をご覧ドさい。 半村良、表紙絵 " 堀内祐輔、内容直筆原稿コ 0 ・ 0 0 ・
ロランは、エルワースが立ち去った後で、奇妙な感覚をおぼえは全身が震え出すのを覚え、船のヘリを捌む。 ロランの横にイレンの一人が、身をよじりながら、やってきた。 た。今、彼女に話しかけてきたエルワースには、他の化物どもには ない人間的なものを感じたのだ。わからない。 ロランは首を振っ「畜生、畜生 ! 」 イレンの愛らしい唇が、似つかわしくない呪いの言葉を吐いた。 だが、三日ほども過ごすと、ロランは化物たちの中に、微妙な差ロランが目を見はっている間に、その唇が、ゆっくりと形を変えは を持った者たちがいることに気付いた。 = ルワ , ースの中にも一人、じめる。同じだ。あの酒場の外で見たのと同し光景だ。声が変って 。何か泡立つような不気味なものに変っていった。 そしてムザクの中にも、イレンたちの中にも一人づつ、他の者たち とちがった者がいるように思えたのた。ムザクの一人が、最も簡単「これでも駄目だったか ! 今度こそは、と、思ったのに。口惜し 口惜しい」 にわかった。他の者が剣を持っているのに、そのムザクだけは、白い イレンだったものは、甲板の上に、膝ますきながら、わめいた。 い金属の棒のようなものを、腰にさしていたのた。 かって「千の生命」と呼ばれていたこの船に、別の名を付けたのその声も姿も、もはやイレンのものではなくなっていた。 「おお、教主ども奴 ! 呪ってやる、呪ってやる」 は、その白い棒のムザクたった。彼は、この船を「アレクサンドロ イレンたったものが、わめいた。それに合わせるように、甲板中 ス」と呼・ほうと言ったのだ。それは何の意味も持たぬ音の連なりだ った。キャラの街の男たちの名に似た響きを持っていたが、ただそから、同じ呪いの言葉が、繰り返された。 「千年が無駄たったとは ! 千年が ! 」 れだけのことだ ところが、驚いたことに、エルワースたちもイレンたちも、他の また言葉が繰り返され、それはやがて意味をなさぬっふやきに変 ムザクたちも、その名を無条件に受け入れたのだ。 っていった。甲板の上を見回したロランは、そこにあの肉の塊たけ 「アレクサンドロス」と名付けられた船は、海のたた中に向けて、 が転がっているのを見た。全身の毛が逆立っている。海のただ中 まっすぐ進んでいった。何日も海と太陽しか見えぬ日が続いた。 で、このわけのわからぬものと、いっしょに流されていくことにな 「アレクサンドロス」に異変が訪れた日も、それまでと同じ何の変るのか。そう思った途端に、ロランは、自分がいつまで正気を保つ りもない一日だった。 ていられるか、自信が消え失せた。 それは太陽が、ロランたちの頭上にやってきたときに起きた。すそのときだった、ヘさきの方で、何かが水に落ちる音がした。続 べてを帆にまかせて、甲板の上にすわり込んでいたイレンたちが、けて二つ、水音がする。文字どおり、飛び上がったロランは、おそ 突然、もがきだしたのた。全身をくねらせ、手で甲板をかきむしりるおそる帆柱を回り、ヘさきの方に足を進めた。そして、二人の男 出した。苦悶の呻きが、船中に満ちた。 と一人の女が、甲板の肉塊を海中に投げ込んでいるのを見た。エル ワースとイレンとムザクだった。ムザクの腰にはあの白い棒が光っ それはまるで地獄の音のように、ロランの全身を包んた。ロラン
外部タンク 直径 7 . 7 m 全長 57 .9m 図 24J ロックウ土ル狂叢決定案い、 固体ロケット・ プースター 直径 4 コ m 全長 53.4m 直径 3.6m , 全長 44.2m 直径 8 . 2 rn 全長 47 . am 64 6 m オービター 38 . 3 m 55 . 2 m 37 . 2 m 25.6m 図 23 三 , ックウェル社最終提案 : 第ゞ燾、、 23 . 8 m 当 三月十七日 z はスペースシャトル の最終要求を提示し、五月十二日を提案の 期限と定めた。これがフェイズ O ( 第三 期 ) 研究で、一九六九年以来続いてきたメ ーカーの竸争はいよいよ実際の開発契約を 目指して、ホーム・ストレッチに入ったの ー〇〇〇七 ( 図 ) はロックウエル のフェイズ O 予備研究の一つで、現在のオ ービターの基本形態は既に確立している。 この時点で決っていなかったのは姿勢制御 スラスターの配置で、ー〇〇〇七案で は翼端に集められている。 ダッシュ〇〇〇七二 ( 図 ) はフェイズ O に入ってからのもので、珍らしいカナー ド卩 ( 前翼 ) 配置を持っており、しかもこ のカナードは胴体側面に折りたたまれるよ うになっている。最後の土壇場になって、 こんな突飛な案が出てきた理由はよくわか らない。 五月十二日 Z << はスペースシャトル の設計提案を締め切った。応募したのはロ ックウエル、マクダネル・ダグラス、グラ マン、ロッキードの四社たった。航空宇宙 工学の分野では、研究期間が長い程最終的 な提案はどの社も似通ってくると言われる ; 、実際この時の四社の設計は一見して区
十五年前の少女の不可解な行動は、こんな子供じみた企みに発しては底深い疲労感を覚えながら、そう思った。 いたのか、と泰彦は苦笑した。 もう会えない、と彼がいうと、しばらく理恵子は押し黙ったまま 8 だった。そして、泣きはらした真っ赤な眼で、彼を見た。 ・ル】ムで毎夕、理恵子と会うようになって一週間がたっ 「お願い、明日だけ会って。明日だけでいいの」 ふと訪れた沈黙を破って、ミルク・ティーを口に運んでいた理恵彼は渋々と頷いた。別れ際、彼女がさり気ない口調で、きようは 何日だったかしらと訊いてきた。彼は、つ い、いまの自分の属する 子が、突然、思いつめた調子でいった。 月日を答えてしまった。慌てて訂正する彼に、理恵子がもう一度、 「わたし、彼と別れることに決めました」 泰彦は驚いて、彼女の顔を見つめた。懸命に翻意を促そうとした念を押した。 が、理恵子は頑なだった。 「明日、ここで、待っています。必ず来て下さい」 泰彦も辞めた。所詮、こうなるのが定めたったのだから、しよう 不安な一日を彼は過した。 、刀ュ / し 、と。過去を改変しようとしたところで、無駄な試みにすぎ次の日、行くのを正そうと、泰彦は何度も考えた。しかし、きょ ないのだーー意外と割り切った気持ちで、泰彦はそう考えた。 うだけだ、きようで〈過去〉とは完全に縁を切るーー自分に言いき 「な・せ、彼と別れる気になったの」 かせて、泰彦は湘南に向かった。 十五年間、心にしまいつづけていた疑問を彼はロに出した。心な ホテルの駐車場でクルマを降り、ロビーを抜けてティー しか、声が掠れていた。 に向かうに従って、泰彦のなかで不安が拡がっていった。なにかが 理恵子の顔がペソをかきだす直前のものになっている。泰彦は十起きそうな予感がしていた。 五年前、何度かこの顔を見たことがある。 ・ルームには理恵子の姿はなかった。シックなワンビース 「わからないんですか。本当にわからないんですか」 に身を包んだ美しい人妻ふうの女が一人、いるだけだった。 理恵子の剣幕に彼は驚いた。もう大粒の涙がつぎからつぎへと頁 女がテー・フルに降ろしていた視線を上げ、泰彦のほうを見た。不 に流れ落ちている。 思議な微笑が彼女の顔に拡がった。 「あなたが、好きだからです。 : : : それが、彼と別れる理由のすべ どこかで見たような顔だった。しかし、思い出せない。 てです」 女が席を立ち、泰彦に近づいてきた。 鈍い衝撃が彼の体を襲った。 。わた 「昨日、約束したでしよ。明日、必ず会って下さいって : なんてことだ。俺は : : : 十八歳の俺は、十五年後の自分に恋人をし、明日という日を十五年間、待ちましたのよ」 奪われたってわけかーー苦い気持ちが、彼のなかに拡がっていた。 横田理恵子はそういうと、もう一度、彼に向かって微笑んでみせ もう、これ以上、〈過去〉に深入りすることはできないーー泰彦た。
スナックということで。ハイ、では、のちほど に、泰彦は鉛筆を走らせていった。 受話器を置いてから、泰彦はべランダに面したアル、、 そして、書いている途中で思い当たった。十五年前のあの日の情 8 窓を開いた。 景を、自分は決していままで忘れていたわけでなく、無理矢理に忘 涼しい風が部屋に流れこんできた。数日前に梅雨明け宣言が出さ却の彼方に押しやっていたたけだったのだと れたばかりだった。 十五年という時間が経過し、過去をゆっくりと反芻する能力がで 殺風景な部屋の真ん中に、白いテーゾルと椅子が二脚たけある。 き上がったいま、水面下から、あの日の情景が浮上してきたのた 冷蔵庫からグレー。フ・フルーツ・ジュースを取り出してコツ。フに注と。 ぐと、彼は椅子に腰を下ろした。 しかし、と泰彦は思った。 ふりな原稿 テーゾルの上に、肩をホチキスでとめた四百字詰の小・ いま、こうして眼の前のテーゾルに置かれた何枚かの原稿の東 用紙が乗っている。 、、、、ほとんど生き物のようにその存在を主張しているように感しら 池波からの依頼で、きようスタジオにこもりながら書いた原稿たれるのは何故だろう。 った。周囲が騒がしいことが巧く作用して、考えあぐむこともなく 泰彦は突然、落ち着かない気分になった。 ほとんど一気呵成に書きあげた。 つい数時間前、闇雲に書き連ねた文字の群れが、本来は開けては しかし、書き飛ばすようにして仕上げた原稿が、いま、静かな部ならなかったパンドラの箱のフタのようなものだったのではないか 屋のなかで、徐々に自分の存在を主張しはじめていることに、泰彦という思いにとらわれたのだ。 彼は原稿用紙を手に取った。文章の最初に″一九六六年、冬〃と は気がついていた。 いうタイトルが付されていた。タイトルにつづく文章を、彼は追い 池波からの原稿依頼は、おりからのオールディーズ・ゾームに引 つかけた″十五年前、私は〃という内容の短いエッセイだった。泰はじめた。 ー・ミューンツクのシン 彦以外にも何人かの音楽ライタ , ーや、ニュ ガーたちが原稿を書いたり、ロ述をしている。 あのころ、俺はいった ″十五年前み 、、何をしていたたろう。 そう思ったとき、フラッシュ ソクのように鮮烈に鮮る記憶が泰 彦にはあった。 雜然としたスタジオのなかで、泰彦は憑かれたように、十五年前 のある日の情景を書きつづけた。自分でも驚くほど、記憶は淀みな つぎからつぎへと、溢れでてきた。ほとんど自動記述のよう 十五年前、ぼくは高校三年生たった。 都内にある、男女共学の公立高校に通う、ごくごく平凡な高校生 一九六六年、冬