た。そのオー・フンの八日前に舞い込んだ / ーベ 0 ル賞受賞であった。まさにグッドタイミング 7 : 」 0 早速、「未来をひらく化学の世界」展の会場 に「日本初のノ . ーベル化学賞」のコーナーを設 け、日本の化学研究の優秀さをすることに した。 「未来をひらく化学の世界」展は、「化学の人 池見照二 り口」「ケミカルワンダーランド」「いのち・ カット / 島津義晴 環境・化学」「資源・エネルギーと化学」の四 コーナーに分かれ、化学の世界が私達の暮らし に、低くしか評価されない」と化学関係者は不に深くかかわりあい、社会を支えていることを 「化学復権」ーーの声が高まっているなかへ、 タイミングよく飛び込んできた福井謙一京大工満を漏らすように、確かに化学の地位は、華や訴えている。 わが国の化学研究は、応用に走るといわれる かな原子核物理、素粒子研究、エレクトロニク 学部教授のノーベル化学賞受賞であった。 中で、基礎研究にもすぐれた業績をあげてい 化学界の専門家の間では、ここ十年近く、福スなどに比べて、地味で、評価が低かった。 化学は、古くは錬金術の時代からの伝統を持る。ノーベル賞に輝いた福井教授の「フロンテ 井教授がノーベル賞を受けるのではないかとの ウワサが立っていた。だから、福井教授も「毎 つ。そして、一九六〇年代は化学コンビナード ィア電子理論」をはじめ、分子構造論の三島三 年いまごろになると、いろいろノーベル賞につが各地に建設され、高分子化学が開花した。し一東大名誉教授、有機化合物の構造研究に業績 いて心配してくれるので、意外感はなかった」 かし、一九七〇年代になると、公害の元凶としをあげた野副鉄男東北大名誉教授、結品化学の とい、つ。 仁田勇大阪大名誉教授らが知られている。 て「化学は悪だ」とする風潮が高まってきた。 だが、門外漢にとっては、ダークホースの受 こうした化学へのイメージダウンをなんとか東エ大の慶伊富長教授の調整によると、一九 賞との印象を与えたことをいなめい。これまで防ぎ、イメージアツ。フをはかろう ーーと、日本七九年一年間の世界の化学研究論文数を大学別 下馬評にあがったのは、梅沢浜夫微生物化学研化学会 ( 斎藤信房会長 ) は「化学復権」の連動にみると、一位東大、一一位京大、三位大阪大 究所長、江橋節郎東大教授、早石修京大教授らを進めている。三年前、大阪で「化学展」を開で、上位二十位までのうち八位までを日本の大 で、福井教授の名はなかった。 催したのをはじめ、今年からは「化学への招学が占めている。日本の化学研究が盛んである ことを物語るデータである。 しかも、福井教授の受賞が、井上靖氏へのノ待」と題した講演会を開いている。 , ーベル文学賞空振り騒ぎの直後だけに、よけい そして十月二十七日からは、東京・上野の国斎藤信房日本化学会会長は「これから、福井 に「突然の受賞」との感を強くした。 立科学博物館で「未来をひらく化学の世界」と教授の受賞を突破口にして、ノーベル化学賞の 「日本の化学は世界のトツ。フレベルにあるの題する特別展がスタートすることになってい 受賞者が出てほしい」と期待をかけている。 サイエンス・トピック 化学の復権
) 石原博士の cnu- 研究室⑩イ 恒星船で生まれた人のために・・その 2 石原藤夫 すョ叫巡 ) コーヒー・プレーク午後一時 このコラムって、とてもノンビリして いるのだ。 昼食がおわってさてこれから仕事たー ーと原稿用紙に向かったとたんに、コー ヒー・・フレークがはじまってしまうの 日本の新聞にも大きく報道された。 ちの中からーー千人に一人でも、 少年は身動きできなかったのたが、地 アニメ用ロポットのデザインだけで 上にいる母親とは、穴がつながってい なく、人命救助用の現実のロポット技術 て、さいごまで話をすることができた。 にとりくみ、世界の人たちに感謝される この少年が死ぬまぎわに地上の母親にような人物が出てきてほしいものだ。 なかって叫んだっていうのが、 ( 日本のロポット技術はーーー基本発明を 「母さん、マジンガ ノーに頼んで助けにき除けばーーー今でも世界のトツ。フを走って てもらって : : : 」 いるけれども : : : ) という言葉だったそうた。 日本のテレビ・アニメがさかんに輸出私は″ロポット″の語源はチェコ語の され、世界中の子どもたちを夢中にさせ労働を意味する ROBOTA であり、そ 何カ月か前、イタリアで少年が深い井ているという話はよく聞くけれども、これに強制 ( 奴隷 ) 労働というニュアンス 戸に落ちこみ、どうしても助けることが ういうニュースに接すると復雜な気持ちがあるところからチャベックが発想を得 できなかった になってしまう。 という痛ましい事故が と ( チェコ文学者の栗栖継氏の解 あった。 現在アニメ論議にふけっている若者た説などから ) 考えていたのだが、やはり イラストレーション宀呂、 , リに いー叺ツを 4 0 ′
いるのだから、大仏次郎『日本人オイン』のように当時の日本たようだ : ピッグ・ネーム・ファン 名古屋の z で研究家の岡田正哉氏は、ヨー 人渡航家にロマンを託した小説が書かれるのも、きわめて自然 ロッパにハガード流秘境小説が定着し、翻ってわが国にその伝 なことのように思われる・ ところが寛永十二 ( 一六三五 ) 年に徳川家光が下知した鎖国統が浅い理由として右のような説明を試みられている。すなわ 令によって日本人の海外渡航および帰国が禁止され、爾後明治ち、氏の直接の言を借りれば、 の御世に至るまで日本人の国外での自由な活躍の場は失われて つまうイギリス・オランダ・スペイン・ポルトガ しまった。いに ロスト・レースものは、しかし、日本の風土には育ちに ルなどヨーロツ。ハの強国は独自の植民地政策でアジア・アフリ くかったようである。これが育っためには、作者の周囲に カ・南米大陸の各地に開拓を進め、しだいに属領を拡張してい 手ごろなテラ・インコグニタがなければならないのだ。そ っこ 0 の点、広大な未開の地を植民地として占有していた欧州各 したがってこれら諸外国には秘境探検小説を生み出す下地Ⅱ 国にとっては、文字通り、秘境がゴロゴロしていたわけ 舞台となる「未踏の地」があったわけだが、それに対して植民 で、考古学の発展とともに、様々の可能性が当時の人々の 地を持たないわがニッポンでは一時期明治時代に矢野龍渓・押 心に湧いてきたにちがいない。 川春浪らの海洋冒険小説が流行した程度で、伝統的な文学とし あの山脈の向うには、十字軍の末裔の都市が栄えている ての秘境探検ものは国状的に根付きにくい、という事情があっ かもしれない。あの砂漢の中のオアシスには原始さながら の猿人王国があるかもしれない。 こんな空想が膨らみ、それがいっしか小説として形成さ れていくのは当然のことかもしれない。 ( 高井信氏編『《世 界大口マン全集》解説総目録』所載「ハガードとの出会 い」傍点原文 ) 日ということになる。 の そして太平洋戦争直前の昭和十五年から、日本は南進政策を 理決定。日独伊三国軍事同盟、日ソ中立条約をタテにとって援蒋 ルート遮断と石油・ゴム・アルミなどの軍需物資調達を目的と した北部仏印進駐、南部仏印進駐を開始する。また、昭和十七 年にはマニラ、シンガポールを占領。こんな時代になると、今 度はがぜん秘境を設定する背景ができあがっていく。 小学館版「日本の歴史」第三〇巻、伊藤隆氏の『十五年戦 7
科学日険時代ー會津信 第十三回 昭和十年代後半の☆ばあと・わん 天佑ヲ保有シ萬世一系ノ皇祚フ踐メル大日本帝國天皇 ( 昭ローズ先生はこの時 ( ワイにいて、日本軍の奇襲を体験してい るそうな ) ニ忠誠勇武ナル汝有ニ示ス 朕ニ米國及英國ニ對シテ戦フ宣ス朕カ陸海將兵 ( 全力フ太平洋戦争開戦前の昭和十一一年には、蘆溝橋事件に端を発す 奮テ交戦ニ從事シ朕カ百僚有司 ( 勵精職務ヲ奉行シ朕カ嶽る支那事変が勃発。日本政府は軍事費を捻出するために、経済 庶 ( 各、、共ノ本分ヲ盡シ億兆一心國家ノ總カヲ擧ケテ征戦統制の強化を行なう。ます政府は昭和十三年に国家総動員法 を、翌十四年には国民徴用令を制定し、経済・人材・物資のす ノ目的フ達成スルニ遺算ナカラムコトヲ期セョ・ べてを戦争にむけて集中させた。そして国民の生活は「贅沢は 一体ナ = ゴトが始まったのかと驚く方もいらっしやる敵だ」のスロ 1 ガンのもとに厳しく統制され、また日常品の切 かもしれないが、これは恐れ多くも畏くも昭和十六年十二月八符・配給制度がとられるようになった。 こうして国が総力を挙げて戦争完遂に盲進しはじめると、当 ″召書である。 日に今上陛下によって下された一、〒″ 「皇皹」たの「嶽庶」だのとやたらムズカシい漢字が行列して然のように物質面だけでなく精神面・文化面の戦争協力が強要 されるようになる。そのため文学はいきおい戦意高揚を目的と いて、一読したたけでは何のことやらほとんど分からないが、 とにかくこの詔書にあるとおりわが大日本帝国は十二月八日をしたものが最重視され、それ以外のものは次々に緊縮されてい の一つとして、文章 もって米・英に宣戦布告し、海軍の真珠湾攻撃を皮切りに太平った。当時の極端な圧制を示す工。ヒソード の中で「乞食」という言葉が使えなかったという話を聞いたこ 洋戦争へと突入していったのだ。 ( ちなみに御存じ・・
S. 戸レヒッウ ハランス、日本の防衛体 や七〇年といった歴史の節目のように思えるらはどれも、ナショナリズムに傾斜していかするミリタ - リー 時ばかりに″政治〃があるわけではない。まずには成立しない。空想であろうと、天下国制、経済システム、食料問題、寄型児、安楽 ″世家のこととなれば、小説を抜けでて、自然に死、人口問題、遺伝子工学、高齢化社会、福 た、常に流れて″歴史と化していく 祉問題、情報戦略、コン。ヒュータ化社会と、 界〃は、政治ばかりでなく、経済や文化など大説となっていくからだ。 日本も抱えているあらゆる問題が、四百ペー さて、野坂昭如の『オペレーション・ノ と分ちがたく結びあって存在している。そし ア』は、本の帯によれば、″著者渾身の近未ジ・二段組みの中に盛り込まれている。それ て、近代化という名のもとに、人類の手によ って世界中で改造が行われていくにつれ、政来小説著書の言葉によれば、過渡期の現が情報小説、謀略小説となっているのだが、 治も経済も文化も、一地方、一国、相対する代日本において考えられうる地獄図を″妄想先に触れた初期作品と違っているのは、市民 の側から描いたのではなく、上部構造、″オ 国の範囲を越え、地球という惑星全体の問題を働かせたみものだ。 野坂昭如が直木賞受賞以前、小説家としてべレーション・ノアの推進者の側から描い になってきている。二十世紀末に向かう世界 にとって、グロ ー・ ( ルなヴィジョンを持たねの出発点に書いた『エロ事師たち』『騒動師ている点である。そうすることによって、近 ば何事も成し得ない。これは、あたりまえのたち』『とむらい師たち』などは、小松左京未来恐怖小説でなく、首相・官僚レベルでの 会話が多くなり、国家の在り方を論じる大説 ことだ。しかも、ありとあらゆる分野で、確の『日本アパッチ族』と同じく、ヴァイタリ となってゆく。しかし、これがナショナリズ 実な変化が起っていて、このまま進めば、人ティあふれる大衆側からのニモーショナルな ムへと傾向いていかないのは、大説同士がぶ 類は今まで予想もしていなかった未来へ突入革命の小説だった。ともに戦後の廃墟をテコ つかりあい、ひとつの人間の在り方へと集東 にした優れた″戦後文学″だったのだ。 ートビアでもディス するだろう。それは、ユ その野坂が、全共闘のシン。 ( として視野をしていくからだ。それは、視野を広く持ちっ トピアでもない、実にあっけらかんとした未 来になるだろう。そこには主義主張、自由主拡げ、参加した雑誌が筑摩書房から出ていたっ、個人個人の分をわきまえて生きていくこ との重要性、自由になろうとすることだ。余 義圏と共産圏といったのどかな二分法など成『終末から』だった。この雑誌に書き、得た ものが、本書には生かされている。知識であ 立しないような気さえする。 しかし、低成長という言葉に言い含められり、過去の敗戦というが終末ではなく、現 た″不安みな時代だからといって、最近のソ在を虚妄と視て逃避、韜晦するのでもなく、 連侵寇や単純な破減を扱った、″憂国″ヅラ予見される″終末みから現在を撃っ″眼〃で をした軍事情宣パンフめいた情報小説、ノンあゑまた、同誌で連載され、同じく今年に麹 フィクションなそ読みたくもない。あまりに出版された井上ひさしの『吉里吉里人』も、 もキナ臭い″近未来みものだからだ。 本書と無関係ではないだろう。現在を逆照射 ! 第・ ) ・ する終末意識こそ、必要とされるからだ。 日本史の中では、明治期には、政治小 説、未来戦記として数多くの作品があるし、 『オペレーション・ノア』には、巻末の参考 大正・戦前昭和にも軍事小説があった。それ資料が示すように、アメリカ、ソ連を二極と ロ 9
ところで、わが国のノーベル賞は、一九四九受け取られたわけだ。 は自由世界でアメリカに次ぎ一一位であ ノーベル賞が」 倉設された一九〇一年から昨年 年に故湯川秀樹京大名誉授が物理学賞を受賞し たのを皮切りに、六五年に故朝永振一郎東京教の一九八〇年までの八十年間の、統計によるり、技術立国をスローガンに掲げるのに、淋し 育大名誉教授、七三年に江崎玲於奈米主と、物理、化学、医学・生理学の自然科学三部い限りである。 門の受賞者は全世界で三百二十人。国別の受賞ノーベル賞学者の業績をみると、故湯川博士 任研究員が物理学賞を受け、六八年に文学賞を は「中間子論」、故朝永博士は「くりこみ理論」 故川端康成氏、七四 ) 「超多時間理論」、江崎博士は「トンネル効 年に平和賞を故佐藤 大果」、そして福井教授は「フロンティア電子理 栄作元首相が受賞し 京 論」である。 ている。福井教授は 授 フロンティアは、分子の外縁部分にあたる 日本で六人目、化学 大「辺境」の電子の動きと、化学反応との関係を では初めての受賞で ) ) 京 とらえた理論であり、フロンティアスビリット ある。 謙 ( 開拓者精神 ) にも通じて、アメリカでうけ 自然科学部門でみ 福て、早くから高い評価を受けた。 ると、物理学賞が三 る フロンティア電子理論により、フラスコとビ 人であり、今度、化 語 を ーカーを振っておればよいとさえいわれた化学 学賞が加わった。こ ク のため、残る医学・ 喜が、紙とエン・ヒッ、そしてコン・ヒ、ーターを駆 ッ の使する理論の研究に高められた。化学反応がど ピ生理学賞に関係者は 受のような仕組みで起こるかを説明する理論であ ト・意欲を燃やしている り、新しい電子材料を化学的に作ることにもっ ながるという。 と、江崎博士が八年 ス べ この次、自然科学で五人目の受賞者となる人 ン前に物理学賞を受け 、どのような理論、業績によるだろうか、楽 ノ 工て以来「次は医学・ しみである。 イ生理学で受賞者を」 サ というわけで、スウェーデンのノーベル賞医学者数をみると、トップはアメリカで百二十一人 にのぼり、三分の一以上を占めてしまってい ・生理学部門選考委員長らを日本に呼び、セミ ナーや講演会を開くなどして、日本の学者の売 る。日本は十三位。今年、福井教授が受賞した り込み活動を行なってきた。 ため四人となったが、十一、十二位のイタリ こうした動きからも、化学賞は思わぬ金星とア、ベルギ , ーが五人であるから、順位は変わら
6 ビー「太陽の世界」一枚目、半村良「亜矢子 まず初回、第二〇回日木大会「円 ( 送料込 ) ( 上 ) 」 ( 単行本未収録 ) 、伊藤徹・構成「講談 」の特集です。参加した人もしなかったオー。フニングアニメーション 8 フィルム、 長さ引 ( 五分十三秒 ) 、磁気録音、 1 トラ社の読者カードによる作品ベスト」、桑原満 ( できなかった ) 人も、お気軽にどうそ。 ック、価格Ⅱ二万千円 ( 送料込 ) 解説付 日時十二月二十七日 ( 日当午後一時 ~ 五時 申し込み先〒観大阪市淀川区新北野一ー三ー・「女子大生の 場所姫路市民会館第四会議室 四淀月リバーサイドマンション三〇六号」他満載。 料金無料 ( カン。ハなし ) 頒価六百円 ( 送料共 ) 植田方 Q<—OOZ Ⅲ赤字救済委員会 内容かんべむさし氏による落語 ( 途中まで ) 申し込み先〒目黒区平町二ー一四ー二ー 星雲賞受賞式、新井素子の部屋 ( ファン必見 ( 現金か為替でお申し込み下さい ) 〇一加戸利一 ( と また、公式の販売も考えています。 ! ) 、そして噂のコスチュ】ム・ショー び入りのモポシ・ダンからキ = ートなラム・ << — 00 Z Ⅲで好評の稲葉隆一氏のオリジ 「スペース・ストリーム」 ナル公式ポスタ】 ( 3 6 5 x 415 讐アー ちゃんを経て驚異の一人デンジマンまで ) 、 ( 繝岐阜市南本荘四条通り六杉比良清羊一 ) ト 110 、カラーオフ ) 七百枚限定発売 , その他ダーテイベアの特別出演もあり。 同時上映・ ( ロディアフレコ版「機動戦一枚 ( 梱包料込 ) 五百円 ( あとは一枚ふえるご・ 、 4 ) 、「ルバン三とに三百円加算 ) 代金は郵便振替にてお願いし 士ガンダム」 2 3 ます。 世 / カリオストロの城」 ・ 0 参加御希望の方は返信用封筒を同封の上左記申し込み先〒観京都市中京区西ノ京中御門西 まで。 町一一〇瞳莊グル 1 ・ゾ京都 事務室〈振替京都 28197 〉 〒引姫路市勝原区朝日谷一二〇ー二 小嶋好治 東京都立大学研ビジュアル会誌 「」第一号発行のお知らせ ' 0 、Ⅲのプログラムプック及び オープニングのアニメーションを販売 ! 内容創作マンガ「でいぶ☆すべえす」「 」「伸びゆく人間」他、インタ・ヒュウ ゾログラムゾック 5 判・百四十八頁 4 ートイ付、価格Ⅱ一一千三百「山田正紀、ーー文章と映像ーーー」その他ェッセ一 . ) 判の特製のペイバ イ等。 〈イヴェント・カレンダー〉 判・五十六頁・手書きオフ。頒価四百円 〔に二月二十日 ( 日 ) コミック・フェスティ・ハ ( 郵送料共 ) 申し込みは定額小為替で左記へ。 ル— Z C ;= ・ 8 ( 兵庫県 ) 〒川品川区上大崎三ー一四ー一七 十二月二十六日 ( 上 ) 北海道クリスマス 目黒グレースマンシコン 7 0 5 号塩崎昇ノ ( 北海道 ) 五月中旬「第一回日本ファンタジイ・「一ンペ 「半村良秘録」配布のお知らせ ンション ( 仮称 ) 」 ( 東京 ) 続・半村良のお客になる会の発行する会誌 八月十四、十五日 ( 土、日 ) 第二十一回日本 「半村良秘録」が完成。会員外の方にもお t-•o;-k 大会 ( 東京・十二月号 ) わけしたいと存じますので、御希望の方は代金 " / 今月号にイヴェントの詳細が掲載されてい 分の定額小為替を左記の連絡先まで。 ないものにつきましては、末尾に記した月号 体裁判・五十六頁・手書きオフ、題字日 の「てれ・ほーと」襴をご覧ドさい。 半村良、表紙絵 " 堀内祐輔、内容直筆原稿コ 0 ・ 0 0 ・
一正当な生産圏だというわけでもないでしう愚にもっかぬ疑問は一度も浮かびませんでし 投稿歓迎 よう。意外と、今日の日本でのについてのた。考えてみれば、これは私が自分自身の 2 7 宛先は本誌てればーと係 ( 奧付参照 ) 漠然とした一般的理解が、明日の世界での観をそのように育ててきたからだとも思えま 掲載分には文庫最新刊一冊進呈観の主流となるかもしれないではありませんす。私がを読み始めた時、例えば星さんに か。まあそこまで考えずとも、英米でののびつくりし、・フラッドベリにびつくりし、小松 定義に特に固執すべき理由は何もありません。さんにびつくりし、また筒井さんに、レムに、 最近「てれ。ほーと」欄で論が盛んになっ英米は英米で、日本は日本で、それぞれ独特のクラークに、石原さんに、ヴォクトに、・ヘスタ てきているようで、若いファンの熱気が感を発展させればよいでしよう。更に極端に ノラードこ、レ ーに、横田さんに、堀さんに、 じられ頼もしく思っております。中にはいささ言えば、一作家一観が確立されていればそ ・グインに、ディックに、そしてその他大勢 か首 ~ 月し難い意見も散見しますが、ともあれ共れで充分なのではないでしようか。その意味で ( 御免なさい ) 、新しい作家と作品に出会うた 通して言えるのは各々の方のに対する愛情は日本作家やポーランドのレムなど、その最先びにびつくりし、感動の、そして感性の幅を広 と情熱が間違いなく読み取れるということで端を走っていると言ってもいいと思います。 げてきたように思います。そこではいわゆるハ す。ただ単にの素晴らしさ、楽しさを享受実際のところ、を拡大解釈するのがなぜ ードし J 非 ハードとの区別すらも大して するだけでなく、自らもの場に参加し、こいけないのでしよう。定義とは実体を拘東する重要なことではありませんでした。そもそも、 れからのを創って行こうとするこうした姿ものではなく、むしろ実体を説明するために後本誌の創刊号にしてからが、クラークとシェク 勢は貴重なものです。 から作られるものです。かんべむさし氏がかっリイの作品が並んでいたというではありません けれど、私自身の個人的な観点からすると、 て「マトリックス覚え書き」で明言されたか。科学を重んじているから本格、それほどで 最近ちらほら見かける″急進的保守主義〃的な通り、作品は定義や体系に先行するものです。もないから変格などという幼稚な議論はとうの 意見にはいささか首を傾げざるを得ません。むしろ定義や既成概念をものともせす、それを昔に過ぎ去ったことのはずです。そうでなかっ の基盤を確立するという名目のもとに、例え打破る新しい発想、新しいテーマをひっさげたたら、先月号のディッシュの作品「いさましい ば黄金期または五〇年代の英米を現代 「品が続々と出てくることこそ、のヴァイちびのトースター」のような素晴らしいお話に の基底として位置付けるのはまあよいとして、 タリティ、ヴァラエティ、ダイナミズムを如実も無心に感動することなどできなくなってしま 次にそれをのみ金科玉条のものとして崇め、そに示すものだと思います。 うでしよう。 ( 話は違うけど、吾妻先生のイラ の伝統を墨守しようなどという「宣言」にはと良い例がありますので御紹介しておきましょストもとても良かった。来年の星雲賞アート部 ても同調する訳には行きません。例えば十月号う。最近、非常に対照的な ( と一見思える ) 門など如何 ? ) の井手氏の示された、いわゆる狭義のの定を二冊、続けざまに読みました。 co 社から出 ファンの皆さん、もっと大らかな精神、 義、失礼を承知で言えば、最初読んだ時には冗た筒井康隆氏の短篇集『エロチック街道』と、 たくましい知性、豊かな感性を養ってくださ 談たと思って噴き出したものです。ところがあ社から出た・・ホーガンの長篇『創世紀 昨今の状況に不満をもたれるにして れが本気であると知って、私としては少々当惑機械』です。私見によれば、どちらも大傑作でも、それは「スタージョン係数」が若干上がっ せざるを得ませんでした。また十二月号の佐伯す。既に両方ともお読みになった方も多いでしたと見れば済むでしよう。 氏のおっしやる「を拡大解釈しようとするよう。、・ しすれ本誌のレビ「【ウでも紹介されは、恐らく数学同様、人間の精神内部で 甘い罠」という御批判に対しても、率直に言っるでしようから内容の紹介まではしません ( 第阯界を再構成しようとする意志の表現メディア てしまえば、それがなぜいけないのか理解でき一それじゃ宣伝になっちまう、 o 料ももらわなのです。それ以上の細かい「定義」は終局的 ません。英米ではとは今でもサイニンス・んのに ) 。重要なのは、私にはどちらも同じ位には不要でしよう。サイエンスを強調したとこ フィクションのことだ、という御指摘についてに良く楽しめたということです。どちらを読むろで、結局サイエンスとは世界を解明する方法 は、確かにその通りでしよう。けれど、だからに際しても、異和感は全然ありませんでした。の体系の一つに過ぎません。を再びサイエ どうだというのですか。別に英米のみが唯そしてどちらがの本流であろうかなどとい ンス・フィクションと一言い直そうとなさる方々
って走り回る ( ときには全裸たよ ) とい ・イムトリッゾを描いた作品らしい。とに う代物。オソロし、 しいや、珍しいもの かく、小説は近頃やたらに巧くなってい 0 を見せてもらった。 、ーる作者だけに期待は非常に大 ( いま読ん そのワイズ氏に翌日、念願の映画 でます ) 。 「レイダース」観賞がてら、連れていっ 他にもイタロ・カルヴィーノの『冬の てもらったのが、〈デンジャラス・ヴィ ードカバー ) を手 夜の旅人』の英訳 ( ハ ジョンズ〉 ハリウッド大通りからはすっ に入れ、勇んで帰ってきたら、邦訳が来 と西の方、ヴェンチュラ大通りに面した たという泣くに泣けない話もある。いけ 白いしゃれた店構えだ。中へ入ってまず ない、余白も少ないので本の話はこのく 感じたのは、店が新しいせいかじつに整 らいで切り上げないと : 然としていること、ついこの間の広いけ さて、山のように積み上げた本をレジ れども雑然としていた世界大会のハ ( へ持っていくと、ワイズ氏が店員に妙に ックスター ・ルームとはまったく違う。 ひっかかる名を言った。「コウ・ハー君、 だけど、蔵書量はやつばりスゴイ。つま 割り引いてやってくれよ」云々と。そう り一言でいえば、かんたんに探せ、目ざ 言えば、さっきは″アーチーとか呼び す本がいくらでも出てくるということな かけていたし のだ。 「あのー、あなたひょっとして、作 ハイロン・コウ・ハーさん 一つ二つ、ここで買いこんた話題の新 家のアーサー 刊本を挙げてみよう。ます、先にも名前 では ? 」 「うん、そうだよ」 の出た、サミュエル・・ディレーニイ題。だけど、この作品、来年に出る彼の これはまたびつくり。コウ。ハ の新刊『遙かな星々』しきミミこ新作長篇のもとになるというからディレ れは大判のイラストをたっふりと吏った ても日本では知られてないが、その昔ハ ニイ・ファンには見逃せない。 作品集。とは言っても、中身は『エン。、 ぼくにとって嬉しかったのは、クリス ーラン・エリスンの発掘した新人の中で ィア・スター』「時は準宝石の螺旋のよ ーストの最新作『証言』は、異様な設定と雰囲気を持っ作家とし うに」「コロナ」「プリズマチカ」など The Av ) ・こ ~ ミ ~ ・ ~ がようやく手に入って、ちょっと話題になった人だ。七〇年 旧作のリ。フリントがほとんど。と、田 5 っ たこと。これは、最近彼が力を入れてい代半ばに登場して、著作はまだ三、四冊 ていたら、新作が一つだけありました。 る「ドリーム・アーチベラゴ」連作とも か。『秋の天使』ミミミ ~ ~ ~ I とい 「オメガヘルムー 20 ミ e ~ ミミはという 一部関連する、一人の男のマインド・タう処女作はちょっとした傑作だと、伊藤
ー特別企画・連載⑩ー THE ENCYCLOPEDIA OF SCIENCE FICTION SF 工ンサイクロべディア ピーター・ニコルズ編 浅倉久志・伊藤典夫監修 黒丸尚訳 Copyright ◎ Roxby Press Limited 1979 凡例 1 ・邦訳のある作品には邦題を添え、未訳作 品は原題 ( または英訳題名 ) のみ記した。 2 . 原題のうちイタリック体で表わされてい るのは単行本、引用符 (" " ) でかこんで あるものは短篇。 3 . 邦題も 2 にならい、単行本は『』で、 短篇は「」でかこんだ。 4 . シリーズ名は、未訳のものも含めて日本 語で表記し、《》でかこんだ。 5 . 作家名の中には、あえて慣例に従わず、 原音に近い表記をとったものがある。 ( 例 : ヴァン・ヴォート ) 6 . 本文中のポールド書体は、本事典中に項 目の立てられている見出し語。またポール ド書体の年号は、初版発行年。 7 . 映画および TV ドラマについては、日本 で公開された作品には邦題を『』でかこ んで添え、原題をイタリック体で示した。 未公開作品は原題のみを示した。ポールド 書体の年号は、本国での製作年。 8 . コミックは《》でかこんだ。 筆者 J C : ジョン・クルート 9 . 略語および記号 A S F : アスタウンディング・サイエン ス・フィクション誌、および ( 後 年の ) アナログ ルし 0 F& S F : ファンタジイ・アンド・サイ 工ンス・フィクション言 TWS : スリリング・ワンダー・ストー リースじ、 ・ニューワールズ誌 NW ・ : アンソロジー 圜 : 版による題名の異同 : 加筆 國 : 改訂版 : 短篇集、またはひとりの作家による 長篇のオムニバス版 統 : 複数の短篇を加筆改訂し、長篇のか たちに統合したもの 前 : 戦前にしか邦訳のない書名 : 抄訳 * : 訳註 : 参照 PN : ヒ・一タ ー・ニコノレス B S : プライアン・スティフ・ルフォード 児童 S F CHILDREN'S SF 年少の読者を特に想定した S F は、 この ジャンルと同じくらい昔からある。ジュー ル・ヴェルヌの、、驚異の旅行記〃には 1863 年から 1920 年までに出版された 60 篇あまり