( ハヤカワ・ノンフィクション ) ソ連の脅戚ーその正体をつかむ ソ連軍事機構の実体 アンドルー・コック、ハーン / 赤羽龍夫訳定価ニ〇〇〇円 日本人の半数を超す人々が″ソ連 の脅威″を感じているといわれる が、ソ連の軍事力そのものについ ては殆ど知られていない : : : 元ソ 連軍人たちとの会見その他豊富な 資料を基に明かすソ連脅威のナゾ マックイーン ソ連亜第機構い実体 最後のヒーロー ウィリアム・ LL ・ノーラン / 高橋千尋訳子定価一八〇〇円 『大脱走』『栄光のル・マン』な どて不屈のヒーロー像を見せたマ ックイーン。レース狂でハリウッ ト一の反抗児だった彼が、社会の どん底から大スターとなり、ガン に倒れるまてを描いた感動の伝記 デーヴィッド・アテンポロー 地球の生きものたち定価四八 8 円 ホール・コリンウォー 猛獣はなぜ数が少ないか定価一 , 8 円 スティーヴン・ -) ・グールド ターウイン以来↑・ド ) 各定価一 = 8 円 ジョン・マキノン わが内なる類人猿 チャールズ・マクドウーガル 滅びゆく森の王者 アラン・ムーアヘッド ターウインとビーグル号定価七〇 8 円 コンラート・ローレンツ ソロモンの指環 ートラム プライアン・パ ライオン草原に生きる定価一三 8 円 ジョン・ペイリング イヌと不コがやってきた定価一六 8 円 動物こ愛はあるか定価一六〇〇円 ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス 定価一八〇〇円 定価一八〇〇円 定価九五〇円
この欄で中国語に訳された日 いて。以前、 をとるところに、この人の姿勢がうかがえに固定給を出してファン活動に専念できる ように配慮している、ソ連でも大変ュニー本に触れておいたが、今回はいささか る。いずれにしても、こうした外部にたい してソ連側からの積極的な働きかけをするクなグループ〈 = ム「ンー 3 〉が存在する毛色の変わ 0 たことばにな 0 た作品を紹介 しておこう。いずれも小松左京の作品の翻 ようになったのは、おそらく彼が最初だとのだ。 今年の夏は新潟で日本大会が開催さ訳で、『日本沈没』が二点と、『明日泥 ってもいいだろう。 ロフスク棒』が一点。リガといってもビントこない かくして、ソ連の界は八〇年代の半れるが、おそらく同じころ、 ( バ か、びよっとしたら、海峡をへだてた対岸むきもあるだろうが、ソ連はパルト三国の ばに入って、俄然活気づいてきた。しか も、これまで六〇年代、七〇年代に見られのウラジヴァストークあたりで、シベリアなかの一つ、ラトビア共和国のリガの出版 社が、一九七七年に『明日泥棒』ほか短篇 た中央集権型の運動と 十二点 (Sak 」 0 Komacu, "Ritdienas NO ・ はかなり様相が違って laupita 」 Riga,'Zinatne') と、一九八二 きていることをはっき ~ 年に出版したラトビア語版の『日本沈没』 りと感じとることがで (Sakjo Komacu, "JAPANAS NOGRI ・ きる。 ジの MSANA" Riga, 'Zinatne) を出し、同じ はたしてソ連 く『日本沈没』の・フルガア語版が、ソフィ が、そして社会主義圏 フ予 の来アの〈祖国〉出版社から一九八三年に出て のが、この先どん ア未 いる CCaKbO KOMaqy "JlOTbBaHeTO Ha な方向に進んでいくの ガ見 ル発一 H . CO H 'OTeqeCTB0')0 かおおいに興味がある 十年前の一九七五年に『ソ連刊行翻訳日 ところだ。 本作品目録・ 1964 ~ 74 』を編集 それにしても、日本 ( ~ ま宿。、 g したが、その後十年を経過しているので、 のファンが、現在 ソ連で最も規模の大きい、活動的なファンのファンたちが一堂に会して極東大会改版をしたいと思っている。今度は、タイ トルを『日本翻訳目録』として、ソ連 グループが、われわれの目と鼻の先のウラを開催しているやもしれないのだ。こんな ジヴァストークにあることを知りもしなけに近いところで、両国のファンが、全然お以外で出ている翻訳作品も網羅したいのだ れば、まるで関心もないとは不思議な気が互いの存在に気づかずに大会を開く可能性が、なにぶんにも社会主義圏以外の事情に 暗いものだから、情報不足で困っている。 する。この市には、ストルガッキーの『蟻があるとは、奇異な感じさえする。 読者の中で情報をおもちのかたがあれば、 塚の中のかぶと虫』にでてくる組織〈コム 是非お教え願いたい。 0 コン〉に因んでグルー。フの名称とし、会長最後に、海外で翻訳された日本につ tm 村↑ 00T 日 K れ、 0 卩 h こ↑ K が 000 「 H 口に KCi ー 03
FICTION 一億 ー海外 SF 事情 コンべンションの開催、賞の授与等活発な動 きをみせる匠の共産圏のファン活動。特に 酉側でも注目される賞についてみてみよう。 八〇年代に入って、共産圏のファン活動八〇年代の半ばに入って、ソ連のファイ はいちだんと動きが活発になってきた。フ活動は〈第三の波〉と呼ばれる時代を迎え 9 アンジンのないことが特徴であり、社会的ている。二年ほどまえに、スヴェルドロフ な条件から考えて半永久的に、私的出版物スクのファングルー。フ〈ラジアント〉がま であるファンジンの発行はむりだと思ってとめた全ソファングループ総覧には一 いたら、現状はどうやらそうでもなさそう四七の組織がリストアップされているとい な気配である。残念ながらまだ実物は見てうから、いまでは、その数はさらに増えて しオしが、これまでもハンガリーやポーラ いて、ソ連史上かってない活況を呈し ンドで、いわゆるファンジンが出ているこているようだ。 とは、ヨーロツ。ハ筋からの情報が伝わって いずこも同じで、仲間が多くなり各地で きていた。さらにそこへ、・フルガリアでもファングループが結成されるようになる ファンジンが現れた。これは前に紹介したと、グルー。フの間の連絡をとり、あちこち ことのある、ルーネフを会長とする・フルガでコンペンションを開催し、各種の賞をだ リアファングルー。フ連合組織の機関紙しはじめるのは、ソ連でも変わりがない。 - として、昨年創刊されたタ・フロイド版八ペ そうした動きのなかで、八十年代の特徴 1 ジだての本格的な出版物である。こうしは①ファングループの連合組織が生まれ、 てみると、あちらの世界もいまや刻々と様②二つの重要な全ソ規模の賞が創設さ 変わりしつつあるようだ。 れ、③ソ連大会が開催されるようにな ファンジンの発行では、いちばん遅れてったことが挙げられる。 おり、将来もその可能性がなさそうであっ 一九八一年十月にベルミのファングルー たソ連ですら、会員が回し読みできる程度・フ〈リチェイ〉が同市で開催したセ、、 の四部ないしは八部程度のたぶんタイ。フでナーに、モスクワ、レニングラード、スヴ エルドロフスク、ロストフ、 ハロフス 複写をとったファンジンを出すグループが 現れはじめているという。しかし、たとえク、カリーニングラード、ニエフチェュガ その程度のものであれ、自分たちの意志でンスクなど主だった都市からファングルー 勇敢に出版物を発行するグルー。フが現れた。フの代表が馳せ参じ、そこで初めて全ソ規 ということは、とにかく画期的なことなの模でグルー。フ間相互の重要な意志疎通が行 われて、ファン連合の結成と、ソ連大
ハルチェンコが、新人作家の育成やのなったことと重要な関係がある。事実、・フの功績が大きい 情 普及に非常に貢献をしたことは事実だが、 ロの側でも、現在第一線で健筆を揮ってい 一方、外にたいする働きかけについてみ 8 ても、六、七〇年代とはかなり様相が変わ LL 科学技術の啓蒙を目的とした雑誌を編集するのは、ストルガッキーをはじめとして、 ってきている。・ガーコフは、先輩たち るという本来の目的から逸脱することはな六十年代に熱烈なファンであった人た と違って、積極的に欧米の雑誌 ( たとえ かった ( ソ連界で絶大の権力を揮ってちである。 毋いたその彼も、妙なつまずきからいまや表あらゆることがモスクワを中心にして動ば、に寄稿し、ソ連のの いているなかで、界だけは、長い伝統歴史や現状を紹介している。 舞台から姿を消してしまった。その事情に 彼はまた、マクミラン社が刊行している 0 いては、今年の一月号「・・「 = の 叢書〈 Best 0 「 Soviet Science Fiction 〉 の本欄で詳しく触れた ) 。 のために現代ソ連のアンソロジーを編 ところが、いまのとこ ろ文芸誌の tn;-k 部門を任 物 ~ 没んでいるし、最近、彼がかかわった仕事 されているだけにしろ、 に、外国向け英文月刊誌「 Soviet Litera- 本 一地方誌を界にとっ 傾 ture 」 ( 1984Znr. 2 ) の特集号〈 Science 版 Fiction 0 「 Today 〉の編集がある ( この雑 てなくてはならない存在 にまで押し上げることに 、を一一 0 ア誌は、過去にも一九八二年の六月号で全〈 ージをに当てた特集号を出している。 成功したのは、一九六六 そこでもガーコフは、ストルガッキーの作 年にスヴェルドロフスク に創設されたファングル 品を扱った本格的な評論を発表している ) 。 日本のファンジン「イスカーチェリ」 1 。フ〈泰平ョン〉の初代 が、昨年のßNOOOZ 向けの特集号に彼 会長を務め、以後一 筋に生きてきた人ヴィターリ・—・ブと、絶対的な権威をもって、首都で出版さとの紙上インタビューを載せる企画をた グロフでなければできなかったことだろれている全ソ規模の科学啓蒙誌「技術青て、アンケートを送った。だが、残念なが 年」を差し置いて、一地方誌である「ウラら時間的な余裕がなく、回答が届いたのは そうした意味でも、七〇年代の低迷期をルの開拓者」が中心的な地位を奪ってしま結局今年に入ってからであったが、一緒に 抜けだし、八〇年代に入って、かってない 、その発行地であるスヴェルドロフスク送られてきた彼の評論などまで加えると、 活気をとり戻せたのは、六〇年代にはまた が、いまや恒常的なソ連大会の開催地それは膨大な回答になる。たとえ相手が一 幼かったファンがいまや社会的にも一定のとなり、ファンのメッカになったのも、実ファンジンであれ、ソ連を宣伝・紹介 地位をえて、界に影響力をもつように はファン活動に支えられた、・・フグロフできるチャンスがあれば、面倒がらずに筆
ノロフスクで地方大あげ、その出版社に〈アエリータ賞〉を設 作りは、ロフトフ・ナ・ドスー市 ( ドン河の十月一、二日には : 、 ・・フクロフカ、 流域にある大都市 ) のグルー。フ〈重力〉会が開かれ、あらたに賞を設けたといけさせるまでにした トロフィの製作はベルミ市 ( ウラル山われる。だがいまのところ詳細はわかってる。 ・ガーコフ ( 実名は、ミハイル・ 脈中部西麓にある都市 ) の〈リフェイ〉が 当たるといったように。 いずれ機会をみて、ソ連でのファン活動コワルチーク ) は、モスクワ大学の学生 だった六〇年代に、すでに大学でファング だが、なんといっても〈グレート・リンを歴史的にまとめて紹介したいと思ってい ク賞〉の最も注目すべき特徴は、これが最るが、現在のような全国的な運動のたかまルー。フを結成し、当時としては、そしてン りを生みだした要因の一つに、〈第一の連では画期的ともいえる全国規模のアンケ 初の全ソ的な賞であるということだ。 ト調査を実施し、その結果を年鑑アンソ というのは、〈アエリー ロジー「ファンタスチカ」に発表して注目 タ賞〉がロシア連邦共和 された。その後、グルー。フのほうは自然消 国に限定されているのに 減したようだがーー現在、首都モスクワで くらべ、こちらは原則と おまずまずの活躍をしているのは、どうやら して、他の連邦構成共和 ソ・ヒエト愛書家協会モスクワ支部の傘下に 国で使われているすべて 版ある〈モスコワファン・クラ・フ〉だけ の言語で書かれた作品も・き アという寂しい状態らしいーー彼は、その後 授賞の対象にしているか トも一筋に邁進して、現在の地位を築き らだ ( だが、いまのとこ 上げたのだ。それまでは、・・フリチコ ろロシア語以外の言語で フ、・・フランジス、・リヤ。フーノフ、 書かれた作品は受賞して ・カガルリッキー、・グレーヴィチな いないようだ ) 。 こうして全ソのファングルー。フが参加す波〉と呼ばれている六十年代に活躍したフどかなりの研究家や評論家が活躍して いたが、すべて、作家やアカデミズムの出 る統一の賞が生まれたからといって、グル アンの果たしている役割が非常に大きいと ー。フが独自に設ける賞が完全に消減してし いえそうだ。例えば、その代表的な人物身者で占められていた。だがここにいたっ まったわけではない ( そこが、ファン活動に、現在、欧米の研究家で、評論家とてガーコフを迎え、はじめてファン活動か ら誕生した研究者が第一線で活躍するよう の面白いところだが ) 。それどころか、あしても大活躍しているウラジ になったのだ。 らたに極東地域だけで連合体のようなもの コフや、たんなる一地方文芸誌にすぎなか を結成し、連絡と協力をいっそう強化しょ った「ウラルの開拓者」を、ソ連のフ編集者にしても、ソ連のガーンズバック 9 うという動きもあり、その一環として昨年アンに欠くことのできない交流の場に育てといわれた「技術青年」の編集長、 N ・ザ
早川書房の本 / 好評発売中 失踪事件と同時に自らの心の闇にも立ち向うスペンサー ロバート・ B ・バーカ / 菊池光訳定価 1300 円 ソ連人医師キリルを亡命へと駆り立てるその秘密とは / ( ハヤカワ・ノヴェルズ ) ( ハヤカワ・ノヴェルズ ) タブレクロッシング 工リカ・ホルツア / 佐々田雅子訳定価 1500 円 殺戮も破壊もない 21 世紀最初の戦争がいま始まった / T ・フルトン & D ・ベネグ / 三輪秀彦訳定価 1500 円 人間の心の未知の領域に踏み込む、問題の医学サスペンス マイケル・スチュアート / 林克己訳定価 1300 円 『サハラの翼の主人公、スタフォードか再び活躍する冒険巨篇 ソフトウォー 白昼夢 ( ハヤカワ・ノヴェルズ ) ( ハヤカワ・ノヴェルス ) ( ハヤカワ・ノヴェルズ ) ヘンドリックスの遺産 デズモンド・バグリイ / 井坂清訳定価 1500 円
海外 SF 事情 ント〉のように、一九七六年から独自の賞ルゴグラード市 ( ヴォルガ河畔にある大都 年』 ( 未訳 ) ) の有力フ 8 ーゴフの三部作を出しつづけているところもある。ストル市。旧称、スターリングラード 八四年度・ーー・スニエ 『神のごとき人々』 ( 「銀河ガッキーが『蟻塚の中のかぶと虫』を発表アングルーゾ〈時の風〉が、統一した賞を の破壊者」、「ベルセウス座した翌年の一九八一年には、どのグループ設けようではないかと全国のファン組織に 進攻」、「逆時間の環』。邦もこそって、この作品に自分たちの賞を与呼びかけて生まれたのが、イワン・エフレ 1 モフの作品に因んで名称を与えられた えたものだから、賞状はともかくとして、 訳、東京創元社 ) 〈グレート・リンク〉である。そして、そ 八五年度ーーこの原稿を書いている時点で送りつけられてきたトロフィの始末に困っ れは同時にファングルー。フの連合組織 はまだ発表 されていな をさす名称ともなったのだ。 最初は、 ) は長篇および中篇②中篇およ び短篇③に貢献のあった個人、と大 泥雑把に三部門に分けて賞を出したが、翌年 しかし、この〈アエリ 日 にはそれを改善して、①長篇および中篇 1 タ . 賞〉は、あくまでも ②短めの中篇および長めの短篇③短篇 ゾ口が選考する賞であっ Sn に貢献のあった個人⑤ファ て、いわゆるファンがイ ニシアチ・フをとっている ビングルー。フの活動に貢献した個人および組 わけではない。では、ン 織と、五部門に間口をひろげている。 ラ 一にはヒュ ーゴー賞に相 この賞は〈アエリータ賞〉と違って、連 当する賞はないのだろう 合傘下の全グルー。フが投票権をもち、民主 か。ところが、それも存 的な票決によって各部門の授賞者を選んで いるのだ。発案者である〈時の風〉は二年 在するのだ。一九八三年に全ソの (-•0 ファて、作者は途方に暮れたという。ことに、 ングルー。フ共通の賞として創設された〈グ、、 : ノ十年代に入ってから、ソ連全土で続々と にわたって選挙管理の仕事を任されている レート・リンク賞〉がそれだ。それまでファングルー。フが結成され、そのほとんど が、いずこも同じで、投票者が締切を守ら は、大小さまざまのグルー。フがそれそれ勝が当然のように、先例に見習って賞を設けないために、かなり苦労をしたようだ。面 手に独自の賞を出していて、その数は三十るものだから、その数がやたらと増えてし白いのは、数千キロも遠く離れた各地のフ とも四十ともいわれている。なかには、現まった。しかも、増えるのに半比例もて、 アングルーゾが作業を分担しあって仕事を 在ソ連でもっとも有力なファングルーゾのファンの出す賞はしだいに価値が低くなっ進めていることだ。例えば、賞の対象とな 筆頭に挙がっているハ・ハロフスクの〈ファてきたのだ。そういう状態を心配したヴォる前年一年間に出版された全作品のリスト
品は除外されるわけだから、正確には、全ている。二度目の授賞式 ( 一九八二年四月 会の開催の気運が芽生えた。 二十三、二十四日 ) に先立って同市で開催 だが、それをさらに現実的なものにしたソ的な賞とはいえない ) 。 しかし、この賞がアメリカのネビ = ラ賞されたファン関係者の会合で、今後は〈ア のは、いまや共産圏でもっとも権威ある 賞として西側でも注目されはじめているに相当するといわれるのは、。フロの作 = リータ賞〉の授賞式に合わせてファンの 〈ア = リータ賞〉の創設であ 0 た。この賞家と批評家によって与えられる賞だからコンペンシ ' ンを開こうということになっ については、以前この欄で ( 本誌一九八一一だ。こちらは、賞の創設者である二つの機た ( こうして自然発生的に会合を開くこと 年十一月号参照 ) 若干触れ、詳細の続報を関、つまり、ロシア共和国作家同盟と「ウが決まるのは、この国では希有なことであ ラルの開拓者」誌が指名する審査委員会のる ) 。以後、事実上のソ連大会が授賞 約束したことでもあるし、完全とはいえな 式に日程を合わせて、その前後にスヴェル いまでも、かなり詳しいこ ドロフスクで開催されるようになり、第一 とがわかってきたので、紹 回大会は、翌八三年四月二十一日から二十 介しておきたい。 集 特三日にかけて、この地方の主要なファング アレクセイ・トルストイ ルー。フ〈ラジアント〉と〈—〉が主催 の同名の作品に因んで名称 の し、三十四都市、三十五グルー。フの代表約 を与えられた〈アエリータ ~ 百名が参加して行われ、会期中に〈アエリ 賞〉は、いまから五年前の ータ賞〉の授賞式も行われた。 一九八〇年に創設された。 ついでにこれまでの受賞作を紹介してお ウラルにあるスヴェルドロ こう。 フスク市の青年向け文芸誌一、・ 「ウラルの開拓者」 ( これ翳 : まで「ウラルの追跡者」と 訳してきたが、どうも〈開 拓者〉のほうがよさそうだ ) が、ロシア共選考によって与えられる。その意味では、 和国作家同盟をスポンサーにして創設したの会員ならばだれでも投票権をも っているネビュラ賞とはかなりの違いがあ ものだ。〈ア = リータ賞〉は、前年にロシ ア共和国でロシア語で出版された作品の中るといえる。 これまでのところ、授賞式は主催者であ から、公式の審査委員会が最優秀作を選ん で翌年の春に与えられる賞である ( その意る「ウラルの開拓者」誌の所在地、スヴェ 0 味では、ロシア語以外の言語で書かれた作ルドロフスク市で行われるのが慣例になっ、 八一年度ーーーストルガッキー兄弟『蟻塚の 中のかぶと虫』 ( 邦訳、早川 書房 ) 、および、・カザン ツェフの全作品と功績にたい して。 八二年度ーー・・ユーリエフ『記億あげま す』 ( 未訳 ) 八三年度ーー・クラ・ヒーヴィン『〈青い 9 フラミンゴ〉星からきた少
でもああほ る召ソガいあの ・うは ぼの 責女さえ よろしけれは 0 、「 ) 丿ンセス セレンティー一 しつガり っガまって 下さい 、てすガ ?
みこうさーん ロ 0 0 ロ 息、いここう コワイさ - ェを王見っ 住きかっ ガ女のあてあらいに入ろ ) うとヴると、中はヴこ くきたないてした。どのあてあらいもきたない . ( 冕一 のて、わたしはあきらめて、 = にんて会しよう へ入りました。どこガら会しようなのガよくわ ガりません。あとうさんは「さいえんヴ大どう・ - 一 り」というひょう札をみて、「わーはすガしい」 とゆいました。 ようやく辿りついた科学万博会場は、まだ未 完成の第一印象がもっともつよかった。 常磐自動車道を谷田部のインターでおりる。 すでにシャトルバスが走っている。二台つなげ た特別バスで、加藤君は珍しがるが、私にはど うも中国のバスがまったく同じ発想なので、あ〔 まり新鮮にみえない。ただしむろん、こっちの 方がきれいはきれいだ。 たくさんの車、バスがとなりを走ってゆく プレビューだけあって社旗をたてた車が多い のつけからこおいうことを云っては、たちま・デ′ ち「茨城県指定反茨城的思想偏向人物」のプラ ソク・リストにのせられてしまうかもしれない が、生まれてはじめて筑波というところにやっ てきたわれわれの感想は、わああッ x だあっ ! ということにつきた ( 自主規制 ) 。 わあ、田んばだ ! わあ、トラクターだ , わあ、お百姓さんだ ! わあ、万博だ , とまあ、こういう感じで車はいみじくも「サ・ イエンス大通り」を入ってゆく。凄い ! 見よ、 右に見えるは「ホテル・サイエンス」とゆー近貰 代建築ではないか。サイエンス大通りをとおり、 「ホテル・サイエンス」の前をとおって我々の 嚢で一す ここ渇こうってこ