「・こく 一はいって、すぐの地点にセットされていた。また信管の時限装置 わけじゃないよ、カズさん : : : 」と ( リーは手をふった。 般的なーーあの時まで、ごく一般に感じられた、 " 空気。をしゃべは、「壁」の内部における電磁気的擾乱の影響を考慮して、 , レク 4 っただけだよ。こんな事になろうとは夢にも知らなか「た。誓「てトロ = クス系統を全くつかわず、「純粋に機械的な」方法が使われ た、と発表された。 爆発地点は「壁」にはいってわずか約百メートルのはすであった 「テッドもそう言った : : : 」言った通り、紙片の山で埋ったせまく にもかかわらす、「爆発の影響は全く″壁″のこちら側にあらわれ トの上にひっくりかえった。 るしいアパート の一室で、豊田はべ : つまり、爆発したかどうかも探知し得なかったので 「だがーーじゃ、あいつは、なぜあんな、思わせぶりな事を言いやなかった」 がったんだ ? あいつはまるでーーーこうなる事を、あらかじめ知っある。 また何発かの「戦術核」は、「壁」のすぐこちら側、「壁」その ていたような口ぶりだった。あんたもだ : ・ : ・」 ものの至近地点で爆発させられた。こちらも、「結果は鋭意調査 「なあ、カズさん : : : 」 トの上では中」であるが、また今の所、はかばかしい発見は見られない : 「どう考えたってーー・話がうますぎる : : : 」豊田はペ : もう一つ、それにならんで、観測衛星ノアによってとられた、 ね起きた。「いいかーーー土、日に独立記念日の三連休だ。おまけに ーーー何枚もの 学生子供は夏休みで、国中がのんびり休んでる。国中のや外「壁の外の " 地球表面。」の写真が大きく出ていた。 今年はまた政府がい写真をつぎあわせたもので、そこには、北米大陸の輪郭ははっきり 国要人が、ワシントン O へ集っている。 やに熱心に集めやが「たーーーそこ〈、ちょうど連休一日目にあわせうつ 0 ており、その周辺を、ほ・ほ二百浬の幅でとりまく「壁」も、 が、その白っ。ほい縁 縁どりのようにあざやかにうつっていた。 たように、あれが起った : 「別に政府がしくんだわけどりの「外側」は : : : 地表すべてが、ぼんやりとした、白っ。ほいも 「偶然だろう」とハリーはさえぎった。 ・ : 」やのようなものに包まれ、その下にあるはすの旧大陸や島々は、ま じゃあるまい。またーーーしくめるような性質のもんでもない : 、リーはべッドの上にほうり出されていたその日の新聞を顔でさるでうつっていない、つまり、人工衛星高度からうっした地表の情 景は、「北米大陸、の部分だけを。ほっかり穴のようにのこして、す して、 つ。ほりと白いもやのヴェールに包まれているのである。あたか、 「読んだんだろう ? 」 ダイアル盤の部分だけ露出して、電話器を包むレースのカ・ハーのよ と一一一口った。 その新聞の一面には、「白い霧の壁」の性質をはかるため、海空 「だが、読んだからって信用 合同調査団が、「壁」の中に数発の核ミサイルをうちこみ、爆発さ「読んた : : : 」と豊田はうなすいた。 そのうちの二発はメガトン級の水しているわけじゃない。おれ自身が、調査団にくわわってるわけじ せたという記事が出ていた。 ゃないからなーー・、。写真なんて、スプレーをかければそれまでだ : 爆弾頭をつけた戦略核ミサイルであり、爆発地点は、「壁」の中に
豊田は寝たまま首を横にふって、枕もとの魔法壜をさした。 ております。メキシコとの通信は、本日午後四時現在モンテレー市 中に氷入りのアイスコーヒーが。し 、よ、っている。 との間たけが通じております。海外との通信途絶は全面的で、海底 「ミス・アキコは、八インチもある鱒を釣り上けたよ」とテッド電線、衛星通信、舶用無線、アマチ、ア短波、軍用通信、いずれも は、サンドをばくつきながら言った。「少し動いたらどう完全に途絶状態であります。また、昨日午前六時以降、海外より合 だ ? 空気がうまいぜ」 衆国へ到着予定の船舶航空機は、一つも到着しておらず、また、昨 「やつばり排気ガスの臭いがする : : : 」彼は上体を起し、魔法壜を日午前三時以前に合衆国から海外へむけて出発した航空機は、いず ひきよせながら言った。「エリー運河も大分汚れたな」 これらの通信、交通途絶の れも連絡を絶ったままであります。 「ジョージ・ヤンは、相当な色事師だ : : : 」と口をもぐもぐさせな原因については、政府はじめ、関係各機関が全力をあげて調査中で がらテッドは言った。「気にならんか ? 」 すが、目下の所不明のままであります。合衆国海軍、および防衛空 「全然 : : : 彼女はまったくの行きずりだ。彼女の勝手さ : : : 」氷が軍は、北米大陸沿岸より、二百浬乃至二百五十浬の沖合一帯に、正 とけて、・こ : ナしふうすくなったコーヒーをのみながら、彼はラジオを体不明の白い霧状のものが一面にたちこめているのをパトロールが 顎でさした。「音楽をききながら、釣をしてたのか ? 」 発見した、と午後四時十五分に発表しましたが、その霧の正体、お 「今、どの局も音楽はやってないよ」サンドイッチを食べ終って、 次のニュ よび規模については、その後何の発表もありません。 唇をハンカチでふきながら、テッドはすっとむこうから近づいてく 1 ス、ホワイトハウスの新聞係秘書・ムーアコック氏は、明日予 る、ジョージと明子の姿を、眼を細めて見つめた。「午後四時から定されている、独立記念式典について : とうとう報道しはじめた。押え切れなくなったんだろうな : 「なるほど : : : 」と、豊田は生ぬるくなったアイスコーヒーを飲み こう言う事だったんだな : ほしながら言った。「そう言う事か 「何が起ったんだ ? 戦争か ? 」 テッドは首をふってラジオのスイッチを入れた。 「あんたも、予想してたみたいだな : : : 」テッドは、豊田の傍から アナウンサ 1 が興奮した早ロでしゃべっていた。 聞きとりに魔法壜をひきよせながら言った。 くいので、彼はダイアルをまわして別の局をまわした。 「ところでーーーあの 「いいやーーちっとも : : : 」と豊田は言った。 ″度々おったえしましたように : と、さびのある太い声が、 - ゅ二人は、ニースを知ってるのか ? 」 つくりと言った。″昨日東部時間午前三時二〇分以来、北アメリカ 「いいや : : : 」もう五十メートルぐらいの所まで手をつないで近よ と、外の世界との間の、一切の通信、交通が途絶しております。 って来ている、ジョージと明子を見ながら、テッドは首をふった。 ー中米方面は、メキシコ・シティとの間に、昨日午前九時七分ま「私は、一足先に釣を切り上げて、車へ電話をかけに行ったんだ。 そうしたら、先方の男が、四時のニュースでの発表の事を教え で、短波および電話線一回線の連絡がありましたが、現在は途絶し 3 3
テレ・ヒ ( 3 ) 「エ 1 現地で取材中 学生「もうすぐ、おふくろが帰っ管理人「はいはい管理人です。えっ 土「芳復人。当・世 の松井さん。はいはい松井です。 てくるんだよ。早くや 0 てくれな何ですか。空飛ぶ円盤。空飛ぶ円 8 亠日詈オ・所刀尋段嫁 いかなあ」 盤がどうかしたんですか。えつ。 = ーそちらの様子はいかがです。、様・え「覆一芳三千入 - す国上・ よ、よ、 0 こちらは 0 学生「黙ってろ。もうすぐだ。お宇宙人。馬鹿ばかしい。やめてく いつ。もうひとっラジオを分解しださいよ。こっちはいそがしいん が着陸した市内赤川町赤川台団地世十菩秀・光も鬼・嗇 だ。ょに。宇宙人がこっちへきた であります。今わたくしが立って能 . 以・恚艱祕を兄ロ者・復て、タイマー取り出してくれ」 おりますところは、現場から約一一な碁なを若無掫杙加饅学生 O 「また失敗したの。いやにな 0 て。しつこいねあんたは。警察 に連絡するよ。なに。警察。おた 百メートル離れたところで、築身。世十工。漲みオ・るなあ」 O の着陸現場には警察機動隊が出断壞・イ月 = 一十人十国学生「今度こそ大丈夫だよ。それく警察のひと。本当ですか。それ まして、円盤状をした飛行物体の土・中怨・な一土・将より、おれが作 0 てる最中に、そはどうも。あのね、警察の人なら 周囲に綱を張り、一般の立入りをん・斉特支・経々・冀中一こでいちゃっいたりしないでくれね、こ「ちから頼みたいことがあ 人・作是唱み男チ。勿 2 禁じております。ご覧のように群 ないか。気が散るし、いらいらするんですよ。いや重大なことなん 一階の夫「そうだよ。グリーンの縞 妻「まあっ。何なさるの」 四階の夫「うん。バスで会ったのは のネクタイに茶色の無地の服だっ セールスマン「ああ奥さん。・ほくは初めてだよ。でも、・いつも大型に たよ」 前からあなたのことを」 何十人かがぎゅうぎゅう詰めだも 妻「まあ。それなら主人と同じスタ 妻「やめてください。もうすぐ主人のね」 イルだわ。でも、それが主人なら が帰ってくるんですよ」 妻「しや、毎日同じバスに乗ってい どうして、まだ帰ってこないのか セールスマン「嘘です。ご主人はい て今まで気づかなかった、ってこ しら。どんな様子だった」 つも、十時を過ぎなければ帰ってともあり得るわけね」 一階の夫「ご主人は、・ほくに気がっ こないじゃありませんか」 四階の夫「そうだよ。君のご主人は いたようだったよ。でも、なんと 妻「あら。そんなことまで知ってる今日、赤水玉のネクタイに、紺 なく・ほくから隠れようとするみた のね」 の無地の服じゃなかっこ、、 いにこそこそしていたなあ。ばく セールスマン「はい。ばくは奥さん妻 . 「まあ。その通りだわ。じゃあい もなるべく。ご主人から隠れるよ のことならなんでも知っているんったい、主人はバスを降りてから 夫「くそっ。下から何かで突いてや妻「あなた。よしなさいよ。邪魔しテレビ ( 3 ) 「エー現地で取材中 がるな。いやなやつだ」 ちゃ可哀そうよ」 の松井さん。はいはい松井です。 妻・「階下の奥さんたらね、わたしの夫「何を言うか。天井から埃が落ちエーそちらの様子はいかがです。 顔見てにやにや笑ってさ、いつもてきて飯の中に入ったんだそ」 工 1 、こちらは r-æ 0 大変ですねえって言うのよ」妻「あら本当だ。わたしの味噌汁のが着陸した市内赤川町赤川台団地 夫「なにつ 9 それじゃおれが一方的中にも、ごみが」 であります。今わた y しが立って
みや、ウシ三つ時に骸骨に蹴っまずく心配もね = しな」 五秒からの赤外カラ ー・フィルムをミリケン高速度カメラで回 「うるせ ! 」とすかさす古矢はかわしたがすぐに真顔へかえった。 すものとする。なんらかの現象が撮影されたと判断された場合は、 「が降りたりすることになり、こ 0 ちは最初に発見されてすぐに〈リ 0 プターがイル《を回収して社〈急行し、現像結果は さらわれる危険た 0 てあるんだ。第一、上から全体に眼をくばるや一七六メガの車載無線をもっ o 班の。ケ・・ ( ス〈通報する = つがいなけりや困るじゃないか」 やがて、行きつけの飲み屋へ注文したおむすびと「ーラが山程到 それはたしかにその通りだった。 着し、朝日〈リ 0 。フターからは、午後一一時に屋上の〈リポート へ 「〈リは空いてるそうです」簾畑が電話を置いた。 アルエッ トヘリを着陸させると言ってきた。 「あたし、ヘリでいく ! 」すかさずおタマさンが言った。 ロケ : ( スで行く私達 o 班は、小野が運転する班のジープ共々 「それじゃあ僕もーー」と簾畑。 ひと足さきに出発した。 「 ( 力」すぐさま私はとっちめた。「言い出しつべがなンてことを 言う。おめ工は俺と一緒に樹海班だ」 中央高速道路の河口湖インターで、五合目へ向かう班とわか 私はすぐに班編成を指示した。〈リによる上空観測班は古矢とおれ、われわれは富士山の北側をまわり込むように精進湖方面〈向か タさん、それにカメラは並木。一方、ス・ ( ルライを通 0 て富士 0 た。星は出ているが闇夜である。富士山だけが僅かに黒《と識別 山五合目近くにあると見られる同心円の中心ヘアプローチして、同できる。 時に青木ガ原樹海の方を山腹から観測する班は、 , 野のジープに精進湖キャンプ場わきのから精進湖登山道を、とにかく・ ( スが突 カメラの中村、演出の田中、栗原。そして、同心円から伸びている っこめるところまで突っこみはしたものの、大した距離ではない。 直線の先端、青木ガ原樹海の真 ' 只中、精進ロ登山道の途中から一あとは機材を・ ( ック ・。 ( ックに背負って徒歩である。かなり大型の 〇〇メートル程人った地点に向かう o 班は私と簾畑、そして、もう ライトを照らしながら進むのだが、なんせ、上高地から涸沢のペー 若い年でもないのにおそろしく敏捷なカメラの宮崎。それにカメラ スまで十六貫のポッカをやってのけたのは二十年も昔のこと : 助手の富沢の。ケ・・ ( のドライ・ ( ーの原重。私は、宮崎があんた見かねて富沢が機材を半分ひきうけてくれたが、それでも足許はあ みたいなデブに来られると足手まといたから〈リに乗ってくれ ぶなツかしいし、息はきれるし、眼はかすむ、ひどいものである。 と言うかと期待したのだが、彼はなにも言わなかった。 立ち止「て、衛星写真のプリントと地図を照合するふりをしてひと たちまち室内は騒がしくなった。 息いれるのど・、、 ナカとてもじゃないが身軽な宮崎や若い簾畑について 時は午前一時一三分。従 0 て各班とも x 「イナ一時間、午前はいけない。原重もかなりの重量級たが、それでも私よりははるか 〇時頃までに現場へ着到。 >< イナス十分以降灯火管制。班相互のに早い 連絡は無線機による。 x 時以降の行動指揮は一応 o 班の私が " = = 、こちらチ = ックメイト・キング・ツー、感度いかがでしょ とるものとするが、事態の進展に応じて変更する。フィルムは一応うか ? どうそ。折しも、〈リ 0 。フターが接近してきたのだろう、 「イナス六〇秒より、各班とも同心円の中心方向〈向けてのひどくはしゃいだ古矢の声が、背中の無線機からとび出して 5247 を回すものとするが、人手のある班はさらに >.< マイナスきた。 3 70
ⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢ聞ⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅧⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅡⅢⅢⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅡⅢⅢⅢⅢ聞ⅢⅢⅢⅢⅢⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢ てつけ。やがて地球人も、核融合エンジンによ るロケットを開発して、太陽系を自由に飛び回 8 新連載サイエンス・トピック れる時代がくるでしよう。その時、太陽系外か らやってきた宇宙人にめぐり会いたいと思った ら、小惑星帯の星を探すことですよ」 。ハ。ハジャニス教授は、やがて小惑星の″ド宙 分譲地″に地球人が集団移住する″宇宙植民地 生命誕生のドラマにメス 計画″も現実のものになるはずだと威勢よくふ ち上げ、夢ははてしなく広がった。しかし多く の研究発表は、地道な積み上げを目指すものた 池見照二 った。地球の原始大気、生命誕生に至る前の化 カット / 島津義晴 学進化、光学活性、古生物学など色々な分野に またがる最新の研究成果が相次いで発表され、 物はどのようにして誕生したのたろうかー ・パパジャニス教授の「銀河系で高度技生命誕生のナゾに迫る着実な歩みを見せた。 ー生命の起源に迫る「第五回生命の起源国際会術文明を持つのは我々だけか」と題する研究発 その中で注目を集めたのは、三菱化成生命 議」が四月五日から九日まで京都で開かれた。 表。。 ( パジャニス教授は、これまでの各種の観学研究所の江上不二夫所長と、柳川弘志博士に 生命の起源研究の父、ソ連のオパ ーリン博士を測テータから「地球は銀河系の中で文明を持つよる〈前細胞〉の合成成功の快挙である。 はじめ : ( イキング計画の Z<T< ( 米航空宇宙たった一つの星ではないか」と推測しながら 現在の生命起源科学の最前線では、物質から 局 ) のヤング博士ら世界二十カ国から約二百人も、次のような夢物語を組み立てた。。 ( 。 ( ジャ生命に至る化学進化の。フロセスは〈前細胞〉か の科学者が集り熱のこもった論議を展開した。 ニス教授は濃いアゴひげをしごきながら、楽し ら〈疑細胞〉を経て〈原始細胞〉に至るものと 折りしも、日本とソ連とは漁業交渉をめぐっそうに語る。「地球がこの宇宙に生まれたのは考えられている。〈前細胞〉とは、高分子物質 て″漁業大戦争″の状態。米国とは、使用済み四十六億年前でしよう。銀河系の歴史は百億年が濃縮して細胞のような形を取っただけのも 核燃料の処理をめぐって″日米原子力戦争″とも二百億年ともいわれている。銀河系のどこ の。それが〈疑細胞〉になると、より一段と組 が繰り広げられていた。しかし、桜満開の京都 かでは、地球人より先に生まれ、地球よりはる織化されて化学反応が秩序正しく行われ、簡単 では、白熱の論戦といっても、生命誕生の真理探かに進んだ高等文明に達した星が、℃ 、くつかあな蛋白質合成と核酸合成のシステムが生まれ 究にかける科学者の熱意によるもので、そこに るに違いない。その星の数は百万を超したかもる。そして〈原始細胞〉になると、核酸が情報 は国際親善の友好ム 1 ードが満ちあふれていた。 知れない。その星の宇宙人が、宇宙船で宇宙に 源となって酵素が蛋白質合成と核酸合成を行う 「国家だ、民族だ、といっても、三十数億年はばたき、わが太陽系にもやってきただろう。 ようになり、現在の生物における遺伝機構に似 、地球に生命のかけらが生まれたところまでそうすると、どの惑星に目をつけて着陸したと た機構が生まれる。 たどると、人類も生物も、元は同し仲間だ。 思いますか。それは小惑早でしよう」 これまで〈前細胞〉として、オ ' / 、ーリン博士 つの源なんだ」と、ある若手の生物化学者のつ 小惑星帯とは、火星と木星の軌道の間を回っ の〈コアセルペ ート〉、米国のフォックス博士、 ぶやいた言葉が印象的であった。 ている小天体の無数の集まり。大きさは直径数原田馨筑波大教授の〈。フロテノイド・ミクロス 「生命の起源」研究というと、ひところは、空百メートルから数百キロのものまで、さまざま フェア〉の二つが知られているが、これに新し 想的な夢物語のようなものが多かったもので、 た。宇宙人は、これを″宇宙の寄港地″としてく江上所長らが加えたモデルが〈マリグラヌー 今度の会議でも、やはりそのような夢をふくら 利用したはずだというのた。 ル〉である。 ます研究発表も見受けられた。 「小惑星は重力が小さいでしよう。だから宇宙 コアセルペートとは、ゼラチンなどの蛋白質 たとえよ、 : ホストン大学天文学部長のマイケ船の離着陸は容易で、宇宙船の停車駅にはうつ 濬液を混ぜたときできる液滴のこと。プロテノ