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検索対象: SFマガジン 1985年10月号
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1. SFマガジン 1985年10月号

入れるよう、やってみることもできる。今、宝庫をあきらめても、ね」 絶対に他の誰かが盗むなんてことはないのた。 . 」 「ない」とロポットは言い、どっしりとした黒い胸のパネルがする 宝の選択、今はそれがカギだ。 りと開いた。 しやがみこんで、ポルザノは運びやすさと売りやすさから宝を選ポルザノは、テストがまだ終わっていなかったこと、ロポットの 問いは単なる好奇心から出たものではなかったことに気づいたが、一 んだ。大理石の尖塔は ? 大きすぎる。だが、渦巻の円板は、確か 甲虫は、もちろん。それに、このくすんだ色合いの小像遅すぎた。そして、今度ばかりは彼は本心で答え、理にかなった言 と、人の目に触れたことのない光景を見せるカメオと、そして、こ葉でしゃべってしまったのだ。 れと、これと、これと : ポルザノは絶叫した。光り輝くものがこちらへ向かってくるのが 脈拍が速まり、心臓がドキドキと鳴った。彼は、星から星へと商見えた。 つづいて死がやってきた。 品を売って旅する自分を思い浮かべた。収集家、博物館、政府が、 互いに竸ってこの宝を欲しがるだろう。どれも売る前に、何百万に も競りあげてやろう。そして、もちろん、一つか二つは自分のために ″健康書フェア″ とっておくーーーあるいは三つか四つ この偉大な冒険の記念に。 健康チェッワはこの 1 冊で / そして、いっか、富にあきあきした時、また戻ってきて挑戦を受 9 月 7 日出◇間月引日困・グランデ 4 階 けよう。ロポットに質問させてでたらめでばかげた答えをし、知識 にはうわべだけの価値しかないという基本的洞察を、自分が掴んで 文庫による映画おもしろ百科冊 いることを示してやろう。そうすれば、ロポットは再び、宝庫に入 9 月 1 日同 09 月日・フックマート 1 階 ることを許すだろう。 ポルザノは立ち上がった。彼は大事な宝を腕にかかえこんだ。慎 学 演ア店一 尹築化職会庫童 重に、慎重に、と彼は思った。向きを変えて、彼は門を出た。 型 0 行ド 。ポ ' トはもとの場所にいた。ポルザノが宝庫を略奪しても、何の新ク 0 旅 学機生経教詩家 関心も示さなかった。小男は静かにロポットのそばを歩いて行った。 0. ンクを噺、グ 2 田 3 典気学律学学術 ロポットは言った。「な・せ、それを持っていくのか。それをどう の 下 R 0 文文泉」辞電医法哲文芸 するのか」 田町皆皆皆皆地自日皆 代呆ドドー . ポルザノは微笑んだ。無頓着に彼は答えた、「持ってくのは、き 門書 千補 6 5 4 3 21 地 圭日 321 地専 れいだからだよ。これが欲しいからさ。これ以上の理由があるか・ 0 4

2. SFマガジン 1985年10月号

「まあ、これで長物と : ったく。どうしようもねえやつだね。いっ てることとやってることがぜんぜん一致しねえじ渡り合うのは無理でし よう。あくまでも、バ ゃねえか」 ックアップ用のウェポ 「はは、返す手のひらなら何枚でもある」 とんンですね。そうそう、 「つまんねえこと威張るんじゃねえよ。で、・ チャージ用のガスは、 なあんべえだい、そのハンドガンは ? 」 「ひとくちでいって、おもしろい銃ですね。マガなにもの専用ポ ンべでなくってもいし ジン部がガスチャノ・、 、ノーになってて、ここにフロ ンポンべか自転車用空気いれを使ってェアをチャんですよ。ェアプラシ ージする。これで、ちょうどマガジンに装坂でき用に市販されているも のでもですーーー・あ るたけの弾十五発を発射できるんです」 れ、どこにいくんです 「威力の方は ? 」 「うーん、問題になるほど強くはありませんねかあ ? 」 え。まあ、市販されているエアソフト・ハンドガ「おう、ちょっとそこ のオモチャ屋に、べレ ンとは・とっこい」っこい、といったところかは。 ッタを買いにな」 この銃のセールスポイントは、パワーじゃなくて、 〈連射〉がきくことにあるんですよ。ふつうのエ 「」のオリジナルビデオ アソフトガンは、一発撃ったら、かならずポン。フ 遂に登場ーー『ナツツロッカー』 をコッキングする作業が必要でしよ。この銃で 《一 DEO は、その必要がない」 ″ナツツロッカー ″″なんのことかわ 3 オリジナルビデオ「ナツツロッカー」で 「ほかには ? 」 ある。 ( 八月二十一日ビクターよリ発売 ) かるかな ? 「やつばり、モデルガン屋が作っただけのことは ド・フ あって、仕上げがきれいですね。とてもエアガン模型専門誌ホビージャパンに現在連載中の「傭兵軍の ( スー とは思えない。とくに、スライドやフレームのヘ」。未来の戦争を克明に描くこの記事の中アイティング・スーツ ) が、シュトラール軍のナ ツツロッカーを撃破するというこのビデオのスト アーライン処理なんかは、見事です。ただ、あんに登場するのが、前述の奇妙な名を持っ兵器なの ーリイは、ホビージャパン別冊「 3 オリジ ・こ。このほ・かに , も″ラクーン″″クレーテ″ まりきれいすぎて、手荒に扱えない。サイ・ハル ″クラッフ = ンホーゲル″など、すべてナル」の地球独立戦争推移年表によると、二八 ゲームやなんかで外に出ると、かならず落っこと したり、ぶつつけたりしますからねえ。強度的横山宏氏によるオリジナルデザインの兵器が多数四年十二月の出来事となっている。つまり未来戦 登場し、さらに日東科学からこのスケールモデル史に基づくビデオというわけで、こういうところ に、多少不安を感じます」 「なるほど。たしかに、サイ。 ( ルゲームに使うが発売されており、現在までに百七十万キットををキチンとしてくれているのがうれしい さて、まっさきにアラを捜すようで恐縮だが、 銃ってのは見てくれよりも頑丈さの方が大切だか売りつくしたという。 < が歩くときの動きをロングでとらえてい らな」 今回御紹介するのは、このリアル兵器が動く、 ・ (DI—OUJCD >O 日ー *< ・ (DLL 大会も終り、あとは秋を待つばかりである。ことしの夏も、また無為に過きていくのだろうか。また一つ年をとる。ひええ 5 。 4 山口純 「ペレッタ M93R-AP 」 定価 9800 円 ( 別売専用ガスポンペ 800 円 ) 発売元 : MGC 尺て 0 ~ て c

3. SFマガジン 1985年10月号

「にもかかわらず」とサム・サラザールは、「ファイド卿は古代の式の燭台がぶらさがり、燭台の一本一本の先端には古いがいまなお 車に乗り、・ハラント卿はヴォルケイノを用いてわたしたちを皆殺し明るい輝く光の球がついていた。 にしようとしたじゃありませんか」 奥の壁にはパラント城歴代城主の肖像がかかっておりーーー思い思 いの装東をまとった、百五人の陰気な顔がずらりとならんでいた。 「それを言うなら」とコマンドアはぞっとするようなやさしい声 で、「わたしの鬼神ケイリルはパラント卿のヴォルケイノに打ち勝その下には、・ ( ラントの血族と他の高貴な一族との関係を詳細に記 の系図もかかっていた。だが、いまやホール ったではないか。・こ、、 ナししち馬車に乗れば、ファイド卿の車など軽くした、高さ十フィート のなかは荒れはて、百五人の死者の顔にはもはやなんの意味もな 追い抜くことができる」 く、ただむなしいだけだった。 サム・サラザールはもっとうまい議論の進め方を考えついた。 「なるほど、咒法師コマンドア、たしかにおっしやるとおりです。 ファイド卿はなんの喜びも見せず食事をとり、一族の者がはしゃ ラント卿もま 心得ちがいを正すことにします」 ぎすぎると、横目でじろりとひとにらみくれた。・ハ 「なら、そのがらくたを捨てて役にたっことを考えろ。明朝はファ た、立場が逆であれば同じようにしただろう。下品な騒ぎはいかに も趣味が悪く、自分自身に対する侮辱のような気がするのである。 イド城にもどるのだからな」 「ご命令どおりに、咒法師コマンドア」サム・サラザールは何冊も一統の者たちはただちに卿の気分を感じとり、威儀を正して祝宴を つづけた。 の本をがらくたの山に投げもどした。 ホールのとなりの小さめの部屋では、咒法師たちが腰をおろして 、こ。。ハラント城のもと咒法師長、アンダースン・グライムズは、ハ 6 イン・フスのとなりにすわって、自分の敗北など気にしていないふり ( ラント城は掠奪された。フアを装おうとしていた。なんとい 0 ても、彼は四人の強力な咒法師相 ハラント一族はちりちりになり、 イド卿とその一党はもの言わぬパラントの召使いにかしづかれ、大手に善戦したのであり、咒力の衰えを感じる理由はまるでないのだ。 五人の咒法師が戦いのことを語っているあいだ、祈祷師と修祓師 ホールで陰気な祝宴をはった。 たちはうやうやしく耳を傾けていた。なにより議論の的となったの ・ハラント城はファイド城と同じように壮大な規模で建てられてい は、鬼がとり憑いた戦士たちのふるまいである。アンダースン・グ ィート、高さ五十フィ 1 ト、幅五十フ た。大ホールは長さ百フィ トもあり、現地の白っぽい香木から切り出した板材ではめ板を施さライムズは、 = ヴ = リドがきわめて残忍でしぶとく、その不屈の闘争 れ、磨きあげられた上に = スを塗られて、渋い蜂蜜色に仕上げられ心には頭がさがると進んで認めた。ほかの咒法師たちもコマンドア ていた。天井を支えるのは何本もの大きな黒い梁だ。梁のあちこちはたしかにそれだけの猛威を投射したことに賛同の意を表わした。 からは緑や紫、ブルーなどのガラスが複雑に組み合わされた多灯架ただし、フスはこうも指摘した。イザーク・コマンドアのケイリ 259

4. SFマガジン 1985年10月号

ポルザノはすばやく、軽快に答えた。「十一、四十一、象、どでも、両脚は鉛のように重かった。緊張がどっと緩んで、彼は宝の中 にひざまずいた。 、刀しー テー。フも、鋭い目を持っテレヴェクター・スキャナーも、ここに 言うまいとしたにもかかわらず、最後の言葉が唇から滑り落ち ある宝の輝きをいまだ伝えてはいなかったのだ。ポルザノは畏怖と た。象はどでかいもんだ、と彼は思った。致命的な失敗だろうか。 狂気のまなざしで、小さな円板を見つめた。直径はせいぜい人の目 ロ・ホットは気づいたようには見えない。 ほどの大きさだが、その表面は無数の渦巻がねじり曲がり、たぐい 朗々と、重々しく、巨大な機械は次の質問を発した。 まれな美しい模様を描いている。神秘的な曲線で盛り上がった輝く 「ムルドナールⅦの大気における酸素の割合はいくらか」 大理石の尖塔が目に入った時、彼は息をのみ、それを見た目の痛み 「偽の証人はすばやい剣を持つ」ポルザノは答えた。 ロポットは・フ 1 ンと奇妙な唸り声をたてた。不意に重い足どりでにすすり泣いた。ほら、ここに、もろい蠍状の材質の透明な甲虫 が、黄色い翡翠の台座にのっている。ほら、そこには、もつれた金 ゆさゆさ歩くと、左へ六フィートほど移動した。財宝の門が大きく 属の布が、目もくらむ光の模様をほとばしらせる。そしてあそこに 口をあけ、手招きしていた。 はーーーさらに向こうには。ーー・そしてそこには 「入ってよろしい」とロポットは言った。 宇宙一個分の身代金だ、とポルザノは思った。 ポルザノの心はおどった。やったすごい褒美が手に入ったー っ これを全部、船に運ぶには、何度も往復せねばなるまい 他の連中はみな、しくじった。一番最近のやつがやられて、まだ 一時間にもならない。そして、彼らの骨は平原で白く光 0 ているのそ、この宝庫に船をつけた方が早いだろうなあ。だが、門から外〈 だ。連中は。ポットの問いに答えようとして、時には正答を、時に足を踏み出してしま 0 たら、権利を失 0 てしまうのではなかろう か、と彼は思った。中に入るために、もう一度最初からやりなおさ は誤答をし、結局、みな死んだ。ポルザノは生きている。 奇跡だ、と彼は思「た。幸運か ? 機敏さのおかげか ? どちらねばならん、なんてことがあるだろうか。そして二度目の時も、ロ もあるだろう、と彼はひとりごちた。おれは十八の正解を出した男ポットはおれの答を好意的にとってくれるだろうか。こいつはイチ かパチかやってみなけりゃならん、とポルザノは決心した。彼は抜 が死ぬのを見た。つまり、解答の正確さはロポットには意味がない け目のない頭で一つの計画をたてた。一番みごとな宝を一ダースば のだ。それでは何が ? 内なる真義。英知。真実。 かり、楽に持っていけるだけ選んで、船へ持って帰ろう。それから でたらめな解答にも、真義や英知や真実がありうるのだ、とポル 船を動かして、門のそばにつける。こっちが入るのにロポットが異 ザノは悟った。まじめな努力は失敗に帰し、にせものが成功した。 おれはナンセンスに生命を賭けたが、そのおかげで褒美を手に入れ議を唱えたら、ポルザノはすでに確保した宝だけを持って、さっさ この積み荷を売っ と出て行こう。余計な危険を冒す時ではない。 たわけだ。 彼は財宝の中へよろめき進んで行った。これだけ重力が小さくてて、そしてまた金に困ったら、いつでも戻ってきてもう一度ここに 0 4

5. SFマガジン 1985年10月号

と、 ~ 1 。 「それが、われわれにとって好ましいものであるか否かも、何とも いえないわけだな」 彼はつづけた。「しかしまあ、私が談話会に出席すれば、それな りにあたらしい材料を入手できる。私はエイゲル・・ジャクト がせつかく機会を提供してくれたことでもあり、彼との友好関係を こわしたくないから談話会に出席するつもりだが : : : 異論はないね 「異論ありません。そして私は私なりにその前に司政官がおっしゃ った談話会の内容やロイゼ・マイヤーヌの調整について、データを 集めます」 01 はいう。 悪くない反応だ、と、キタは思った。のその発言は、さき の、司政官が個人の立場と司政官の立場を舞踏会で画然と分離する のは不可能たったとの彼の言葉を、ある程度受け入れ、彼がエイゲ ルの談話会に出席する場合にもあてはめようとしているのを意味し ており、かっ、談話会の内容やロイゼ・マイヤーヌの仕事がわれわ れ ( いいかえれば司政官と司政機構・ーーーっまり司政庁側だ ) にとっ て望ましいものかどうかわからないとの、彼の一言に刺激されて、 みずから積極的にエイゲルの談話会のデータを収集しようとしてい るのを、示していたのだ。 : ロイゼ・マイヤースその人と、彼 これはこれでまずまずだが : 女の背後にいるはずのエイゲルの意図について、もうちょっと 1 の注意を喚起しておいてもいいであろう。 「それにしても、ロイゼ・・マイヤーヌは、随分意欲的に私に 接近を図ってきたな。あれは彼女自身の司政官への好奇心によるも 異例にも出身惑星であるタトラデンを任地として与えられたキタ への任務は、さらに異例なものだった。タトラデンが中心となって いる第四五星区・フロック化を阻止せよというのだ。着任後、彼は名 家の圧力に抗し学校開設をはかるエクドート、タトラデンの原住種 族。フ・ハオヌの保護を訴える科学センターの男らと会い、また、旧知 の名家の男ェイゲルから舞踏会の招待状を受けとる。そして手はじ ハビヤという・フ・ハオヌの仮設都市を訪れ、ついでウイスボア 市へ向かった。海路ウイスボア港についたキタは、出迎えの群衆に 迎えられる。そして上陸した彼は、第一の目的地、彼の育ったウィ スボア州立西北養育院を訪れた。彼はそこで、いまは職員として勤 務しているかっての後輩、ダノンに出会った。養育院を出たキタは ただちにジャクト家へ向かう。彼はそこで開かれている舞踏会の会 場でエイゲルと再会し、また、。ハ・フォ海洋クラブ代表のトーエルと いう男の紹介で、タトラデン外からの舞踏会参加者、ハクシェンス のホシジカ・エスカケとザラエンのデントニシという人物に会 ーエルをまじえた二人との会話から、タトラデンと異世界と の関係をお・ほろにつかんでいくキタだったが、再び彼はエイゲルに 呼ばれ私的な談話会へさそわれる。その後で彼はダンスの妙技を 披露し、会場の人気をさらうのだった。そして司政庁へ戻ったキタ は、 coO—とウイスボア行について議論を闘わすが、その中でキタ はに彼のもくろみを納得させる布石を打つのだった。 登場人物 キタ・・カノ日ビア : : : タトラデン出身の司政官。 ェイゲル・・ジャクト : : : 初級・中級学校時代のキタの同級生 の兄。ジャクト家の男。 : ェイゲルの妹。かってのキタの同級生。 エステーヤ・ロイジャ : : エステーヤの夫。 トパネット・ロイジャ・ : パ・フォ海洋スポーックラ・フ代表。 トーエル・・ジャクト : 0

6. SFマガジン 1985年10月号

・ <Y—C< ー N<B< ・コンビニエンス・ストアというやつは悪魔の手先だ。夜中に一回行かないと気がすまなくなってしまった。まるで光に吸い寄せられる蛾のようだ。 レイ・プラッドベリほどのガイキチでなくしれないが。 とも、少年なら恐竜にあこがれを抱かぬ筈は我々は、恐屯が地球史上のほんのある時期 ない。そして、その魅せられ方は、巨大さや繁栄を極め、またたくまに減んでしまったよ 兇々しさに対するカッコ、 しいという思いの他うな捉え方をしている「しかし、実は恐竜は に、どことなく哀愁のようなものも感じとつ一億四千万年もの間地上に君臨したのであ 社 ていたからでもあるようだ。僕は夏休みに上る。ずフと過去のことだから実感がわかない 平京してくると、一日は上野の国立科学博物館が、これは途方もない長さである。人類は、 円 で遊んでいたものだが、あのひんやりした館おまけをして猿人から数えてもこの百分の一 内に展示されていた恐竜の骨格標本というのも生きていない。 も、なんとも寂しげなものであったのを子供こうして恐竜の巨大な繁栄というものを眺 心に記憶している。 『恐竜 0 百科』は恐竜 0 百科あ 0 」も別 0 見方ができくる。恐竜 0 突然班」黽の百科 , 】断、 = 一。ー る。が、しかし、章立てを見てみの減亡に関しては、実にいろいろなことが言 C 9 - ればわかるとおり、これは人間がわれてきた。放射線、寒冷期、隕石、はては 。。 , 恐竜を発見する話である。メイン毒物の堆積、ストレスまで 1 人類はこの先代 は五〇科三四〇属の恐竜の解説だの見舞われた災害に思いをめぐらし、わがこ が、その底に人間と恐屯の時をへとのように真剣に考えた。、しかし、恐竜たち だてたっきあいがサプテーマとしが人類の百倍も生きたのたという事実を考え て流れている。 るならば、僕には彼らが減ぶのになんらの理 恐屯というのはあまりにポビュ由もいらないように思えてしまう。種そのも 0 ラーな存在だが、見た人はいなのに、減亡の。フログラムがされていたと考え 0 。絶減した生物は多種多様にわたると思うてなんの不都合があるのか「ほ乳類にその地 ~ 一 が、それだけを集めて図鑑になったりするの位を奪われたのではなく、禅譲したのだと考 ン は恐竜だけだ。現に生きている動物や植物の える方が、自然なような気がするのである。 はそこにある。つまり、人類は地球生物の完 図鑑と違って、それには実用価値が〈研究者 ほ乳類、そして我々人類が、恐竜たちより , 成形なのか、あるいは後から現われてくる者 ン ビ 以外には〉まったくないのである。こんな生進化した生物形態なのかどうかはわからな にとってかわられるのかということだ。 き物が他にあるだろうか。もちろん本書は学 。しかし、時間的に後の、・ハ ージョン変更嵳、それは人類が今の百倍生きてみないとわか 術的にも貴重なものだが、恐竜の研究そのもされたモデルであることは確かだ。ひとつの第らないことだろうか。それともすぐ明日にも のがもうどうしようもなく口マンチックなも星の生物において、このバージョン変更は無、答は出るのだろうか。 のでもあるのだ。それは恐竜が人類以前にこ制限に行なわれるものではなかろう。おのずともあれ恐竜は減んだのだ。理由のあるな の地球を征覇した唯一の動物であるからだろとそこにはある程度の完成ーーー頂上。ーーがあしにかかわらず。人類も、とりあえず生きて う。あるいはそれは征覇とは言えないのかもる。人類が恐電を研究することの特殊な意味るというふうに考えるのが今、壮快ではある。

7. SFマガジン 1985年10月号

0 ら、出るそばから買っていけば、当然そうな ・多いんですね。別に、そういう人たちがダ私は今、困っています。というのは、私 ります。まして、古本をもということになれ メだというんじゃありませんが、 r-n g-q フアは本を読むのが遅いため、未読のがイ 0 ばなおさらです。そこで考えるに、読むべき ンて、興味の視点を広く、高く、深く持っンフレーションして、どんどんたまる一方 本をかなりし・ほってセレクトする。それ以外 なのです。私のペ 1 スは、どんなにがんば ・てるんだなと思います。 ( 自分がそうだな の本は未練を残さず、切り捨てる。でないと 0 っても一日一冊。しかも、ろくろく脳に浸 んて思ってませんよ ! ) 本当に他のジャンルの本も読めず、かたよっ だから ( 言いたいことが自分でわからな透しないうちに次のを読んでしまうため、 た人間になっちゃいます。 くなってしまったー どうしましよう ) 、すぐ前の本の内容も把握できないまま、進 あとは、今のうちに買うだけ買っといて、 だから皆さん、てはじめに科学万博をんでしまう事になります。おまけに、ちょ 読み残しは老後の楽しみにとっておく、とい ・ファン的視点からけなすのをやめて、入場っと廉いと思う古本は、つい買ってしまう う手もあります。これなんか、読んだ後に古 料以外ほとんどタダの、まことにありがたという病気があるので、未読分はふえる一 本屋に売って生活費の足しにするという使い 方もできます。 0 い遊園地だと思いましよう。ありがたや、方でちっとも消費されないのです。それ 人間やめるかやめるか、なんて考えず ・ありがたや。東京ディズニ 1 ランドの半分に、世の中の本はばかりではないの に、要は人間パランスが大事なのですから、 で、未知なる無限の本の大海にこぎ出して の経費で、私は遊んだんです ! そこのところを考えて、後ろ指をさされない みたいのですが、そうすると現在本棚にひ では、そろそろバカ話をやめようと思い ように、ほどほどにしながら普通の日常 ・ます。ど 1 そ、私をファンの風上にもしめいている未読のが、手も触れられ 生活をおくるという姿勢が大事なのではない ず何年も経ってしまうという事態に陥るた おけないャツだなんて思わないで下さい。 ( 田 ) でしようか。 ( ペンネーム・世界史十日私 ) め、未知の無限の本の大海を前に、の 浜辺でちゃぶちゃぶやってるだけに終って 読みたいと思っていた本が見つかった時のいます。当分、から足を洗えそうにあ古い問題を持ちだして恐縮ですが、私の 喜び、また、や 0 と探しあてた本がすぐに新りません。は酒です。麻薬です。テレ舌足らずで充分御理解いただけなかったよ 版で出版された時の悲しみは本を読む人じやビゲ 1 ムです。 うなので、再度投書いたします。食料問題 ないと理解できない感情でしよう。かくいう 0 やめますか ? 人間やめますか ? でない農業、例えば砂漠の緑化、・ハイ 私も学生時代に足を棒にしてや 0 と買い集め 私はもう、人間やめます : オ・テクノロジー等、また最近民営に移行 た金背、銀背のシリーズが続々と文庫化 ( 〒福岡県粕屋郡篠栗町尾仲五八二ー した煙草だって農業だというわけです。ク されて、誰でもすぐに買えるようになるのを 五太田定芳 ) リフォード・シマックの田園物だけでも困 見るとやはり " くやしい。思いにかられたり りますが、高層ビルの中でロ・ホットやコン 。でもそんな心の狭いことじゃいけない ビュ】タが活躍するだけがではないよ んですねと、ちょっと反省。 ( 加 ) 未読のがどんどん増えるーーーこれはし かたのないことです。普通の人間の読書量のうに思います。農業を主題にしたがあ 限界を超えて新刊が次々と出るわけですかってもいいように感じるのですがいカカな 229

8. SFマガジン 1985年10月号

人工知能という言葉か急速にクローズ・アップ されている。いまやの専売特許ではなくな った″本物〃の人工知能を見ようと、本誌編集ム テ 部は機械神アスラ』はじめ人工知能の登場すス るを書いている大原まり子さんと共に七月ト 一日から四日にかけて東京流通センターで開催 された「人工知能 ( ) 展」を取材してきた。 ) ①会場 大か るの する をを ン何 A 飛行機の便を選ふ相談に乗ってくれるのこ エキスパートシステム さ OLOG による 4 ℃ AL PROC•RAM 所ン呆て、 ロヒ。然はだ ボ、ユ とかがそ , - ンネそそな が展ににの チ示あしだ ョばるてろ コかのもう 的うせとテ仕・のれタなヒ。パ マりはど い目ク事・大ず少りュー人 とにな カ とふ当をははオ葉ださ産の人、年、一ソ工 動と然ど取まドかろれ業世たビのいタナ知 い見のう材っロらうてに界ちジ姿わ・ル能 てるこ見班たオ連。いとだのネはゆシ・展 いととよのくド想人るつつひスほるヨユ 、なう予な口さ工分てたし とコーーの る 。めスんンなス会 プたがか想かしれ知野 ーだらとどっさる能て、成ハき一どヒ。どの場△さあて、どこを見よーかしら ? おたは S とあ長イあツみュとコは ス がカコ瞬り 。そ F いる株・う姿ら一異ン 0 1