SP Ⅳ W 『ラテンアメリカ文学案内』 野谷文昭・旦敬介編著 / 引 9 頁 / 26N 円 / A5 判並製 / 冬樹社 ・ <Y—C< ー N<B< ・最近早寝である。ただし早くは起きぬ。死期が迫っている。一日ハ時間睡眠なら平切死亡率三三 % 、一一蒔間なら五〇 % である。 ラテンアメリカ文学を中心とした評論、エ は。ほっり。ほっりと作品を読むようになった。 行するオペラ狂の話である。製作年からすれ ッセイ、コラムの集成である。歴史、宗教から そうこうしていると、昨年突如ドイツ映画ばありえないことなのに、僕にはコッポラが ルチャ・リプレ ( プロレス ) の話まで多岐に渡祭なるものがやってきた。そのとき公開され「映画版オペラ」なる表現に執着したのはこ る自由な思索集とも一一 = ロうべきものなので、本たヴェルナー・ヘルツオーク監督の『フィッの作品のせいだと思えてならなかった。実際 書を評するというのはまったく意味がない。 ッカラルド』を観て僕は仰天した。船が山をにコッポラが影響を受けたとされるのはヘル ただ、あちこちの頁をくりながら僕が・ほんやの・ほるという映像的ショックもさることなが ツオークの旧作『アギーレ・神の怒り』の方 りと考えていたことを書きとめておこう。 ら、『地獄の黙示録』の謎がすべて一瞬にしである。 ( 本書の編著者旦敬介氏はこの主人 数年前、『地獄の黙示録』という映画がやて解けてしまったような感覚に襲われたから公ローベ・デ・アギーレに関する文章も書い ってきた。映画はメシと同じくらい好きだっ だ。こちらの方は本物の南米ベルーの河を遡ている ) この三作は非常に連環的であり、時 たが、この映画だけは三食とひきかえにして と場所を超えて不思議で密接なつながりを持 もよいと思うほどの意気ごみで観に行ったの っている。 である。 共通しているのは強力なフィクションの場 『地獄の黙示録』は僕の今まで知 とフィクションを司るものの問題である。こ らぬものを含めたあらゆる意味で れはラテンアメリカ文学の大きな特質でもあ の感動をもたらした。しかし、新 ると思うのだ。その場にあるものをフィクシ 聞や雑誌に載った多くの映画評に ョン化し、人々がフィクション子となって交 目を通すうちに、僕は次第に複雑 歓することのできる空間。作者すらも物語の な感慨にとらわれてしまった。映 所有者ではなく、司祭にすぎぬ虚構の場。そ 画評のほとんどが「ベトナム戦争 1 れをいとも自然に創り出すのがラテンアメリ の真実に迫った問題作」式の書き カ文学なのたろう。コッポラやヘルツオーク 方しかしていないのだ。僕はこれ は何千人もの撮影隊というフィクション部隊 では不満だった。圧倒的に不満だった。それ をジャングルに送りこみ、擬似祝祭を行なう から一年ぐらい僕は酒を飲む度に、「な・せ ことによって、ラテンアメリカ的な強烈なフ 『地獄の黙示録』はラテンアメリカ文学との イクション場を創り得た稀な西欧人と言うこ 比較で論じられないのだあ」と映画好きの友 とができる。 人にからむのだった。 虚構の自由で自発的な交歓。本書ではたく 最初は単純に河を遡行するイメージが、カ さんの論考、コラムを散らすことによって、 ルペンティエールの『失われた足跡』あたりに そんなラテンアメリカ文学の場の力を再現し 似ていると感じられたのである。しかし、当時 4 ようとしている。ひと口にどんな本と言えな の僕はラテンアメリカ文学のことをあまりに いのでもどかしいが、それそれの人が抱えて 知らず、それをうまいぐあいに友人に説明す いる謎を解く鍵となってくれそうな一冊であ っこ 0 ることができなかった。その説明を求めて僕 伊沢昭
SF 翡①① K 、 わず頬ずりしたくなっちゃう、と三十男らし からぬ気持を抱かせるほど、可愛いい。アン ダースン & ディクスンのホーカ族とも違う 房亘 し、映画「スター・ウォーズ / ジェダイの復 マ 一讐」に出てきたイウォーク族よりも小柄でキ ラ 早 内真社先英訳 ュート。この生物に人気が集まり、続篇が書 レ房厄匂元。倉集雄ノ 円 ソ 書酉創 .9 浅円 ? かれたり、他の作家が手をそめるのもよくわ 第京〈・ , 0 0 賀 かるほどカワュイ。とばかりはいっておれ 圷判 7 一東 す . ストーリイは、ツアラトウストラ星で、 一とヤ円ジ和喟ョ製面丿円 シ上仮「 ホロウェイおやじが知的生物フアジーを発見 頁ツ・印スなフ / , 「訓ヒ判鉄・、 / , 。どちらかというと、そういうのは好きなしたことで、星の利権をめぐり、特許会社と ・庫・ム庫説・六カ ) 庫 ン ほうだ。スチャリトクルはエキゾチックなも フアジーを護る側との争いに発展してゆく。 一ウ文ル一文伝ル四リス文 イ稜タⅲト のを求めているわけでもないし、誤解して日そこで″人獣裁判″が開かれることになり、 頁ビ頁 , . 7 樹イ 4 アル 2 マ見スム 6 っ a フアジーの人間性が問われる。裁判の結果は 本を描いているわけでもない。最初に覚えた ・ : そう、あなたの考えた通り、 英語の思考を通しての日本を、実際に知って いるのだ、彼は。鯨が日本人の祖先でもかまエンディング。ただひとつ、解説の水鏡子のた。ちょっとした海外旅行に梅干しゃ漬け物 ホンワ 文章にもある″フアジーの勝利はほんとに彼を持っていく日本人も多いとか : いはしない。それで面白くなれば。うん、 『鯨と俳句』というタイトルのほうがビッタ らの人間性にもとづくものであるのかどう力した気持に水をさすのはナンですが。 シだな。このゴム膜を通して世界を見せられか″だ。人間の独善性、欺瞞性。 『樹海伝説』はガラリと変わって、低い ・ラッキーに見えるアメリカ人がヴェトンの小説。七三年に評判になったという中篇 るような奇妙な感覚は、大江健三郎の初期の 短篇に似ている。占領軍に屈する日本人の眼ナムに介人していった。大東亜共栄圏という一「アサディ族における死と指名」を作中の民 から見た現実。『スターシップと俳句』はス構想のもとに日本人はア・ジアを侵略していつ。族誌という体裁にして、後日譚を語っていく トレンジ・フルーツだ。どこが面白いのか、 。という結構にした長篇。その気になった本人 アメリカ人に聞いてみたい。 も本人だけれど、長篇化を促した悪いお友達 今月は、なんか文句ばかり言ってるなあ。 : いたんでしようね。中篇は傑作です。惑星 ポスク・ヴェルトの樹海に棲息するアサディ 族の調査にフィールド・ワークに向かった異 異星生物をテーマにした長篇が二作。一九ノ 六一一年の・ビーム・。ハイ。ハーの『リトル・ 第。 ) , 星人類学者が、そこで見たものは ! という フアジー』と一九七九年のマイクル・ビショ 一、ノ , わけで、これが一種の秘境小説。小栗虫太郎 の『人外魔境』ってわけだ。そして六年後、 ツ。フの『樹海伝説』だ。ツアラトウストラ星 樹海に失踪した学者の探索と、アサディ族の のヌイグルミのような小さなふわふわちゃ ト ん、 調査のために、学者の娘と主人公がアサディ リトル・フアジーは、その登場から、思
族に似せたコンタクト用の生物を 連れて樹海に入ってゆく : ・ 重一つドんの 、か魔んすス風れ派ン喜 重苦しいムードも、中年男の屈 のろが願 えたツぷそで な肩が国乱一イ悲 っ一フ 飯こすお 々く、とら帝にジロる 折した感情も、怪異も驚異も、静 御と」での 月しだンずとろ人抱とういマ揚ロヒげ 謐な文章で物語られてゆく。イメ 晩るし部稿カばイビ、しこるをう思こ一鷹ノの広 ラ ージもくつきりと浮かんでくる。 ろいも集原 数しリスとなと送夢いうそロ、ク派ー ン そてし編ム はと一くるは をぬてそものかテ一繰 原文もそうだと思うが、実に文章 ス ろつもンラ のこトじべでし活てん、てあう・ジて がうまい。ただビショップという そ思、ジコ たるス同らモら生果ながつにいチロっ マ のは、真面目な人なんでしよう 、とイガの せえな、くト の見、ういれとンノな ノ 方なハマ さ考んうにマカきて立よとそ風アクに ね。律儀すぎて ( ッタリがない。 了はどそ〉て リぬし対しん。ン。テ巴と 者 イメージは豊かなのだが、ハデな の、つ。 ( 0 終者はう夢っメ一存のでなねコ俗・つつ 日よンら一部 を症れそのい。ノ、、イ っノ呆者い。うリ シーンも淡々と書いてしまう。その ・訳忘あ鉄とん , 口を両思がよテ ンがよ して、アサディ族の謎について 啓 、り ( 明日日のし一ち 日そをリこ 」へ翻健 。らきノ一のおれしサなアれ ~ し も、全て解明しようとする。が、 か日 を「度とけのたししクジそとこでの議たこを の子 つかばテロてか、んニ思ま、て度 仮説に仮説を重ねて」 0 てしまう々、、品お第 かろお・ノしいよな一不れ玉き仕 ので、アッと驚く人類の秘密が明 すことスクそなす腕リ訶こ親ての かされても、どこかしつくりとこ やと ( ンテ ~ やで怪工摩、のつ飯 いのエた ~ じののフると師も御 ないところはある。ともあれ、久 かク後イれちモうド し振りの重厚な作品。一読をおす ー可、 ) 、・、 : 当ま物ををわニ争サわたト食ツかて口魔こば すめします。 でが戦や失なマをラうつ一てそっ 直ん核たや師、しンいやヒし。や ト素 ~ かた術だかビとちのそ劇 ソノラマ文庫の海外シリーズも 確実に点数を重ね、アルジス・ トリスの『アメリカ鉄仮面』が九巻目。刊行でベトベトになっており、今の読者に訴え春小説ではないだろうか。他者との関係性を の度に、その出版意図に疑問を呈しているるものがなにもない。原題の WHO を保持できない主人公が物理学者となり、実験 が、基本的にいいたいのは、アクチュアリテ ″アメリカ鉄仮面″とつけるネ ーミングのセの事故で、仮面のサイボーグと化す。・ヘルリ ンの壁を接点にし、アメリカ帰国後の話と、 イということだ。訳文のマズサはひとまず置ンスが全てを現わしていると思えるが、どう か。こんな考えが杞憂であることを願う。 成長の過程が各章毎に語られてゆく。タイト こう。はナマ物的側面が強い。腐り易い さて、本書。解説に″アイデンティテーの のだ。面白いもの、素晴しいもので、時代を ル通りの″お前は誰た・″ ? という謎を中心 越えてゆくのが名作と呼ばれるものである。 問題″とあるのには笑ってしまう。訳書を読 に、読ませてくれる。佳作。 埋れた傑作は、あるかもしれない。しかし監むかぎりでは、そこまで食い込んでいない。 ではまた、次号で。 修者の解説を読むかぎりでは、ノスタルジア今読めば、むしろ、サスペンス・タッチの青 ・ C>-OILLJ— I—<Y<I<CDI—・十一月の連休に「京都 U)LL フェステイハル」に行ってきた。ゆっくり寝ようとしてホテルをと思いきや : ・ : ・どこも満室なのであった : オ冗 ュ : 0
ⅢⅢいⅢⅢⅢいⅢい甲Ⅲい甲日 ll 川川Ⅲい山山川ⅢⅢリいⅲ川円山円川Ⅲリ山Ⅲ明川扉Ⅲいⅲ甲ⅢいⅢⅢいⅢⅢⅢいⅢ川怛山円川Ⅲ明川 11 い円山川川Ⅲい山山川川 II Ⅲ円Ⅲ円川山 ■気づけばなんと、もう師走。特大号の忙しさの グ回回回一子淳ー 8 中で、一九八四年は刻一刻と終わりに近づいてい 3 終か素藤載 ( 編集後記 第第最一井内満 るのでした。下版は近づく、仕事は山のように残 め新く物 っているで気ばかりあせる今日この頃でしたが、 」」」ん座読 ■ついに、創刊以来四半世紀が経過しました。小 タき窟記へ講他 ( この本が皆様のお目にかかるころは、静かにお茶 スと宝星る 学生の頃手にしたマガジンの創刊号。巻頭のでもすすって心安らかに正月を迎える準備でもし のの創め入乙 ( ス潮王「 「危険の報酬」を読みはじめたときから、のているでしよう。などということはまったくなく 魅力にとりつかれました。もっとも、以前にもて、正月休みの分を年内に片づけるために、また ルリモ 「火星に咲く花」や「宇宙船ガリレオ号」などをまた東奔西走しているはずです。 プ「ロ 読んではいたのですが。やはり、マガジンの映画『砂の惑星』、つい先頃、完成試写があっ ②イⅧ 都会的な文化というものが、と結びついてよ たそうですが、うわさに違わぬカ作さすがリンチ り魅力的だったのかもしれません。故福島正実氏監督、というもつばらの評判。今月号の記事でも O 工Ⅷ は、ジ、ヴナイルの一分野と思われがちなを読んで皆様も期待に胸ふくらまして下さいまし。 きのⅧ 読書界に定着するために、意識的にそうした編集 さてさて、四分の一世紀を経たマガジンで 付宏 の昌 ) 方針をとったということです。そういえば、早川すが、今月号の厚みに御満足いただけましたでし 降Ⅷ と田ー 書房に入社間もなかった私は、お茶がわりにビー ようか ? 今後とも、よ・ろ・し・く。 ( 田 ) ん野Ⅵ イ さム ルを出されてびつくりした記憶があります。 ■恒例の″枕にもなるマガノノ 、、、″しカカてす フ 私がマガジンの編集長になった時は、感激 みラ室情 か ? 総勢五〇余人の作家、訳者、イラストレー 工 る一究 というよりも、あれもしよう、これもしようと、 ぐオ研事 ( シ しターの方々によるカ作ばかり。お正月、コタッの う自負と、本当につとまるんだろうかといった不中でごゆっくりご覧下さい。ところで誌面が変っ ズ 外 クいンの 安がないま・せになった気持ではちきれんばかりでてから一カ月。賛否両論、様々な御意見が寄せら 平ル卓ニ秋 ッしジ士海 した。そして、いまだに本人はなんとなく駆け出れています。いずれ「てれ。ほーと」で御紹介しょ 切長一の光千ミ正ガ博、、「 しのつもりでいるのですが、それでもいつのまに 読林ャ連村中又コ「マ原郎 うと思ってますのでお楽しみに。また意見のある く神チく眉田川・・・石篇 か、かなりの年月がたってしまいました。 方は、どんどんお手紙をお寄せ下さい ( 加 ) 二十五周年記念号を企画するにあたって、いろー先月の後記で、″ 一層の地獄を見た″などと書 いろと懐古特集の。フランもありましたが、思いき いたが、まったくの話、考えが甘かった。凄まじ マガジン一九八五年二月号 ( 第二十 って「あの頃私は : : : 」だけとしました。昨年六 い勢いで特大号の津波が押し寄せ、やってもやっ 六巻第一一号 ) 昭和六十年一一月一日印刷発行 月号の「三百号記念号」でた 0 ぶりや「た後ですても次の仕事が山と控えておるのには、たた驚き発行所東京都千代田区神田多町二の二 し、びとっ過去ばかり振り返「ていないで・ : ・ : との一「〕。以前 ( 加 ) 氏の書いた特大号の後記を読郵川早川書房東京 ()ー五三 いう気持からです。そのかわり、作品はそれそれんで、 " 終わった″とか " 疲れた″とかいう言葉 一一一 ( 代 ) 発行人早川清編集人 魅力的なものばかりだと思います。お楽しみいたしかなく、なんとしようむないことを書いとるな ム / 岡亠們 印刷所誠友印刷株式会社 だけたでしようか ? ( 今 ) あと思っていたら : : : もう疲れ果てた。 ( 阿 ) = 三 = 三一一三三 = 三一三ニに 次号予告 1985 年 3 月号
アメリカ鉄仮面 (W 「 ho?, 、 958 ) 著Ⅱアル編訳Ⅱ仁賀克雄 / 318 頁 / Ⅱ・燔刊 / 4 ・プラン / 訳Ⅱ榊原晃三 / 238 頁 / 川・ 射 ジス・・ハドリス / 訳Ⅱ仁賀克雄 / 2 52 頁 ~ 00 円 / 徳間書店 / 文庫 / 短篇集 / 注日 刊 / 1600 円 / 白水社 / アンソロジー / Ⅲ・刊 / 450 円 / 朝日ソノラマ / 文 ~ 年版より「お菓子の頭蓋骨」を削り、「よ 庫 / 長篇 / 解日仁賀克雄 みがえるラザルス」「輝くフェニックス」剣闘士ポロッカスの冒険 1 著日鈴木良武 / の一一篇を加えたもの 2 5 4 頁 / 川・引刊 / 4 0 0 円 / 朝日ソノ ラマ / 文庫 / 長篇 / 288 頁 / 川刊 / 680 円 / 中央公 ~ ⑩風の七人著Ⅱ山田正紀 / 288 頁 / Ⅱ 論社 / 新書 / 長篇 燔刊 / 380 円 / 講談社 / 文庫 / 長篇 / 解ゴッドマジンガー 9 破減の迷宮原作日永 作 Ⅱ今日泊亜蘭 井豪 / 著Ⅱ園田英樹 / 18 4 頁 / ・刊 ヴァンバイヤー戦争 2 月のマジックミラー / 2 6 0 円 / 角川書店 / 文庫 / 長篇 著Ⅱ笠井潔 / 248 頁 / 川・刊 / 680 ~ キマイラ菩薩変著日夢枕獏 / 254 頁 / 川 円 / 角川書店 / 新書 / 長篇 ・引刊 / 400 円 / 朝日ソノラマ / 文庫 / コーンの孤島 ( G ミ、 0 ミ cc. 、 98 し著日 長篇 / キマイラ・吼⑤ ・マラマッド / 訳Ⅱ小野寺健 / ウィアード・テールズ 3 編Ⅱ那智史郎・宮】 242 頁 / Ⅱ・ 5 刊 / 1600 円 / 白水社 壁定雄 / 2 50 頁 / Ⅱ・川刊 / 19 50 円 ~ 奇妙な侵攻 (PERR} 、え H07Y4 イ 7 ミ / 長篇 / 国書刊行会 / アンソロジー B ミ ~ 、ミミ・ S 之ミ ~ & 、ミ・ . 、 968 ) 著Ⅱ ダールトン & エーヴェルス / 訳Ⅱ松谷健二】水曜日には雨が降る著Ⅱ大和真也 / 2 4 4 宇宙漂流艦スパル①著Ⅱ志賀千代美 / 2 / 264 頁 / Ⅱ・燔刊 / 34 0 円 / 早川書頁 / Ⅱ・新刊 / 2 円 / 集英社 / 文庫 / 28 頁 / Ⅱ・刊 / 980 円 / ほおずき書 房 / 文庫 / 長篇 / 宇宙英雄ローダン ( 燗 ) 長篇 籍 / 長篇 / 解日まるおけいこ 銀河英雄伝説Ⅳ策謀篇著Ⅱ田中芳樹 / 2 凄ノ王伝説 6 獣人魔王原作Ⅱ永井豪 / 著 宇宙皇子 3 妖かしの道地獄道著Ⅱ藤川桂 ~ 38 頁 / 川・引刊 / 680 円 / 徳間書店 / Ⅱ永井泰宇 / 216 頁 / 川・刊 / 6 4 0 介 / 2 5 2 頁 / 川・刊 / 6 8 0 円 / 角川 新書 / 長篇 円 / 角川書店 / 新書 / 長篇 書店 / 新書 / 長篇 クリスタル・シンガー ( C ) ミ、 S ~ ・、 ~ 、・ . スターシップと俳句 ( S 、ミ、廴 ~ 号 H ミ・掌、 . ⑩ェロチック街道著Ⅱ筒井康隆 / 2 9 4 頁 ~ 、 982 ) 著Ⅱアン・マキャフリイ / 訳Ⅱ浅 7987 ) 著Ⅱソムトウ・スチャリトクル / / 川・刊 / 320 円 / 新潮社 / 文庫 / 短 ~ 羽莢子 / 418 頁 / 川・引刊 / 480 円 / 訳Ⅱ冬川亘 / 326 頁 / 川・引刊 / 400 篇集 / 解日伊沢昭 早川書房 / 文庫 / 長篇 円 / 早川書房 / 文庫 / 長篇 / 解Ⅱ小川隆 ⑩黄金のジャンヌ・ダルク上著日若桜木 ~ 黒ナイル著日畑山博 / 226 頁 / 川・刊】精霊荒野に咽きて火星年代記 2200 年 虔 / 270 頁 / Ⅱ・燔刊 / 32 0 円 / 集英 / 1300 円 / 中央公論社 / 長篇 著Ⅱ荒巻義雄 / 214 頁 / 川・引刊 / 12 社 / 文庫 / 長篇 0 0 円 / 徳間書店 / 長篇 / ビッグ・ウォー 現代フランス幽霊譚 ( 0 ミきミ、、 1 ズ枝篇② ⑩火星の笛吹き著Ⅱレイ・プラッドベリ / & 、ミ s 斗ミミ、 . 7980 ) 編日ベルナール 10 / 21 ⑧引 1 / 203
″羅″ HOBBY 5 Ⅷ″ LA 〃 0 ー 5 球ー シミュレーション・ゲーム・シリーズ 知力と感性たけかあなたの味方。謀略 : 計略の限リを つくして主導権をにきるのは一体誰か ? 野望を秘め て、いさシミュレーション・ケーム・ワールドへ出発 ! ガンダム = ジャプロー戦役・・ ・・ 4 ′ 000 円 マクロス = シティファイト・・ ガンダム = 激戦ア・バオア・クー クラッシャージョウシナリオ集Ⅷ .1 ・・ ・・ 4 ′ 000 円 ガンダム = ソロモン攻略戦・ ダンバイン = オーラバトラー ・・ 4 ′ 000 円 伝説巨神イデオン・ スターウォーズ = ジェダイの復讐・ ・・ 4 ′ 000 円 スターウォーズ = デススター ・・ 4 ′ 000 円 マクロス = スペースフォー丿レド・ 戦闘メカザプングル・・ ダン / ヾイン = ウイングキャリバー ・・ 3 ′ 000 円 戦闘メカプレーゲイル・ ・・ 3 ′ 500 円 オーガス = オーガロイド・・・ ガンダム = ホワイトペース・ ガンタ去 = クロスファイト・ ・・ 4 ′ 000 円 スタートレック = クリンゴン帝国の侵略・・ 4 , 000 円 オーガス = ファクトリー スターウォーズ = 帝国の逆襲・・ ・・ 4 ′ 000 円 風の谷のナウシカ・ ザプング丿いウォーカーギャリア・ 機甲創世紀モスビーダ・・ ・・ 3 ′ 500 円 ミッドガルド = 失われた鍵・ 司政官・ ・・ 3 ′ 500 円 クラッシャージョウ = マーフィ / ヾイレーツ・ 3 ′ 500 円 ロードトウロード・・ ロールプレイ = 工ンタープライズ・・ ・・ 3 ′ 000 円 スター・クエスト・・ ロールフレイ = クラッシャージョウ・・ 重戦機工ルガイム・ヘビーメタル・・ ・ 3 ′ 000 円 マクロス = ドックファイト・・ ・・ 3 ′ 000 円 巨神ゴーグ・ スタートレック = カーンの逆襲 ・・ 3 ′ 500 円 銀う可漂流ノヾイフアム・ ロ栗本無大河ヒロイック・ファンタジーいよいよ登場ロ それは豹頭の超戦士の物語 何者にも屈しなかった男の英雄伝 彼をめぐる数々の冒険談が 今、本から飛び出し、ケ。ームとなって甦る。 12 月末 ~ 1 月発売予定 / 予価 4 , 000 円 す 5 翡 k 翡 00 03 ( 843 ) 1130 東京・台東・元浅草 3 ー 1 ー 3 ・・ 3 ′ 500 円 ・・ 2 ′ 000 円 ・・ 3 ′ 500 円 ・・ 4 ′ 000 円 ・・ 3 ′ 500 円 ・・ 3 ′ 500 円 ・・ 3 ′ 500 円 ・・ 4 ′ 000 円 ・・ 3 ′ 500 円 ・・ 3 ′ 500 円 ・・ 3 ′ 500 円 ・・ 4 ′ 000 円 ・・ 4 ′ 800 円 ・・ 4 ′ 000 円 ・・ 3.500 円 ・・ 3 ′ 800 円 ・・ 3.800 円 雑誌 01975 ー 2
格調高く贅沢な羅巴。 ' ー。、 , ' 香りを伝える挌調高 0 、テサインが 女らしさを、、。そう引き立ててくれます ラ = 直輸入 0 贅沢な高級リ , 、レー使用。 e Cygne fashion h 〇 株式会社 = 陽商会訪問販売事業部
ー特別企画・連載⑩ー THE ENCYCLOPEDIA OF SCIENCE FICTION SF 工ンサイクロべティア ピーター・ニコルズ編 浅倉久志・伊藤典夫監修 安田均訳 Copyright ◎ Roxby Press Limited 1979 凡 例 9 . 略語および記号 A S F : アスタウンディング・サイニン ス・フィクション誌、および ( 後 年の ) アナログ計 F& S F : ファンタジイ・アンド・サイ ュ・ンス・フィクションん TWS : スリリング・ワンダー・ストー リース元、 NW : ・ワーノレス、日 . 乞 : アンソロジー : 版による題名の異同 : 加筆 國 : 改訂版 : 短篇集、またはひとりの作家による 長篇のオムニノくス版 第 : 複数の短篇を加筆改訂し、長篇のか たちに統合したもの 新 : 戦前にしか邦訳のない書名 : 抄訳 ① : 原作はおとな向きだが、わが国への 紹介にあたってジュヴナイルに翻案さ れたもの。いわゆる、、再話″。はじめ からジュヴナイルとして書かれた作品 は①指定されていない。 * : 訳註 : 参照 1 . 邦訳のある作品には邦題を添え、未訳作 品は原題 ( または英訳題名 ) のみ記した。 2 . 原題のうちイタリック体で表わされてい るのは単行本、引用符 ( “ ' ) でかこんで あるものは短篇。ただし、単行本としては 未刊の長篇や、単行本に他の作品とともに 収められている長篇は、短篇とおなじ扱 3 . 邦題も 2 にならい、単行本は『』で、 短篇ならびにそれに準ずる作品は「」で かこんだ。 4 . シリーズ名は、未訳のものも含めて日本 語で表記し、《》でかこんだ。 5 . 作者名の中には、あえて慣例に従わず、 原音に近い表記をとったものがある。 ( 例 : ヴァン・ヴォート ) 6 . 本文中のゴチック書体は、本事典中に項 目の立てられている見出し語。またポール ド書体の年号は、初版発行年。 7 . 映画および TV ドラマについては、日本 で公開された作品や、ビデオ等のソフトが 発売された作品には邦題を『』でかこん で添え、原題をイタリック体で示した。未 公開作品は原題のみを示した。ポールド書 体の年号は、本国での製作年。 8 . コミックは《》でかこんだ。 J C : ジョン・クルート M J E : マルカム・ J ・エドワーズ コノレス・ M J : マクシム・ジャクボウスキー B S : フ・ライアン・ステイプルフォード 487
ⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅡⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢ ロレンス・マニングとの "City of the Living Dead ” ( 193 のがある。彼は S F 雑誌に定期的に寄稿したが、現在ではその ファンタジイ、特に L ・スフ。レイグ・ディ ・キャンフ。との合作が人々の記憶にいちば んよく残っている。このうちもっとも成功 したのは《ハロルド・シェイ》シリーズ で、 7 ' ん e co 襯第ん E れ訪厩 ( 1942 ; 邦訳は雑誌発表時の『神々の角笛』 "The Roaring Trumpet" 〔 1940 アンノウン誌〕 と『妖精郷の騎士』 "The Mathematics of 前号よ続く ポイヤー、ジョー POYER, JOE アメリカの作家ジョゼフ・ J ・ポイヤー Joseph J. Poyer ( 1939 ー ) の筆名。ア ナログ誌に 1965 年 "Mission 'Red CIash"' でデビューし、以後同誌との関係が深い 言葉を話せるイルカを扱った長篇『謀略マ ラッカ海峡』 0 ra れ・ 0 〃」 I “電 ( 1968 ) 、 および『氷雪の脱出行』もん Ca ( 1969 ) はともに近未来の物語で、国際ス リラー小説風の要素を持つ。ポイヤーは他 のジャンルの小説も書いている。〔 JC 〕 その他の既訳作品 『トラリーの霧』 T んに S カ 00 たツ g 可・〃尾 G ( 1973 ) 。 プラット、フレッチャー PRATT, FLETCHER ( 1897 ー 19 浦 ) アメリカの作家、歴史家。 1930 年代初期 に、ヒューコー・ガーンズ / くックのサイエ ンス・ワンダー・ストーリーズ誌やその姉 妹誌で、作家・翻訳家としての経歴を築き はじめる。処女作はアメージング誌でア ーヴィン・レスターと合作した "The Octopus Cycle" ( 1928 ) である ( じつは、 アーヴィン・レスターはフ。ラットのペンネ ームだった ) 。フ。ラットはドイツの長篇 S F を翻訳しつつ、支払いの遅いことで悪名 高いガーンズノ : ックの会社から稿料を引き 出すある有名な方法を見出した。長篇の前 半を入稿し、それがタイプで版を組まれる まで待ち、そこで支払ってくれなければ後 半の引渡しを拒絶するのである。フ。ラット は多くの合作を行なったが、名高いものに 『英雄たちの帰還』ディ・キャンフ。 & フ。ラット Magic" 〔 1940 アンノウン誌〕の 2 冊に分 割 ) 、『鋼鉄城の勇士』 7 ん Ca 立ん ル 0 ( 1941 アンノウン誌 ; 1950 ) 、『英雄 たちの帰還』Ⅱ〃 & ゆな ( 1953 ー 4 諸雑誌 ; 統 1960 ) からなる。フ。ラット単独 のファンタジイ長篇には、 T カどⅡ〃可、 〃尾 U ル・ 00 翔 ( 1948 ジョージ・ U ・フレッ チャー名義 ; 1967 フレッチャー ・フ。ラット 名義 ) 、 The 月ん & “鑽 ( 1952 ; 1969 ) な どがあり、後者はフ。ラットが匿名で編集し たアンソロジー W ' ″訪ぉ T / ( 乞 1952 ) 486
ⅢⅢⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅡⅡⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢ・ ジュール・ヴェルヌは『海底二万リー グ』切 g 襯〃ん〃夜尾 s 50 ″ s les 襯 ( 1870 ) で潜水艦を発明したと一般に思わ れているが、これは完全な誤解である。潜 水艦はヴェルヌが書いたときにはすでに存 在していた。ヴェルヌの予言で最良の 1 つ と思われるものは、まったくの偶然から生 まれた。『月世界旅行』 De ℃ ん ( 1865 ) ( 続篇『月世界へ行く』 み 0 ″ de ん〃ら 1870 と合わせて 1 巻本になっている ) での月ロケット打ち上 IV マーは、ウィリアム・マクハーグとの合作 などを楽しげに歌った。ェドウイン・ノく一 行輸送船隊、空中戦、潜水艦、摩天楼都市 やウェルズほか他の誰よりも先んじて、飛 Ⅲ℃ ( 1802 ) という詩で、ヴェルヌ ェラズマス・ダーウインは The T 襯がに の飛行事業、特に航空便業務を予言した。 Night Mail ( 1905 ; 1909 ) で大西洋横断 ラドャード・キブリングは一督″ん かなり近い地点で行なわれるのだ。 げは、フロリダ州ケーフ。・カナヴェラルに 『両惑星物語』クルト・ラスヴィッツ T んス訪 t ℃〃尾〃な of ″ t ん夜・ 7 ' r のな ( 集 1910 ) で、嘘発見器の初期形態を予見 した。ヒューコー・ガーンズバックは『ラ ルフ 124C41 十』 4 ゅんノ 24C4 ノ十 ( 1911 ー 12 ; 統 1925 ) で、テレビを含む多くの技 術予測をした。ネヴィル・シュートは 0 丑なん ( 1948 ) で飛行機の金属疲労の この作品のしばらく 危険を予言したが、 後、コメット機を含む数機の飛行機がまさ にその原因で墜落した。 これだけでもかなり印象に残るリストと なるが、まだ何倍もの例を並べるのは容易 である。ただ、そうしたところでほとんど 意味がない。正しい予言 1 つについて、 10 もの誤った予言があるわけだし、事実をい くらか拡大解釈しないと、的中したといえ ない予言もあるからだ。たとえば 1930 年代 の S F パルプ雑誌は殺人光線を大いにもて はやした。この芝居がかった装置を、現在 レーザー光線が武器として使えるようにな った事実と重ねて擁護するのはいささか牽 強付会だろう。未来学の項では、 S F 作家 が未来を取り扱うさいの一般的な戦略が述 べてある。その想像上のシナリオは、しば しば怖るべき警告として描かれる。強調は ほとんど常に、、もし起ったら″であって、 、、起こるだろう〃ではない。 SF 作家を贋 予言者であると攻撃するのは、彼らが予言 屋をもって任じているのではないゆえ、公 平ではないだろう。多くの点で、彼らの失 敗は成功以上に興味ぶかい。それは社会歴 史上の知識を与えてくれるからである。わ れわれが未来に期待するものは、歴史その ものの変化と同じほどすばやく移り変る。 ガーンズバックらが今世紀の 10 年代に期待 したオートメーションは、カート・ヴォネ ガット・ジュニアの『フ。レイヤー・ビアノ』 ~ / / の zo ( 1952 ; U / 0 第プイ ) の 頃には、すでに潛在的な悪夢と化してい 484 こうした S F の誤りを追憶の魅力とい