クロヤマアリの巣におしよせる サムライアリ。口にさなぎをく わえているのがサムライアリ アリのギャング・サムライアリ 夏になると、クロヤマアリの巣をめがけて、 どこからともなくサムライアリの一群がおしょ せてきます。あわてふためいているクロヤマア なっ ぐん
* もくじ はる 春のつかい・クロヤマアリ えものさがし クロオオアリのおでまし けっこんひこう 結婚飛一何 初めての産卵・クロオオアリ 初めての巣作り・クロヤマアー クロヤマアリの巣の中 : アリのギャング・サムライアリ はげしいアリのけんか・ ばくじよう アリの牧昜 さんらん すづく なか 28 24 22 18 16 15 10 8 4 2
←クロヤマアリのさなぎをくわえ るサムライアリ。あごがカマの 形をしている かたら よこめ リたちを横目に、サムライアリたちは、巣の中 になだれこみます。 ぐち しす やがて、一しゅん、巣の入り口が静かになっ おも たかと思うと、巣の中から、さなぎや幼虫をく わえたサムライアリたちかぞく ぞくと出てきます 気をとりなおしたクロヤマア リたちか、そうはさせまいと、 たたかいをいどんでいきますが、 もう手おくれです。 たたかっているそばを、ほか のサムライアリたちがどんどん クロヤマアリのこどもたちをさ らっていってしまいます。 なか よ、っちゅう なか
會クロヤマアリの巣。 春のつかい、クロヤマアー じめん たいよう 三月、太陽かばかばかと地面をあたため ると、もう、クロヤマアリが活動をはしめ ます。 あめゆき ふゅ すづく 雨や雪 ます、巣作りです。冬のあいだ、 のために、くすれたりふさかったりしてし しゅうり あな まった穴を修理します。 はる 春になると、またなかまかふえていくの で、そのために、今から巣をたきくしてお かなければなりません。 ふか ゆき 雪の降る日や寒い日には、深い巣の中に てんき もどって、天気がかいふくするのを待って います。 なん十びきものはたらきアリたちが、巣 かつどう なか
初めての巣作り・クロヤマア げつ けっこんひ クロオオアリより一か月ばかりおくれて結婚飛 すづく 行をおわったクロヤマアリの女王も、巣作りをはし めました。はたらきアリかうまれるまでは、なにも かもひとりでしなければなりません。 さいしょ やがて、約か月目に、やっと、最初のはたらき アリがうまれます。 こ、つ けつめ に ) よわ、つ
會小さなトビイロケアリにまけたムネアカオオアリ。 會クロヤマアリのなかまどうしのけんか 會アズマオオッアカアリをくわえる クロヤマアリ。
コガネムシの死がいをはこほ、うとするクロオオアリのはたらきアリと、お クロヤマアリ こばれをかすめようとして、近よってきたクロヤマアリのはたらきアリ。 ちか
クロヤマアリ。 會カメムシをみつけたクロヤマアリ。 ち ま す く の を し ん ば っ つ く ま き も の が よ わ つ て に と ろ か ま わ す か み つ そ し て か ら だ し ゆ て し ま し ) ま す て む り や り ひ き は な そ の 足 に か み ーっ い て い っ か ま て ら 疋 て い る と 疋 も ク ) が な に か に た た か し ) 方 を し ま す お ど ろ く ほ ど の り な か る の で す か ら ア は い も あ る 虫 2 に お そ い か 自し 分え の か ら の 何 十
あけク いんロ かおア けなリ るかの物・ でか るま えど サムライアリは、さらってきた じふん クロヤマアリのこどもを、自分の 巣の中でそだてます。そして、は たらきアリになったとき、ドレイ としてはたらかせるのです。 じぶん サムライアリは、自分ひとりで はものを食べることができないの で、どれいにしたクロヤマアリた くち ちにロうっしに食べさせてもらい ます。 はげしいアリのけんか せかい アリの世界ではあらそいやけんかがたえませ ん。アリのけんかはたいへんにはげしく、どち らかが死ぬまでつつけられます。 なか 24
クロヤマアリをたおすアズマオオヅアカアリの兵アリとはたらきアリ。 ( からだの大きいアリが兵アリ )