・ウミネコのなわばり たまごやひなをまもるため , いっ おやどり ぼうの見鳥がかならすなわばりを みはる。入暑があると , ほかの 巣のひなでもおそいかかる。 ・ふんのばくだん さようつう しんにうしや ーに侵入者があると , 共通 の敵として , みんなでたちむかい , ふんのばくだんをみまう。におい はあらってもなかなかおちない。 ていくうひこう です。ウミネコはいっせいにとびたち、低空飛行 しろえきしよう でちかついてきては、白い液状のなまぐさいふん をおとしていきます。 ・おたがいのなわばりをおかさない なわばりとは、ひなを育てるためにひつような ひろさをいいます。なわばりのひろさは、巣を中 しんらよっけいやく ・心に直径約二メートルほどあります。 おな この中にはいってくるものは、同しなかまであ ろ、つと、まよいこんできたひな鳥であろ、つと、親 どりてき 鳥は敵としてはげしくおそいかかります。 ほう、わんき ウミネコのなわばり意識は、抱卵期の初期から すだ はしまり、巣立ちまでつづきます。 くろ かえ ウミネコが、南国から帰ってきたころは黒ぐろ いちめんゆき かん としていた岩しようも、いっしかふんで一面、雪 かふったよ、つにまっ , 日になり土び、す おやどり よ、っちょうすだ そして八月の下句、幼鳥の巣立ちとともに親鳥 しよう よ、つしようせいかっ コロニーも、消めつ はまた洋上の生活にもどり、 していきます。 がっ なんごく しろ そだ どり ー」よ医」 すらゆう
= くましい若烏に 贐鳥たちと南の 「 0 = ーを巣立「て、業 こ幼鳥たちも 「市ってきナて 、ずをの の澄をおえてう こ幼鳥のおもカー わすかに呱の一音ー , 「ばな鳥です 9 つ、つー ゞ ) すです こすナー , ) 、ひなを有てるため 親鳥たちはまナ すづく まじめます = に〕そかしく巣作りを ( = はまだ早〕若鳥たちは 。、、こなる 、の生 っ力、ー こヒ代の 、、、を 0 づけます えしてきナ市 どり こひとなくくりカ き声 こぎやかな若鳥のい 呑ををおえて 、こ一生をとじ 」 00 まれなから、しす力。 おやどり 、ます る わかどり さかな どり みなみ
力、つらゆうしゅん 力、つしようしゅん カ , つ【干し物ん カ , っーナしゅん がつらゆうしはん カ , つしようじゅん 6 月上旬 ~ 6 月中旬 6 月中旬 ~ 6 月下旬 7 月上旬 ~ 7 月下旬 ・ひなをだく親鳥 ピーピーというひなの 士尸で、コロニーはうすま る。島は、うまれたは かりのひなをおなかにだ す 、かか、ん、じっと ~ 果に、つ すくまっている。とおく からみると、「 ) 櫺の目に しろ 白い玉をならべたよ、つだ。 ・ざわめくコロニー 成長とともにひなのな き声がだみ声にかわる。 ひなをだいてじっとし おやどり ていた親も、えさをと す りに、ばつばっ巣をはな れるよ、つになる た もの 食べ物をねだるひなの ) 一え なき声やけんかで、コロ ニーのざわめきは大きく なる。 ・うすらぐなわばり意識 なっくさ のびきった夏草が、夏 あっ たいよう の暑い太陽をさえぎって くれる。雨や飃にさらさ かたら す れ、巣の形はどんどんく すれ、鳥のなわばり意 識もうすらいでい でも、まだあちこちに おくれて、つまれたひなを おなかにカかえ、、つずく まっている自「がいる。 しき せいらよう たま おやどり 0 おお 0 しき ・親鳥にだかれて たんじよう後約一日は、巣の中でこだ かれてすごす。 そのあいたに 子はなき声やすがたなど から、おた力いをほかのなかまからみわけら れるよ、つになる。 たんじようまもないひなの死ばう率はきわ はんすう しゅうか・ん めて高く、約一週間のうちに半数ちかくのひ なが死んでしまう。 せいらよう ・ひなの成長 鳥のはらの下から顔をだし、まわりのよ す うすをうか力い、巣のまわりをさかんに歩き まわるよ、つになる。、つつかりほかのなわばり にまぎれこんで、ほかの島にこづかれ殺さ おどり おお 一れてしまうものも多い。鳥のなわばり意識 がもっとも強くなる晧・期。 ひなは、鳥のくちばしを下からつつき、 しきりに食べ物をねだる。ひなのえさは、水 こざかな おやどり 生昆虫や小魚、親鳥がはきだした消化されか けたものを食べる。 ・とびたちの練習 多くの幼鳥が飃三にむかって豺をばたっか せ、とびたちの習をはじめる。でもまだ羽 をばたっかせるだけで、売工に、つくことはでき す 十′ーし 巣のまわりのせまいなわばりだけでは - 0 満足できず、幼鳥はどんどん動半径をひろ げてい ようちょう 幼鳥が、なわばり意識がまだ強い巣にうつ かりちかづくと、そこの島につつかれる。 すると、つつかれた幼島の鳥がおこりだし、 辛ど、つしのあらそいになる ノ 1 、ノ せいこんらゆう お おやどり 0 よ れんしゅう 0 す ある しき
3 うみべ 海辺にのこされたウミネ ウミネコがさ コのふん。 はま ーやラ兵 ったあと , コロ 辺は一面にまっ白にそま このころの幼 っている ちょう 鳥は , えさをとりやすい うおいち一ま いりえ 入江や , 魚市場などにむ らカくっている ちからづよ にゆうどうぐも ←入道雲もその力強さをう あきかぜ なか しない , 秋風の中にうす せいちょう ようちょう れていく。幼鳥の成長を おやどり おお みとどけた多くの親鳥は , き 洋上に消えていく。また , せいカっ 魚の群れをおう生活にも どるのだ な ま ふ ま 不 か す コ ん た を 海た の ち ナ ) ひ 幸 は 面 生芒 な か に つ 幼 の し の も 鳥 死し て の し 巣す ど カゞ 群む て て れ い を や き が ま と つ ま れ つ 力、 す ウ 白 て な き いちめん 0 ようしよう さかな 0 0 ふこ、つ 0
きせつ いっしか梅雨の季節がおわる七月の中 しゅん、ひなは親鳥と同しくらいのき ちゃ さに成長しました。まだ茶かっ色の羽毛 おやどり で、ピーピーないては親鳥にえさをねだ しままでのよ、つにす しかし、親皀 2 は、 ) ぐにはえさをあたえよ、つとしません。び よんびよんとびはねながらひなをしらし、 巣からひなをつれだします。 えさがほしいひなは、羽をはばたかせ をみおろすがけぶちにエゾキスゲの花 ー ) よカ おやどり 力あざやかにひらく 。初夏、ウミネコの て親鳥においっこうとけんめいです。 コロニーはきゅ、つにそわそわしはじめる おやどり 力いか′ル こうして、親鳥はたくみにひなを海岸 にさそいだすのです 巣立ちのころ せいちょう おやどり っゅ はね しよく がっ 、つよも、つ ちゅう
おやどり ←ふ化後 IO 日目。ひなは親鳥のくち ばしを下からつついて , えさをね はんふんし : う力、 おやどリ だる。親鳥の口からは , 半分消化 さかな された魚がはきだされる。ひなが すいせいこんらゆう 小さいあいだは , 水生昆虫をあた てきおお えることがひかく的多い。ひなは おやどリ あさ たいへんな大食いで , 親鳥は , 朝 はや 早くから海へえさとりにでかけな ければならない ほかの巣のひなをつついておいは おやどり おやどり らう親鳥。親鳥がるすのまに , ひ なは巣をはなれることがある。う っかりほかの巣にちかづこうもの おやどり なら , そこの親鳥にたちまちおい はらわれてしまう。どうやら , ウ ミネコの親には , たとえなかまの じぶん ひなでも , 自分の巣にちかづくも のは敵とみなして , しりぞける習 せい , 性があるようだ。傷だらけのひな があちこちでよくみかけられる。 くち ちい おおぐ おや しルう てき じようくう わいせす巣萇く至ん なそ。の成まもけ ら親んのせでの であのさなう 3 上し 空てコくひそち地う 上っネた ハ、、、、にめいり・り鳥な 一めウよ所たにな親え ニをるば場るもくもた ロりすいあとしでが コばをまがとる空か
ものる南 、びひ飃 なをなに なてまっ 、羽は び足のば たで力た て地じがき な面 2 よの いをわ、 いそべでたたずむひな。波うちぎ おやどり わで、親鳥がさかんにさそいをか おやどり けている。えさでつって、親自 P は うみ ひなを一にさそいだすのナ なみ れしゅう
* もくじ うみべ 春の海辺・ 2 コロニーのひみつ・ 6 すづく きせつ 巣作りの季節・ ひなのたんじよう・ すだ 巣立ちのころ・ うみ かかやく海へ・ コロニーをあとに・田 たびだ 旅立ち・ カモメの飛来・ もどってきたウミネコたち・ わかどり たくましい若鳥に・ はる ひらい
ようちょう なっすなはま おやどり 夏の砂浜でやすむ親鳥と幼鳥。コロニ ちゃくち ーからうまくとびたったものの , 着地 しつばい に失敗 , ひっくりかえるものもある。 れんしゅう ようちょう ←とぶ練習をする幼鳥。風のない日はト ニングによねんがない。まだ足の ちから 力がよわく , 波からとびたてない 毎日のように じようすなはま ためだカく くましく育っていく まいにち そだ 幼鳥は親鳥をおって海 おやどり ようちょう このくりかえしで幼鳥はた ようちょう 上や砂浜にとんでくる。えさほしさの
にゆうど、つぐも すいへいせん 水平線のむこうに入道雲がわきたち、 かいめん 一海面はいっそ、つかがやきをまします。 国にも夏がやってきたのです。 もう、コロニーのほとんどのひなが巣 , 一、一立ちをおわったころでしよう。 ニ成長のはやいひなはもう幼鳥に育ち、 そら 親鳥にましって空をとんでいます。でも、 すなはま ニどことなくぎこちなく、ときどき砂浜に ふじちゃく ハタ、ハタと不時着してころげてしま、つも のもいます。 = 一幼鳥は、まだ自でえさをとることは おやどり 一、できません。ピーピーなきながら親鳥に ( えさをねだっています。 おやどり なっ きた