0 0 00 * からだのひみつ・頭 三角で先がとんが「たかお、せなかがわにとびだした大きな目、 あたま くち よこにさけた大きな口が、カエルの頭のとくちょうです。 もっとくわしく見てみましよ、つ。目は、にしのよ、つに、つつくしくひ かります。 やこうせい カエルは夜行生の動物です。ひるはあなのなかやしげみにかくれて よる いて、夜になるとかつばつにうごきまわります。そのくらしにあうよ よる うに、ひるはひとみをしばりこんで光をおさえ、夜は、少しの光でも 物か見えるようにひとみをぜんひらきます。ネコのようです。 目のつくりもかわっています。人間とははんたい ( こ目の下まぶたが みす 、つごきます ) くにいるときは下にさがったままですが、水のなかに もぐると、さっと下まぶたが上にうごいて目をおおってしまいます。 下まぶたはとうめいですから、ちょうどそなえつけの水ちゅうメガ ネのようです。 目のななめ下にまるいものがあります。これが耳です。 みす おと 空気や水をつたわってくる音やしんどうをこのまるいところでとら にんげんみみ えるのです。人間の耳のおくにあるこまくのようなものです。 あたま もの さき おお した どうぶつ した ひかり みみ おお ひかり
0 あどがき 子どものころのことです。 いえちか やま ひ 家の近くの山の中に、 小さい池がありました。ある日、この池にヒキガエル かえ かたくさん集まって卵をうみました。あまりのすさまじいありさまにげ帰っ たことをおばえています。 すうねん おも たいカ′、 それから十数年たって、大学で発生の実験をしたときに、思いだして見にゆ 医、土ー ) た。 まったおな いけおな すると、全く同し池に同しように卵をうんでいるのです。わたしが子どもの なんだいめ しそんたまご ときに見たヒキガエルの何代目かの子孫が卵をうみつづけているのかもしれま せん。 けんきゅう わたしは、この池の卵を使ってカエルの研究をはしめました。二一 調べれば調べ ぎもん るほど、いろいろな疑問がおこってくるので、今でもつづけています。 かたら たまごすいそう カエルの卵を水槽に沁れておくと、少しすっ形を変えて、小さなオタマジャ そだ クシになります。さらに、カエルに育てることもむすかしいことではありません。 卵をとってきて育てたり、 池や田んばで生能 ) を察してみてはいかがでしよう。 よ ほん きようみ この本を読んで、カエルの、一生やカエルの生活に興味をもっていただけたな ら、しあわせです。 種村ひろし たまご み あっ そだ たまご たまご つか 、つしよう はっせい たまご じつけん せいかっ たねむら
* かんさっ・たまごからおたまじゃくしへ たまごをとってきたら、水そうにいれて、たまごがへんかしてい よ、つすをかんさっしましよ、つ。 かたち カエルの種類によって、へんかのはやさや形がちがいます。 へんかを種類べつにきろくして、くらべてみましよう。 ※じゅんび おお みす みす まず、水そ、つに多めに水をいれます。水どうの水には、しようどく みす のくすりがましっているので、二、三日バケツにくみおいた水をいれ みすくさ みす ましよ、つ。水草は、おたましやくしのたべものになり、水をくさらせ ないやくめもします。根をしやりでおさえてうえておきましよう。 ※せわ みすくさ 水草だけだとおたましやくしは大きくなりません。ごはんつぶ、う どん、ハンなどを小ゅひのさきぐらいやりましよう。 せつ ' : 、 みす すぎないように。のこったえさが、水をくさらせてしまいます。 よく見ようと、入れものをかえたり、 ) しったりするとしんでしま います。 かんさつは、水そうの外から、そっとしましよう。 しゆるい そと おお
* からだのひみつ・足 ← カエルは両生類ですから、りく のせいかつにも水のなかのせいかっ にも、どちらにもつごうのよいからだのつくりをしています。 さ医」 ます、からだぜんたいを見てください。先のとんがった頭、首がな かたち く頭がそのままからだにつながった形は、水をきっておよぐのにたい へんべんりです。 つぎにうしろ足を見てください。ゅびとゆびとのあいだにはったう みす すいまくは水かきです。水をいきおいよくけることができます。 みす 水かきか月さく、およぎのへたなカエルもいます。ヒキガエルです。 みす りません。また、ゆ たまごを ) 、つむと医、のほかには、ほとんど水には ) び先になににでもすいつくきゅうばんがついていて、木のえだや葉に のばってくらす力エルもいます。アマガエルやモリアオガエルです。 じようふなきん肉かはりめぐらさ うしろ足のももを見てください みず れていて、水や地めんをつよくけることができます。 ねん アメリカのカリフォルニアでは、まい年、世界しゅうからカエルを たい力し もちょって、カエルとび大会がひらかれます。 →ウシガエルは、 " 三だんとび。のチャンピオンです。五メートルという あたま さき あし りようせいるい あし みず みす せかい みず あたま くび
ふゅ も、つすぐ冬。き・せ・つ , の、つ」っ・り、わー、 りを、カエルはひふ〔か ) ん " し、とりま % 0 , くす。カエルは大いぎで土にあなを ほってもぐりこみます。 そして、土のぬくもり・としめりけ にまもられて、春かく朝は " ぐ , - っす りねむります おお はる
會木のみきにいると・・ 會まだらな葉の上にいると・ からだの色のへんか カエルは、すみかや、きせつによ って、からだの色をかえます たとえば、アマガエルは、木の葉 っち の上ではみどり色、たんばでは土の 色にかわります そのしくみは、またしゅうぶんわ かってはいませんか、たぶん、まわ あか ) の色やおんど、明るさなどを、目、 ひふ、ゆびさきなどでかんしとって いるのだろうとかんかえられていま 色のへんかは、カエルがてきから みをまもるのにやくだっています 38
せいらよう 0 カエルの成長 * カエルの一生 っしよう たった一びきのカエルからうみおとされるたまごだけでも、やく八 ねん 千から一万こ。まい年、この一つぶ一つぶがカエルに成長していった としたら、地きゅ、つはカエルでいつばいになってしまいます ) でも、しぜんはそうはさせません。このほとんどが子ガエルになる までに、てきにおそわれたり、ひからびたりしてしんでしまい 一、のこるのはわすかなのです。 カエルの一生のうちでいちばん大きなへんかは、水ちゅうのせいか つからりくのせいかつにかわるときです。からだのしくみがどのよう にかわるのか、くらべてみましよう。 子ガエルになってからは、もう、からだのつく りにはほとんどへん ひ ふる かはありません。日がたつにつれて、古くなったひふをぬぎすてなが おや ねん ら大きくなっていきます。そして、やく三年めぐらいで、やっと親ガ エルになるのです。 ( カエルのくらしは、まだわからないことばかりです。からだの色の へんかはどのようなしくみでおこるのか、一生のあいだになん回たま しいきるのか、なぞにつつまれたままです。 ごをうむのか、なん年ぐら ) せん おお まん いっしよう ねん おお 、つしよう せいちょう
第廳ハ埓ら、いを 。おたまじゃくしから子ガエルへ おたましやくしは、まるい口 みすくさ みで水草をたべてそだちます ふそれからしばらくのあいたは、 けそとから見ただけではなんのヘ んかもありませんが、でも、か らだのなかでは、大きなへんか たか、どんどんすすんでいるので ろおたましやくしになって一か 、つけつはん 月半ぐらいたったある日、おの つけねのりようわきに、 小さな ゅふくらみかできますだんだん 會その、」 らみが大きくなり、や おお くち
* カエルのたまご カエルをかってみませんかうごきや、ひょうしようにあいきよう があって、たのしいかんさつができます。 ま亠 9 、たま ) 」とりにい医まー ) よ、つ。 さんらん カエルによって、産卵のときや場所、それにたまごのようすがみん なちがいます。 ※もっていくもの みず 目のこまかい水アミ。ポリエチレンのふくろかハケツ。 一※とりかた たまごをみつけたら、バケツかポリエチレンぶくろを水底にしすめ、 みす といっー ) よこ、し たまごがこわれないように手でしすかにすく、 ます。そのとき、どろやゴミかはいらないよ、つにしましよ、つ。 ヾケツにいれてもちあるくときは、できるだけ水がゆれないように、 みす また、水がこばれたときは、すぐにたしましよう。 、っちにかえったら、 たきめの水そうに水をい「ばいいれて、たまご ・一をうっし、まどぎわのあたたかいところにおきましよう。 たまごが多すぎると、くさってしまうことかあります おお みす みすぞこ
あし 會つぎの日・左まえ足がでた て ま せ ん で す に き す あ と し も の 右 ま た 足を か や た は す の ひ が 先ま ーこ と しヾ だ す と も あ り ま す あ が つ て ぃ の で す 左 ま 足を か ら た、 の な か で ち ん と で き ら 左 ま 疋 が と び だ ま し た わ き に あ い て い る た の あ か 2 しゅうかん後・右まえ足がでた た た あ る 日ひ と ぜ ん か ら の が わ の ひ を っ て ま 左 日ひ フ ) つ し だ び と が 足右を そ れ か ら し ゆ か ん ぐ ら に な り ま た し ゆ ん