せん なカー むね うえ 會脱皮のとちゅうで長い休 會さいしょに頭と胸の上が 會からだをのばしたり , ち みをとります。からだ全 ぢめたりしながら , 皮ふ わの皮ふがさけ , 中から ようらゆう 体がでおわるまで約 3 時 をはらの方へおくってい 新しい幼虫のからだがみ かん 間かかります。 くカプトムシの幼虫。 えてきます。 幼当 っ す ふ 大大 ゆ っ カゞ 虫 が 虫 脱をき き き カ を と に プ が さ・ く 皮び た な ば も の か さ り を 成 な し が な ら ん つ ク ) つ 動 3 ば た 長 て あ る り て だ た で ム に 幼当す き ま だ が ん 力、 虫 大蒻 け す た な き は て ま に 大 く ふ の き が は で な く な き っ 虫 脱をを か な れ 皮び脱古言 ま な ら り ら そ て の , 皮ーび 大蒻 の だ し ) 月リぇ と 皮ひ 皮ひ が た き か は に け い を か ら ら ト べ ま ぬ き て て す ぐ み だ る 皮ひ ゆ の ム ふ 少 ! と よ メ′、ま ま 皮ひ き く に し の は ゆ なか ようらゆう ようちゅうせいちょう よ、っちゅう なか 22

じゅ、えき 樹液をみつけた ( りお カプトムシは、林の中をゆっ あです いきます ム角さ やかて、一本の木のまわりをぐるぐると ト触を おと まわ プ液 シッという音をたて カん〕樹び回りはしめると、 るせ すまり て、木のにふつかりました。 動えぐ カ活みさ ちゃくち よイカを カプトムシは、しすかに着地できません。 からだごとにぶつかり、足のつめを木の かわ の液 ゅ 4 ・ 皮にひっかけて、やっと止まります。 くら じゅえき カプトムシが、暗い林の中で樹液のあり , のす はこま かをみつけたのです。 中すあ じゅえき のまい ロりす 樹液は、カプトムシのたいせつな食べも のあ あたまみき シがて のです。カプトムシは、頭を幹にこすりつ ムい舌し トなた じゅ、えき プうひけるようにして、樹液をなめはしめました。 カょに ばん はやし なか はやし なか くりとんて

會生きた木をたべるシロスジカミキリ ねん、、しよう の幼虫。幼虫は , 木の中で 2 年以上 くらします。 いしゅ、え医」 * 樹液のひみつ レー成虫 植物の葉は、根からすい上げた水と、空気 と、つ にさんかたんそ たいよう 中の二酸化炭素から、太陽の光をうけて糖と とうぶん いう物質をつくります。糖分は、植物の成長 おお にかかせないだけではなく、多くの生きもの が生きていくのに必要なエネルギー源です。 ぞうきばやし とうぶん 雑木林の木ぎも、こうしてつくられた糖分 すいぶん くだ かわ や水分を、木の皮のすぐ下にある管で、から かくぶ だの各部にはこびます。 こんちゅう ところで、昆虫のなかには、生きた木の幹 ようちゅう をたべるものがいます。カミキリムシの幼虫 よ、つらゆう かき木す やコウモリガの幼虫です。 らはし ばⅵ虫曰長 これらの幼虫が、物の部をたべていると に幼、成 きや成虫になってでてくるとき、この管にき か化を 虫・ふ幹すをつけてしまうことがあります。すると、 幼らて とうぶん じゅ、えき のかっそこから糖分をふくんだ樹液がしみだします。 しゅ、ん、 封よ、ほんの少しあ しみだしてまもない桓液ー ウた 3 中 コれのまいだけで、ほとんどにおいません。しかし、 せいらルっ ようらう ようらう しよくぶつ せいらゆう ひつよう した みす しよく来っせいちょう みき

まえ カプトムシは、やわらかい腹をかたい前ばねでお ) 変タ がカ おって保護しています。カミキリムシやクワガタム まえ おなやくめ をひ皮クま シの前ばねも、カプトムシと同し役目をしています。 のたい まえ こんらゆう このようなかたい前ばねをもっ昆虫のなかまを鞘 とか化ち 冖瓸 ( 亦夂が こうちゅうもく まえ しいます。前ばねが、刀をい , が ( 方翅目、または甲虫目と、 ・の・あで れる鞘ににた役目をしているからです。 しようしよっ′、 まんしゅ せかい のでと 鞘翅目は、世界じゅうに三十万種、日本には八千 シの・の ムも・つ こんらゆう トたの種います。このなかまは昆虫のなかで、ひしように おお カ花ム種類の多いことでしられています。 なまえ カプトムシという名前は、 かたい頭や胸、つのな かたち ぶしよう どの形が、むかしの武将がいくさのときに頭を保護 するためにかぶったかぶとににているところから、 長くま つけられたものです。 体さ 0 ち / 現在、日本には、ふつうよくみるカプトムシのほ シも 3 中 ムての につばんせんこく トとずかに、二種のカプトムシかいます。日本全国にすむ プはく おもてじま おきなわけん いしカきしま カ・の耒コカプトムシと沖縄県の石垣島や西表島にすむサイ コ・つや こがた カプトムシで、どちらも小型のカプトムシです。 * カプトムシのなかま たいらよう げんざい あたま むね あたま かたな せん しよう

・動物 ・虫 全 100 巻 ・植物 ( 十別巻乙巻 ) ②モンシロチョウ たねから ⑤ライオン ⑩アサガオ たねまで ⑦アリの世 界 ⑩食虫植物のひみつ ⑧ニホンサル 全 ⑨カプトム シ ⑩野生ウマの生活 のヒマワリのかんさつ ⑩アカトンボの一生 ' 76 国 ⑩カエルのたんじよう イネの一生 サ学 の 生 ⑨高山植物の一年 ⑩セ ⑩海のさかな ン校 ⑩アゲハチョ ウ ⑩野生ゾウの世界 ①サクラの一年 ケ図 のミッパチのふしぎ @カ のくらし ⑩へチマのかんさつ イ書 @サポテンのふしぎ ①トノサマパッタ ⑩いそべの生物 児館 ⑩リンゴくだもの ⑩クモのひみつ ⑩ニホンカモシカ のひみつ 童協 ⑨サンゴ礁の世界 ⑩アシナガバチ ックシのかんさつ 出議 ⑩海 貝 ①キノコの世界 ⑨カマキリのかんさつ の ⑩ムササビの森 ⑩たねのゆくえ ①鳴く虫の世界 文推 まゆから @コケの世界 ⑩カ タッムリ ⑩カイコ まゆまで 化薦 @ジャガイモ ⑩モリアオガ工ル ①テントウムシ ⑩工ゾリスの森 ⑩クワガタムシ ①植物は動いている 大基 ①シカのくらし ⑩カミキリムシ 水草のひみつ 賞本 コのくらし ⑩ホタル光のひみつ ⑩ネ ①紅葉のふしぎ 受図 ⑩ヘビとトカゲ ⑩オオムラサキ ⑩ムギの一生 ⑩高山チョウのくらし @森のキタキツネ ⑩ュリのふしぎ 、、色と形の ⑩昆虫のふしき ⑩サケのたんじよう ①ドングリ ひみつ ①ギフチョウ @花の色のふしぎ ①コウモリ ①水生昆虫のひみつ ⑩カメのくらし ・天文 ⑩メダカのくらし ・鳥 ①月をみよう ⑩ヤマネのくらし ④星の ⑩ペンギンのくに 生 ⑩ヤドカリ ⑩太陽のふしぎ ⑩シラサギの森 ・地学 の星座をさがそう のタンチョウの四季 ①惑星をみよう ③雲と天気 ⑩わたり鳥のひみつ ⑩星雲・星団をみよう ⑥きようりゆう ①ライチョウの四季 ⑩彗星ほうき星 ⑩しようにゆうどう探検 ①ツバメのくらし のひみつ 生 ⑩惑星の探検 ⑩雪の ⑩たまごのひみつ ⑩火山は生きている ①流れ星・隕石 ⑩ウミネコのくらし 水めぐる水のひみつ 朝フクロウ 塩海からきた宝石 ⑩カラスのくらし ・別巻 ⑩氷の世界 ⑩キツッキの森 夏休み昆虫のかんさつ 夏休み植物のかんさつ ⑩鉱物地底からのたより モズのくらし 四季のお天気力、んさつ ⑩ハヤプサの四季 少漠の世界 四季の野鳥かんさつ

不斗学のアノレ / ヾム 9 カプトムシ 0 著者 きしだいさお 岸田功 ■発行者 岡本雅晴 0 印刷 株式会社精興社 ■写植 株式会社田下フォト・タイプ ー製本 中央精版印刷株式会社 0 発行所 株式会社あかね書房 〒 101 東京都千代田区西神田 3 ー 2 ー 1 1990 年 9 月発行 電話東京 ( 263 ) 0641 ( 代 ) ◎ 1971 Printed in Japan 著者との契約により検印なし N D C 486 岸田功 カプトムシ 8340 ー 1 2109 ー 0027 54P 23X19C 襯 ( 科学のアルバム 9 ) あかね書房 1 9 9 0

あどがき まいねん なつやす とうきようおおさか なんびやくえん 毎年、夏休みになると、東京や大阪では、カプトムシのねだんが何百円だと しんぶん かね いうニュースが新聞をにぎわします。カプトムシはお金を出して店で買うもの おも しようがノ、せい しぜんすく と力い だと思っている小学生もたくさんいます。自然の少なくなった都会では、この ようなことも、やむをえないことかもしれません。しかし、かなしいことです。 ちからづよ 力強いからた、り つばなつの。カプトムシは、むかしもいまも子どものあこ がれです。 ぞうきばやし カプトムシは店にいかなくても、お目にかかれます。ちょっとした雑木林の レ」ゆえ医一 あるところなら、樹液をすいにきているカプトムシをみることかできます。も しゅうせい ちろん、カプトムシの生活や習性をしっていればみつけやすいでしよう。 わたくしは、みんながカプトムシを見つけ、カプトムシといっしょにあそん おも しせん でもらいたいと田 5 っています。自然のふしぎにしかにふれれば、ほんとうの科 カく しん 学する心がめばえてくると信しているからです。 ほん とう この本をつくるのに、たくさんの人たちの理解と協力をいただきました。東 きようとむさしのしりつだい ちゅうがっこう すだまごしちせんせい ひょうほん 京都武蔵野市立第四中学校の須田孫七先生には、世界のカプトムシの標本をお やましたよしのぶ 一一うせい げんこうせい あっ 借りしました。山下宜信さんには、構成や原稿の整理に力を借りました。厚く れいもう お礼申し上げます。 こころ みせ せいかっ ひと せかい きようリよく らから みせ 岸田功 きしだ

らから ・カくらべをさせてみよう カプトムシは , 体重のなん倍くらいの重さのも のをひつばることができるでしよう。クワガタム シともカくらべをさせてみましよう。 水くをあなる に 0 皿 カ にんべなは , スなシ。どたののす カ くみるで う冖水一おムう うュ , トよはよまべめ ろ とジをプしシ , あたた オさ , どカまムを。をる , 3 なたみトのうリと べ水」牛のせてプもよウを , もかえ力のしュ〕 ( 分 す酢だすた矼味でキ ~ 水 で よ ん み っ の て カて ら ねす はっ し の動 を ムをす 方 - ト・め土 6 ん プ・つきひ ど カたると ・チョウ シよ ムみ〇第 て カ ら る を カ 関 昼 らから ジュース CAL スイカ キュウリ きかんしや うえ ・ガラスの上をあるかせてみよう カプトムシをガ うえつくえ ラスの上や机の上 においてみて , た たみやじゅうたん の上においたとき とくらべてみまし よう。カプトムシ は , 足のつめがひ っ力、カ、らないと ろでは , うまくあ るけません。 うえ ノ豸 夜 ひる よる カプトムシの行動は , 昼と夜でどうちがうか , まわ しらべてみましよう。かつはつにあるき回ったり , とびたつのは , いつごろでしようか。えさにあっ おお まるのは , いつごろが多いでしよう。 しゆえき ・樹液にあつまる昆虫をしらべてみよう 昆虫のよくあつまる 樹液をみつけたら , ど んな昆虫がくるかしら べてみましよう。 いつもよい場所をと っているのは , どの昆 虫でしよう。さらに 時刻によってやってく こんらう しゆるい る昆虫の種類をしらべ てみましよう。 ひる こんらルう こんらう しゆえき カプトムシのつ のに糸を結んで , とばしてみましょ う。はねの動き , 足のようすをしら べてみましよう。 チョウやトンポ のとび方とどうち カくっていますか 着地のしかたはど うですか。 こんらルう 前はねと後ろばねを べつべつに動かす。 トンポ

幼のん幼にまとい幼で らてプにまにれ モもれトうぐ 3 中邊て すでいプよものとのれ の形さのけりシの一形す はかれ。カ水れ水ば む 3 回ムシのま らろて力してここ虫 す , をばをおす ムにた名おいトム・りき くこれ。でし・は幼らをう ムき気りまら冖頭お腹 。ムあはプタ・しつ オでとふすうくたのぐ管よ トるとしかのも よプよがすナ , てカガ , が る・「中いにまどなしシるのし プあををすシてがるま ん也る力し ( , , 、はつ。ワは「別 よく少にムれルま う力にき気「吸でムけんけし 一虫なすク虫く区 飼い明何て〔虫をうト トっせって よ腹い空こ呼 がしい幼ひ肥よプはニて 虫じはだは心の 力がビし 幼同ラら安シたな虫な察 グかばムれに幼 ~ 明観 管 ようらう * カプトムシでためしてみよう カプトムシのことなら、なんでもわかっている はす おも おお シま と田 5 ったら大まちがいです。たまごから成虫にな きかん ねんいなし トてるまでの期間が、一年以内だとわかったのも、三 まえ ・カろ 十年くらい前のことです。 のひ こ、つどう せいかっ カプトムシの生活や行動については、まだまだ っしらべられていないことがたくさんあります。カ んを プトムシを察したり、カプトムシで実をした と矼足 あたら はつけん ら、あなたも新しい発見をするかもしれません。 ようらう カプトムシクワガタム シのしり。 ねん ようら噛う なか せいらゆう

、ー、いドい 2 ・ たい肥か , くさりかけた落ち葉か , おがくす 植木ばちを日かげの土 の中にうめておくと , 腐葉土がかわきません。 植木ばち ・す、や、スい おしかためたヰ ( 深さ 10E 以上 ) 0 幼虫を飼うときの注意 よ、つらルう かす うえき ①大きな植木ばちで、幼虫の数を少なくして飼 ト、うちゅう 、つこと。たくさんいれると、幼虫が動くとき びよう強、 に、きすつけあって病気にかかりやすくなり ます。 石②軒にいれるたい肥や土の中に、 しうらゆう いか注意すること。ミミズが幼虫のえさをた べてしまいます。 しめりすぎないよ ③たい肥がかわきすぎたり、 、つにしましよ、つ。たい肥かかわいてきた、ら、 みす 水をかけてやりましよ、つ。 し、うらゆう ④カプトムシの幼虫は、えさをたくさんたべま す。えさの中に、ふんがめだってきたら、た い肥をいれかえてやりましよ、つ。 ぶぶん ようらゆう かっ色のかたい部分がみつ ⑤幼虫のからだに、 びよう医 1 かったら病気です。これは、ウイルスによる しっらゆう びよう強」 でんせんリよく つよびようき 伝染力の強い病気なので、病気になった幼虫 びよう、 は、はやめにとりだすこと。この病気はなお りません。 しようたい か、らたがにーロい「ロに AJ はロた状能 このほかに、 びよう強、 になる病気もあります。 ⑥おすとめすをいっしょに飼っていると、たま ごを、つむことがあります。成虫が死んだら、 土のなかをしらべて、たまごや幼虫がそだっ ているかしらべてみましよ、つ。 おお しキっちゅう せいらゆう