飛びたったシロスジカミキ まえばね れんぞくしやしん リの連続写真。前羽はもち あげたままで , 後ろ羽を上 下にはげしくはばたいて飛 まえばね やく びます。前羽はつばさの役 はね やく 目 , 後ろ羽はプロペラの役 目をしています。 ちゃくち ←着地しようとするシロスジ まんぶん びよう カミキリ。 2 万分の一秒と そくど いうはやいシャッター速度 らやくち でうつしました。着地のと きも , ほとんどスピードを おとさす , ひろげているじ あし ようぶな足で , ショックを やわらげます。 ー ~ ゼな はね カミキリムシが飛んだ っしゅん、シロスジカミキリは足を のばし、せのびをしたかとおもうと、前 羽をいっそ、つ上にもちあげ、後ろ羽をは げしくふるわせました。 フォーン。シロスジカミキリか、大き くら はおと な羽音をたてて、暗やみの中につきささ と せん るように飛びたちました。長い触角を前 あし いつばいにひらいた 方にひらき、足も、 ままです。 ブオーン、フォーン。林のあちこちか はおと ら、おなしような羽音がきこえてきます。 よる 六 5 八月、シロスジカミキリは、夜の かつどう そ、つきばやし 雑木林でさかんに活動します。 ぼう かっ うえ と はやし なか しよっ、カノ、 はね あし おお まえ
* シロスジカミキリのからだ まえはね 前羽 まえあし まえ 會前足がついているところが前 むわ 胸 , 中足がついているところ なかむわ が中胸 , 後ろ足がついている むわ ところが後ろ胸です。 産え大 卵あ・頭与まち 長 ・部ふすよ く が を る で 横き 種 で 類 て か 夜や本 と ま み 行ら の 性触 な 角 で 形を 月リん す は 面 ロ 木き垂ま に 直 2 ほ 向む て と はわ 後ろ羽 ・カミキリムシのつめ。 木の皮にくいこむよう に , するどいかぎ状に なっています。 しよっか′、 42
うえ ↓雑木林につんであるまきの上から飛びたとう まえばねした とするシロスジカミキリ。前羽の下からうす はね い後ろ羽がひろがっています。この姿勢には しよっかく いるまえにカミキリムシは , かならす触角を はげしくふり , まわりのようすをさぐります。 おお ; 、くがん 力、、、しゅう 怪獣のような大きな複眼ですが , 視力は , そ もの れほど強くありません。目にかわって , 物に においをかぎわけたりして , ま さわったり , しよっ力、く わりをさぐるのが触角です。 ぞうきはやし つよ ある 會触角をふりながら歩きまわる シロスジカミキリ。日ぐれと ともに , 高いえだからおりて かつどう きて活動をはじめます。 っ た ひ、 で す 触 い そ と 後 2 し か っ の と ろ て た 、ば し ) まき て カゞ 月リぇ 目リぇ 羽羽が る の カゞ き 下 の 「コ 障 ] う で く す ひ お に ろ り さ た が オこ ーっ と し た ま ま ひ た ら そ し hL て き た の い ま と 飛と た し き しよっかく しよっカノ、
し : っ力、く はつおんき 會発音器。胸部を前後にうこ まえはわ かし , 前羽のヘりにこすり つけてキーキー音をだしま す。この音で敲をおどかす のだと考えられています。 まえあし . 足 , : 、くカ ' ん 複眼 かんか 大あこ な力、あし 中足 発音器 0 カミキリムシの頭部 かたら カミキリムシの頭部の形には、 せんめん 二つのタイプがあります。前面が くち ほは、垂直で、 口か、下の方について せんめん いるものと、前面がななめにかた まえ むき、ロが前の方にあるものです。 さんらん せんしや 産卵のとき木にあなをあ 前者は、 け、後者は、木のひだやわれ目に ら : くせっさんらん 直接産卵する種類に多いようです。 ミキリ , 、ンロス、ンカ ゴマダラカミキリなど 気門 す、、らよく くち
てしまいます。 木の中でくらしていても、カミキリム レっちゅう あんぜん シの幼虫はけっして安全ではないのです。 なか さんらんかん 會木の中に産卵管をさしこむシロフォナガバチ。 さんらんかん たいちょう なかには , 体長の 5 倍もある産卵管をもった 寄生 / ヾチもいます。オナガ / ヾチが , 木の中に ようちルう いる幼虫をどうしてみつけるのかふしぎです。 しよっかく まえ さんらんかん 触角で木のはだをて 産卵管をさしこむ前に いねいにさすっているところをみると , ある しゅ 種のにおいなのかもしれません。でも幼虫に いきあたらないこともあるらしく , そのとき は管をすぐにぬいてしまいます。 なか ようらゆう 33
・シロスジカミキリのさがしかた △木くすのでている木を さがす。 △朝液のをさがす ( ノ △花をさがす ( ョッスジ ハナカミキリなど ) 。 コギリカミキリなど ) 。 近ネ② く・③ て ① す・ ま れ触ま でのつ※ オ木ド し 。産え く し だ す・ 細 い 木き て角 ? れろ お つか注 よ 木き 卵え の る の よ つ カゞ に ク ) し ) し をる を さけま意 周 : 新木き成皮成卓 ねえ っ ま 疋 つ つ 虫や 虫を かまをるカ いかと 辺 の ら し る まかます ま カ 花 く・が が の す えあ 0 背せきキ 疋 花中旁 と の 足を し ) ほ中氛はリ るり る 蜜や 疋・振で に き し キ が る た とま と かか、ム だ・動け さ は 力、 で 、す 、の ら月リぇン ム 花かた な と な て つ た 。か と指羽を 切き ぎ 中象 ど 落ぉ ン 粉え き て い が る あ が を 木ぎか に ち に み ロ き 食た 幼 あ・ り て る 貯 ? 成ま虫な・ か く ま べ 木虫が が す る み る つ・ カ い 場舅 カ い な る カゞ の あ と と る す が 上 1 と キ ど か が な あ ま を リ も で が は さ す 古が あ ム ま か さ す し す く 木き や ま の 木き 木き み * カミキリムシの採集ど飼育 △カミキリムシのかみあ △木の幹を足でけって , 動で落とす。 とをさがす。 ・そのほかのカミキリムシのさがしかた らよし : う △たき木や , 貯木場など をさがす。
すがた ・さなぎの姿 チョウのさなぎは , 成虫の姿とま ったくちがいます。でも , カミキ こうちルうるい リムシやカプトムシなどの甲虫類 せいちゅう のさなぎは , 成虫とにた姿です。 會アゲハチョウ會カプトムシの さなぎ。 のさなぎ。 れいようちゅう ←シロスジカミキリのさなぎ。五令幼虫は、 0 な」になる、んに、 いままで食いすす うえ んできたトンネルのさらに上の方をひろ へや なか げて部屋をつくり、その中でさなぎにな ります。このときできた木くすは、 までくらしていたトンネル・内におしこめ なっ ます。さなぎになる時期は、夏のおわり から秋にかけてです。 すがた せいちう 2 年覆 「あなをひろげる一 当五令幼虫 さなぎになる すがた れいようち物う もく京ざい 木部 ( 材 ) さなぎをみつけた よ、っちゅう かっすえなか 八月末、中に幼虫がいたはすなのに、 なんばん のごろ木くすがでなくなった木が何本かあ ばん ります。そのうちの一本をわってみました。 にんぎよう 中から、ゴム人形のようなカミキリムシ レ、っちゅう のさなぎかでてきました。幼虫のときとち くべっ がって、頭、胸、腹の区別がっき、足や羽 しよっ・カノ、 触角か、びったりとからだについています。 ゅび 指でさなぎにさわると、腹をくるくると まわしてうごきます このさなぎは、おととしの夏にうみつけ せいちょう られたたまごから成長したものです。さな きかん しゅうかん ぎの期間は一 5 二週間。このさなぎも、あ すうじっ せいちゅう と数日で羽化し、成虫になることでしよう。 なか あたまむねはら なっ あし はね
こうらうもく 0 鞘翅 ( 甲虫 ) 目のおもななかまわけ 始原亜目ナガヒラタムシのなかま ・キュウリの葉を食べる ウリハムシ。甲虫のな かで , カミキリムシに もっとも近いくらしを しています。 * カミキリムシのなかま 陸生オサムシ , ハンミョウのなかま 水生ゲンゴロウ , ミズスマシのなかま 食肉亜自 鞘翅 ( 甲虫 ) 目 ガムシのなかま コガネムシのなかま ( カプトムシ , クワガタムシ ) タマムシのなかま / 、ムシのなかま ホタノレのなかま コメッキムシのなかま ゾウムシのなかま 多食亜目 4 カミキリムシ 1 在、世界には二万種以上、印本には約七百 二十種類のカミキリムシがいるといわれています。 、をカプトム、ンやクワガタムシのように、前豺のか 一マっちゅうもノ、 しようしもく こんちゅう たい昆虫のなかまを鞘翅目、または甲虫目といし ます。そのなかでも、カミキリムシはハムシとお せいらゆうおお おお なしグループに属し、種類が多く、成虫の多くは、 きようつ、つ わか 若い植物を食べる点が共通しています。 かみきりむし なまえ かみきりむし カミキリム、ンの名前は「紙切虫」や「髪切虫」 おんな からきたのだといわれています。また、むかし女 、、つ一て、つしよう かみきリむし ひと かみ の人の髪を切る「髪切虫」という想像上の虫がい て、その名前が実在のカミキリムシにつけられた ひと のだと考える人もいます。いすれにしても、しょ うぶな大あごの働きと関係して、なんでもかみ切 ってしまうところからついた名前なのでしよう。 ところで中国では、カミキリムシのことを「天 すがた しいます。長い触角をのばして飛姿から、 「天を飛ぶ牛」と大げさにしたのでしよう。 しよく】小っ かんカ おお なまえ なまえ と ひやく
、マッノサイセンチュウ。けん び鏡でみないとわからないほ せんらう ど小さな線虫です。カミキリ せ、、らう ムシの成虫にくつついて木の 外にでるころには , 平均一万 5 千びきにもふえています。 * マッ林をからす犯人は ? 會マッノサイセンチュウの運び屋 , マッノ マダラカミキリ。左はしがめす , 右の 2 ひきはおすです。 ッ 大 や 月 キ の っ マ か、 で の / 、ん カ 林ド 取こ因ー き と 外言 る キ リ が 力、 マ ツ な 近え で の 月 3 で と リ ろ ツ ザ み 問 ま 九 キ に を マ で き に さ・ ム 日す っ 題を 七 リ ツ し イ が か な・ か 力、 た ン に 本覧れ の け ぎ ム か ら ノ た セ カ い な 各 2 ン っ 部・、 は て て し ン / つ そ チ な し ダ っ 地ち 屋や な に オこ の ん フ し ュ な ど の ノ ) マ て よ の お カゞ か カ ノベ て つ か、 マ る ま な ら カ ム フ て 犯ク と ま ツ と か キ わ し ン く ン・ す 林ド 人イ り 疋 キ リ マ だ か、 の た の た の つ だ ム に ム つ い 保を は あ 中象線 ツ ろ ン ン 虫小、 に 虫 と し へ た っ ツ て は カゞ つ 吊 た を ん れ さ か と よ 羽 め うま は に の し、 し、 ら 考氛ば の な た は か 自し 線ん れ す 疋 れ マ 十 や虫 : る 被ひ と す き 成 る き ら る ツ も で 接第れ 、、現に 目め ま 虫 ノ 月 と ま だ・ の を あ て キ を す の な が マ か ク あ り な 食た 木き線 し る い が 人旡 ま イ の 虫 - 。 つ め ま に フ よ て は し 外言 カ く と ム た て は 5 マ ち 歩を 年 カ 七 オこ の へ ン みぎ ひたり
・動物 ・虫 ・植物 全 100 巻 ( + 別巻 4 巻 ) たねから ②モンシロチョウ ⑤ライオン ⑩アサガオ たねまで ⑦アリの世 ⑩食虫植物のひみつ 界 ⑧ニホンサル 全 ⑨カプトム シ ⑩野生ウマの生活 ヒマワリのかんさつ イネの一生 ⑩アカトンボの一生 ⑩カエルのたんじよう ' 76 国 サ学 ⑨高山植物の一年 生 ⑩海のさかな の ⑩セ ン校 ①サクラの一年 ウ ⑩野生ゾウの世界 @アゲハチョ ケ図 のミッパチのふしぎ ⑩へチマのかんさつ @カニのくらし イ書 ⑩サポテンのふしぎ ⑩いそべの生物 ①トノサマバッタ 児館 ⑩リンゴくだもの ⑩ニホンカモシカ ①クモのひみつ のひみつ 童協 ⑨サンゴ礁の世界 ⑩ックシのかんさつ ⑩アシナガバチ 出議 貝 ①キノコの世界 @海の ⑨カマキリのかんさつ @たねのゆくえ ⑩ムササビの森 ①鳴く虫の世界 文推 まゆから @コケの世界 ⑩カタッムリ ⑩カイコ まゆまで 化薦 @ジャガイモ ⑩モリアオガ工ル ⑩テントウムシ ⑩工ゾリスの森 ⑩クワガタムシ ①植物は動いている 大基 シカのくらし ⑩カミキリムシ 水草のひみ つ 賞本 ⑩ネコのくらし 紅葉のふしぎ ⑩ホタル光のひみつ ⑩ヘビとトカゲ ⑩ムギの ⑩オオムラサキ 生 ⑩高山チョウのくらし ⑩森のキタキツネ ぎ ⑩ュリのふし 、、色と形の ⑩サケのたんじよう ①昆虫のふしき ⑩ドング リ ひみつ ①ギフチョウ @花の色のふしぎ ①コウモリ ①水生昆虫のひみつ ⑩カメのくらし ・天文 ⑩メダカのくらし ・鳥 ①月をみよ つ ⑩ヤマネのくらし ④星の ⑩ペンギンのくに 生 ⑩ヤドカリ ⑩太陽のふし ぎ ⑩シラサギの森 ・地学 @星座をさがそう のタンチョウの四季 @惑星をみよ ③雲と天気 ⑩わたり鳥のひみつ ⑩星雲・星団をみよう ⑥きようりゆう ①ライチョウの四季 ⑩彗星ほうき星 ⑩しようにゆうどう探検 ①ッパメのくらし のひみつ 生 ⑩惑星の探検 ⑩雪の ⑩たまごのひみつ ①流れ星・隕石 ⑩火山は生きている ⑨ウミネコのくらし ⑩水めぐる水のひみつ 朝フクロウ ⑩塩海からきた宝石 ⑩カラスのくらし ・別巻 ⑩氷の世界 ⑩キツッキの森 夏休み昆虫のかんさつ 夏休み植物のかんさつ ⑩鉱物地底からのたより ⑩モズのくらし 四季のお天気力、んさつ ⑩ハヤプサの四季 砂漠の世界 四季の野鳥かんさつ 科学のアルバム