* カラスの四季 三月半ばをすぎると、冬の間の大きな群 れをはなれて、それぞれのなわはりへと散 っていきます。 さ / 、らん 産卵と抱卵 ひなを育てる 巣立ち 巣づくり まだはんしよく年 にたっしていない。月 わかどり 小さな群れ 若鳥は、 をつくってくらしま す。 み やま 5 = 畑冖集 はは場 おお ・夜はえさ場近くの 森でねむる。 ねん っ 0 っ - △ む シプトガラスとハシボソガラスは、群れをつく こ、つどう って行動する鳥としてしられています。カラスの群 れは、市地や海煢やごみすて場などでは、一年し ゅ、つ見ることができます おお けれども、多くのカラスは、四 5 七月のはんしょ き わ く期には、おす、めす二羽すつのつがいに匇かれて くらします。これらつがいのカラスは、それぞれ、 ちゅうしん 巣を中心にしてひろがるなわばりをもっています。 す が、てき 巣と巣をはなしてはんしよくしたほ、つか おやどりじしん みつかり にくく、またひなや親鳥自身の食べものを 確保しやすいのでしよう。 ばあ、 ただし、なわばりをもっカラスの場合でも、なわ ばりをはなれて、ごみすて場などに食べものをあさ しいくことがあります ですから、そのような場所には、一年をつうして おお 多くのカラスが集まるのです。 ねんめ わかどり また、生まれて二年目ころまでの若鳥は、はんし す す あっ ねん がっ た
きせつ はんしよくの季節 ゆき かすぎ、山の雪もとけはしめる = 一月半ば きせつ ごろから、カラスは、はんしよくの季節をむ かえます。 きせつ この季節になると、親のカラスたちは、大 ふゅ きな冬のねぐらをはなれて、それぞれのなわ ばりへとちらばっていきます。そして、なわ らゆうしん 、ばりを中、いにしてくらすよ、つになります ねんれい まだはんしよくの年令にたっしていない , をでわか ふゅ 若いカラスたちも、冬のねぐらをはなれ、親 のカラスたちとは別に、 小さな群れをつくっ 畑カて雪、 たすち , て めがおをし てくらします じさに・ね はをか・たりう 春から秋にかけて、カラスの大きな群れが けのすのほよ ともわ物らし の ~ 冪植かで見られないのは、このためです。 雪た食スるい下の のる ね根でラ ←雪カくおおっている田ん ばにおりたったカラス。 こんちゅう し一うどうぶつ 昆虫や小動物のいない そうい ) ん 早春は , まだ食べもの きせつ の少ない季節です。 はたけ はる あき やま おお がつなか おお
「 ~ 3 一 ( いを第い 、 * も・くじ 、群れのくらし・ 3 、 ~ ~ カラスのえさ場」を 4 あ、ひ : 6 えさをめぐるあらそい・ 8 ( ねぐら・ 2 はんしよくの季節下に 口氏日。 . 。 ~ 4 ざん一らん、い ) 巣プくりと産卵・熔 なわばりをまも。る , ひなのたんじようい 巣立ち、・ 若鳥のくらし 6 「 , カラスのおにご , っこ・ カラズとトヒをー 」 ) 食べものをたくわえる。
0 巣を中心にしたなわば ; り ? ー例乙 あいて 會飛びながらあらそうカラス。足で相手をけり つけたり , くちばしでつついたりして , どこ あいて までも相手をおいかけていきます。 なわばりをまもる 巣のそばで、たまごをあたためているめす をみまもっていたおすが、とっぜん、いきお いよく飛びたちました。巣の上に飛んできた ほかのカラスをおいはらおうとしたのです。 ちゅうしんはんけいやく カラスは、巣を中心に半径約五百メートル ひろ の広いなわばりをもっています。そして、こ のなわばりは、生きているあいだは、すっと かわらないようです とくに、はんしよく期の親ガラスは、なわ せいしつ 、なわ 。「ばりをまもろ、つとする生質か強くなり 、←ばりにはいってくるほかのカラスだけでなく、 にんげん ほかの鳥や動物、ときには人間にまでおそい 〔 ' 〕かかってくることかあります。 とりどうぶつ うえ ひやく
カラスは、はんしよく期をのぞく一年 のほとんどの時期を、群れをつくってく 。群らしています。 すうひやつば すうわ 群れの大きさは、数羽から数百羽、と ラ すうせんば すきには、数千羽にもたっす・ることかあり をます。 なぜカラスは、群れをつくってくらす のでしようか。それは、一羽だけで食べ てき 敵から , 身をまもった 〉瀲ものをさかしたり、 りするよりも、群れで食べものをさがし 敵から , 身阜」ま 9 つるほ、つか、よりつ ご、つかよいことを、カラスはしっている さ月 こあ卓 會からなのでしよう ジにでてくるカラスはハシプトガラスとハシポソ ※カラーベ だいひょうてき ガラスです。いすれも日本にいる代表的なカラスで、ふつう ほんぶんらゆう どちらもカラスとよんでいます。この本の文中でも、あえて くべっ たん 区別せすに、単にカラスとしています 群れのくらし てき おお ねん
* カラスのかんさっ へいき カラスは、人間のいる場所でも、平気で食べものをさ がしにやってきます。えさ場になるごみすて場などには、 あっ ・すスとくにたくさんのカラスが集まります。 . ・めラ ひと カラスは、人の姿をみつけても、一定のきよりさえた ての こ、つどう え・す わ・おもっていればにげないので、いろいろなしぐさや行動が をすかんさつできます。 」。 3 のを も・さ 0 かんさつのポイント 0 みす 水をのむ・頭をかく・のびをする・まわ ある ) をみる・羽をつくろう・歩くときなど こうどう みす ・行動ーーーけんか・水あび・はばたき・鳴く・おにご っこなど 0 注意 0 こうげきせい つよ カラスは攻撃生の強い鳥です。とりわけはんしよく期 ちか には、巣に近つくとひなをまもるために、はげしくおそ いかかってきます。するどいくちばしで目をおそってき ちか ます。失明することもあるので、巣には近つかないよう ちゅう に、圧音 ~ ー ) 亠まー ) よ、つ。 彡ク - すがた とり あたま
ぜんしんくろ 全身が黒一色のカラスは、むかしから多くの人び いんしよう との、いに強い印象をあたえないではいられなかった めいしん かす れのでしよう。カラスにちなんだ迷信やことわざが数 おお ・「売。多くのこっています。 でわ うえ . 」社ち たとえば、カラスが屋根の上で鳴くと、その家に 神う まえ めいしん 魂のふこう 。国ス不幸がおこる前ぶれだといわれます。もちろん迷信 一大ラ ごえ どうぶつ のカです。おそらくカラスの鳴き声や、カラスが動物の 「内イ」市の ひと ぶきみ かん 。中け死がいなどに群らがる姿が、人びとに無気味さを感 、着気しさせるためでしよう。 いつばう と、つしよう 第をい東る 一方、カラスは神のお使いとしても登場します。 こじき ふるれきし 『古事記』という日本でもっとも古い歴史の本には、 れダ " 軍を進める神武天皇が、珮在の和歌山熊野から ならけんよしの ひと はんたい こま う売ホ奈良県吉野にはいるとき、人びとの反対にあい困っ やたがらす じんむてんのうやま 」社キていると、八咫烏がまいおりてきて、神武天皇を大 」神の 魂け 和まで道した。という神話が書かれています。 ぐ国よ まも じ ~ 災そしていまでも、カラスをえがいたお守りのふだな 大國魂ーネ 同る じんじゃ かくち 會どがのこされている神社が各地にあります。 * カラスど人問 こころ つよ しよく につばん かみ すがた つか おお ほん ひと
* カラスどいう鳥 このちかくて屯 . : 、と や第ましよっ 會立てふだの上にとまったカラス。カラスは 會シカの背中にのったカラス。ひょうきん てきおう 力、んき【う らから にんけんしやカ、い 環境に適応する力がとても強く , 人間社会 者のカラスは , シカや牛などの背中にの の近くにもたくさんすみついています。 って遊ぶことがよくあります。 く 大をす り し つ ん の の 現で ん も 陸 2 け ま に な な っ と よ は カ し ) : 在ミ 歌え ら す そ を い て、 つ ほ い か 力、 つ フ つ れ の し ま ま ま た か カ つ し ) 本児説 地ちす て た そ フ ぞ た つ カ に し ) は 名な 球 あ ス く そ の で で カ は の フ は す の 上 は - 世せ カ り が い か ス フ 界 3 フ ま ど 分 ス り ら む た、 つ と に さ 中な布」、す 事じ 日鬻 科ヵ ま い か と せ ス い に す 実与 つ し は む の し ) 属て ざ で ひ カ の 取ミま 説 す ク ス く カ カ しヾ し、 フ フ 初鬟 ア 名な ズ な り ノ丿ゞ る 0 こ ロ ユ ン す に カゝ ス カ 由ゅ 目き を を ら つ カ 月リぇ フ 黒 ア 来 3 に 山 ク く 種 系念言 分 は の 類 適ー フ 類。、 称舅な ら ど に ス ロ 応弩海 2 か す し と と は ン は ド 約 し し 辺・、 で る て と 百 よ て て に 万殳 生い 南豸種 ん ーっ で 葉当 て 味み き 人 き ア を フ と ク ) い 集なし 尸ぇ説茗 て 家かメ ス も 数 ズ た お ま ま の リ か カミ、 の い お よ 幵リが た目き す ら あ る 近カ ま と つ と で と うえ と か ノ / やくひやくしゅ