カラスは、はんしよく期をのぞく一年 のほとんどの時期を、群れをつくってく 。群らしています。 すうひやつば すうわ 群れの大きさは、数羽から数百羽、と ラ すうせんば すきには、数千羽にもたっす・ることかあり をます。 なぜカラスは、群れをつくってくらす のでしようか。それは、一羽だけで食べ てき 敵から , 身をまもった 〉瀲ものをさかしたり、 りするよりも、群れで食べものをさがし 敵から , 身阜」ま 9 つるほ、つか、よりつ ご、つかよいことを、カラスはしっている さ月 こあ卓 會からなのでしよう ジにでてくるカラスはハシプトガラスとハシポソ ※カラーベ だいひょうてき ガラスです。いすれも日本にいる代表的なカラスで、ふつう ほんぶんらゆう どちらもカラスとよんでいます。この本の文中でも、あえて くべっ たん 区別せすに、単にカラスとしています 群れのくらし てき おお ねん
ふゆおお ↓冬の大きなねぐらに集まるカラス。 、で八 各 ? は月 ' ↓地。んに ツ小をよる さくと をなを ね・おそ ・田畑で食べもの ・夜は小さなねぐら ぐ・えれ ら・たぞ をあさる。 をつくってねむる。 をカれ つラの くスな りがわ ま集ば すまり よる ・海辺で食べもの をあさる - 、 . ーーーー′ 8 月。 9 月。 2 ′ 500 きせつ よくの季節がきても群れになったままでいます。 あき カラスが大きな群れをつくるのは、秋から冬にか いしき やま きせつ けての季節です。この時期には、山の中でも畑でも、 かわら すうひやつば 力いカ′ル また川原や海岸などでも、数十羽から数百羽のカラ スの群れが見られます。 じ医」 そして、この時期には、夜、ねぐらにつくときに すうせんば まんは ちか 数千羽から一万羽に近いカラスが集まることもあり ます。 2 ′ OOO し 500 I,OOO すう 500 ( 羽 ) ながのけん力、みいなぐんなかカーわむらかつらしま たけはやし △長野県上伊那郡中川村葛島の竹林のねぐらに集ま 力、つ よくわん るカラスの数。Ⅱ月から数がふえはじめ , 翌年の 3 月になると数がへっていくようすがわかります。 ほかの月はまっても田 0 羽以下です。 しりようていきよう やまきしさとし ( 資料提供・山岸哲 ) なか
會空き地に集まったカラス。夏になると , あちこちで子育 ちい てをすませた親ガラスとその子どもたちが集まり , 小さ な群れをつくります。
きせつ はんしよくの季節 ゆき かすぎ、山の雪もとけはしめる = 一月半ば きせつ ごろから、カラスは、はんしよくの季節をむ かえます。 きせつ この季節になると、親のカラスたちは、大 ふゅ きな冬のねぐらをはなれて、それぞれのなわ ばりへとちらばっていきます。そして、なわ らゆうしん 、ばりを中、いにしてくらすよ、つになります ねんれい まだはんしよくの年令にたっしていない , をでわか ふゅ 若いカラスたちも、冬のねぐらをはなれ、親 のカラスたちとは別に、 小さな群れをつくっ 畑カて雪、 たすち , て めがおをし てくらします じさに・ね はをか・たりう 春から秋にかけて、カラスの大きな群れが けのすのほよ ともわ物らし の ~ 冪植かで見られないのは、このためです。 雪た食スるい下の のる ね根でラ ←雪カくおおっている田ん ばにおりたったカラス。 こんちゅう し一うどうぶつ 昆虫や小動物のいない そうい ) ん 早春は , まだ食べもの きせつ の少ない季節です。 はたけ はる あき やま おお がつなか おお
* カラスの四季 三月半ばをすぎると、冬の間の大きな群 れをはなれて、それぞれのなわはりへと散 っていきます。 さ / 、らん 産卵と抱卵 ひなを育てる 巣立ち 巣づくり まだはんしよく年 にたっしていない。月 わかどり 小さな群れ 若鳥は、 をつくってくらしま す。 み やま 5 = 畑冖集 はは場 おお ・夜はえさ場近くの 森でねむる。 ねん っ 0 っ - △ む シプトガラスとハシボソガラスは、群れをつく こ、つどう って行動する鳥としてしられています。カラスの群 れは、市地や海煢やごみすて場などでは、一年し ゅ、つ見ることができます おお けれども、多くのカラスは、四 5 七月のはんしょ き わ く期には、おす、めす二羽すつのつがいに匇かれて くらします。これらつがいのカラスは、それぞれ、 ちゅうしん 巣を中心にしてひろがるなわばりをもっています。 す が、てき 巣と巣をはなしてはんしよくしたほ、つか おやどりじしん みつかり にくく、またひなや親鳥自身の食べものを 確保しやすいのでしよう。 ばあ、 ただし、なわばりをもっカラスの場合でも、なわ ばりをはなれて、ごみすて場などに食べものをあさ しいくことがあります ですから、そのような場所には、一年をつうして おお 多くのカラスが集まるのです。 ねんめ わかどり また、生まれて二年目ころまでの若鳥は、はんし す す あっ ねん がっ た
やちょう おお とち かいっ さいきん 最近、土地の開発で、ほかの多くの野鳥が すみ場所をうばわれ、数がへっているのにた いして、カラスの数があまりへらないのは、 ラ イ背をカカラスが雑食陸の鳥だからでしよう。 場 ようけいし : う 5 會食肉センターで , すてられた肉や骨をあさる カラスの群れ。 さっしよくせい に : 「繃 かす とり かす し : くにく はね
「 ~ 3 一 ( いを第い 、 * も・くじ 、群れのくらし・ 3 、 ~ ~ カラスのえさ場」を 4 あ、ひ : 6 えさをめぐるあらそい・ 8 ( ねぐら・ 2 はんしよくの季節下に 口氏日。 . 。 ~ 4 ざん一らん、い ) 巣プくりと産卵・熔 なわばりをまも。る , ひなのたんじようい 巣立ち、・ 若鳥のくらし 6 「 , カラスのおにご , っこ・ カラズとトヒをー 」 ) 食べものをたくわえる。
雪の夜 春から夏のあいだ、あちこちのな わばりにちらばってくらしていたカ ふゅ あっ ラスか、また冬のねぐらに集まり おお 大きな群れのくらしをはしめました。 ひるま 昼間、それぞれのえさ場にいって のス みじかふゅ 〉近力いたカラスが、短い冬の一日がおわ らっ ↓もり」 かえ ぐま ) かけるころ、ねぐらのある森に帰 ねを き」帰ってきます どの れま 日がしすむと、 いままで晴れてい タな そら ゆき た空から、雪がふ 、りはじめました。 こんや ゆき 今夜もねぐらは雪の中です。 はる なっ なか
朝もやのたなびく田んばであらそ うカラスとトビ。トビがにげるま で , カラスはおいつづけます。 あ集す力ラスとトビ カラスとトビかあらそっているのをみか ラを カせ のらけたことはありませんか。 う数や カラスとトビは、ともに雑食生の鳥です。 おお トヒ のトそのため、えさ場がかさなりあうことか多 、食べものをめぐってよくあらそいをお こすのです。 去」よも また、カラスはなわばりをまもる気持ち カリく、なわばりにほかの鳥かはいるのを きらい トビをおいはらおうとするのです おお でも、トビはカラスよりも大きく、 すうわあっ れので、カラスは、数羽集まってトビとあら じぶん そいます。カラスは、群れになると、自分 たちも強いことをしっているのでしよ、つ。 ラ つよ つよ ざっしよくせい とり とり つよ
じかん カラスは、一日のほとんどの時間 を、食べものさがしにつかいます。 じかん そして、日が西にしすむ一時間ぐら ちか むら い前になると、ねぐら近くの村や川 まちなかでんせん 、ときには町の中の電線につぎつ カえ ぎと帰ってきます・ しばらくねぐらの上をにぎやかに あんせん ねぐら近くの町の中で、暗くなるまで豺を休める飛ひまわり、ねぐらか ~ 女全たとわか ーもり すうせんば すうひやつば カラスの群れ。森や林がたくさんのこっている地 まち ちか ると、数百羽から数千羽ものカラス 方では、町の近くの森が、カラスのねぐらになっ よもり ていること力あります 力し っせいにねぐらの森へまいお りていきます。 はやし ねぐら 、つえ