空 - みる会図書館


検索対象: 科学のアルバム コウモリ
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1. 科学のアルバム コウモリ

0 0 0 0 0 タやけの空を飛びかうアプラコウモリ。空が かす 暗くなっていくにしたかい、コウモリの数も めえていきます。 みす ←コウモリは川や池にやってきて、水をのんだり、 水面上を飛びかうュスリカなどをとらえて食べ みす しやしん ます。写真は水をのんだ直後のアプラコウモリ すいめんしよう かわ

2. 科学のアルバム コウモリ

ひたり ていし くうらゆう つばさのひみつ まノ、 へんか コウモリのつばさの膜は、皮ふが変化し ろわたものです。しかも、この膜は皮ふが二枚 きんにく かさ とよ 重ねになっていて、その中に筋肉があり、 るか けつかん しんけ、 てう血管や神締も通っています。 しょ をる むすう さらに膜には、無数のすしが走っていて、 盟らつばさをたたむときには、このすしの働き 、つを で、しばり染めの布のようにちぢみます。 よき気 まく るい空 すがとしたかさのよ、つに膜がたるむことは、け 止奴膜 停の っしてありません。 空ま コウモリは飛んでいるときも、うでや手 がの 丿ひヒ日 じゅ、つ ちょうせつ かたち ゅびうご の指を動かして、つばさの形を自由に調節 ウろ とり びまく し、尾膜も動かします。そのため、鳥にも クと ちゅう テ《見できない宙がえりや急せん回もできます。 うご かよ ぬの なか まノ、 力し はたら

3. 科学のアルバム コウモリ

そと 會太陽が西の空にしずむころ , どうくつから外へ飛びたっキクガシラコウモリ。

4. 科学のアルバム コウモリ

注意この図にかかれている動物たちが、矢印の らよくせつしんか 方向に、直接進化したわけではありません。この 図では、これらの動物に似たなかまから、だんだ ん進化していったことをあらわしています。 ・コウモリのたどった進化の道すじ 木の上でくらす メガネザル え * コウモリの進化 くう与 , う 空中を滑空する ヒョケザルのなかま 木の上でくらすトガリ ネズミのなかま 空中を飛ぶ コウモリ 地中でくらす モグラ ちきゅうしよう やくせんひやくまんねん 今から約六千五百万年まえ、地球上では、それまでさ きようリゅう おおかた かえていた恐竜などの大型のは虫類がほろび、かわって ちち にゆうるし ほ乳類かさかえはしめました。ほ乳類は、子どもに乳を そだ どうぶつ のませて育てる動物です。コウモリもその一員です。 ーツり こんらゆう コウモリの先祖は、夜の森で昆虫を食べてくらしてい げんしてき た原始的なトガリネズミのなかまだと考えられています。 ひろ ちちゅう このなかまは、地中や木の上などへ生活の場を広げてい ちちゅう きました。地中にすむよ、つになった子孫にモグラかいま っう き うえ す。一方、木の上でくらしていたもののなかから、空を ′、、っちゅう 飛んでいる昆虫を食べるために、空中へと生活の場をか えていったものがでてきました。これがコウモリです。 かせき やくせんまんねんまえ アメリカでは、約六千万年前のコウモリの化石がみつ げんざい おな かっています。からだのしくみは、現在とほば同しで、 そらせいかっ すでにそのころから空の生活をしていたようです。 と おな コウモリと同しく、空を自由に飛べる鳥類は、約一億 い百 ( せんまんねん ・ちゅうるい しんか 」虫 五千万年もまえに、は虫類から進化したものです。ほ乳 亠食 ムロ しんか みち 原 類のコウモリとは、進化の道すしがちかいます。 地表でくらすトガリネズミ と ・にゆうるし こんちゅう せんぞ た よる き ・らゆうるい せいかっ かんカ た ちょうるい せいかっ

5. 科学のアルバム コウモリ

カメ ←月がでてきたダぐれの空を飛びかうアプラコウモリ アプラコウモリは、や川などの まわり、市地でも活動するので、見る機会がもっとも多いコウモリです つき

6. 科学のアルバム コウモリ

たいよう コウモリは、自由に空を飛ぶことかてきる、 ただひとつのほ乳動物です 太陽がしすみ、あたりが暗くなると、 ねぐらから飛びだし、活動をはじめます ・えものを求めて飛ふアフラコウモリ ( 別名イエコウモリ ) 。 アフラコウモリかいちばん活動するのは、日の入りごろ から、日の入り後一ろニ時間ぐらいのあいだてす と ・こゅうど、つ、小っ そら かっ / 一う かつどう くら

7. 科学のアルバム コウモリ

日がしずむと そら たしし当っ 太陽が西の空にしすんだころ、 みす コウモリたちが、水や食べものを もと 求めて、どうくつなどのねぐらか と ら飛びだしてきます。 おお 多くのコウモリは夜活動します。 よどおかつどう でも、夜通し活動するわけではあ じかん りません。日の入り後一 5 二時間 かつばっ の活動がもっとも活発です。そし ひ て、いったん休んだあと、日の出 まえに、もう一度活動します。 なかにはユビナガコウモリのよ よなか かつばっ うに、夜中にいちばん活発に活動 する種類もいます。 かつどう しゆる、 ひ やす どかつどう よるかつどう かつどう

8. 科学のアルバム コウモリ

ひとりだち やく 一茶生まれてから約四十日たっと、コウモ ガ冖親 クす 丿の子どもは、ひとりで飛べるようにな おな コと ります。大きさも親とほば同しです。 はしめはどうくつの中を飛んでいた子 1 も おや 後一子どもたちも、やがて、めす親といっしょ 生の よる そら に夜の空へと飛びたっていきます。ひと りだちのときがきたのです これからは、も、つ自分ひとりでえもの をとらえて食べなければなりません。 子どもがひとりだちしても、親子は、 おな わモ まウしばらく同しど、つくってくらしますで びコ あき 飛ラ も、秋までには、子どももめす親も、し くク、ゞ」 ) にどうくつをはなれていきます 、つキ はいいろ おお おやこ

9. 科学のアルバム コウモリ

ひろ はそ つばさを広げて飛ぶコキクガシラコウモリ。からだは , 細い 毛でおおわれています。写真は実物の大きさです。 じつぶつおお しやしん け ・コキクガシラコウモリのからだ なかゆびた、一 中指 ( 第 3 指 ) ひと ゆびたい 人さし指 ( 第 2 指 ) おやゆびだい 親指 ( 第 1 指 ) つばさ くすりゆび 薬指 ( 第 4 指 ) ゆびだい 小指 ( 第 5 指 ) びまく 尾膜 た、、し・ ) う えんたま ゅび なった手の指とうでのあいだが、 まく 膜ですっかりおおわれてできてい おお るのです。また、多くのコウモリ びまく りようあし の尾と両足のあいたも、尾膜とよ まく ばれる膜でおおわれています。 も、フひとつのとくちょ、つは、 かる らだがとても軽いことです。コキ ひろ クガシラコウモリは、つばさを広 やく げると、長さが約二十センチメー トルありますが、体重はわすか六 グラムほどしかありません。 玉す そら 円ま コウモリは、空を飛ぶために、 1 」り′ はあ からだのつくりやしくみを、いろ ラさ グ重 いろとかえてしまったのです。 6 の 重こ個 体 6

10. 科学のアルバム コウモリ

・あとがき 小さいころ、コウモリが空を飛んでいるのを見ると、小石などをはうり上ナ コウモリが、それに向かって飛んでくるのをたのしんだ経験があります。 と、つきう むかしは、東京のどこでも、ダ方になると、コウモリの飛んでいる風景が見 たてもの られました。しかし、建物がふえ、昆虫もいなくなった今印では、コウモリの かす はしょすく 数もへり、見られる場所も少なくなってしまいました。 ひと しつばんにコウモリは、あまり人にすかれる動物ではありません。おせしに かお もかわいいといえない顔、そして、動物とも鳥ともっかない 、きみのわるい生 きものです。イソップ物語では、なんと、裏切り者のたとえにされてしまいま した。しかし、それらは、コウモリのことを知らなかった時代の話です。今で どうふつ の、つリよく は、コウモリの研究もすすみ、はかの動物にない、すぐれた能力の持ち主であ ることも、わかってきました。 いつばんにはきらわれている 秤笋の燧端で使 0 ている超波や赤を、 どく せいかっしゆたん コウモリや毒ヘビが、しつは、むかしから、生活の手段として使っているとい うのも、たいへん皮肉なものです。 たくさ この本をつくるにあたり、 秋吉秤笋物の庫本正先生をはしめ、 んの人のご協力をいただきました。みなさんに、この場をおかりして、心から ますたもどき お礼を申し上げます。 増田戻樹 ひと さようリよく どうふつ どうふつ もの こころ