ひんしゅ 會フゲンゾウという品種のめしべは , 化な八ゃ 八やき 種信花 イ屋か 重えの ーはに 不ふす 會イチョウという品種の花のおしべは ひんしゅ ふかんぜん 不完全な葉にかわっていく。 は 花びらに はな めしべは葉に変イヒする。 は カ ) ら を く る は で き ま せ / し・ つ し は お し べ め し べ が フ匸ん ひ と 、一つ の 化な カゞ さ も の な ど か、 あ り ま か わ つ た の と つ の イ巳な の な か 0 こ も サ ク フ の は の ほ か め し 花八ゃ び ら に わ つ た も の で す の も フ ク サ ク ) き ざ 重ぇ わ つ て し ま ーっ オこ も ク ) な の で す び ら は お し べ だ つ た も の が 花 に か を た て よ つ な び ら が あ ま す の 花 タ ク フ と い っ ロロん は ち よ は・ た・ よ フ み 疋 る も の カゞ あ り す に は ざ き と し ) て イ巳な 重ぇ ざ サ ク
がつ if しゅん △フゲンゾウ ( 4 月下旬 ) 第ー 旁ン げい ) ん カ { つしよう v ヒョシサクラ ( 4 月上 ~ 下旬 ) わかやま がっ - けしゅん A シダレサクラ ( 和歌山・三月下旬 ) えんげいひんしゅ 云園芸品種のサクラ につばん えんげいひんしゅ 日本では、野生のサクラを園芸品種に けんきゅう ひやくねん △つくりかえる研究が、五百年ものむかし から、さかんにおこなわれていました。 ひんしゆかいりよう 品種改良のすえ、日本しゅうで見るこ ひやく とのできるソメイヨシノをはしめ、二百 種類以上のサクラができました。 しゆるい じよう やせい につばん
・佐野さんのそだてたサクラ V ケンロクエンキクサクラ △工ンマドウフゲンゾウ マギオンシダレ はつけん 発見しました。 さの すう こうして佐野さんは、約五十年のあいだに数 きようと まんばん 十万本のサクラをつくりました。京都をはしめ、 さくら と、つきよう のうりんしよう 大阪の通りぬけの桜、東京こどもの国、農林省 あさかわじつけんりん さの 浅川実験林など、佐野さんの手がけたサクラの めいしょ 名所は、かぞえきれないほどです。 さの し ) 」と 佐野さんには、もうひとったいせつな仕事が しせつ あります。それは、サクラの使節として中国、 アメリカ、イタリアなどにでかけていって、美 せかいしゅう しい日本のサクラを世界中にしようかいするこ とです。 おおさか はつけん ・佐野さんの発見したサクラ えんけ・い サノサクラはヤマサクラ系の園芸 ひんしゅ まんは・ん 品不重で , 約一万本のなえのなかか はな らうまれた。花はやや大きく , う えんけい すべに色。花びらは円形をしてい て , ~ 本攵ある。 とお いろ マサノサクラ やく ねん らゆうごく うつく
←サクラの交配。受粉させたあと , パラフィン紙 のふくろをかぶせて虫をふせぐ。 力、つけ・しルん のサクラをたくさんふやすことができます。 んる らいすうひやくねん 以来数百年のながいあいだに、美しい花、かわ ひやくしゆるい った花ができ、今では二百種類以上のサクラがあ へんか しせんかい ります。そのおおくは、自然界の変化にともなっ ざっしゅ しぜん のク / てかわったものや、自然に交配してうまれた雑種 ラサ クの ですが、なかには、人の手で交配してつくられた メ ( 、野行 ものもいくつかあります。 てん ひんしゅ力いりよ さいきん 最近になって、品種改良や遺伝の研究がおこな おや 下せ 月ふ われた結果、ソメイヨシノの親サクラがやっとわ 3 をマ かってきました。 ソメイヨシノの系図 ソメイヨシノは , 工戸時代の末に江戸 の染井というところにすんでいた植木 屋がっくりだした , オオシマサクラと 工ドヒガンの雑種と考えられている。 朝霹の済州島には , 自然にできたソメ イヨシノににた雑種が野生している。 工ドヒガン ヤマサクラ 花柱 毛はない 毛はなし 花柱 毛はなし オオシマサクラ イ白またはうす うつく しよう 花柱がある ソメイヨシ 蔽協力中村浩博士
えだ あたら 會一本の花の枝がのびて , ひとつの芽か會花芽は , まえの年にのびた新しい枝に はな 」、る えた ねん、、しよう 6 個の花があつまってさく。 でき , 2 年以上の古い枝にはできない。 す め て お はめ に る が が も 生鵞 ぐ お 日ひし て さ し の 月弯 長 月弯 の ら べ ま で な か つ つ に れ と を し ど し だ 四 ば び て と て な 日かき ま は よ み て に お で が あ 植 る た だ し ) 顔 正物 と き 春鷲 り・ た サ 確 ? ま が ま い よ ん・ ら 花す か の す 片 太伝 に ク の み 日ひ み フ 春鷲陽 が を そ、 び び カゞ い の か 春 花 て っ 上 ら ま の の ク ) 牙め冬 せ 風 し き 位。、 き つ で 枚まて ま た 置ち ま き は に で 牙め の す す な も さ き や ま と 昼す 枚まか そ か 花 活 た で 花 を わ ぬ で の は 発 す し ぎ く な れ 牙め の ーまな とし 、つ、ん 38
* もくじ 春のおとすれ・ 2 新緑のなかに・ 7 野生のサクラ・ 8 えんげいひんしゅ 園芸品種のサクラ・ 花のしくみ・ 八重ざきのサクラ・ 花のじゅみよ、つ・ 実の生長・ 葉の生長・ め 芽の生長・ 葉の役わり・ 、」、つよ、つ らノ、よ、つ 紅葉と落葉のひみつ・ きゅうみん きせつ 休眠の季節・ はる めぐってきた春・ しんりよく み せいちょう せいちょう せいらよう こよやしし玉しおあさかわし「ナんリんしゅもくけんきゅうしっちまう 修 / 小林義雄 ( 浅川実林樹木研究室長 ) きよう さのとうえもん 協力 / 佐野藤右衛門 ななお 構成 / 七尾純 しやしんきようリよく さと - っゅ、つ ) 、つ 写真協力 / 佐藤有恒 はやかわきよし あかいしざわやすひこ 赤石沢康彦 もり、つ、えよしたか イラスト / 森上義孝 わたなへようじ 渡辺洋一一 しやしん 表紙ともくじの写真はソメイヨシノ ひょうし サクラの分布・ サクラの改良・貶 サクラの一生・ やく 根の役め・ びようらゆう力い サクラの病虫害・ かんさっ サクラの観察・ のとがき一・ ね っしよう 力しりよう
がつむいか ←ニ月六日。ねむっているようだったサク は 0 ラも、春のおとずれとともに、また生長 をはじめる そうしゅん ゆき ゅ早春、日あたりのよい土手の雪がとけて、 フキ / トウが顔をだし、春のおとずれを っげている ひづけ ※とくに地名が書いてないかぎり、サクラと日付 とうさよう につばん は東京におけるもの。南北にながい日本では、 ひづけ 吻・所にレよってこの日付が、かか 0 りちか、つ かお はる せいらよう 春のおとずれ にち がつじようじゅんひ 二月上旬、日がながくなり、日一日と きおんたか 、 ` 気温も高くなってきました。ひなたでは、 ゆき だいち 一雪もとけて大地が顔をのぞかせています。 はる もうそこまで春がやってきているのです。 ふゅ かわ 冬のあいだ、かたい皮でおおわれ、生 長をやすんでいたサクラの芽は、春のい ぶきにめをさまし、またぐんぐんと生長 をはしめます。サクラの芽は花のさく芽 と、葉や枝になる芽にわかれています。 まず・、 ~ 化のさく芽か、日ごとにまるく と、つきよう ふくらみをましていきます。東京では三 がっげじゅん 月下旬には、あたたかい風のひとふきで、 今にもさかんばかりのつばみになります。 はる ちょう えだ かお かぜ はる せいちょう
* サクラの一生 きそくただ サクラは、四季おりおり規則正しい生活をく えんげいひんしゅ りかえし生長します。園芸品種の一部をのぞき、 べんはな はる ふつう春に美しい五弁の花をひらきます。 サクラには、二メートルくらいの低木から、 一」、つばく 一一二十五メートルにもなる高木まであります。 また、ソメイヨシノのように五十年くらいし 之かいきないものから、ヤマザクラやエドヒガン すうひやくねん のように数百年もいきるものまであります。 えた みき また根と サクラの幹は、枝や葉とつながり とおみち みすようぶん つながって木をささえ、水や養分の通り道にな ら表 ロ - ナ . 、 ) きゅう 呼・あ か⑤ っています。サクラの幹には、幹が呼吸するた 立管 目、つ めの皮目というあなもあります。 冖中④ けいせいそう みき のの サクラの幹は、形成層がかたい層をふやしな ぎ木る ′、け幵 0 かび わち っ③る からふとくなっていきます。ところが、表皮は の、立ロし ふとることがないので、年をとってくると皮の クめ の②き、〉 ひょうめん サたる ( 目いでいも 3 ゃぶれたりします。 表面がはがれたり、 マるあ年すでよ ャすが きおんひく ふゅ ー①ひ皮 みき サクラの幹は、冬の気温の低いときには、形 いノ / ノ せいらよう うつく みき みき そう せいかっ ひょうひ かわ
0 あどがき なんごくとさ しこくさんみやく こうちけんいけがわちょうおおやぶ 南国土佐といっても、四国山脈の春はおそく、高知県池川町大藪の「ひょう ざくら さんぶ たん桜」はまだ三分ざきでした。 じゅ ひやくねん ろうたいじゅ しこくさんみやく しかし、樹れい五百年といわれるエドヒガンの老大樹が、四国山脈のおくふ えだ ふ、つけ、 あっとう かく、雄大にひらけた谷いつばいに枝をひろげた風景は、わたしを圧倒してし さんかん はたけ まいました。山間のやせた畑には、ところどころにミツマタの花がさいている ひと すうねんまえ やま だけで、みあげる人もいない山おくのサクラでした。数年前、わたしがサクラ を撮りはしめたころのおもい出です。 につばんはな そせん しぜん サクラは、むかしから日本の花でした。わたしたちの祖先が自然とサクラを こんにちにつばんじゅう いせつにしてきたからこそ、今日日本中にこんなにもすばらしいサクラがそ だっているのだとおもいます。 しせん わたしは、美しい日本の自然と、そこにさく美しいサクラをたいせつにした かんが いと考え、この本をつくりました。 きようと ほん のうりんしようあさかわじつけんりん こばやししつらよう さの この本をつくるにあたって農林省浅月 ー実験林の小林室長、京都の佐野さんご しどう しカ かた かんしゃ 一家をはしめ、多くの方がたにいろいろご指導をうけました。心より感謝い します。 もりや 守矢登 一九七五年早春 ゅうだい ねんそうしゅん うつく ほん おお はる うつく こころ
ソメイヨシノの花は、代表的な サクラの花の形をしている。 ←ソメイヨシノの花の断面。 かたち だんめん だいひょうてき 花のしくみ サクラの花は、ふつう花びらが五枚、め ばん しべが一本、おしべが三十 5 四十本です。 やせい 野生のサクラの花びらは、白またはうす えんげいひんしゅ べに色ですが、園芸品種には、色のこいも のもあります。花びらのさきのきれこみは、 サクラの花のとくちょうです。 かふん サクラの花は、おなし花のなかの花粉で たね は種ができません。そのため子房のわきか むし らみつをだして虫をさそい、ほかの花から かふん じゅふん 花粉をはこんでもらい受粉します。 おしべの花糸 しろ ばん