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検索対象: 科学のアルバム フクロウ
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1. 科学のアルバム フクロウ

第二に、えもののさがしかたがちがいます。ワシ・ . す′をョす しよう′、、つ 、ン、いチまタカ類は、よくきく目でえものをさがします。上空 のり ち・しよう ) を・類あをゆっくりせん回しながら地上をみおろし、えもの のわすかな動きからでも、これをみつけだします。 シる 一方、フクロウ類は、目もよくききますが、むし : 宀冫くをろ耳がたよりです。木のえだにとまったまま耳をす おと まし、えものがたてるわすかな音もとらえて、えも 」より のの方角や距離までをききあてるといわれています。 すづく ~ 岩ポ第三に、巣作りの場所がちがいます。ワシ・タカ うえ 類は、高い木の上や岩だななどに巣をつくりますが、 フクロウ類は、古木などにできたうろを利用します。 このよ、つなさまざまなくらしのちかいかあるため ーツり に、おなし森でくらしていても、フクロウ類と、ワ すづく シ・タカ類はえものをうばいあったり、巣作りをす る場所をとりあったりすることがないわけです。 ところで、ヨタカとい、つ鳥かいます。タカとい、つ やこうせい なまえ 名前をもちながら、タカではないのです。夜行性で あることなどから、むしろフクロウ類ににています。 ・木のえだにうすくまるヨタカ。 夜になると飛びながら , 昆虫を つかまえて食べます。紛夏 , 東 南アジアからわたってきます。 そうげん 巣はつくらず , 草原の地上のく ほ、んだ場所にたまごをうみます。 こんらう みみ いつぼう みみ

2. 科学のアルバム フクロウ

* フクロウのすむ森 ていざんしんりんちたい フクロウは、低山の森林地帯にちらばってくらし そだ ています。ところが、ひなを育てる時期になると、 よっり ひとざとちか きまって人里近くの森にやってくるものがいます。 なぜでしよう。わたしは、カラーベージでしよう ーもり じんじゃ かんさっ かいした神社の森とは別の場所でも観察をしてきま した。その場所を図にしたのが五十一ページです。 ここには、三つのフクロウの巣があります。かり ー、た・イー ェイ す巣オカのまあ に、、 O としましよ、つ。は、マツの木の、つろ きを のるタ類 、、 ~ ) , 〉上てオん〉歩の の育オき をもキてす。は、、 ノイタカの巣をそのまま利用したもの き木を。い猛すい森えヌ な力のでのてタです。 O は、モミの木のうろです。 吻・高ひタ表夜 0 る < 、のまわりはアカマツの林で、 O のまわりは しよくりんち しゅうへん ぞうきばやし スギの植林地です。そしてその周辺には、雑木林や そうげん 一イ早 じんか ガで 草原があり、ところどころに人家がたっています。 ソんす ちほう ふ、つけい ポらま地方へいけば、、どこでもみられるような風景です。 いったい とを 春から夏にかけて、この一帯では、さまざまな野 るウら て口産 →育クに鳥たちが繁殖し、成長します。そのほかに、イタチ をフき期 な。」時やタヌキ、キツネなどもくらしています。 ひス しルうにん ・フクロウの森の住人たち 4 、 ちょう なっ は′ルしよく せいちょう べっ はやし

3. 科学のアルバム フクロウ

第ま - ' ー第 1 イ 1 ←この森にすむカケス。カケスは 日中 , フクロウをみつけると , フクロウのそばを飛びまわり , ジャージャーと声をあげながら さかんにさわぎたてます。ほか きけん の小鳥たちに , 危険をしらせて いるのでしようか につらゆう ・カケスにさわぎたてられて , ほ かの場所ににげだすフクロウ。 よると 夜飛ぶときと , あまりかわらな いはやさで飛ぶところをみると , もの フクロウは , 昼でもちゃんと物 をみることができるのでしよう。 ひる

4. 科学のアルバム フクロウ

はん タぐれの森。この本のため さっえいばしよ にえらんだ撮影場所は , 栃 ぎけん のうそん しんしゃ 木県のある農村の神社の森 ちんしゅ もりいっ ( 鎮守の森 ) です。この森ー 帯には , フクロウのほかに アオ / ヾズク , タカ , タヌキ , リスなど , さまざまな生き ものがすんでいます。 夜の森のかりゅうど 」もり よる おと フクロウは、夜の森を、音もたてすに飛び まわり、ネズミやモグラ、小鳥などをおそっ てつかまえます。 フクロウの活動は、タぐれとともにはしま ります。みはらしのよい木のえだにとまって、 じっとえものがあらわれるのをまちます。 おと カサッ、カサツ。えものが音をたてると、 びんかん それを敏感にききわけて、その方角をめざし て、さっと飛びたっていきます。 おと そして、音もなくえものにちかっくと、足 ゅび の指をいつばいにひろげ、するどいつめをえ せなか ものの背中につきたてます。それから、羽を つつみこむようにして、強くおさえこみます。 よる よもり かつどう ゅう つよ ことり あし

5. 科学のアルバム フクロウ

・あどがき は、つこ、つ わたしの子どものころは、「ホーホー、ポロキテホウコウ ( ポロ着て奉公 ) 、 ) 一ろすけほうこう わる ゴロスケホウコウ ( 五郎助奉公 ) 」と、裏山でフクロウが鳴きだすと、「悪い子 こえ はフクロウに食べられる」ときかされていたので、その声がこわくてなりませ とお んでした。ところが、カメラを通してフクロウとのつきあいがはしまってから、 くらやみ しんびてきせいたい 暗闇の中のフクロウの神秘的な生態に、すっかりとりつかれてしまいました。 さっえい しかし、撮影にあたっては、フクロウに廱をあたえないよ、つに 、たいへん そだ かんきようねん あんしん 気をつかいます。それに、フクロウが安心してひなを育てられる環境も年ねん いっう さっえい 減る一方です。撮影のまえに、ますフクロウの巣をまもらなければなりません ほんしゅやく まいねん・ でした。この本の主役をつとめたフクロウ夫婦の巣も、毎年たまごやひながぬ むらひと すまれていましたが、この本づくりがきっかけで、村の人たちの理解と協力を かんさっ ねんめ すだ えられ、観察をはしめて三年目で、ようやく三豺のひなが巣立ちました。 にもかかわらす、ほかの場所では巣づくりのための木が切られたり、ひなが すだ とられたり、 悲しいこともたくさんありました。それだけに、ひなの巣立っと きも ねが きは、この先、無事に成長してくれることを願う気持ちでいつばいです。 おお すがわら この本のために、多くの方がたのはげましをいただきました。とくに、菅原 光二さん、佐藤秘新生、権濡 ( 冗三生のご助言、ご協力、また家族の理解が かんせい こころ なければ、とても完成できませんでした。心からお礼を申しあげます。 福田俊司 さき せいちょう かた うらやま ふうふ ↓マっ ふくだとしじ きようりよく

6. 科学のアルバム フクロウ

古田 ふくだとしじ とちぎけんうつのみやし 一九四八年、栃木県宇都宮市に生まれる。 ひたち しようちたいかくはうがくふ 一九七一年、上智大学法学部を卒業、日立 製作所を経て、塘、ビジネスホテルを釜営。 はにゆうど、つふつ こんらゆう 子どものころより、昆虫から哺乳動物まで、 きようみ はば広く野生動物に興味をもちつづける せいたいしやしん 一九六六年より生態写真を撮りはしめる さっえい かんさっ やちょう 以後、野鳥の保護と観察をしながら撮影をつ さいきん つけ、最近では、とくにフクロウ類をテーマ はんしょ にしてとりくんでいる。本書は、その成果を まとめたものである。 現在、日本野鳥の会会員、栃木県鳥獣保護 しせんかんしいん 員および自然監視員。 現住所宇都宮市駅前通り三ー そっぎよう ちょうしゅう せいか