ー 0 ・ たんめん 0 めばなの断面と花ふんのゆくえ * 実の生長 花ふんかんを通 って , 胚珠にお くられる花ふん のなかみ み のびる花ふんかん 6000 せいらよう へ柱望 たねになる部分 ( 胚珠 ) がく 花びら 実になる部分 さき 0 花ふんのゆくえめしべの先についた花ふんは、 ね やがて、根がのびるように、めしべのなかにくだ しいます。こ をのばします。これを花ふんかんと、 ぶぶん のくだは、さらに実になる部分にのびていきます。 ぶぶん 実のたねになる部分に、花ふんかんがとどくと、 花ふんのなかみがくだをつたわってうつってきま ぶぶん す。花ふんのなかみとたねになる部分がいっしょ になると、たねの生長がはしまります。 しかし、めしべにつく花ふんがあまりおおくな いと、生長するたねもすくなくなります。花ふん おお がすくなすぎると、実ははとんど大きくならす、 たねをつくらすに、かれてしばんでしまいます。 、し カ なのん のをふ 水んか花 、つかの さふウ せいちょう せいちょう み
↓めばなをたてに切ってみましよう。 、分です。めしべについた花ふんからくだがのびて , なる部分にとどくと , 実は大きくそだちはじめます おお へチマの実になる部 ぶん ぶぶん 実に
・のびちぢみするつる きせつ つゆの季節は , たなの上のヘチマがたくましくそだちます。のび たつるがまきつくほど , 葉がふえてこみあいます。風にあおられ . いふん ても , ねじれた部分がのびちぢみして , しなやかです。よくまき ついたつるが , たなの上のヘチマをささえています。 し ~
つるの先は、ものにふれると、そのしげきでま きっきます。そのうちに、ねじれができ、ねじ かす れは数をまして、くきをささえにひきよせます。 さき 3 つるのまきかた へチマのつるは、つるの先がゆっく りわをかきながらそだちます。ささえ さき にふれると、つるの先がまきっきます。 まきついたつるは、ささえにちかい ところに、ねじれができます。ねしれ かかさなると、くきかまきついたささ えの方へ、ひきよせられます。つるの ねしれは、とちゅうで方向か、ぎやく になっています。 かぜ 風がふいても、だいしようぶです。 ぶぶん ねしれの部分がばねのように、のびた りちぢんだりして、つるはかんたんに 切れないしくみになっています。 ほ、つこ、つ さき
吟へチマの実が大きくなると、おもさもくわわ って、やがて下むきになりぶらさがります。 だ、しばんだ花びらがのこっています。 ←へチマの実のながさをはかってみましよう。 きろく かわ また、ふとさも記録してみましよ、つ。皮は、 しだいにかたくなり、もちあげるとおもくな っていくのがわかります。 おお した 実がそだっ ぶぶん なふんをうけためばなは、実の部分 がふとくたきくそだ「ていきます。 花びらは、しばんだまま実の先にの こっています。 上をむいていた実は、やがて下むき たなからぶらさがります。葉 ようぶん でつくった養分で、ヘチマが実をふと らせ、なかでたねをそだてています。 そと かわ 外からふれてみましよう。皮かぐんぐ んかたくなっているでしよう。 あたま した とお へチマだなの下を通るとき、頭をぶ つけるたびに、ヘチマがかたくおもく なっていることかわかるでしよ、つ。 うえ さき した
くろ あか 赤いアリや黒いアリがあつまってきました。そ ぶぶん 月さなふくらみのまるい部分か のようすから、 らは、みつがでていることがわかります。ふ 小さな花めもあります。 らみのかげに、 ←花めは、これ以上大きくなりません。葉の根も とからは、くきの先が切れたり、きすついたり すると、新しいくきがのびてきます あたら しようおお さき みつと花め つるの橋をアリがわたります。葉の 根もとに、アリがあつまります。アリ はみつをすっているのでしようか。 ね 小さな花めと小さな 葉の根もとに、 ふくらみがついています。アリが、熱 しん 、いにあつまる小さなふくらみからは、 みつがでているにちがいありません。 小さな花めの子どもは、そのあと、 いつのまにかおちてしまいます。へチ マは、まだまだたきくそだたなければ ようぶん なりません。葉やくきの生長に養分を つかうあいだは、花めの子どもは、、 さなままで、さくことなくおわります。 ね せいちょう
だんめんみぎ ←カボチャの花のめばなの断面 ( 右 ) とおばなの たんめん 断面。めばなの下の方のふくらみは、受ふん するとやがてふくらんで実になる部分。 てだす はこぶのは、風や虫たちが手助けします。 0 おばなとめばなへチマの花には、おばなとめ ばながあります。おばなには、おしべだけがあり ます。めばなには、めしべだけがあります。めし べとおしべがべつべつの花にあるので、おなし花 しんばい の花ふんがめしべにつく心配はありません。 へチマのほかに、おばなとめばなをもつものは、 カボチャやキュウリ、カキがあります。 さらに、おばなだけがさくおすのかぶと、めば なだけがさくめすのかぶにわかれている植物もあ ります。イチョウやカラスウリなどです。 しよくぶつ かぜ むし 花ふんは虫や風がはこびますが、さいばい植物 てだす には、人間の手助けがひつようなものもあります。 ・めばなが五 5 六こさいたら 一本のくきにめはなが五 5 六こさいたら、のびつ づけるくきの先を切ります。そ、つすると、くきは 生長をやめます。 そのぶんだけ実の 圧一一一反がよ / \ ・なるよ 、つです。 かせむし さき せいらよう せいらよう しよくぶつ
ま第 0 0 みぎ 右 , けんびきようでみたへチマ の花ふん。つるっとしています。 下 , 虫のからだにつきやすそう かたら な形のヒマワリの花ふん。 0 花ふんのゆくえ ルににていて、つるっとした花ふ むし んは、虫のからだにつきにくいようです み 花をかけあわせないでおくと、実はあ まりよくそだたないようです かけあわせによって、めしべについ ぶぶん 花ふんは、 くだをのばして実になる部分 にとど医こます , たくさんの花ふんかとど いよいよ実がたきくそだちます。 あさ へチマのは、朝ひらいてもタ方には としてしまいます。おばなもめばなも、 にちゃくめ たった一日で役目をおえると、しばんで ひ しまう花です。つぎの日には、おばなが 花のえから、ポトリとおちてしまいます。 ※花ふんかんとよばれ、のびたくだは実の胚珠とい、つとこ とお ろにたっします。胚珠は、花ふんかんを通ってきた花ふ んの細胞を、つけいれると、たねに ー ) はトイめュま、丁・ せいらよう ゅ、つかた