アテリーベンギンの巣 小石を集め、 1 びきが やっとはらばいになれる くらいのかこいをつくる。 うみどり * のこっている海鳥の習性 ほ、つ、らん 巣作りや抱卵のようすでもペンギンには海鳥の おもかげがのこっています。 なかまがおおぜい一か所に集ま「てりをす るのも、海島のたきなとくちょうです。 たとえば、オオミズナギドリやアホウドリは、 産卵の季節になると、りのため一つの島に集 まってきます。 につばん 日本でも、アホウドリのはんしよく地として島 かんむり 島が、オオミズナギドリのはんしよく地として冠 島 ( 京都府 ) 、三 ( 岩手県 ) が、誣物とし て保ごされています。 ペンギンが、オス、メスこうたいでたまごをあたためること はよく知られていることですが、このことも、オオミズナギド しゅうせい リやアホウドリにも見られる習性です。 じめん オオミズナギドリは、地面にあなをほって巣をつくります。 きゅう しやめんそうげん アホウドリは、急な斜面の草原に巣をつくります。そして、オ すづく うみどり とり
オオミズナギドリのなかま のくちばし。 ( 矢印は鼻 ) やじるし はな * ペンギンのからだ 0 くちばしペンギンは、その姿かたちが、ほか とり 鼻の鳥といちしるしくちが、つので、ペンギン目とし てされていますが、からだの部のを しらべると、たぶん、アホウドリやミズナギドリ うみどり ちか ばなどのミズナギドリ目の海島に近いなかまではな おも いかと思われます。 こ、つぞう くちばしの構造が、そのことをもっともよくあ りようがわ ~ べらわしています。このなかまは、くちばしの両側 かんじよう 丿、カ に、短い管状の鼻がついています。この鼻の みす おくに、海水からま水だけをとるとくべつなしく 會みがあり、ロにふくんだ海水の恥永だけをくちば しにあいているあなから外にすて、ま水だけを体 内にとり入れることができるのです。 海鳥たちが、一てきもま水のない海のでくら せるのは、こののおかげです。そして、ペンギ こうぞう おな ンのくちばしも、これと同じ構造なのです。 オオミズナギドリ はな みじか かいすい そと すがた みす