ちち みす ちしよう ①地上に芽がでたころのはい乳。水をすって乳のようになります。 ② 2 まいめの葉がでたころのはいし。すこしへっています。 ③ 3 まいめの葉がでたころのはい享し。ほとんどなくなりました。 ④はい乳がからになると , 葉ででんぶんをつくるようになります。 は は 根ね で を 地ち っ い し と そ し、 は も か で し ) 見み上乳 ま 乳舅か 乳ま っ い き で・ ら は て に の つ で ん・水夸 の 牙め は す 乳をす と し て み が ぶ・や の が た い ま だ ん・養当 か の ま し か と い は ろ を ら イ又く 根ね す は に よ り に 目め っ を ク ) が な 乳 を な く す の 根ね め 根ね く 生 か 地ち る し は い グ ) つ な 長 は た ら 上舅 の て は て と っ が しこ い お に た 生ま り ろ す 乳ろ た 顔て な さ た い す は っ を の な、 の し き ム だ き む て い て を キ、 は す ま は す 植し に い 利り 物弯ま ま き 用当 れ い ろ い の カゞ よ そ ま て に し す て ーっ は ま だ す で ゆ せいちょう ・芽と根の生長につか われる「はい乳」 は は は せいちょう
0 0 、 ムギのたねのはい乳には、大小さまざまなで んぶんがつまっています。写真は、けんび鏡 で見たでんぶん。 ←ムギのたねをたてにきると、そのしくみがわ いか、らと根か かります。このたねでは、は ではじめています ) 00 たいしよう を 0 0 。 きよう たねのしくみ たねの中には、はいとよばれる芽と根 のもとになるものがあります。芽のもと には、目に見えないくらいの小さな葉か 三 5 四まいついています。根のもとには、 はん 小さな根が三 5 五本ついています。 ・にゆう し , 孑といって、芽 はい以外の部匇はは ) ↓ や根をだすときに、なくてはならない栄 きよう にゆ一つ ようぶん 養分です。はい乳を、けんび鏡でのぞい てみると、でんぶんのつぶが、し つまっているのが見えます。 かひ しゅひ たねは、種皮と果皮とよばれる二まい かわ の皮でつつまれています。芽がでるまで、 はいとはい乳をまもっているのです。 し力し なか にゆう
しゅひ はい乳 種皮 果皮 はい ←ムギのたねを横にきったところ まん中にみぞかあります ←はいだけをとりだしてみたところ
* もくじ たねま・ 2 たねのしくみ・ 4 地上にがでた・ 6 ( い乳のはたらき、根のはたらき・ ムギふみ・ 4 分けっ・ ほのもとができる・ A き 雪の下でのびる根・ こ、つしよう 葉はみどりの工場・ くきがのびる春・四 ほがでてきた・ ムギ畑の生きもの・ 花がひらいた・ たねのできかた・ いろいろなムギ・ とりいれ・ よこナ した 0 ムギのふるさとと祖先・ せかい 世界でつくられているムギ・貶 ムギからっくられるもの・ ムギとイネ・ 4 ムギのをと実・ ムギの生長・ あとか・ 5 、んます′れのうよう、う一うし・体しーう 群馬農業総合試場 わたなべかすお 構 / 渡辺一夫 みしまみつはる イラスト / 三島三治 むかいながまさ わたなべようアじ 渡辺洋一一 写供 / ( ページ ) せいらよう そせん
こんもう よう京ん ←ムギの根と根毛。養分を さき すいとるのは , 根の先か ふふん ら 6 cm くらいの部分。根 やくめ すいふん 毛の役目は , おもに水分 こんもう をすいとること。根毛は , lmm の長さの中に 700— 1 , OOO 本もあります。 なか なカー ぽん 4 乳を お の ば ば と ん す し な で れ な れ る を く の 寒言 か も 夂ふ に さ を す ふ や ま 乾 や ま 會ムギの根の断面。空気の し せ 燥言 疋 通る管がありません。そ た て に すいでん のため , 水田のような空 ム 弱え 気のすくないところでは , き 土 キ、 せいカ、つ 生活できません。 ま の は の す 中豸 ←生長したイネの根の断面。 で ま す 冫木オ 呼吸をするための空気の とお 通る管があります。です みす 根ねな から , 水の中でも生きて いけます。ただし , でた てのイネの根は , ムギと ほとんどかわりありません。 さ くうき たんめん とお だんめん せいらよう くうき
あたま カぶん か気ん 花粉がたくさんついためしべの頭。花粉が あたま めしべの頭につくことを受粉といいます。 ねもとの ふくらみは子房 に」ゅ、小′ん す 葉はなて く まめ き ま た に すし花かや す ね や ら るい め く・かき し か そ み た の ま 月し き・ らま ど 子しのはい さ か です す 房ね て り よ ら に た のもめう つ は か に 子し く 中としに た た し と お 本八 く でね 房 か と に はあのと ら もの し 子し も 十 た・る毛ナげ 中旁 本え れ 房 ふ た 5 は く ね ま・子しに の 百 と そ つ はの ・房つげ 毛ナ本 つ い水この も ら が そ がまくが 乳分え 彳変ご け み に つ の だ あでとつ は 毛ナ ま は と は へが ち りの管えい す 重を も し の 栄をす さ 丿はめ びをて は イ匕かつ 管てだ 半分えし ) 養当く が きま じ へ くす め がいしま 分えな がて ま そきてす はく つ ふ ーっし ) 32
全 100 巻 ( 十別巻巻 ) 全 ' 76 国 サ学 ン校 ケ図 イ書 児館 童協 出議 文推 化薦 大基 賞本 受図 ②モンシロチョウ ⑦アリの世 ⑨カプトム ⑩アカトンボの一生 の ⑩セ のアゲハチョ ウ 生 シ 界 ⑩ハヤプサの四季 ⑩モズのくらし ⑩キツッキの森 ⑩カラスのくらし 朝フクロウ ⑩ウミネコのくらし ⑩たまごのひみつ ①ッパメのくらし ①ライチョウの四季 ⑩わたり鳥のひみつ のタンチョウの四季 ⑩シラサギの森 ⑩ペンギンのくに ①水生昆虫のひみつ ①ギフチョウ ひみつ ①昆虫のふしき 、、色と形の ⑩高山チョウのくらし ⑩オオムラサキ @ホタル光のひみつ ⑩カミキリムシ ⑩クワガタムシ ①テントウムシ まゆまで ⑩カイコ まゆから ①鳴く虫の世界 ⑨カマキリのかんさつ ⑩アシナガバチ ①クモのひみつ ①トノサマパッタ のミッパチのふしぎ 動物 ⑤ライオン ⑧ニホンサル ⑩野生ウマの生活 ⑩カエルのたんじよう ⑩海のさかな ⑩野生ゾウの世界 ビとトカゲ コのくらし シカのくらし ゾリスの森 ⑩モリアオガ工ル タッムリ ⑩ムササビの森 の 貝 ⑨サンゴ礁の世界 ⑩ニホンカモシカ ⑩いそべの生物 のくらし ⑩へ ⑩ネ ⑩工 ⑩カ @海 のカ ⑩森のキタキツネ 地学 ⑩ヤドカ ①ヤマネのくらし ⑩メダカのくらし ⑩カメのくら ⑩コウモ ⑨サケのたんじよう リ し リ ⑩しようにゆうどう探検 ⑥きようりゆう ③雲と天気 ⑩雪の 生 ⑩火山は生きている ⑩水めぐる水のひみつ ⑩塩海からきた宝石 ⑩氷の世界 ⑩鉱物地底からのたより 少漠の世界 植物 たねから ⑩アサガオ たねまで ⑩食虫植物のひみつ ヒマワリのかんさつ ⑩イネの一生 ⑨高山植物の一年 ⑩サクラの一年 ⑩へチマのかんさつ @サポテンのふしぎ ⑩リンゴくたもの のひみつ ⑩ックシのかんさつ ①キノコの世界 @たねのゆくえ @コケの世界 @ジャガイモ ①植物は動いている ⑩惑星をみよ @星座をさがそう ⑩太陽のふし ④星の ①月をみよ 0 天文 ⑩花の色のふしぎ ⑩ドング ⑩ュリのふしぎ ⑩ムギの 紅葉のふしぎ 朝水草のひみ ぎ 生 リ 生 つ 四季の野鳥かんさつ 四季のお天気力、んさつ 夏イ木み植物のかんさつ 夏休み昆虫のかんさつ 0 別巻 ①流れ星・隕石 ⑩惑星の探検 のひみつ ⑩彗 星ほうき星 ⑩星雲・星団をみよう
不斗学のア丿レ / ヾム 91 ムギの一生 ロ著者 すすきまさはる 鈴木公治 0 発行者 岡本雅晴 0 印刷 株式会社精興社 ロ写植 株式会社田下フォト・タイプ 製本 中央精版印刷株式会社 0 発行所 あかね書房 1 9 9 1 ムギの一生 鈴木公治 N D C 479 1991 年 2 月発行 電話東京 ( 3263 ) 0641 ( 代 ) 〒 101 東京都千代田区西神田 3 ー 2 ー 1 株式会社あかね書房 著者との契約により検印なし ◎ 1987 M. Suzuki, printed in Japan I S B N 4 - 2 5 1 - 0 5 5 91 - 4 54P 23X19Cm ( 科学のアルバム 91 ) ■表紙写真 風にのってとびちるコムギの花粉 ( 5 月上旬 ) 0 裏表紙写真 しようしみ ① ② ③ ④ ⑤⑥ ⑦ ①雪のあとのコムギ畑 ( 1 月中旬 ) ②スモモのさくころのコムギ畑 ( 4 月上旬 ) ③収穫まぢかなコムギ畑 ( 6 月中旬 ) めは ④コムギの芽生え ( 11 月中旬 ) ⑤ひらいたコムギの花 ( 5 月上旬 ) ようすい ⑥コムギの幼穂 ( 3 月上旬 ) ⑦夕日の中のコムギ畑 ( 5 月上旬 ) 0 扉写真 花がひらいたコムギのは ■目次写真 コムギの収穫 いⅵかく
あとかき ふゅ じごくそこ 「冬のムギの根は、地獄の底までのびている。」 ムギとっきあいはしめたころ、義父からきいた言葉です。たげさな表です さむふゅ ことば おも ふゅあいだ が、寒い冬を生きつづけるムギにふさわしい言葉だと思いました。冬の間に、 ちちゅうふか ね 一」とば ばんか読おも 地中深く根をのばすムギを見て、むかしの人は、万感の想いをこめ、この言葉 おく をムギに贈ったような気がします。 じごくそこ じ ) 」く ようぶんきゅうしゅう 「地獄の底まで根をのばせ。地獄の養分を吸収して、地獄の支配者となれ。寒 し↓もよしら ま ぶう ゆき はる 風がなんだ。霜柱に負けるな。雪にくしけるな。春になったら、たくさん実を つけろ。 」 ' ーー・・むかしの人のそんないが、この言葉からきこえてきます。 ふゅあいだ へんか 冬の間、ムギはほとんど変化がないようにみえます。むしろかれた葉もあり、 弱よわしくみえます。でも、かくれた部分では、たきな変化が起きています。 土の中に根をぐんぐんのばしています。株のもとでは、 くきをふやしています。 からだの中では、ほのもとをつくっています。この時季に、実をつけるための じゅんび 準備ははとんどおわってしまいます。春になったら、 いっきにのびて花をひら き、夏にむかって実をふとらせていきます。 ばんぶつふゅ しゅんび 万物が冬のねむりにつくころ芽をのばし、寒風ふきすさぶ中で春と夏の準備 みどりいろ しぜん をし、自然が濃い緑色にそまる初夏に麦秋をむかえるムギ。ますますムギには、 じ ) 」くそこ ことば すずきまさはる おも 「地獄の底まで」という言葉がふさわしく思えてきます。 鈴木公治 0 っちなか なっ なか ね ね み はくしゅう はる かぶ ひと かんぶう ーしまいしゃ はる なっ かん
3 ~ 第を 3 四月上旬 じめます がっ ・四月の土いれ。くきがたお れるのをふせぎ、ねもとに ひりようぶん 肥料分をおくりこみます。 四月下旬がでます。〔ー 雨でとりいれがおくれると、ムギはほ のままをだしてしまいます。 8 cm しようす、 三月上旬小ができはじめます。 がつじようしん 四月にはいるとほの大きさは、十 ミリメ・ートレくらいになります・ 四月中旬花のもとができあがり、背たけがどんどんのびます。 がっちゅうしルん 4 ~ 5 cm がっしようじゅん 五月上旬ほがでて三ー六日後、花がさきます。 重く、じゅくしてきます。 五月下旬実がかたく、 70cm がっ 60cm 50cm おお 40cm おも 30cm 20cm 10cm 三月中旬 土よせや草とり をします。 四月上旬 このころまでに 土いれをおわり ます。 六月中旬 とりいれ がつらゆうじゅん がつじようじん がつらうじゅん くさ