不斗学のアノレ / ヾム 46 ムササビの森 ・著者 すがわらこうじ 菅原光ニ ■発行者 岡本雅晴 ■印刷 株式会社精興社 ■写植 株式会社田下フォト・タイプ ■製本 中央精版印刷株式会社 ■発行所 株式会社あかね書房 101 東京都千代田区西神田 3 ー 2 ー 1 1990 年 9 月発行 電話東京 ( 263 ) 0641 ( 代 ) ◎ 1975 Printed in Japan 著者との契約により検印なし N D C 489 8340 ー 12146 ー 0027 54P 23X19 。襯 ( 科学のアルバム 46 ) あかね書房 1 9 9 0 ムササビの森 菅原光二

あかね書房

しようげさゆう ↓尾を上下左右にうごかしながら , たくみにからだの / ヾランスをた もち , 方向をかえる。ときには , さゆうしようしよう 急上昇 , 急降下もする。 ←するどいかぎづめをたてて , 木 にがっしりとだきつくように着 地。そのあとすぐに , するする と樹上によじのばる。 ちゃくち ↓着地しせいにはいったムササビ。 尾をたてて , からだを垂直にた てなおし , あしのかぎづめをむ きだしにする。 らやく すいち : く えだので、頭を左にふりまわし、しきりに背の びをしているムササビがいます。とびつく木までのき しゅうしん よりをはかっているのです。そして、ゆっくり重心を 、つしろあしにかけてから、、つしろあしをばねのよ、つに よぞら のばし、えだをけりあげ夜空にふあーっとまいあかり カつく、つ ます。そして滑空をつづけ、見さだ 廿一いか′、 めた木へ、正確にとびうつります。 すしようすう 頭上数センチのところをさーっと かぜ り、うなりをたててとぶあり 風をき さまは、これがほ乳類なのかとおも われるほどあざやかなものです。

不斗学のアノレノヾム ムササビの森 菅原光二 あ力、ね書房

ツの。レ ( おな ムササビは、木の実がすっかりなくなるまで、同 し一本の木へやってきますから、こん夜もムササビ はきっとくるはすです。あとは夜をまつだけです。 ・観察の道具はかい中ひとつあればしゅうぶん。 ただし、強ガな光のものが必要です。予備の池、 球もわすれすに用意しましよう。 じゅんびができたら、日の入り前にでかけ、でき しす るだけ静かにしていることです。日の入り後、二十 5 三十ぐらいのうちに、かならすムササビの声が おと きこえてきます。やがて、ガサガサッと音をたてな がら、えだをわたってくるムササビが、ばんやりと 、 3 見えます。かい中患燈で、そっとおいかけましよう。 でも、えだを走るムササビのうごきをおうには、 かい中患毖をあまりあてにしないことがこつです。 あか 目がなれてくると、夜の蘓は意と明るいものです。 なんにちおな こことおもう場所をきめたら、何日も同し場所で、 よる かんさっ 観察をつづけましよう。夜の森のようすが、手にと るト小、つにわかりま、丁 よる よる まえ