←ヤマッパキの花を食べるムササビ。えだをひつはり、つ ま、ん ばみや ~ 化をもぎとり、 ~ 則あしでしつかりにぎって食べる。 ヤマッパキは、夂、のあいだのいちばんのごちそう。まだ つばみが月さくあおい、っちから、しきりにやってきては 食べる。 は 36
木の皮をかじり , かたいシイの 葉を食べてうえをしのぐ。わず ちい かにではじめた木ぎの小さな冬 芽を , ひとつぶひとつぶたんね んに食べる。 ←えさ不足の冬のあいだ , ムササ ビは 5 袁出をするカヾ , せいせい彳テ どうはんけ、、 動半径は 200 メートルぐらい。 萩におちたドングリが木の葉に うもれているが , ムササビは , 地上におちた木の実には , 目も くれない かわ は 冬の森ので ↓つり よる しす ひっそりと静まりかえった夜の森を、 かぜ ときおりこおりつくような風かふきぬけ ていきます。 よぞら 夜空いちめんに、 ほーしひか ました星が光っています。 よもり・ ふゅ 冬です。森の木ぎは、実をおとしてし ちしよう まいました。地上におりないムササビは、 じめん 地面にわすかにちらばっている木の実に はみむきもしません。 ガリガリ、ガリガリ。ムササビは、サ クラの木のこすえにのばって、皮をかし っ , ャ , えだを食べたりしてうえをし のぎます。 た っそ、つかかやきを み か わ き み 35
* ムササビを観察しよう かんさっ ムササビの観察には、山に面した寺や神社の蘓が てきしています。そんなところにムササビがすんで おお いることが多いからです さいしょ でも、最初からいきなり夜の森へでかけていくの ひる はきけんです。昼のうちに森の地形をよくしらべ、 一 4 森 0 ようすから、ササビがすんで〔るかどうかを / たしかめておきましよ、つ。 。よ・ノ / ・表面がささくれだった木をさがそう。まるで、な にかでひっかいたようにささくれだっていたら、そ こがムササビがよくとびつく場所とおもってくださ かわえんけい また、スギの木の皮が円形に、あるいは長く 。才め」、所《実ら のたたてにはがされていたら、それは、ムササビが巣材 かわ 【、お ) を、な・、、了のたき木いビ たてサをあつめるために皮をひきさいたあとなのです。 サっしちサ かおム・食べちらかした木の実がおちていませんか。地面 ムと らカく たがちすなも意ぶかくみてみましよう。シイやカシの木の下 べかい かわ , 、、つサ , 食べが に、なかみがすっかり食べられた、皮だけの木の実 にサの・・食ち ビなま ー皮ム のがサうどか小さなえだごとおちていたらしめたものです。 ギこサよん ムのと かんさづ ひょうめん やまめん よる てら じんじゃ すざい
第ド・、 0 ヤけ《 で / トえだをひつばり , かみきり , 両あしでもって花や若葉を食べる。 わかば 會サクラの花がさくころ , 毎日のようにムササビがやってくる。前あし はな まいにち まえ
シイの木のかれた部分を , しきり にかじってうえをしのぐ。 ↓ムササビの食いちらかしたヤマッ / ヾキのつほ、み。 うえとのたたかし ふゅ ムササビにとってツバキの花は、冬の ただひとつのごちそうです。さきかけた ツバキの花をみつけると、花びらをむし むさばるように食べてしまいます。 長く、寒い冬の夜がふけていきます。 くろ ほしぞら 、、あーっ ふあーっと、星空にまっ黒な かげか、つかんではきえていきます。 もり なか ムササビが、森の中のツバキをさがし カっノ、、つ まわって滑空しているのでしよう。 やがて、星のかがやきもうすれて、東 そら の空がうっすらとあけはじめました。そ ろそろ、ムササビたちが巣あなへかえる 時こくです ひがし 38
會身づくろいをするムササビ。尾をな 會スダジイの若葉を食べるムササビ。スダジ め , 足をなめ , 田 ~ 20 分もつづける。 ムササビのえさ場。 イやアカカ、シの木は , び か は、 た ム ち で シま に 早言 る み サ サ ノ る サ そ 食 も イす つ サ ム や ク サ フ っ 性 つ の フ 右・か の ノ ) て 木き の サ ハ ビ か、 の の フ を ム い す サ も っ 右は 疋 ふ ム の さ い サ だ ん ば 疋 い サ が を ま を さ ビ い か お を に す ビ ゆ で む み と 食たす が れ と つ ム 疋 ま し だ す ま な め ビ 食た 食た だ イ匕な て 場ば 木り 両 て て ーっ わかば あし ぶん 、つえ は
力。 りのは ちを あ顔 5 サ ご後サ * ムササビの一日 ムササビは、毎印、日の→ ? り一一十 5 = 一十、ま こうどう るで時誌のように正確に行動を開始し、朝は、ほば 日の出一一十 5 三十には巣へもど「ていきます。 ねんつう この生活のリズムは、一年を通してほとんどかわり ません。 ある年の十一十七日、ムササビの森の夜をそっ とのぞいてみました。 ・午後四時三十三永の空に陽がしすみ、くれ くろ ゆく空に黒い森のかげかくつきりとうかんでいる ・五時あちこちの巣あなからムササビがすがたを あらわし、えさ場へむかう。巣あなからでて三十 かつばっ ぐらいのあいだ、はげしく鳴きあい、活発にとびま わる。シイ、カシの木でかたい葉を食べている。 ラバラとひっきりなしにふんをおとしている。 しす ・六時ムササビのうごきがすこし静かになる。が ) かりかれえだをしきりにかしっているムササビ、 べろべろえだをなめまわしているムササビもいる。 せいかっ せいかく あさ よる
會鳥の巣ばこを自分の巣あなにしてし まったムササビの子ども。 やこうせ、 夜行であるために、めったに人の目にもふれす、 4 、 fz ひっそりと生きつつけているムササビも、むかしは あんがいどこにでもすんでいた動物だったのかもし 「シにれません。 それは、い まではムササビのすがた一びきすらも まち じんしゃ 見られない町の中のお寺や、神社の森でさえも、あ かわ ) のために皮をはいだと きらかにムササビが巣つく ふる おもわれる古いきすあとが、スギの木のあちこちに、 はっきりとのこされているからです。 おお ひとざとちか までも人里近くに多く見られ、夜 ムササビは、い になると、こっそりカキやビワの実などを食べにき ます。ときには、ん彖ののケヤキの櫞洞や家の屋 根うらにまですみつき、人びとをおどろかすことも 幻サあります。 あぶ しかし、ムササビはとてもおとなしい動物です。 き力い りて人に危害をくわえることもなく、むしろ飼、つと、 さり どうぶつ あお たいへんよくなれる動物です。 さび とうなん しゅ勾 ) どうぶつ えと さてムササビは、げつ歯リス科の動物で、東南 . ひと どうふつ ひと どうぶつ よる
・おもなげつ歯類のなかま モモンガ ( リス棒 ) ※げつ歯類かぎづめをもつ小形のほ乳 類。前歯のうち、まんなかの上下四本の 門歯はのみ状で、一生のびつづけるた め、たえす物をかしってすりへらす。 は乳類の中では、もっとも種類が多い ムササビににたほ乳類。 体長は十五 5 ニ十センチ な、、づい。飛土 6 ′、は十の 6 り・ はったっ 発達していないので、滑 空きよりはせいせい三十 メートルぐらい・不州以 南にすみ、夜行性。 もの おお ぶんぶ アジアの原産で、大むかしに、南方から分布をひろげてきたものと ひょう ほんしゅうぶんぶ おもわれます。印本では、九州、四国、本州に分布し、平地から標 こ、っせん ちか 高二千メートル近くまですんでいます。 こっん しゆる、 しゆる、 印本にすんでいる種は三種で、キュウシュウムササビ、ワカ ヤマムササビ、ニッコウムササビです。それぞれのあいだには、 きな特ちょうがないので、見わけるのはむすかしいとされています。 しるい げつ歯類には、ほかにリスやネズミなどかいます。しかし、ムサ かっノ、、つ サビの大きな特ちょうは、ほ乳類でありながら、空を滑空できるこ カっノ、、つ おな とです。日本では、同じく滑空するなかまにモモンガがいます。 ニホンリス ( リス科 ) ネスミ ( ネズミ科 ) ヤマネ ( ヤマネ棒 ) 以葉はだの体を体を尾ぉ 南 ? やの長長 ? 型が に果か上 : さはを太 す実を約 ! 紅 ' しく みを走に十ニて 食たり四十いネ 昼べまセセるズ 行るわンンほ・ 性ま。りチチ乳に 。本木き 、類をに 屮取のえ尾ぉ。た 小形のほ乳類で、みじか いあしには、それぞれ五 本の指とかぎづめがある。 0 粍にはがなく、、つろこ の、つさく におおわれている。農作 おお 物、樹・不をかじり、・大き一 なをおよばす。 きゅうしゅう にゆうるい たいちょうやく 体長約七センチ、尾の長 さは約五センチ。ネズミ ににたほ乳類。尾は毛で おおわれている。樹上に 巣をつくり、昆虫や木の 実を食べる。本州、四国、 九州にすみ、夜行性。
あ きせつ そろそろ巣材あつめの季節。 十月からみられるが、十一 かつばっ 月にはいりエ癶无になる。 ら子この くがお月 兄ニわに 弟をひりう でき くのろれ戸 すき独子こ 。は立 3 は がっ 冬のあいだムササビは、 シイやカシなどのかたい かわ 葉や木ぎの皮をかじる。 また木ぎの冬をたんね 、 ) 「セんに食 ~ ながら、うえか ) ー , じしら身をまもる。ヤマッパ キのつばみや花は、冬の あいだのおいしいごちそ う。毎はんのようにやっ てくる がっ 秋の森は , 木の実がいつばい。木か み ら木へ , シイやカシの実をもとめて , ムササビは活発にとびまわる。 ・九月初旬。シイの樹洞でく らすムササビの子とであう。 で子は一びき。まだ毛色は黒っ ーしーし 九月末まで察するこ とができた。 シ シ ビ茉ビ ハクビシン ・九月ニ十一日。 ク冖月ク が、まだ目もひらかない子を 口にくわえて目のまえにあら われた。そして、ムササビの す 巣へ運びこんだ。ムササビは、 ただおろおろするばかり。 かっ クビシンは、よく年の三月ま で子がいっしょにくらして つのまにかすがた いに・刀い をけしてしまった。 レしゅレ」、つ ・十月コ十日。スギの樹洞で くらすニひきのムササビの子 を畆察。はいっしょにすん ス でいなかった。 にちかんカよ がつら心う / ・十一月中は、十五日間通い ホ毎日巣材あつめをするムササ ビを畆察。朝左に多く見るこ レ J カ千、」。ーレ - かーし、こレ J ー ) うまれたムササビが巣材あっ めをしているかど、つかは、わ 昼ま、リスは木の下にお か、づはい がつらゆうしん ちているシイやカヤの実 ・十ニ月中旬。おすとめすの きルうあい、一うどう を食べにやってくる。と求愛行動のけはいがあった。 きには、木の実をくわえ ・ニ月下旬。ダから雪。ひ す て巣へ運びこみ、えさと とばんじゅうムササビはでて してたくわえる。しかし、 こなかった。 4 っしよう ムササビは地上におちて いる木の実はけっして食 べす、えさをたくわえる こともしない ひる 4 がっしよしゅん がっ