不斗学のア丿レノヾム 93 メダカのくらし 著者 くさのしんじ 草野慎ニ ロ発行者 岡本雅晴 ロ印刷 株式会社精興社 ロ写植 株式会社田下フォト・タイプ 0 製本 中央精版印刷株式会社 ロ発行所 あかね書房 1 9 9 1 メダカのくらし 草野慎二 N D C 487 1991 年 2 月発行 電話東京 ( 3263 ) 0641 ( 代 ) 〒 101 東京都千代田区西神田 3 ー 2 ー 1 株式会社あかね書房 著者との契約により検印なし ◎ 1987 S. Kusano, printed in Japan I S B N 4 - 2 5 1 ー 0 5 5 9 3 - 0 54P 23X19Cm ( 科学のアルバム 93 ) 0 表紙写真 みすくさ 水草のあいだをおよぐメタ、、カ。上 2 ひきはおす、 ■裏表紙写真 下はめす。 ② ① ③ ④ ⑥ ①日でりつづきで、わすかにのこった水たまりに とりのこされたメダカたち。 すいめん ②水面にうくえさを食べるメダカ。 んらん ③産卵から約 10 日目。目が黒くなり血管がのびは しめたメダカのたまこ ④水底の落ち葉の下で冬ごしをするメタ、、カ。 ⑤タイコウチにつかまったメダカ。 ⑥レンゲのさくたんは、の水路をおよぐメダカたち。 ・扉写真 目より上についているメダカのロ。 0 目次写真 おなかにたまごをつけておよぐめすのメダカ。
くさのしんし 草野慎ニ先生 とうきよう 一九四二年、東京に生まれる。 一九六〇年、淵商業笋に業後、サ おく ーマン生活を送る。 しやしんか 一九七七年、義兄で写真家の栗林慧氏と共 せい気っせい 応崎に移る。翌年より、フリ ーの生物生 たいしやしんか 態写真家として活動をはしめる。以後、筬の リようせいるい 生物や両生類を主に撮り続けている。 ちよしょ 著書に「ジュニア写真動物記・カエル」 ( 平 凡社 ) 、「アメリカザリがニ」 ( 集英社 ) 、「ト ノサマガエル」 ( 偕成社 ) 、「みすべのいきもの」 ( 学習研究社 ) などがある。 現在、栗林慧自然科学写真研究所スタッフ。 現住所長崎県北松浦郡田平町下寺免七五九ー四 かつどう くりばやしさとしし
ウルメ ( 青森 ) メンザコ ( 岩手 ) ウルミゴ やま・かた みやき ( 秋田 ) ウノミ ( 山形 ) アソビザッコ ( 宮城 ) メザコ ( 福島 ) メザカ ( 栃木 ) メザッコ ( 茨城 ) ハョメッコ ( 群馬 ) メジャカ ( 千葉 ) ザコメンド ( 埼玉 ) メダカ ( 東京 ) チョン メッコ ( 神奈川 ) ウルメッチョ ( 新潟 ) ウキス ( 山梨 ) コメンジャ ( 静岡 ) メチャッコ ( 長野 ) ミミンジャコ ( 宀呈山 ) ウケス ( 岐阜 ) アトメンバ ( 愛知 ) イササ ( 石乢 ) コメンジャコ ( 福井 ) 名やかカ遊になうたし氏 ひギち値な名のち地ろよい ( 親 よナカ価びちと土いして博 ウキンコ ( 滋賀 ) コバイチョ ( 三重 ) のウのよたのろでれ ( 渡 カ , てのもれいのば , 馬 コマンジャコ ( 奈良 ) ンバイコ ( 京都 ) ダはし通どぞ , たよ〔 メメンジャコ ( 大阪 ) ドンバイ ( 和歌山 ) メカと」共字れにきくし資 ミミンゴ ( 兵庫 ) ネンハ ( 鳥取 ) メート そまてよ 0 るダ用〉一国 おかやま ひろしま あメ = 食全たろ。まれでた ( 岡山 ) ネンバチ ( 島楓 ) チリンコ ( 広島 ) ししたのらち地し も メイタン ( 山口 ) ビビ ( 香川 ) メメンチャ えひめ 、す各ま 上しにででむしし ( " ( 徳島 ) メタバヤ ( 愛媛 ) アプラコ 、以かうのんはで思っ ( 高知 ) ミザッコ ( 福岡 ) ザッコペ 0 むよたせカち , が ののつまダだてな名でか ( 佐賀 ) メメンジャ ( 長崎 ) メジャコ ( 大分 ) そイかりメ友っぴこをゾーナメ ( 熊本 ) ザコメ ( 宮崎 ) タカメンツ コなあびよよこな名 ( 鹿児島 ) タカバミ ( 沖綣 ) * メダカのなかまど分布 たんすいぎよ ほっかいどう とっぜんへん 會ヒメダカ。突然変異で、 メダカは、日本でいちばん月さな淡水魚です。北海道を しきそ くろ につ要んかくち からだの黒い色素がなく かんしようよう 池などにすんでいます。 のぞく、日本各地の水田や月丿 なったメダカ。観賞用と おな して亠冗られています。習 ? うせんはんとう 朝鮮半島や中国大陸、台湾でも、同しメダカがみられます。 性は、ふつ、つのメダカと せか、 かくめい かわりません。 メダカの学名 ( 世界に共通する名まえ ) には、「水田に すむひ栖のたきな魚」の意味があるように、水田地帯のす せいかっ はしょひろ みすみまで、その生活の場所を広げています。 カわしようリゅう メダカの祖先は、メコン川の上流にすむメコンメダカだ いなさく といわれています。大むかし、このあたりから稲作がはし すいでんひろ まったといわれ、水田が広がっています。このことからも、 いなさくちたい のカ カんけい メダカは、稲作地帯と深い関係があることがわかります。 らんせい 古くから日本にいるのは、卵生のメダカ一種類だけです。 0 0 ちゅう ) 一くたしリ そせん おおいた すいてん おお グッビー ( おす ) ようつ、つ 稚魚をうむタップミノー ( めす ) 稚魚をうむメダカのなかま グッビーやタップミノーは卵胎 生といって , おなかの中でたまこ をかえして , 稚魚をうみます。 グッビーは色がきれいなので観 賞用として , タップミノーはカの 幼虫 ( ボウフラ ) をよく食べるので 力をたいじする目的で , アメリカ からもちこまれて帰化しました。 タップミノーは「力をたやす」の 意味で , 日本名はカダヤシです。 につ一一人めい