ところが大雨になると、ため池やた みす んばの水があふれて、メダカたちが、 かわなか ーこ充されてしま、フことかあります・ そして、いたるところからはいりこ かわ でいりゅう 、つみ みす 〔ネ、 ( い、む水をあつめた川は、泥流となって海 へ流れこみます。 よわ このとき、海水に弱いため池やたん ばの生きものは、ほとんどそのまま死 んでしまいます。 ところか、メタカはど、つでしよ、フ。 うみなか げんき 海水に強く、海の中でも元気におよい まんちょう でいます。そして、満潮にのって、 までもどることかできます。 か一 ) 、つ うみ 會河口から一へ流れこん かわみす にこった川の水。 たいふ、つ ・台風による大雨のあと、 みす ため池やたんばから水 かわ があふれ、増水したⅡ にげおくれたメタカは、 この尼肌といっしょに 流されてしまいます。 ぞうすい おおあめ 力いすい 海水の中でも生きられるメダカ つよ おおあめ かいすい
えん . るい ひれから塩類がはいってきて 水分がでていく 、少量のこいえらから水分が 尿をだす はいってくる えんるい わずかな塩類は えらからもとり 0 いれる ひれから水分がはいってきて 塩類がでていく えんるい えさから塩類 をとる 大量のうすい尿をだす たんすいぎよ 淡水魚 * メダカのからだ 大量の海水を のむ えんるい えらからも塩類 / がはいってくる 口からのみこんだ塩 類はえらからだす かいすいぎよ 0 海水魚 さかな たんすい ふつう、魚は淡水か海水かのどちらかにすんでいます。そのため、 たんすいぎよ 力いすい *J よ 淡水魚と海水魚とでは、からだのしくみが正反対にできています。 では、メダカはなぜ、海の中でもおよぐことができるのでしよ、つか たんすいきょ みす 淡水魚は、ひれやえらから水がからだの中にはいってくるので、 この水を尿としてどんどんださなければなりません。また既は食 たいえき らようせつ べたえさから、一部はえらからとりいれ、体液のこさを調節します。 いつばう海水魚では、ひれやえらから恥がからだの中にはいっ てきて、からだの中の水分がどんどんでていってしまいます。から だに水分をおぎなうため、つねに海水を口からのみこみ、えらから を体外にだして、体液のこさを一定にたもっているのです。 たんすいぎよ みす しいかえれば、淡水魚のからだはつねに水ぶくれになるのをふせ かいすいぎよ だっすいしようたい ぎ、海水魚のからだはつねに脱水状態になるのをふせいでいるとい 、つことになります。 じつは、メダカには、この二つのしくみがからだにあるのです。 川でも海でも、元気におよぐことができるのはそのためです。 かわ このほか、 川と海をいききするサケやウナギ、ハゼなども、両方 のしくみをからだにもった魚として知られています。 わ なかすいふん 力いすい さかな 力いすい くち せいはんたい リようよ、つ
そうすい なカー 會増水で海におし流されたメダカか , 波まにゆられておよいでいます。 かわ みす なカー カ癶、めん 川の水が流れこんだ付近の海面は , / 、し、き えんふん 塩分がうすいので , メダカは平気 です。 ←波打ちぎわの浅いところで , ボラ の子 ( 底の方 ) といっしょにおよぐ メダカ。海の生きものであるフジ かいるい ッポや貝類も見えます。
はんしよく ルにの 8 まめ 5 7 月・繁殖がもっともさか 6 月・梅雨の季節。田植え くな姿え月 ま月 れす月・。 んになる。成長しためすの がはじまる。水温はそれほ らるが さんらん どさがらないが , プランク 群む ほとんどが , 産卵をする。 群む産え上 が上 てんてき はっせい のニよれ れ卵旬。 で旬 天敵のヤゴが , 少なくなる。 トンの発生が少なくなる。 幼当セくを おお すいらゆう 水中のえさも多い。 : ンめつ つ中は はな もチだく く旬四 じる 多鶚メつる りに分ぇ めと ーよ稚ち るえ・ ははの トう魚ぎ 中を め稚ちぐ 旬よ る魚 : ら の は食た マもル 産は 卵じ がめ はる るす な か 、厂 1- こっー て 0 ーの一 - つ 魚 : 210 ツ はか月。三、 ゅーン がなだ 繁 / な 殖 3 つは 期きて ー司か はくい おるが ろは そ、え ろ水こさ上 るま中 : 。だ旬 越蟲を旬 夂与がよは は度と・食た冬ゅ 化ヵる る後こるし る照 な下げそ り旬な 稚ら時し すいリよう おお 9 月・水量が少なくなるところが多い。たんば レし当 ) 鳥のえじきになるメダカがでるのも、この時期。 しようしゅん グア 2 cm っき のが十 5 十ニ度にあがる。メダカが活動しはじ すいせいこんらゆう 七度以下の日もある。水生昆虫たちも活動し める。夜は、 はじめる。 3 cm しようしゅん すいめん すいてい 1 2 月・ 1 月・ 2 月・水底で冬こ・しちゅう。天気のよい日 らルう すいおん 中に , 水温があがれば , 水面に姿をみせることもある。 てんてきすいせいこんらう あんしん 天敵の水生昆虫たちも , 冬ごしちゅうなので , 安心して 休むことができる。 すかた かつどう
こ、つどう れにのりながら行動するメダカの群れ / 月にすむメダカたちは、いつもれ 海れのゆるやかな」ー 物たま ぬま に頭をむけておよいでいます。水の流れがない渺や沼では、 吮を風おにむけています。なぜでしよう。 このようにしたはうが、流れてくるえさをみつけやすく さわな 食べやすいのです。はかの魚にも、同しことがいえます。 さかな 魚たちは、、つしろにむかっておよぐことができません。 うごかない水底の藻筑を食べるときでも、海れにむかっ て食べるほうが、からだのバランスをうまくとれます。 メダカはそれぞれ、すんでいる月川の規模に適した群れ よるやす を、つくります。そして、夜に休む場所を中心にして、そ の周辺を海れにのって、いききをしているのです。 なのせしダし性 のれつだメ転習 れぞ。いぎ い反の 流れす , よとて「通 のそまとおるつ」共 水 , ぎるてえか一 はよくつかむ魚 はでおっかをに / / 。ーち 3 中にをむ向れは たの由れにい方流れ カイし自流れのはこ に流れち 0 メタ向水にす 3 流たすす ①い髣②いま③カまで てき 0 む ロメダカの群れの 80 % はめす ちい 小さなメダカたちには , 天 敵がたくさんいます。 だか・ら , 子孫をたやさない ためにも , メダカは , たまこ をたくさんうまなければなり む ません。メダカの群れの 80 % はんし : くき力、ん がめすで , しかも , 繁殖期間 が長いのもそのためです。 かんおう ①メダカは魚の四冠王 メダカは、はかの魚たちにはみられない、すばらし のうリよく いとくちょうや能力をもちあわせています。 その一。メダカは、印本でいちばん小さな魚です。 成長もはやく、えさが豊富にあるところでは、わすか 四か月でおとなになります。 はんし - ・くきかん その二。メダカは、繁殖期間がいちばん長い魚です。 まいにち はんとし しせんなか 自然の中で、半年ちかくも毎日たまごをうみつづける さかな 魚ははかにいません。 その三。メダカは、ほかの魚たちとからだの割合で くらべたら、いちばんたきなたまごをうんでいます。 せんちょう メダカは、全長三・五センチメートルで、一 トルのたまごをうみますが、全長六十センチメー トルのコイでも、たまごは一・五ミリメートルです。 コイがメダカと同じ比驂でたまごをうむとしたなら、 ルのたまごを、つむ計算になります。 直径二センチメート おおさかな その四。メダカは、いちばんよび名が多い魚です。 でんけんさゆう はっせい そのほか、メダカは、発生や遺伝の研究をするうえ さかな せつな魚です。 でも、かかすことができないたい せいらよっ ん て さかな さかな さかな 0 せんらよう さわな
つよ 0 メダカは環境の変化に強い すいおん メダカほど , 水質や水温の変イヒに強い 魚はほかにいません。メダカはそれぞれ かんき一う の環境にあわせて , からだのしくみをす ばやくかえることができるのです。 かんたくち 海の水がまじる干拓地の用水でも , メ はんし一く ダカは繁殖することができます。真夏の みす 日ざしでぬるま湯のようになった水たま あさ りでも , 責夂に氷がはった浅い池の底で も , たえることができます。 かんき一う ようすい / イ / ん 畷綫ー かんかくきかん メダカの感覚器官は目のまわりにある りようがわ あたま ふつう , 魚のからだの両側には , 頭か かんかくきかん そくせん ら尾にかけて側線という感覚器官があり すいあっ さかな ます。魚はこれで , 水流や水圧 , 振動な どを感じとるのです。 ところが , メダカはからだの部分には そくせん たいそくせん 側線 ( 体側線 ) がありません。そのかわ そくせん そくせん り , 頭と目のまわりに側線 ( 頭部側線 ) 力、んかくきかん があります。脳に近いところに感覚器官 てんてき せつきん があるので , 天敵たちの接近をすばやく 感じとることができます。 そくせん 頭部に側線 がある 30 秒後。 めいしゅ メダカはからだの色をかえる名手 まっ黒なうつわにいれて黒っほくなったメ ダカ IO びきを , 白いうつわにいれました ( 上 ) 。 30 秒後には , 白いうつわにいた 10 びきと同じ 色に変色しました。 どんな魚でも , 環境にあわせ , からだの色 をかえることができます。環境がかわると , 魚の目の神経のはたらきで , 皮ふの中の色素 胞にふくまれている色素のっぷがうこ・きます。 これにより , からだの色がかわるのです。 なんしゆるい 色の変化の度合は , その魚が何種類の色素 胞をもっているかでちがってきます。 へんし人しはつ からだの色をかえる変身術は , 天敵の目を ごまかし , 身をまもるための手段です。 メダカ 体側線がない 体側線
おお よわさかな ちい 會メダカは , 小さな弱い魚です。大きな群れをつくるのは , ら身をまもるための , 自然があたえてくれたちえです。 カ癶、てき 外敵か
メダカは、水田や 水田のそばをれる」 池や沼などにすむ、 日本でいちばん 小さな淡水魚です。 メダカたちが、水の底 から顔をだしました。 もうすぐ春です。 いけぬま かお たんすいぎよ はる みすそこ おかわ
ひそかに一ダカをねらう敵 メタカたちにと「て、こ , てき ーカて な敵は、加、 重力亠 9 に、 まち、ぶせを - 、、一し〔る水生昆虫たちす。 鳥やたきな魚たちち 0 〔 てくれば、気配をすばやく感じ かくれたりする こともできます。ところが、ギ 、一ヤ、一「 0 ャは、水 0 底で、 落ち葉 0 ようになりすまして、 にます % ミスカマキリま、 かれ木 の小枝に変身して〔ます。 、、うして動かすに、 まち、ぶせ ' をされると、「〔気が「かすに
すいめん 會目よりも上にあるロは , 水面 上にういている食べものをと るのに , つこうよくできてい ます。 くち メダカは、雑食性の魚です。すきき しぜん らいかないメダカたちには、自然かあ たえてくれる食べものがたくさんあり しよくふっしつ ます。なかでも、植物質のアオミドロ どうふっしつ や、動物質のミジンコ、ボウフラなど をこのんで、よく食べます。 しよくふっしつ 植物質のえさをこのむアユや、動物 質のものしか食べないイワナやヤマメ にくらべると、医らいな 9 ものかないメ ダカは、食べるえさにはこまりません。 おかわようすいろ だから、メダカたちは小川や用水路 たち いけぬま のよ、つなせまいところから、池や沼ま おカ ひろ 21 ′んしよく ~ 面メで、広いはんいで繁殖できるのです。 、水る はな メダカの食事 ざっしよくせい さかな どうふつ