ムカゴ - みる会図書館


検索対象: 科学のアルバム ユリのふしぎ
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1. 科学のアルバム ユリのふしぎ

ムカゴにもヨード液をつけて みました。でんぶんがたくわ えられているので , むらさき 色にかわりました びきよう いろ えんない 円内は顕 會顕微鏡でみたムカゴの気孔。 ムカゴの鱗片も , 15 ページで きゅうこん みた球根の鱗片と同じような しくみをしていることがわか ります。 微鏡でみたムカゴのでんぶん。 16 ページでみたでんぶんのつ ぶとほとんどかわりません。 けんびき : う ←ムカゴからの芽ばえ。秋 , からこばれ落ちたムカゴは , つぎの年の初夏に , 球根と同 じように芽をだします。でも , 花をさかせるまでには , 2 ~ 3 年かかります。 わん

2. 科学のアルバム ユリのふしぎ

會育ちきったムカゴ。成熟すると , そとがわ 外側が茶色に色づきます。 リにつばみか ムカゴは、初夏、オニュ そだ 育ちはしめるころになると、葉のつけね にできます。ムカゴをつけるのは、ユリ のなかでもオニュリだけです。 ムカゴをたてに切ってみました。球根 おな と同しように、葉のようなものか重なり あっていることかわかります。 既鏡でのぞいてみると、気孔があり よす えき じまます。切り口にヨード液をつけてみると いろへんしよく 根っむらさき色に変色します。でんぶんがた しようこ くわえられている証拠です。 断重 このことから、ムカゴは葉のつけねに、 ゴん片 かた へんか カ珖鱗 小型の球根だとい 葉が変化してできた、 、つことかわかります・ だんめん せいしゆく ちゃいろ いろ くち ーしよか きゅうこん かさ きゅうこん

3. 科学のアルバム ユリのふしぎ

てや同 れ根と ら。球んす ちちゅう きゅうこん わんん オニュリは、球根からのびた地中の くぶてて たんのし 茎のまわりにも、ムカゴとよくにたも にでゴを コるカ・・形 、れを「そ、、「 " 、 1 。 ' ' ' ・キいムじのをつくります。葉のつけねにできた くべっ ムカゴと区別して、これをキゴとよん 鏡き気 でいます。 ん一自 ( キこ け日韭ーし をやし 面 , ま キゴをつくるユリはごくすこしで、 のたあ オニュリのほかは、数種だけです。 ゴみが キで孔 さゆうこんおな ムカゴもキゴも球根と同し性質のも の、つリよく 十 / を宀 / のですから、芽ばえる能力をもってい ていま ます。秋になって葉も茎もかれるころ、 いまき ちちゅう しめん のてでムカゴは地面に落ち、キゴは地中で冬 ゴれが キかい茎 をこし、翌年の初夏に芽をだします。 えい茎し しそん ばの・・新 ムカゴもキゴも、子孫をのこすたい め芽〔一年は ののら コえか せつな役目をはたしているのです。 キまん根 ひ : うめん あき す・、つー ) ゅ

4. 科学のアルバム ユリのふしぎ

/ 冫・オニュリのからだ , ののゴ しいます。地 くら、主キ特のもので、「ムカゴ」と、 は花す で . 、 , まま中の茎についている小さなかたまりは、 力しナ まのてか たもつな「キゴ ( 木子 ) 」とよんでいるものです。 かなあさ のうり 求やムカゴ、キゴにはどんな役目が たよなる 、の重あ きせつ あるのか、芽ばえの季節までさかのばり、 ・詩〃発 = 根ろうう 求、つよほ 生長をおいながらしらべてみましよう。 つほ、み はな ちゅう せいちょう うメ ) 講ょ 上根 球根 ( 鱗茎 ) 下根

5. 科学のアルバム ユリのふしぎ

3 ゅ」 雪におおわれた地面では、 オニュリのムカゴが根をおろし、 土の中では、 キゴや球根が芽を用意して、 芽ばえの季節を まっています。 なか っち きゅうこん きせつ じめん しよ、つ

6. 科学のアルバム ユリのふしぎ

不斗学のア丿レノヾム 94 ュリのふしぎ 0 著者 今井國勝 住発行者 岡本雅晴 印刷 株式会社精興社 0 写植 株式会社田下フォト・タイプ ■製本 中央精版印刷株式会社 ■発行所 株式会社あかね書房 〒 101 東京都千代田区西神田 3 ー 2 ー 1 電話東京 ( 3263 ) 0641 ( 代 ) 1991 年 2 月発行 いまいくにかっ N D C 479 今井國勝 ュリのふしぎ あかね書房 1 9 9 1 著者との契約により検印なし ◎ 1987 K. lmai, printed in Japan I S B N 4 - 2 5 1 - 0 5 5 9 4-9 54P 23X19Cm ( 科学のアルバム 94 ) ■表紙写真 キアゲハがやってきたオニュリの花 ■裏表紙写真 ① ④ ② ⑤ ③ ⑥ ①オ ②オ ⑤オ おうた / 、めん ⑥オニュリの葉の気孔 ( 顕微鏡写真 ) ニュリのつばみの横断面 ④オニュリの鱗片のでんぶん ( 顕微鏡写真 ) け人び ! : うしやしな ③オニュリの地下のようす ( 6 月ごろ ) ニュリの花とつは、み ニュリの茎にできたムカゴ オニュリの葉の気孔 ( 顕徹鏡写真 ) ■目次写真 オニュリのムカゴからの芽ばえ 扉写真

7. 科学のアルバム ユリのふしぎ

竃弩 地下の茎にできたキコ ( 右 ) とキゴの縦断面 ( 上 ) 。オニュリは、 地中の茎に数個のキゴを育てます。日光があたらないために 色素かできないのでしようか、キゴの色は白いままです。キ ゴを縦に切ってみると、ムカゴと同じしくみになっているこ とかわかります く」す、つこ みぎ しゅうたんめ /

8. 科学のアルバム ユリのふしぎ

* もくじ きせつ ュリの季節・ 2 オニュリのさくころ・ 4 花のしくみ・ 6 かふん もりあがる花粉・ 8 、しきなカたまり・ 2 4 床櫺のひみつ・ のびつづける芽・ 葉・茎のひみつ・ ムカゴ・キゴのひみつ・ 8 つばみのひみつ・ 花がちって・ オニュリのたね・ 芽はえないオニュリのたね・ あたら 新しいいのち・ 4

9. 科学のアルバム ユリのふしぎ

オニュリとコオニュリのたねを、実からと ひかリ りだしてしらべてみました。下から光をあて ねすると、中のようすかすけてみえます。 芽かでるもとになる「丕 月」か、コオニュー ニ・すのたねにはあるのに、なぜかオニュリのたね コろ黒 にはありません。これでは実を育てたねをま きちらしても、むだなことだったのです。 とっせんへん じつは日本の野にさくオニュリは、突然変 異でうまれ、実ができなかったり、できても そだ どん たねに胚を育てるしくみのないユリなのです。 ねま でも、オニュリは、たねにかわるいのちを きゅうこん みたやさない方法として、球根をはしめ、たく そだ オ胚 さんのキゴやムカゴを育てています。 らうおう カッ ) 芽ばえないオニュリのたね なか につばん よ、つよ、つ

10. 科学のアルバム ユリのふしぎ

あとがき のば さっえい しすおかけん 今から二十数年まえ、静岡県のある山を撮影のために登っているときでした。 ぐんせい しやめん 斜面に四十 5 五十本もさいていたでしようか、ヤマュリの群生をみつけました。 それが、わたしと野生ュリとのはしめてのであいでした。 こうげんうみべ かんどう あの感動がきっかけになり、高原や海辺などに、野生のユリの写真を撮るた ちか なんかい めに、何回もでかけるようになりました。ところがある日、家のすぐ近くにオ みちか ニュリかさいているのに気がっきました。そして、こんな身近なところにさく かんさっ かん リに、とても親しみを感しるようになり、観察をはしめました。 オニュリは、ふつうのユリとすこしちがっていました。たねができないこと や、たまにできたたねをまいても、芽ばえることがありません。また、ムカゴ 4 っしよう きゅうこんっち 地上の茎にできるふしぎなユリです。 という小さな球根が土の中でなく、 こうやっていろいろしらべているうちに、この一冊の本ができあがりました。 まいねん でも、まだたくさんのふしぎがあります。たねをつくらないのに、なぜ毎年 うんめい 花をさかせ、虫をよぶのでしようか。野菜としての運命をもっオニュリですが、 しぜんとうと わたしたちに花の美しさや自然の尊さを教えるためのメッセージでしようか。 おわりに、本書をつくるために、元神奈川県譫た物園園長の清水基夫先 ーしど、つ か′ルしゅう かた 生に監修と指導をしていただきました。また、そのほかたくさんの方がたにも も、つ せわ ノ、にかっ お世話になりました。心よりお礼を申しあげます。 今井國勝 オニュ すうねん ぼん うつく こころ やま やさい おし さつほん しやしん