たは葉そ素 みのパ緑 立鏡ュる・ 気気。微ニあ・つ 蟻顕オにの ・葉のつきかた オニュリの葉は、太陽の光が じゅうぶんにあたるように、お た力いか重なりあわないような 方向で、茎からでています。 かさ たいよ、つ い、を けんびきようしやしん 會オニュリの葉の気孔の顕微鏡写真 葉 の裏側に多くみられます。 うらカーわ オニュリの葉を 1 まいとってみました 水分や養分のり道になる葉脈が , 平 行にのびています。これは , たねから 芽ばえるとき , 子葉が 1 まいしかでて たんしようしよくぶつ こない単子葉植物の特ちょうなのです。 ←これに対して , アサガオのように , 子 葉が 2 まいでてくる双子葉植物の葉脈 は , あみ状になっています。 ようみやく すいふん ようみやく そうしようし : くぶつ
・′・ , て ! うア第ら、冫ワい みな 葉でつくりだした養匇をつかって、オニ 微き規 け日 ュリの茎はどんどんわにのびていきます。 をが くき ほかのユリの茎は、みどり色をしていま くき くろ の策。す。ところがオニュリの茎は黒っぱい色を い茎管す の、維ま していて、まわりが白いわた毛につつまれ ュたで ニしん オまらて保護されています。 ノ \ き 茎をななめに切って、中のようすをしら みずよう。んはこ べてみましよう。水や養あを運ぶ管のたば 花ます いカんそく 、小」ッてノ \ ( 維管束 ) が不規則にならんでいます。この サとい グをで たんしよ、つしよくぶっとく イ蔀んならびかたも、単子葉植物の特ちょうです。 ョ以心ら ツル中な オニュリの球からの芽ばえは、たねか マのて オい茎っ ー ) し玉、つ かす オならの芽ばえとちかい、子葉の数をたしかめ よ、つみやく いカんそく 物ぎ輪 られません。でも、葉脈や維管束のようす よ葉策に たんしようしよくぶつ 子ん管う から、単子葉植物であることがわかります。 はな おうだんめん よ、つ」ん しろ なか
* 分身をつくって子孫をのこす と かそにい質 い胞ご。新胞性 い胞細ます 3 細る 娵細のたまたい。 のす , めれてす 殖すめとじかつま お ( うはわ分も せ 性 ( ごあをきのわ 有ん粉まで」裂と方襁 0 か花たが読分の両が でんるも , っ がせすががけす 胞ま冖裂新胞けうで 。田り・試〈刀、田・こ のあがのい質胞だ 殖すか胞辛糸く 也めと細るたい とこらにいれて む 無すうかきてかれ おあだとつわ分が 0 生物カレンダー 慮の胞には、どれも親とまったく同し おな った 性質だけが伝わっています。同じことがサク ひんしゅ ラの品種、ソメイヨシノにもい、えます。ソメ イヨシノはたねからでなく、さし木やつぎ木 おな でふやすからです。だから同じ条件で栽培す 力しカ おな ると、どれも開花の時期が同しです。 むかしの人びとは、オニュリやソメイヨシ 力し」カレ」強、 ノの開花時期をみつめて季節のうつりかわり しゅんび を知り、農作業の準備などをしました。 0 せいぶつ 0 来んしん のうさぎよう ひと 0 めすおすめすおす きせつ し そ しようけん たねをのこさすにでふえるという生質は、どう てき して栽培に適しているのでしよう。 花をさかせる植物は、ふつうおしべの花粉と、めし っー ) ょにな べのつけねにある子房の中のたまごとかい じゅせい ゅ、っせい って、つまり受精してたねをつくります。これを有性 廿一いしよく 生殖とい、 します。 これにたいして、親のからだの一部がはなれたり変 化したりして分身をつくる植物もあります。 たとえばイチゴはランナーとよばれる長い枝をのば し、はなれた場所にあたらしい身をつくります。ュ リやダリヤ、ジャガイモなどお穢物とよばれる植物 は、鱇茎や根、地下茎などに養をたくわえて分身を むせいせいしよく つくります。これらを無生生殖とい、 します。 しそん むせいせいしよく ゅうせいせいしよく では、有性生殖と無性生殖では、子孫にうけつがれ る生質にどんなちかいかあるのでしよう。有陸生殖で しそん かふん 育った子孫は、花粉とたまごの両方の性質をあわせも っことになります。だから、代を重ねるごとに、うけ そだ 気んしん しよく」小っ お しよくっ リようほうせいしつ かさ ゅうせいせいしよく えだ
とうきようとめぐろく 一九三八年、東京都目黒区に生まれる。 どうしよくぶつ きようみ 小学生のころから動植物に興味をしめす。 とざん あいちゃく 高校時代より登山をはしめ、高山植物に愛着 朝今をおばえる。 一九七四年、十五年間のサラリ ーマン生活 みねこうげん えいぎよう ののち、長野県霧峰高原で山小屋を営業し しせんしやしん ながら、植物および自然写真を撮りはしめる。 一九七七年、長野県の原近くに移り ふうけいしやしんさっえいかつどう 住み、主として山野草や風景写真の撮影活動 カくしゅう 力がくざっし 学習、科学雑誌、コマーシャル関係などに、 0 。、 1 ) 《 . ・ ! 燾、多数の写真を発表して〔る。 王「所長野水内郡信濃町坂当一一 、、まし、
きゅうみん ・ヒガンパナの休眠 きルうみん ヒガンバナも球根で休眠する植物ですが , ほ ! ゆうこんし一くつ かの球根植物とそのくらしかたがずいぶんち きルうこん がっています。夏のおわりごろに球根から茎 ひかん はな だけをのばし , 秋の彼岸のころに花をさかせ おお ます。花がちると葉をのばし , 多くの植物が かれてしまう冬のあいだ , あおあおした葉で 光谷成をして , つくった養分を球根にたくわ △冬 , あおあおとした葉をしげ えます。そして春になると葉がかれて , 球根 らすヒガン / ヾナ。 球 : きけうみん は休眠にはいります。 はな はる はる き火 はる ュリにとってお穢は、子孫をのこす方決の一つでした。 と同時に、お穢はユリが冬越しするために休している 姿でもあるのです。 しかし、は親と同し性質しかもっていないのです しようけん ぜんふ から、わるい条件にであったとき、いちどに全部が死ん きけん でしまうという危険があります。その危険から身をまも るために、慮にはふしぎな性質がそなわっています。 ちちゅうふか 地中深くもぐる 秋、葉や、お根がかれると、穢は境の変化のす くない地中で木こまいります。求慮ま木中にふしぎ な動きをしています。寒さやかんそうから身をまもるた めに、下根が球を地中深く引きすりこむのです。 ちしよう いつば、つ、地上に落ちたムカゴは、 たいそぎで根をだ ちらゆう し、その根に引きこまれるよ、つに地中にもぐります。地 ひょうちか さむ 表近くでは寒さやかんそうにさらされるからです。 地表近くにできたキゴは、雨や飃で土がけすられたり すると、むきだしになり死んでしまいます。そこでやは すがた さむ
C 動物 0 植物 全 100 巻 ( 十別巻乙巻 ) たねから ②モンシロチョウ ⑩アサガオ ⑤ライオン たねまで ⑩食虫植物のひみつ ⑦アリの世 界 ⑧ニホンサル ⑨カプトム シ ⑩野生ウマの生活 ヒマワリのかんさつ 全 ⑩イネの一生 ⑩カエルのたんじよう ⑩アカトンボの一生 ' 76 国 ⑨高山植物の一年 生 ⑩海のさかな の サ学 ⑩セ ン校 ①サクラの一年 ウ ⑩野生ゾウの世界 のアゲハチョ ケ図 ⑩へチマのかんさつ のミッパチのふしぎ ⑩カニのくらし イ書 ⑩サポテンのふしぎ ⑩いそべの生物 ①トノサマバッタ 児館 ⑩リンゴくたもの ⑩ニホンカモシカ ①クモのひみつ のひみつ 童協 ⑩ックシのかんさつ ⑨サンゴ礁の世界 ⑩アシナガバチ 出議 貝 ①キノコの世界 @海の ⑨カマキリのかんさつ ①たねのゆくえ ⑩ムササビの森 ①鳴く虫の世界 文推 ⑩コケの世界 まゆから ⑩カタッムリ ①カ まゆまで 化薦 @ジャガイモ ⑩モリアオガ工ル ①テントウムシ ⑩工ゾリスの森 ①植物は動いている ⑩クワガタムシ 大基 シカのくらし ⑩水草のひみ ⑩カミキリムシ つ 賞本 ⑩ネコのくらし 紅葉のふしぎ ⑩ホタル光のひみつ 受図 ⑩ヘビとトカゲ ⑨ムギの 生 ⑩オオムラサキ ⑩高山チョウのくらし ⑩森のキタキツネ ⑩ュリのふしぎ 、、色と形の ⑩サケのたんじよう ①昆虫のふしき ⑩ドング リ ひみつ ①ギフチョウ @花の色のふしぎ ①コウモリ ①水生昆虫のひみつ ⑩カメのくらし ・天文 ⑩メダカのくらし ①月をみよ ①ヤマネのくらし ④星の 生 ⑩ペンギンのくに ⑩ヤドカリ ⑩太陽のふし ぎ ⑩シラサギの森 0 地学 @星座をさがそう タンチョウの四季 惑星をみよ ③雲と天気 ⑩わたり鳥のひみつ ⑩星雲・星団をみよう ⑥きようりゆう ⑩ライチョウの四季 ほうき星 ⑩彗 星 ⑩しようにゆうどう探検 ①ッパメのくらし び ) ひみつ 生 ⑩惑星の探検 ⑩雪の ⑩たまごのひみつ ①流れ星・隕石 ⑩火山は生きている ⑩ウミネコのくらし ⑨水めぐる水のひみつ 朝フクロウ 塩海からきた宝石 ⑩カラスのくらし ・別巻 ⑩氷の世界 ⑩キツッキの森 夏休み昆虫のかんさつ 夏休み植物のかんさつ ⑩鉱物地底からのたより ⑩モズのくらし 四季のお天気力、んさつ 少漠の世界 ⑩ハヤプサの四季 四季の野鳥かんさつ 科学のアルバム
はな みせかけの花びら ( がくが変イヒしたもの ) しゅせい 0 オニュリの花のしくみ 0 受精のしくみ 花粉管が子房の中のた まごにたどりつくこと せいしよく によって , ニつの生殖 さいーーう 細胞がであいます。 花粉 かふんかん * ュリの花のひみつ ; 房 花びら かふんかん 花粉管 ↑花柱 ちゅうレャっ ↑柱頭 ー花累 ーやく おしべ めしべ かふん力、ん オニュリは花をさかせるのに、たねをのこし ません。なぜでしよう。そのなぞをとくために、 ます花のしくみをしらべてみましよう。 はなやくめ 植物にとって、花の役目はたねをつくること です。たねをつくるためになくてはならないの は「おしべ」と「めしべ」です。つまり花の本 体はおしべとめしべです。 おしべの先には花粉がはいっている「やく」 があります。ュリのやくは、おしべのえ、「花 テイしがた た《粉糸」にたいして字形についています。たねが しカ花 6 リできるためには、やくからふきだした花粉が、 をユ 管ニめしべにつかなくてはなりません。これを受粉 粉オ やくめ 花コ 昆虫などがその役目をしてくれます。 虫に運ばれてきた花粉がめしべの頭につくと、 かふんかん 花粉から花粉管がのびて、めしべのもとにある 子房にむかっていきます。子房の中にはたまご かふんかん かあります。花粉管がたまごにたどりつくと受 しよくぶつ こんちゅう さき あたま
がた ・さかずき形 上をむいてさく。 さすスカシュリ、ヒメュリ、 のま イワュリなど。 のあ さえっ のは四 0 一 , 」自に 0 みせかけの花びら ュリのほかにも " がく " が変イヒした , みせかけの花び しよくぶつ らをもつ植物が , たくさんあります。チューリップや アジサイ , アヤメのなかまもそうです。総苞という , はなあっ 花の集まりを保詆する葉の一種が変化して , 花びらの しよくぶつ はる しつけ・ん ようになった植物もあります。春 , 湿原にさくミズバ ショウやザゼンソウなどがそうです。 V ミス・ノヾショウ マガクアジサイ はな はな つつ形 ( ラッパ形 ) 横をむいてさく。 テッポウュリ、ササュリ オトメュリなど。 がた 精がおこなわれ、たねが育ちはしめます。 では、花びらはなんのためにあるのでしよう。 ほんた、 その一つはの本依、つまりおしべやめしべを とお やくめ 保護する役目です。そしてもう一つは、遠くか らでもめだっ色や形で、花粉を運んでくれる鱶 虫をさそ、つ役目です。 そとがわ ュリの花びらは正確には三枚でしたね。外側 へんか の三枚は、「、 かく」が変化したみせかけの花び らです。このようなみせかけの花びらをもって いる植物は、ユリのほかにもたくさんあります。 しよくぶつ ろ、つと形 つつ形より花が開いて、 横むきにさく。 ヤマュリ、サクュリなど。 せいかノ、 0 つりがね形 そとがわ 花びらが外側に強くそり か、んり、下むきにさく。 オニュリ、カノコュリなど。
ばいたい 0 三倍体の植物 ーまいたい ュリのほかにも , 染色体の数が三倍体にな きゅうこんしよくぶつ っている植物があり , 球根植物のなかまに おお 多くみられます。オニュリといっしょに日 った 本に伝えられたヒガンノヾナも , やはり三倍 こんらゆう 体で , 花に昆虫がやってきてもたねはでき ません。 0 ュリのなかまのいのちののこしかた はうはう ュリのなかまはどのような方法でいのちをのこして だいひょうてき いるのでしようか。代表的なユリでしらべてみまし はうはう た。〇はその方法でいのちをのこせます。 せんしよくたい 球根 はな 方法たねキゴムカゴ 〇 しゆるい 種類 オニュリ コオニュリ〇 テッポウュリ〇 スカシュリ〇 ヤマュリ〇 ( 分主求 ) 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 なかせんしよくた、 受精することによって花粉の中の染色体とたまごの中 せんしよくたい の染色体がであい、びったり重なりあったときに、はし めて紐胞の裂がはしまります。ます二つに、そしてさ らに四つに裂がすすみ、おす、めす両方の性質をあわ せもったたねが育ちはしめるのです。 ところがオニュリの染色体は三俶といって、対にな 一カ カふんかん る数ではありません。花粉管がたまごにたどりついて花 かさ せんしよくたい 粉とたまごの染色体が重なりあったとしても、やはり対 の数にはならす、紐の裂がはしまりません。これで 」しゅ、小′ん たす は昆虫の助けをかりて受粉したとしても、オニュリはた そだ ねを育てることができないわけです。 オニュリももともとは二儒体で、たねを育てていたは すです。おそらく瓏壜の変化などで、突然、染色体に ちゅうこくたいり しよう 常があらわれたのでしよう。その証拠には、中国大陸に はえているオニュリの中に、ちゃんとたねができるもの しせん もありますし、日本海にうかぶ島、対馬に自然にはえて いるオニュリは二で、でもりつばにたねを育てつ つけています。 かす こんちゅう 一一ほ′ん力し かさ しよう、】 そだ
あ オ 身み ユ 分オオ オ ユ リ 身ん カく ユ ま の をユ と ユ リ 花な き リ も 人ん つリ を る の くの に 月 ; 球た 54 ひーっき て 根ぇ ね み てた 41 カく よ や つ 子し道発 孫 っ ム で カ き 46 を 42 コ な 52 キ わ ゴ け 50 48 もとおおふなし当、ぶつえんえんら ' う 元大船植物園園長 かん しみすもとお 修 / 清水基夫 、っ ななお 構皮 / 七尾純 もぎみわこ へんしゅうきようリよく 編集協力 / 茂木美和子 みしまみつはる イラスト / 三島三治 むかいなかまさ わたなべようじ 渡辺洋二 しやしんていきよう ななおきかく 写真提供 / 七尾企画