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検索対象: 科学のアルバム ライチョウの四季
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1. 科学のアルバム ライチョウの四季

」、ゆ : よね ↓冬羽のオスとメスの区別。オスはとさか ちい が赤く大きい。メスは小さくめだたない もの ・四季によってちがうライチョウの食べ物 春雪の下から出たえだの冬芽を食べる おお がよで 形たん るる 秋はれれ ら 2 夂、らら とうが △ダケカン / ヾ △ミヤマ / 、ンノキ こうざんしよくぶつ 夏いろいろな高山植物の花や葉を食べる は はな △シナノキン / ヾイ △チングルマ 萩嵩山植物の実やかれ葉を食べる △クロマメノキ △コケモモ ふゆじようりよくしよくぶつ 冬常緑植物のかたい葉を食べる は △コメ / ヾツガサクラ △ガンコウラン

2. 科学のアルバム ライチョウの四季

おやどり , 1 ひなは、親鳥にみまもられながら、一 ある こち 印しゅうせっせとえさを食べ歩き、どん しゅうかん どん成長をつづけます。わすか三週間ぐ らいで、ちょっとした距離ならとべるよ ・ = 、《ダ、つになります しかし、日がたつにつれ、メスがつれ すく かす て歩くひなの数は、少なくなっていきま てんてき す。きっと天敵のえしきになってしまっ たのでしよ、つ。 、生きのこったひなたちは、こうして天 しぜん せいちょう 敵のすがたをおばえ、自然のきびしいお 巣の中で死んだひな。わか鳥まで成長を は 2 など一り・ てき かすすく つづけるひなの数ま少よ 母鳥が敵に きてにしたがいながら、じぶんでじぶん おそわれ、 ~ 果にかえらないこともある の身をまもることをまなんでいくのです。 どり ひなの成長 てき せいちょう せいちょう きより てん

3. 科学のアルバム ライチョウの四季

くち しよくぶつ みしか 植物の芽や実をつ ロばし短く てじようご。 かたら いばむのにてきした形。こうげきするときの 武器になる。 とさかオスにとくに発達していて , はんし あか ふゅーよね か よく期には赤くふくらむ。冬羽のオスとメス を区別するしるし。 はね いろ 季節で変化する羽 まわりの色にあわせて , なつばれ ふゆはね はね 夏羽と冬羽と色がちがう羽にはえかわる。保 蕓色。 らようきより 力のつよいつばさ 長距離はとべないが , っ ばさの力はつよい。 身をまもる武器につかわ れる。メスは , つばさのあいだにひなをだい てまもる。 はったっ いろ ニ : ロ らから らから つめじようぶでするどい った雪の上でもすべらない 0 ライチョウのからだ ( オス ) っちゅき あし大きくてじようぶ。土や雪 をほるのにてきしている。毛のは 雪の中にしすまない。 えたゆびは , おお うえ け なか

4. 科学のアルバム ライチョウの四季

てんてき ・ライチョウの天敵キツネ。なま肉を 食べるけものたちにとって、ライチ ョウは、とくべつのごちそ、つ。 ぎ傷 そら ライチョウの敵は、空からだけではあり ません。キツネ、テンなどが、しげみにか くれ、こっそりとしのびよってきます。 ちじよう 地上をどこまでもおいかけてくる敵から ひなをまもるために、メスは、ときにはす て身のたたかいをいどまなければなりませ てき ん。ひなをさがす敵のまえにわざとすがた をあらわし、おおげさにはねをひきすり、 からだをよしり、きすついたふりをします。 てき 敵かひなから目をそらし、メスをおいか けてくると、ひなと反対の方向にかけだし、 てき ひなから敵をとおざけてしまいます。きす しよう しいます。 ついたふりをすることを、ぎ傷と ) しよう てき はんたい ほ、つ ) 、つ てき

5. 科学のアルバム ライチョウの四季

ひなのたんじよう こうざんしよくぶつ 高山植物がいっせいに花をさかせる夏、 をあちこちの巣で、ライチョウのひながたん ひなたちは、たまごからかえると、にわ とりのひょこのようにすぐ巣をとびだし、 しぶんでえさを食べはしめます。 こうざんしよくぶつきいろ えさは、まだやわらかい高山植物。黄色い 花のシナノキンバイ、白い花のチングルマ。 おやしんばい 当ひなたちは、親の心配をよそにピイピイ ある ャ参なきながら草のかげを歩きまわり、せっせ こうさん 高山のおを烱。七月にはいると、立山 れんーう こうざんしよくぶつ とえさをついばみます。 連峰一は、色とりどりの高山植物が きいろ おやどり ある さきみだれるお花畑となる。黄色のを 歩きっかれると、親鳥のつばさの中にも はシナノキンバイ。 ぐりこんでぐっすりやすみます まよ要たけ しろ なか なっ

6. 科学のアルバム ライチョウの四季

はっゆき 山石かげでたたすむライチョウのわか鳥。は 山は初雪 ゆき じめての雪をむかえたわか鳥たちは、きび やまざと しい寒、さにとまどい、山石かげにたたすむ。 山里に、ススキのほが白くひらく秋、 こうざん 高山の岩はだに、みぞれがふきつけます。 ゆき やま 白く雪げしようをしたアルプスの山なみ。も、つ がはしまったのです。 山里はススキのほがひらく秋の季節。 さむ ほかの生き物たちが、寒さをさけて山 をくだりはしめたのに、ライチョウだけ 〈 4 は、の山にのこります ある いままで、ばらばらにえさを食べ歩い しにたライチョウたちは、したいに群れをつ くり、日かよくあたる薩のしゃ面にむか 「てをはしめます。 ライチョウのからだに、白い羽かふえ こ、つ - さん しろゆき てきました。まっ白い雪の高山でもめだ しろ たないように、白い羽にかわるのです しろ さむ どり どり やま もの はね しろ しろ はね あき やま

7. 科学のアルバム ライチョウの四季

おお ( ~ 夏は、多くの動物たちのはんしよく期です。 ・当 2 ほかの動物の親たちも、巣にまっている子ども にち やま たちのために、一日しゅう山をかけまわり、え さをあ「めます。 こうざんしよくぶつ せの低い高山植物のあいだを歩きまわるライ そら たか チョウのひなは、高い空からイヌワシにねらわ れ、しばしばそのえしきになります。 ひなをまもるのはメスのやくめです。イヌワ ライチョウの敵イヌワシ。左は すた ちか みき おと かぜ 巣立ちが近いひな、右はヤマト おや シのつばさか風をきる小さな音をききわけると、 リの肉を食べるメス親。巣は高 ごえ し木の上につくる メスはなき声をあげます。 てんてき クワッ、クワッ、クワッ。 ハイマツの中から天敵をけいカ ごえ いするライチョウのオス。なわ メスのなき声をきいたひなたちは、あわてて ばりをまもっていたオスは、ひ くさ ちか なか、つまれるころには、宀豕族か せいかっ 近くの草の下に、もぐりこんでかくれます らはなれて生活する ひなをまもる なっ どうぶつ

8. 科学のアルバム ライチョウの四季

0 あどがき 日本アルプスのどこか に、ライチョウかいるとは聞いていました。そのライ めまえよこ ゅう チョウが、わたしの目の前を横ぎって、タやみのせまるハイマツの中に消えて であ かんどう やまごや いったのです。本物のライチョウに出会った感動で、山小屋にもどっても、し ばらくは胸がドキドキして落ちつかなかったのをおばえています。 がくせいじだい なつやまとざん 学生時代の夏山登山のその日以来、わたしは、ライチョウをたすねてなんど たてやまれんばうのば も立山連峰を登りつづけてきました。 しかし、ライチョウたちには、わたしのことが気になるのでしよ、フか。なか まえ しぜん なかわたしの前に自然のままのすがたをみせてはくれませんでした。 そんなある日、一羽のイヌワシが、とっぜんライチョウをおそい、峰を越え て運びさりました。一瞬のことなのでしようが、わたしの耳の奥には、はげし はおと こえ い羽音と鳴きさけぶ声がいつまでもこだましつづけました。 ふと気つくと、静まりかえったタぐれの中で、なかまのライチョウたちがな にごともなかったよ、つに、またえさを食べはじめていました。このとき、はし きりさめ めてライチョウのほんとうのすがたをみたような気がしました。そして、霧雨 かん の中で、さわやかななにかが、ひろがるのを感していたものです。 みぎたかひでおみ 右高英臣 むね ほんもの しゅん ゅう みみおく なか みね

9. 科学のアルバム ライチョウの四季

からだについたしずくをふりはらうオス きせつ やま 季節のかわりめをむかえた山は、つめた 」り おお あめ い雨と霧につつまれる日が多くなる。 こうざん ←高山のタぐれ。谷からふきあげた雲を、 ゅ、つひ 夕日がオレンジ色にそめる。 ゅう こうざんしよくぶつはな 高山植物の花がちりはしめる八月のな こうざんあき かごろ、も、つ ~ 咼山は秋。 かわりやすい山の気は、一印にいく あめ どとなく山につめたい雨をふらせ、山を 」り・ 霧ですつばりとつつみます。 ふゅ ライチョウたちは、やかてくる冬にそ なえ、せっせと食べ物をあさります。 ひなたちも、もうす「かりたきくなり、 ふゅ はしめてむかえる冬にそなえて、いっし しよく . じ ようけんめい、食事をします。 やま もの がっ やま