高山植物 - みる会図書館


検索対象: 科学のアルバム ライチョウの四季
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1. 科学のアルバム ライチョウの四季

ひなのたんじよう こうざんしよくぶつ 高山植物がいっせいに花をさかせる夏、 をあちこちの巣で、ライチョウのひながたん ひなたちは、たまごからかえると、にわ とりのひょこのようにすぐ巣をとびだし、 しぶんでえさを食べはしめます。 こうざんしよくぶつきいろ えさは、まだやわらかい高山植物。黄色い 花のシナノキンバイ、白い花のチングルマ。 おやしんばい 当ひなたちは、親の心配をよそにピイピイ ある ャ参なきながら草のかげを歩きまわり、せっせ こうさん 高山のおを烱。七月にはいると、立山 れんーう こうざんしよくぶつ とえさをついばみます。 連峰一は、色とりどりの高山植物が きいろ おやどり ある さきみだれるお花畑となる。黄色のを 歩きっかれると、親鳥のつばさの中にも はシナノキンバイ。 ぐりこんでぐっすりやすみます まよ要たけ しろ なか なっ

2. 科学のアルバム ライチョウの四季

ハイマツのえだの下でやすむメス。ハイマツは、 てんてき ライチョウを天敵からまもってくれる。 こうざんしよくぶつ こうさんしよくぶつ ←高山植物の芽をついばむメス。高山植物の新芽は、 はる ライチョウのまちにまった春のごちそ、つ。 した しんめ 春はもうすぐ 四月、あれくるったふぶきがな りをひそめ、韜颶は一歩一歩、南 颶に山をあけわたします。 ゆき さらさらしていた雪が、あたた かぜ かい風にふきつけられて、ざらめ ゆき 雪にかわります。 ゆき ゆるんだ雪の下から、ふくらん ( オノイマツのえだが、 だ新芽をつナこ、 ゆき おもい雪をはしきとばします . 。ば じめん つかりとあらわれた地面からは、 こうざんしよくぶつ 高山植物が芽をふきはしめました。 ゆき 雪どけがはしまったのです。 しんめ かっ した

3. 科学のアルバム ライチョウの四季

」、ゆ : よね ↓冬羽のオスとメスの区別。オスはとさか ちい が赤く大きい。メスは小さくめだたない もの ・四季によってちがうライチョウの食べ物 春雪の下から出たえだの冬芽を食べる おお がよで 形たん るる 秋はれれ ら 2 夂、らら とうが △ダケカン / ヾ △ミヤマ / 、ンノキ こうざんしよくぶつ 夏いろいろな高山植物の花や葉を食べる は はな △シナノキン / ヾイ △チングルマ 萩嵩山植物の実やかれ葉を食べる △クロマメノキ △コケモモ ふゆじようりよくしよくぶつ 冬常緑植物のかたい葉を食べる は △コメ / ヾツガサクラ △ガンコウラン

4. 科学のアルバム ライチョウの四季

の集畆生がおわりにちかづいたライチョウの群れ。 あわい春の光をあびて、高山植物のわかをついばむ。 おだやかにみえるこのれも、はんしよく期をまぢかに ひかえて、オスどうしのこせりあいカくりかえされる

5. 科学のアルバム ライチョウの四季

* 氷河期ど - フィチョウ そうげんしんりんなかせいかっ ライチョウのなかまは、ほとんどが草原や森森の中で生活しています。日本 こうざん アルプスのライチョウは、なぜ高山にすむようになったのでしよう。 じだい さむきこう につんひょうが 日本に氷河がみられた寒い気候の時代には、日本アルプスのライチョウも、 へいちせいかっ 平地で生活していたにちがいません。 さむ ちきゅう ところが、地球の気候がだんだんあたたかくなるにつれて、寒さにあうからだ どう きた ちほう つきのライチョウたちは、おわれるように北の地方に移動していきました。 ちはうおお ほっきよくけんちか 今でも、ライチョウのなかまか北極圏に近い地方に多いのは、そのためです。 どう どう こうざん きた しかし、北への移動のかわりに、寒さがのこっている高山へと、高さの移動 をしたものがいます。そうして生きのこったライチョウ、それが印本アルプス にいるライチョウたちです。 こうざん ルふきんをさ力し 、 ) に、針葉樹 印本アルプスの高山は、ばっ二千五百メート こうざんそうげん ひく しんりん の森林から、せたけの低いハイマツなどがはえる高山草原にかわります。 き、」、つ しよくぶつ ほっきよくけんちか こうざんそうげん やまちょっじよう く、この高山草原は、植物も気候も北極圏近くの草原によ 山の頂上までつづ ふゅ い」ほ , ん くにています。日本アルプスのライチョウが、冬でもほば二千四百メートル きた ちほうそうげん こうざんそうげん きんまでしかおりてこないのは、高山草原が、北の地方の草原とおなしように、 そうげん ひょうがき 氷河期の草原とにているからでしよう。 こうざん さむ ひょうがき 氷河期のきびしい寒さがのこっている日本アルプスの高山、そこでひっそり さむ せんひやく 」ほ . ん せんひやく そうげん しんようじゅ い ~ ほーん

6. 科学のアルバム ライチョウの四季

・動物 ・虫 ・植物 全 100 巻 ( + 別巻乙巻 ) たねから ②モンシロチョウ ⑤ライオン ⑩アサガオ たねまで ⑦アリの世 界 ⑧ニホンザル ⑩食虫植物のひみつ ⑨カプトム シ ⑩野生ウマの生活 ヒマワリのかんさつ 全 ①イネの一生 ⑩アカトンボの一生 ⑩カエルのたんじよう ' 76 国 ⑩高山植物の一年 の 生 ⑩海のさかな サ学 ⑩セ ン校 ①サクラの一年 ウ ⑩野生ゾウの世界 のアゲハチョ ケ図 ⑩へチマのかんさつ のミッパチのふしぎ @カニのくらし イ書 @サポテンのふしぎ ⑩いそべの生物 ①トノサマパッタ 児館 ⑩リンゴくだもの ⑩ニホンカモシカ ①クモのひみつ のひみつ 童協 ⑩ックシのかんさつ ⑨サンゴ礁の世界 ⑩アシナガバチ 出議 ①キノコの世界 @海の貝 ⑨カマキリのかんさつ @たねのゆくえ ⑩ムササビの森 ①鳴く虫の世界 文推 @コケの世界 まゆから ⑩カタッムリ ⑩カイコ まゆまで 化薦 @ジャガイモ ⑩モリアオガ工ル ①テントウムシ ⑩工ゾリスの森 ①植物は動いている ⑩クワガタムシ 大基 ①シカのくらし ⑩カミキリムシ 水草のひみ つ 賞本 ⑩ネコのくらし 紅葉のふしぎ ⑩ホタル光のひみつ 受図 ⑩ヘビとトカゲ ⑩ムギの ⑩オオムラサキ 生 ⑩高山チョウのくらし ⑩森のキタキツネ ぎ ⑩ュリのふし 、、色と形の ⑨サケのたんじよう ⑩昆虫のふしき ①ドング リ ひみつ ①ギフチョウ @花の色のふしぎ ⑩コウモリ ①水生昆虫のひみつ ⑩カメのくらし ・天文 ⑩メダカのくらし ・鳥 ①月をみよ ①ヤマネのくらし ④星の 生 ⑩ペンギンのくに ⑩ヤドカリ ⑩太陽のふし ぎ ⑩シラサギの森 ・地学 @星座をさがそう のタンチョウの四季 ⑩惑星をみよ ③雲と天気 ⑩わたり鳥のひみつ つ ⑩星雲・星団をみよう ⑥きようりゆう ①ライチョウの四季 星ほうき星 ⑩彗 ⑩しようにゆうどう探検 ①ッパメのくらし のひみつ 生 ⑩惑星の探検 ⑩雪の ⑩たまごのひみつ ①流れ星・隕石 ⑩火山は生きている ⑩ウミネコのくらし ⑩水めぐる水のひみつ @フクロウ ⑩塩海からきた宝石 ⑩カラスのくらし ・別巻 ⑩氷の世界 ⑩キツッキの森 夏休み昆虫のかんさつ 夏休み植物のかんさつ ⑩鉱物地底からのたより ⑩モズのくらし 四季のお天気力、んさつ ①砂漠の世界 ⑩ハヤプサの四季 四季の野鳥かんさつ 科学のアルバム

7. 科学のアルバム ライチョウの四季

おお ( ~ 夏は、多くの動物たちのはんしよく期です。 ・当 2 ほかの動物の親たちも、巣にまっている子ども にち やま たちのために、一日しゅう山をかけまわり、え さをあ「めます。 こうざんしよくぶつ せの低い高山植物のあいだを歩きまわるライ そら たか チョウのひなは、高い空からイヌワシにねらわ れ、しばしばそのえしきになります。 ひなをまもるのはメスのやくめです。イヌワ ライチョウの敵イヌワシ。左は すた ちか みき おと かぜ 巣立ちが近いひな、右はヤマト おや シのつばさか風をきる小さな音をききわけると、 リの肉を食べるメス親。巣は高 ごえ し木の上につくる メスはなき声をあげます。 てんてき クワッ、クワッ、クワッ。 ハイマツの中から天敵をけいカ ごえ いするライチョウのオス。なわ メスのなき声をきいたひなたちは、あわてて ばりをまもっていたオスは、ひ くさ ちか なか、つまれるころには、宀豕族か せいかっ 近くの草の下に、もぐりこんでかくれます らはなれて生活する ひなをまもる なっ どうぶつ

8. 科学のアルバム ライチョウの四季

からだについたしずくをふりはらうオス きせつ やま 季節のかわりめをむかえた山は、つめた 」り おお あめ い雨と霧につつまれる日が多くなる。 こうざん ←高山のタぐれ。谷からふきあげた雲を、 ゅ、つひ 夕日がオレンジ色にそめる。 ゅう こうざんしよくぶつはな 高山植物の花がちりはしめる八月のな こうざんあき かごろ、も、つ ~ 咼山は秋。 かわりやすい山の気は、一印にいく あめ どとなく山につめたい雨をふらせ、山を 」り・ 霧ですつばりとつつみます。 ふゅ ライチョウたちは、やかてくる冬にそ なえ、せっせと食べ物をあさります。 ひなたちも、もうす「かりたきくなり、 ふゅ はしめてむかえる冬にそなえて、いっし しよく . じ ようけんめい、食事をします。 やま もの がっ やま

9. 科学のアルバム ライチョウの四季

こうざん はっゆき 高山の初雪 ( 十月下旬 ) こうざんしよくぶつはな 高山植物の花 カ 0 ′、 ( 七月 ) すだ す。ひなは、誕生とともにすぐ巣立ちをします。 たまごを、つみ がっちゅうじゅん がっげじゅん 0 保育七月下句 5 十月中句。メスは、ひなとい あたためはじ める ( 七月 ) ひな鳥がうま っしょに生活し、ひなをまもります。 れる がっげじゅんはね ふゅしゅうだん がつじようじゅん ははおやせいかっ オスはなわばひな鳥との生母親と生活を 0 冬の集団十一月上旬 5 四月下旬。羽か、まっ りをすてて、活がはじまるはじめる しろふゅばね せいかっ 白の冬羽にはえかわり、オス、メス、ひながいり 一羽で生活を 高山に飃がはじめる がっすえ ましり、十 5 二十羽と群れをつくってくらすよう ふく ( 八月末 ) ゆき になります。そして、雪の中にのこされたわすか こうどう なえさ場をもとめて、ともに行動します。 のかた 冖舌をき 生冖活て 鰍団 3 生 のはき 冬ち笙 , たを とウ一節 るヨき季 めチの じイ山 はラる が近り 雪もっ のり、つ 山わて 「高おえ くさ 草の実が色づ がっ く ( 九月 ) 、】うよう こうさん 高山の紅葉 がっしよじゅん ( 十月初旬 ) 冬豺になる がっ ふゅしルうだんせいかっ 冬の集団生活がはじまる がっ ( 十一月 ) かっ がっ おやどり 親鳥とおなじ せいちょう くらいに成長 ははおや 母親とはなれ せいかっ て生活をはじ がっすえ める ( 十月末 ) どり せいかっ たんじよう

10. 科学のアルバム ライチョウの四季

* もくじ - こうざんゆき 高山の雪どけ・ 2 なわばりあらそい・ 6 きゅっあい 求愛のダンス・ 9 あたらしいっかい ) ちゃ 茶かっ色のたまご・ ひなのたんじよう・ ひなをまもる・ ぎ傷・ ひなの成長・ こうざん」・あき 高山の秋・ いろ こうざん 色づく高山・ はっゆき 山は初雪・ ふゅ な力い夂、とのたたかい・ 3 はる 春はもうすぐ・ 日本のライチョウ・ ひょうカ」 氷河期とライチョウ・ ライチョウの一年・ やま にっぽん しよう しよく せいちょう ねん 田田