赤く - みる会図書館


検索対象: 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ
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1. 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ

① ・しぶぬきの方法 ① ) しぶガキを 40 ℃の湯にいれて , ~ 24 時問ぐらいおいておくとあまくなる。 ②しぶガキをポリエチレンのふくろにい れて , 35 / く一セントのエチノレアノレコーノレ をいれると 5 ~ 6 日であまくなる。 ばあい いすれの場合も , しぶガキにふくまれ ているタンニンを水にとけにくい状態に してしぶみをけし , あまみをひきだす。 カキのしぶぬき カキのしぶの原因は、細胞の中にあるタンニ ぶっしつ ンという物質のためです。タンニンは、水にと じようたい けた状態にあるとしぶくなります・。あまガキは じようたい じようたい みず タンニンが固体の状態や、水にとけにくい状態 なのでしぶくありません。しぶがキは、タンニ みす ンが水にとけやすくなっているのでしぶいので す・。だから、しぶガキのしぶぬきは、タンニンが じようたい 水にとけにくい状態にしてやるといいわけです なお、タンニンは化「一鉄の液と反応して、 くろ 黒くなるのでたしかめることができます・。 みず さ みす リンゴに散水する ( 直第日光のグ あたらない 場所でお , ンゴにマークをつけよう ンゴが赤く色づくのは、アントシアンとい しきそ かじっ う色素のためです。アントシアンは、果実の中 のでんぶんが糖にかわり、気がさがってひや につ、」、つ されたところに、日光があたるとっくられます・。 りレっ せいしつ ーンゴがみどりのあい この性質を利用して、 だにワッペンをはり、十亦く色ついてからはがし につこう てみます。すると、ワッペンをはって日光があ たらなかった部が、みどりのマークになって のこります。 0 あ ~ 2 日して , う すく色づいたらワ ッペンをはカぐす 新しいみどり色の リンゴを用意する ( 古いリンゴはだめ ) ワッペンをはりつける

2. 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ

いろ さいは - うえき ひょうひ 素は , 果実の表皮の細胞液の中にとけこん しやしんひょうひさいぼう けんびきよう でいる。写真は表皮細胞を顕微鏡でみた くうき しカれ、せん あき 秋のすみきった空気のもとで紫外線をあび 色づきはじめたリンゴ。 て , 実与 と 太を み つ が 夏第が 陽当 白勺ー の ど に に 性芒 り や の と 赤旁質与色や で 外 3 、 を あ く を れ る す 線芫 し 利り し ま て く 旭 て 用当 し し い な と ま て る つ し ) い 手て 果か た ま を す く を ン・ うえ 會上 , リンゴの人工着色。ややあまくなったみ わ も ( こ いろ どり色のリンゴをならべて , 霧をかけてやる。 た ぎ は くうき 中 , つめたい空気にさらしておくと , 3 ~ 4 と ま ひかり いろ 日で赤く色づく。下 , 光があたらないと赤く いろ ならない性質を利用して , みどり色のうちに ワッペンをはっておき , 赤くなってからはが すと , リンゴにみどり色のマークがのこる。 あか しきそ なか いろ あさひ しんこうちゃくしよく なか あか せいしつ あか いろ

3. 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ

・あどがき ふゅ ふかゆき 冬のあいだ、 深い雪にうもれてねむっていたリンゴの木が、春のあたたかい しろ わかめ 日ざしをうけて、みどりの若芽をふきだし、やがて白い花でうまるとき、きび きたぐにひと かん だいしぜん ふゅ しい冬をたえてきた北国の人びとは、大自然のめぐみと生きるよろこびを感し ることかできます。 あき 秋、えだいつばいにみのったリンゴは、とてもきれいなものです。しかし、 の、つか ひと 春からやすみなくはたらく農家の人びとはたいへんです。少しでも手をぬくと、 びようらゆうがい 病虫害にやられてしまいます。この本をごらんになったみなさんは、このよう えん なリンゴ園の四季のすがたを知っていただけたかとおもいます。 、 ) 、つだい えん せいさんこく せ力い わたしは、世界一のリンゴ生産国フランスと、プルガリアの広大なリンゴ園 ひんしつ を見てまわったことがあります。でも、日本で見るようなよい品質のリンゴは につん せ力いいち ありませんでした。 「世界一」という、一キログラムもある日本のリンゴを見 けんきゅうしゃ かお て、おどろいたプルガリアの研究者の顔がおもいだされます。 ぎしゆっ えん ンゴ園から、よ 日本のリンゴをつくる技術は、世界一といえます。せまい / ) りよく ひと おおせいさん ーしけんしようの、つか ひんしつ い品質のリンゴを、より多く生産するために、試験場や農家の人たちが努力を ぎじゅっ ひんしゆかいりよう けんきゅう してきたためです。そして、いまも品種改良や、さいばい技術の研究はつづけ られています。このことも知っていただければとおもいながら、この本をつく こいけひろお り士ー ) た。 小池洋男 せ力い ほん はる

4. 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ

* マメコバチの利用 おな じゅふん ンゴの木は、同し種類の木にさいた花どうしで受粉し ても、実ができにくいという性質をもっています。花から かふん 花へととびまわり、ちがう種類の花粉をはこぶ役目をして 一くれるのが、ミッパチや ( ナアプなどの昆虫たちです。 力いちゅうびよう、 ) ンゴ園では、害虫や病気をふせぐために、毎 ねんしようどく 年消毒がつづけられているので、野生のハチがいなくなっ えん てしまいました。そのため、リンゴ園では、花のさくころ にんげんとり はね になると、人間が鳥の羽などをつかって、ひとつひとつの かふん 花に花粉をつけてやらなければならなくなりました。花の きかん さく期間がみしかいので、これはたいへんな仕事です。 ふるのうか こんなとき、古い農家のカヤぶき屋根のカヤのつつの中 りレっ 一」をこか に、巣をつくる野生のマメコバチを利用すればいい わかったのです。 びようき おお 力いらゆう マメコバチの成虫は、四月のはしめに巣からでて、交尾 リンゴには、多くの病気や害虫によ しようどく かふん るひ圭口があり、そのため消主毋をしな かじっ をします。めすバチは花粉とみつをあつめて、つつの中に くては、よい果実がとれない。 し、旻年消毒をつづけた結果、を既はこびこみ、どろでしきった部屋にたくわえて、たまごを よ、っちゅう をはこんでくれるハチのなかまも少 かふん うみつけます。幼虫は七 5 十日でたまごからかえり、花粉 なくなってしまった。 せいらゆう がっ

5. 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ

えき ・ヨード液をかけてみる 若いリンゴに : わか せいしはく だんめん せ部 面つな 断みく成熟のしるし・あまみ の , ま くろ コがあ ンるり ンゴが赤く色つくと、たねは黒 れま み たらあ なり、実がだんだんあまくなります。 きん感 し , 、〕 ( 分 これは、夏にたくわえられていたで と、つ 成ある もえんぶんが糖にかわってきたからです。 りてみ と、つ せいじゅく とく さらに成熟がすすむと、糖はアルコ ははち〕 さいぽ、つ さいば、つ ルにかわり、細包と細胞のあいたに ・みん , ( 分 しみでて、すきとおった部匇ができま す。これがみつです。 みつがはいりはしめたリンゴは、と かん てもあまく感しられるようになります 0 なっ あ 0

6. 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ

がくだち。たねができた幼果は , がくが いちめん たちあがってくる。まだ , 一面にやわら かい・毛につつまれている ようぶん せいらよう さい ←幼果の生長。養分をたくわえるための細 胞がつぎつぎにつくられていき , 幼果せ んたいがふとりはじめる。 幼果 花びらも、めしべもおしべもかれおち てしまったあと、子房の中では、たねが そだちつづけます。 じゅふん 受粉がうまくいき、たねがそだちはし めると、かくかたちあがってきます。こ いい、たねができはしめ れをがくだちと たしよ、つこになります・ たねの生長にともなって、めしべのね もとの花たくかふくらみはしめ、リンゴ のかたちが、すこしすつできてきます。 かじっ しま、つ。か しいます。 これを幼果 ( おさない果実 ) と ) このころの幼果は、雨や飃できすがっ かないように毛でおおわれています せいちょう

7. 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ

あか 成熟のしるし・赤い色 きたぐに ちゅうしゅん 北国の夏はみしかく、八月も中旬 をす・ぎると、も、つ秋重かふきはしめ 気ます。 みどり色だったリンゴも、だんだ せいしゆく ん赤く色づきはしめました。成熟の はしまりです。 あか ンゴは、どのようにして赤く色 かじっ つくのでしよう。それは、果実の表 さいば、つ 皮の細胞の中で、アントシアンとい あか しきそ う赤い色素かっくられるからです。 アントシアンかっくられるために と、つ かじっ は、果実の中のでんふんが糖にかわ きおん ることと、それが、低い気温の中で なっ なか なか あきか がっ なか ひょう

8. 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ

さんち ・全国のくだもののおもな産地 * くだもの地図 北海道 1 印本は南北に長いために、果樹も寒留也に適するものから、あた おお たかい地方に適するものまで、多くの種類がさいばいされています。 ねんへいきんきおん 丿ンゴ、サクランボで、年平均気温が七 5 十一 留の偲表は、 ちほう 度の地帯でさいばいされています。南部のあたたかい地方の代表は、 ちたい = 、カン、ビワです。年平均気は、十五 5 十六度の地帯です。 あおもり 森 - て ほくげん ・くだもののさいばい北限 わ はくげん ( A 和ナシの北限 ⑧カキ ( あまガキ , しぶガキ ) , はくげん モモのさいばい北限 わ はく一ん ( 0 和ナシのさいばい北限 ⑩ ) ミカン , ビワのさいば はく一ん い北限 ~ ) リンゴのさいばい地帯 ⑧ 0 ) 0 0 0 ) 0 だいひょう

9. 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ

がっげしゅん がっちゅうじゅん 5 月中旬 ~ 5 月下旬 カーっちゅうじゅん 6 月中旬 がつじようしゅん 6 月上旬 花がちったあと、花のねもとがふ くらみ、幼果となる。 やかん この時期は、よく夜間のひえこみつ トつ による霜の害におそわれる。花や幼 果を霜からまもるために、霜のおり えん よる ンゴ園のあちこちで そうな夜は、リ 火をたいたり、飃をおこしたりして、 く、つ強」 空気をかきまぜ、霜の害からふせぐ / 又け けは糸ま イ土ぃ なあでのも品約果カ いまもふっ種三実と くたにセの いよふろりよン肥ひ っチ大を ばくくを いなろか色てには 法いをけをはもま なす がのかるよ く害ぐ : るま 研えでけ 究、たす虫 す さふリ るや れくンた病ーす てろゴめ気き み いをのにか 直 るか味 ら 12 月 ~ 3 月 しま、つカ 幼果がどんどんふとりはじめる。 ンゴのかたちができてくる。 ひとつのからできた五 5 六個の レま、つか 幼果のうち、まんなかのひとつだけ をのこして、あとはもぎとる。 おお でも、これだけではまだ多すぎる。 レっカ 大きな木でも、千 5 千ニ百個の幼果 をのこし、あとはも *t-' とってしま、つ。 髪玉、つか は がつ 1 1 月 10 月 4 に市等与穫 2 、み よ恥場ば級しはっ赤旁 っ穫 2 をにたやがく ては中わリいふ色 , けンもくづ 十九にてゴのまき 5 出をはははれ 、る実み 朋十荷ヵこ す月すに選穫 2 よの ぎいるつ別がう糖与 まっ。め所はに分え 、にじなが では つい大をあまるま 都とつる し づ く種ゅ て 3 め 類の、収 だ虫がえ と けのかよだリ 、越をさくきンそン け冬与かありゴろゴ ず場ばさたをがその り所にるしろ木き とになよて眠休は つなつう てりたに木きてに新え は芽め おや樹しせい くす皮ひてんるいを 。いのおたある育 下くいい お では わ き る昆え光 る 年にろ要 、かだリ芽めを リ料碆根ねら ンはの春碆たゴ ゴ地ちま先ミいがすっ の中わの肥ひょって 木きにり、やく がだに芽め化ヵ育第りら 育んほが学つで育第 きち つだどふ肥ひに 栄ミんこき料碆はあは 養当とすはを 、肥ひるめ とけ なてめい料碆 て るまが る た 来、 ' 月リぇ

10. 科学のアルバム リンゴ くだもののひみつ

では、日本ではいつごろからリンゴのさいばいがよ 4 ゴ原しまったのでしよう。 きろく えどじだい 古い記録によれば、日本でも江戸時代に「日 , 下リンゴ」 用ス なまえ ちゅうこく 酉ド という名前でさいばいされていました。これは、中国 スカで林檎とよばれる野生リンゴが、印本にったえられた ものと考えられています。 日本にヨーロッ ハのリンゴがったわったのは、江戸 きろく 時代の末に、アメリカからもちこまれたとい、つ記録ゞ ョ %h ありますが、さいばいとまではいかなかったよ、つです。 明治八年 ( 一八七五年 ) 、政府はアメリカから七十 ひんしゅ 五品種のリンゴをとりいれ、各県にくばりました。こ ほんかくてき あおもり れが本格的なさいはいのはしまりです。やがて、青森 けんらゆうしんと、つほく ほっかいどう らゆうふちはう さんがくちたい 県を中心に東北、北海道、中部地方の山岳地帯などの さむ ちほ、つ 寒い地方に、どんどんさいばいがひろまりました。 びよう」 かいちゅう 力し とちゅう、病気や害虫のひ害、戦争などによって、 一時はさいばいがへったこともありました。しかし、 びよう医」 ぎじゅっ しんひんしゅ 技術の進歩や、新品種の改良で、病気に強く、そして、 あまいくだものにしたてあげることかできるようにな さけよう ふる すえ かんカ ねん ねん りよう せんそう