海はいろいろなものをと すいようえき かしこんだ水溶液です。 やく いろいろな物質が約 3 . 5 % とけこんでいます。な かでも塩がもっともたく さんとけこんでいます。 揚げ浜塩田一 輪島 能登 はんとう 半島 仁江 珠洲 能登島 七尾 羽咋 らゆう はまえんでん 揚げ浜塩田 うみしお 、丿・ツ 1 トー 、冫はのふるさとです。海水一 やく しお 中には、約三十グラムの塩がとけています。 しお つまり、三パーセントの塩がとけています。 しお かいすい みすしようはっ 海水から塩をとるには、水を蒸発させれ しお ばいいわけです。でも、三パーセントの塩 をとるためには、のこりの九十七パーセン みず トの水をとりのぞかなければなりません。 ひと かいすいちゅう しおのうりつ そこで、人びとは海水中の塩を能率よく とるために、むかしからいろいろなくふ、つ をしてきました。その一つが、い まて 9 も叱目 とはんと、つ はまえんでん 登半島にのこっている揚げ浜塩田です。 しごと えんでん かいすい 塩田の仕事は、ます海水をくんできて、 えんでんすな 塩田の砂の上にまくことからはしまります。 うえ かいすい
やくひん 属チタン し人けん 0 塩の木 人絹 染料 フ 殺虫剤 0 染料 紙パルプ 石けん 塩イヒビニルタイル さらし粉一 い 水道殺菌 塩化ビ ニノレ パイプ ナイロン ン ・せんし、 染料 紙パルプ えんそ 塩素 あえん 亜鉛メッキ 石けん ガラス 清涼飲料水 肥料 家畜のえさ ふくらし粉 つけもの 乾電池 寒剤 3 ( たくえん 道路づくり 0 0 みちか ・知っておくと便利な身近な塩の利用法 ・かぜをふせぐ しおみす うすい塩水 ( 3 % ) でうが いをするとかせひきの予防 さ、、き人 - になります。塩水には細菌 らから を殺す力があるので , のど の消毒になります。 0 リンゴの色がかわらない リンゴの皮をむいたあと へんしよく すぐ塩水につけると変色し ません。リンゴには空気」こ ふれると変色する物質がふ くまれていますが , 塩はこ の物質の働きをおさえます。 ■ゆでたまこ・カヾじようずにできる たまごをゆでるとき吻 に塩を少しいれると , たま も , 中 ごにひびカくはいって 身は流れでません。塩には はたり たまごの白身をかためる働 きがあります。 ■生け花を元気づける き くら 花のくきの切り口を濃い しおみす 土盍水につけてからイビンに さすと , 水あげがよくなり しおみす ます。塩水をつけた切り口 に , 花ビンの水がすいとら れるからです。 し・
科学のアルノヾム 66 士盖海からきた宝石 ■著者 かたひら 片平孝 ■発行者 岡本雅晴 ■印刷 株式会社精興社 ■写植 株式会社田下フォト・タイプ ー製本 中央精版印刷株式会社 ・発行所 たかし あかわ書房 1 9 9 0 土海からきた宝石 片平孝 N D C 459 1990 年 9 月発行 電話東京 ( 263 ) 0641 ( 代 ) 〒 101 東京都千代田区西神田 3 ー 2 ー 1 株式会社あかね書房 62P 23X19E ( 科学のアルバム 66 ) ■表紙写真 しおみす 荒だきした塩水の水面にでてきた , 逆ピラミ はまえんて人 けっしようのと ッド形の塩の結品 ( 能登・揚げ浜塩田 ) ■裏表紙写真 ① ② ③ ④ ⑤ ◎ 1979 8340 ー 12166 ー 0027 Printed in Japan 著者との契約により検印なし ⑥⑦ ①海水からとれた塩の結品 ⑦塩の輸入基地 ( 広島県・三子島 ) ゆにルうきら みつ・しま ⑥塩田に海水をまく ( 能登・揚げ浜塩田 ) ⑤シャーレの底にしすんだ塩の結品 ④はリめぐらした糸についた塩の結品 ③岩塩でつくったシャンデリア ( ウェリチカ ) がんえん ②うめは、しの表面についた塩の結品 塩の湖 ( アルジェリア・メルリル湖 ) ■目次写真 四角い塩の結品 ・扉写真
しおみす 約 3 會塩を切りだしたあとにたまった塩水は , けっしよう しおみすうみけっしよう か月で , ふたたび塩の結晶になります。 この 會塩の湖の結晶は , とても みすうみえんぶん やく 海水の約 8 倍もあります。 おお・ 湖の塩分は , 一辺が約に 5 大つぶで , am あります。 ねんりん だんめん しお ↓切りだした塩のかたまり。断面には年輪のようなしまもようがみえています。 どしや けっしよう しかん 長い時問をかけて塩の結晶がたいせきしたり土砂がたいせきした記録です。 やく きろく なカー
しら日日 のまラ てか結 ~ 水めガ でわ状 , たと 3 も カま円 。人をぎの のスする 結き プラけあ ングづ・、 し水るす ラド〉近と発すま 蒸す , 発り 一ラ。人る 力、つ蒸こ コスりれ ルたまわ さきほど「く「た濃〔塩水を一てき、 ライドグラ 0 上〔たらし、」 みす 0 ~ ラ、一一 0 火 0 あた〈 ( ます。す ると水が蒸発して、あとに白〔「、 、のカ 0 = ります。 = れが塩 0 品 0 す。
* もくじ しおけっしよう 告皿の結晶をつくろう・ 6 けっしよう おお もっと大きな結晶をつくろう・ はまえんでん 揚げ浜塩田・に しおみす 農い塩水づくり・ ほ、っせき あらわれた宝石・ しお できあがった塩・幻 てんびえんてん 天日塩田・ しお 塩のキャラバン・ いのちの皃ーー塩の・ しおかわ 塩のⅡ ). 3 しおみずうみ 塩の胡・ しおへいげん 塩の平原・ かいすい がんえん 海水の化石ーー岩塩・ きげん しお かいすい 塩のふるさとーー海水の起源・ かせき 49
て は 冫毋ぃ く ポ 石ゎ き い 海 3 と 地ち水ま は て、 大 の . 層言 か と・ き で し ) の 年 た よ っ・ フ む は が ら : 岩貧 上月声 っ ノ ) 変ー、 ン 力、 の 塩 ま な ら 動 に カゞ 无っ し を 石ん か 土ど た・す 石ん た れ な の の え ウ 海 た 砂 り ほ る ーっ が け ェ 水こで り く せ・ と が に か に の す リ な っ き・ と わ よ の だ れ 層言塩 し チ 化ヵ れ な り も 石 ま カ で ま り い て て カゞ の た て す な す す 湖気き い 地ち で ガ、 地ち塩き ま 方弩 フ 候海 が の か 中 ス し ら の ま で で、 で の が は す た す き た 陸 の っ し 塩 岩貧 め 地ち し ) かせき 46
えんふん この土には土盍・分カく ←ビルマ村にある塩の池。 みす ふくまれているので , あなをほって水をそそ しおみす あか しおみす ぐだけで濃い塩水ができます。塩水が赤いの てつふん っち は , 土にふくまれている鉄分もいっしょにと みす すいふん 水の色は , 水分が蒸 かしだされるからです。 、双ナ 発するにつれてうすくなります。てまえの池 みす カーわ みす むこう側の池は , 水 は水をいれたばかりで , た、、はんしようはつ が大半蒸発してしまいました。 いろ しナ 00 0 0 ◇ 0 C 0 ロ 0 c 0 コ どちルう ①水をそそいで土中の塩分をとかします。 ココ 0 0 0 0 0 けっしよう 塩の結晶ができます。 ②水が蒸発するにつれて , ロ 0 しようはつ 冂 0 「 0 しようはつ 底に塩がたまります。 ③水がすっかり蒸発して ,
・塩の船をつくろう しつけんおう いままでおこなってきた実験を応 用すると、さらにおもしろい実験が できます しおみす 農い塩水をいれた水そうの中に、 ふね 竹ひごでつくった船をしすめておき すいふんしようはっ ます。すると、水分が蒸発するにつ しおけっしよう れて、竹ひごのまわりに塩の結品が は、っせき つき、やがて、宝石でかざられたよ 京ね 、つな ( 夫しいになります つつく ふね 美しい船をつくるこつは、水そう しす にごみかはい、らはいト小、つに、一かに、 みすしようはっ ゆっくり水を蒸発させることです。 よ、つ 1 ー しお うつく 7. ひたり いと ←竹ひごとモメン糸でつくった船のもけい ( 左 ) を , しゅうかん しおみす 濃い塩水のはいった水そうにつけて約 3 週間後 , 水そうからとりだした船は , まるで宝石でかざら れたようでした ( 下 ) 。 はうせき
さきルう 會オクシテンタル砂丘 ( 27 ページの地図 ) のワジにたいせきした塩の結日 ハロ日日。「フ、 / あめ みす なが かわ は , 雨季や雨がふったときだけ水が流れる川で , ふだんはひあがっています。 ~ 士け だ も 塩毳上 地ち を を ン - り 方 と 土と ば・ タ そ く 利り が に し ) 日日 く・か 地ちあ の も 用当 は わ ま ノレ ′、一コつ な 砂さ の さ 日し で が 疋 し ま 日日 れ す 大 っ か っ し 人 ? て な で て ん て て む に が て の で が み 月は そ 月は地ち か あ い 手て で き ら て に 中き し っ る る を た も ア き に し た 海塩 か の フ 土と た 塩え れ た た だ ど の リ 地ち り で 分塩 っ 月はカ も す す れ は せ 候 は 分 み た の あ で も に と す を オ り 人 自し で し よ や 地ち ま 自しも ふ ク が 下か く ま り ろ ン す 殃せ地ち か、 の す て 水まん 球 : 手てカ三 カゞ に の ア 塩の川 34