地球 - みる会図書館


検索対象: 科学のアルバム 惑星の探検
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1. 科学のアルバム 惑星の探検

かんが あとかき 地上から、望遠で測することしかできなか「たほんの数十年まえには、 わくせい たいはつけん わくせいたんさき 考えられないような惑星についての大発見が、惑星探査機の大活やくのおかげ たんさき であいついでいます。これからも、新しい探査機がつぎつぎ出かけて、さらに くわしい惑星の世界をさぐりだすでしよう。ぞくぞくするような発見を、わた したちにもたらしてくれるでしよ、つ。 とお カか′、、ー」や なせ、科学者たちはわざわざ遠い惑星のことをくわしく知りたがるのでしょ うか。それは、太陽系ぜんたいのなりたちをくわしく知ることで、わたしたち ちきゅう わくせい のすむ地球とい、つ或星を、よりよく知ることができるからです。この本で、は せいめい わく かの惑星をみてきたみなさんは、生命のかけらさえみあたらない荒れはてた惑 ちきゅう ) 」う 、つらゆうせん 星や衛星のすがたを目にして、あふれるほどの生命をのせた宇宙船 " 地球号。 わくせい ちきゅう が、どんなにすてきな惑星であるか知ったはすです。そして、この地球をたい せつにしなければならないことにも、気がついたことでしよう。 たいようけいたんけん 太陽系探検がすすめば、新しいこともわかりますが、それ以上になぞもふえ たいようけい ます。太陽系のなぞときは、まだはしまったばかりなのです。これからは、み けんきゅう なさんにも、ぜひ研究にくわわってもらいたいものです。 一一、つ′、、つ、っちゅうきよく十 この本は、おもにアメリカ航空宇宙局 z < やの全面的なご協力で できあがりました。厚くお礼を申し上げます。 藤井旭 せ力い あっ あたら あたら たしカっ せんめんてき しよう きようリよく あきら

2. 科学のアルバム 惑星の探検

ャ 土星 0-0 1981 年 8 月 27 日 ポイジャー 2 号のコンピューターには、あらかし めどんな測をするのか、プログラムが組みこまれ はんだん カんそく ていて、ポイジャー号自身の判断でどんどん観測し、 おく せつけい そのデータを送ってくるように設計してあります。 なんおく もちろん、何億キロメートルもはなれたところか ちきゅう てんば 、ら、はるばる地球にとどく黽波はごくかす・かな 9 もの ちきゅう です。それをとらえるために、地球の いくつかの場 所に、直径が六十四メートルもある大アンテナがっ くられました。これまで、わたしたちが見てきた惑 しやしん たんさき 星の表面のカラー写真は、こうして探査機がテレビ カメラで写し、はるばる送りとどけられたものなのです。ただし、ふつうのテ 」木のの 。そぎす かたおく かぞう レビ画像とは少しちがったやり方で送られてきます。 のと がめん ポイジャー号の場合には、一枚の画面が六十四万個の点からできていて、そ あか す、つし 号いか加な のひとつひとつの明るさの強さや弱さか、 1 と 2 の数字の電波におきかえられ 2 ってに ちきゅう と 3 近し、つ カか / 、ー」や 「号に〔用よて地球にとどけられました。科学者たちは、その数字をコンピューターで処理 カ 1 て、つ 「惑をか し、合成しなおして画像に再現したのです。 ヤの」カむ あお しやしん ジとい弓に カラー写真の場合は、青、オレンジ、緑の三色のカラーフィルターで色わけ イない星 ちしよう しやしん ポ娵星「弓わ。危 して写します。それを地上でとらえ、合成してカラー写真として見られるよう 1980 年 11 月 13 日 木星 1979 年 0. 1979 年 7 月 9 日 0 3 月 5 日 木星 3 打ち上げ崋 1977 年 8 月 20 日 火星の 打ち上げ 1977 年 1977 年 9 月 1 日 8 月 20 日 2 王月 月 6 海王星へ 0 0 せい ひょうめん みどリ

3. 科学のアルバム 惑星の探検

/ ヾ / 、マ諸島のサンゴ礁 ~ , - : げ気 3 マ、 , チ々あ凾なみと封 なか みず ' 及層小、流れる水、ふきわたる かざん ↓カせ " 義心ざ風、ゆれ動く大地、火山。 ちきゅう 1 たえることなく地球は変 しぜん 化しつづけ、美しい自然 をつくりだしてきました。 わくせい 生きている惑星なのです。 ・人工衛星と地球 紅海 4 つきゅう 0 生きている地球 、つ 1 」 うつく 。・ガンジス川

4. 科学のアルバム 惑星の探検

ちき塘う 地球 ら“をし人かく第てつ ( 球の中心核は鉄・ニッケルなど ) にしたものなのです。 けんきゅうもくてき しやしん カカノ、しゃ これらの写真をもとに、科学者たちはいろいろな研究目的につかえるように もくせい しやしん くふうしました。たとえば五ページの水星の写真や、二十七ページの木星の衛 しやしん 星、エウロバの写真などは、たくさんの写真をモサイクのようにはりあわせ、 ひろ がめん 広いはんいの画面につくられたものです。 また、二十五ページの上のイオの火山の写真は、コンピューターで色を強調 ふんか おな し、噴火のようすがわかりやすくしてあります。同しように、三十二ペー こうぞうせいしつ くへつ 土星の輪の色なども、しっさいの色ではなく、輪の構造や性質が区別しやすい ように、わざと色わけが強められています。 ちきゅうかたわくせい もくせいかたわくせい * 地球型惑星ど木星型惑星 も、ぐせい 水素・ヘリウム カ , いそうよ 外層部 どせい らうしん、く 鉄・氷など つよ もくせい すかお わたしたちは、これまで惑星の素顔をみて きて、太陽系の惑星が、二つの種類にわけら 一造 構れることに気がっきました。 い立ロ かんせき い内ひとつは、岩石でできている地球によくに きんせい ちきゅうかたわくせい 星た地球型惑星で、水星、金星、地球、火星が あっ そく 球これに属します。もうひとつは、ぶ厚い大気 どせい もくせい ′、わくせい もノ、せいかた ・におおわれた木星型の大惑星で、木星、土星、 かざん しやしん しやしん ちきゅう ちきゅう きようらよう かせい

5. 科学のアルバム 惑星の探検

わたしたちの地球とおなじ太陽系のなかま 惑星たちの素顔を、宇宙船て さぐってみましよう ・美しい輪をもった土星。おなじ 太陽系のなかまでも , ほかの惑 星の世界は , わたしたち地球と は大ちがいのようてすね

6. 科学のアルバム 惑星の探検

おくわん いんせき 2 億年ばかりまえ , 地球に隕石がしようと つしてできた , 直径 60km の大クレーターの しんこうえいせい あと。カナダにあり , 人工衛星から写した ものです。 こわれた小さなかけらは、大きく成長した惑星や衛星につぎつぎに 5 ふつかって、その表面にクレーターをつくりました。つまり 、水星や むすう つき かせい 月、火星、木星の衛星にある無数のクレーターは、そのころ、それら のかけらがしようとっしたあとなのです。 ちきう おお もちろん、地球にも多くのかけらかふつかってきましたが、地球上 みす かせ では、水や風、地震などの作用でそのあとがはとんど消されてしまっ カ′てノ、、 らきうしよう たのです。しかし、最近では人工衛星などの 測によって、地球上にも、その しようとっ時代につくられたクレーターらしい地形かみつかりだしています。 どせい 木星や土星などでは、ガスの惑星ですからあとはのこりません。なお、地球 きんせい かざん や火星の衛星イオ、金星などには、火山でできたクレーターもあります。 金星には海があるのか ? おんど きあっ こうおんこうあっ 金星の表面は、温度が約四百八十度、九十気圧という、たいへんな高温高圧 げんざい きんせい の世界です。ですから、現在の金星に海はありません。しかし、 いまから四十 おくねん きんせい たんしよう おくねん おくねんあいだ ひょうめん 六億年まえに金星が誕生してから、五億年から十億年の間は、金星の表面を深 みす かんカ ・刀カノ、ー ) や さ九メートルでおおうほどの水があったのではないかと考える科学者もいます。 みす たいよう では、その水はどこへいってしまったのでしようか。それは、その後、太陽 あっ しようはっ がしだいに熱くなったため、ぜんぶ蒸発してしまったらしいのです。六ペー ひょうめん しやしん の金星の表面のカラー写真をみると、赤つばく見えます。これは、鉄ぶんがさ きんせい きんせい きんせい かせい せ力い ひょうめん もくせい ひょうめん ひやく おお せいらよう きんせい ちきうしよう ちきゅう

7. 科学のアルバム 惑星の探検

です 0 火の世界 ( 山ま 0 《火は地球の判のきさしかな〔 災山トさな惑星です。でも、うすいなから がカ火 / すな しよっ も大気があ 0 て、霜かおりたり、砂あ きせつへんか くらしがおきたり、季節変化があ 0 たり、 「主すこし地球とにたところかあります。 3 黒右 氷て 極ラ っレレド のる 火き消 かせ、、

8. 科学のアルバム 惑星の探検

會ポイジャー号の飛行計画。無人の星探 さき ちきう 査機は , コンビューターによって地球か しれい じっこう らの指令を正確に実行します。 しゆっぱっ ちきう 地球を出発するポイジャーロケット。 ま 宙ぅ探 に し で た ト ど の ゎ 1 →、 の 船検 于っ わ ろ も が た コ、 力、 文わ 宙 3 た が す よ 噴ん力、 宙イ で の ノじ、く っ け 星ま船 し す 或わ く射せ る 打っ ッ た 星 を る ち の に て 探の 上あ ち め の は と 検 り も げ に 世せ コお じ ロ 界 3 ケ を め 行 5 于うを し ま ッ と ん ↓太陽系には , 9 佃の星かまわっています。 その星たちを太陽か 下の図は , ちか しゅん かす え、、せい ら近い順にならべたものです。大きさのちがいと , 衛星の数も示してあります。 ばうえんきよう ( ) 内は衛星の数です 木星の輪は望遠鏡で みえません せいかく おお もくせい もくせい きんせい 金星 地球 水星 太陽 すいせい 木星 こ固 ( 0 個 ) 無草のまわる方向はみんなしです ( 0 個 ) ( 2 個 ) 木星と火星の問には , たく さんの示星があります ()6 個 ) もくせい

9. 科学のアルバム 惑星の探検

えいせい わくせい 球ので 惑星のまわりをまわるのが衛星 地」球 、ゝち地、衛 ちきゅう つき かはのです。月は地球のまわりをまわる 、つき月さ えいせい つきおお 「月哭たった一つの衛星です。月は大き う宇との ちきゅう つき えいせい な衛星なので、月と地球は、ふた もき わくせい ご惑星のようにみえます。 7 、 . ど 、、伝惑ほん の月せ 「一。星くあ 0 せ 《、、、。球伝惑か 、地親ほ - 、・ " 形か ~ 星 = 一、一 ) 1 「月す。衛 カ日また たあを らさら カくカ 月オな らきゅうて にんげんあし つき 會月は , これまで人間が足あとをしるし てんたい たったーっの天体です。

10. 科学のアルバム 惑星の探検

/ ヾイキ、 、地球 打ち上げ 、 1973 年 、 11 月 3 日 ツの坙ー 0 接近 金星い 974 年太陽 ー 2 月 5 日 0 ′ わくせいたんさき * 惑星探査機のどらえた映像 1975 年 8 月 20 日 ー火星。 水星 接近 1974 年 3 月 29 日 1974 年 9 月 21 日 1975 年 3 月 16 日 地球 0 打ち上げ方ぅ 1975 年 8 月 2 0 日 到着 1976 年 6 月 すす ひろ まいびようすう 太陽系はとても広いので、毎秒数十キロメートルで進むロケットでも、はか なんねん つき の惑星に到着するのに何か月も何年もかかってしまいます。月以外、人間が字 ちゅうせん ちよくせつわくせい いまのところできません。 宙船にのって直接惑星の探検に出かけることは、 すうねんかん カかノ、、ーしゃ そこで科学者たちは、ここ十数年間に、マリーナやバイキング、ポイジャー もくせい むしんわくせいたんさき きんせい などの無人惑星探査機を水星や金星、火日亠、木星、土星へと送りこんで、惑星 おく の世界をさぐってきました。しかし、送りこむのはかんたんではありません。 わくせい ひこう さいしようげんねんリようやす 最小限の燃料で安あがりに飛行するためには、惑星めがけて、まっ すぐにロケットを飛ばすわけにはいきません。時間はかかっても、わざわざ大 医」ど、つ わくせい たんさき みち まわりの道のり ( ホーマン軌道 ) をとって、惑星と探査機がうまく出あうよう に打ち上げなければならないのです。 とお つうしん と「号 第二に、惑星までの距離が遠いため、通信の電波が なんしかん とどくのに何十分も何時間もかかってしまいます。 イ、軏たとえば、木星のそばを通過しながら誌測をおこな ちきゅう たたマったポイジャー 2 号からの電波は、地球までとどく ちきゅう 」んカん かかはのに五十二分間もかかりました。ですから、地球か むむ らいちいち測の指を送ていたのでは、たいせ 星の 水力火道 つな測時間をむだにしてしまいます。 せかい とうちゃく えいそう すいせい