こんちゅう かんせんすいらゆうせいかっしゃ * 完全な水中生活者になりきれなかった昆虫 すいらゆうせいかっ ・水中生活へのきっかけ あき ある秋のことです。水辺の木から、ツノア オカメムシが何かの拍子に水面に落ちるのを 何度かみました。これらのカメムシをよく およ さっ 察すると、はしめは足を動かし、もかいて泳 はねひろ ご、つとしたり、羽を広げたりしています。 みすくさ ところが、なかには水草をつたって水中に みす もぐっていくものがいます。水からでられず に死んでしま、つものもいますが、ぶじに水面 にはいあがってくるものもいます。 もしかしたら、水生共は、このような水 にはいってもおばれなかった個依から、だん だん進化してきたのかもしれません。 うえすいめん およ はねひろ く上、水面に落ちて泳ごうとしたり、羽を広げ したすいめん たりするツノアオカメムシ。下、水面につか みすくさ すいらゆう まるものがなくて、水草をつたって水中にも ぐっていったツノアオカメムシ。 ひょうし みずべ すいめん すいちゅう すの接ン者でしらう し辺、お か水ま酸えボにしはたれち水こ鱶でかやそ水 るに面虫も水こ湿 E ら生 ら生ま素そゃなかっ 面地ちく昆 昆えをカりしかそよ やの 水まうそやにえ・虫 水こ虫 3 とワき なてにれ中ちの水ま生さ・は 中はりゲっ 種中活弯を いラたれい 長空 5 れののら羽ア水の生水ま類での求 ! も 時じ気きて幼当かのがメの昆え活弯生はく場ばめと ン生虫を昆え意。、らをたも 間中呼こ虫と昆え もか吸のい虫退ボ活弯のす虫外代す広りと ぐらでようが化かのにかるはとよげ しな適らよ数すうて敵ー上 っ酸えきうと 魚てかしだ て素そるに いかの ーななつら生 いをもえ・そのしまた るとのら・うよまのし・ なセくった身み活 りもがでうつなく・足つン た昆えをを たかみ・のてト約 ! の虫まし はれまりあ完もに にし長会に百でのもて でてす り全芫のはかく いす八し わみ年ぎ十よ部 : た きいが水こまなも 中せ水こい水手つな月ま万うがめ昆 まま せすおかん中まのてどがせ種 生す生きに たんも おら っ水キす 活弯まみつ でく直ト活 すいせいこんちゅう り′、じようせいかっ こんちゅう 士んしゅ
、、け 冬がれの池。 た池の水も , まいました。 すいせいこんらゆう 水生昆虫が活やくし すっかりこおってし およ 、、け ←氷がはった池の中を泳ぐヒメゲン たいらよう ゴロウ ( 体長 1 . 4 (m) 。氷がはるよ さむ ふゆ かつどう うな寒い冬でも , このように活動 すし、ちゅう していることがあります。水中で さんそ も酸素がおぎなえるのです。 なか ずかしか呼吸をしません 冬眠中は活動がにぶり , ほんのわ 力、つどう とうみんらルう ・氷の下で冬眠するミズカマキリ。 とうみん
じかん なか 35 っち みす いろ しかん 日後には , 土をかきわけて地上にでてきてから , やがて水の中にはいります。 なか だいぶかたくなり , あと 3 時間ほどで成虫と同じような色になります。 2 ~ 4 せいらゆう 會羽化して約 9 時間後のゲンゴロウ。羽化は蛹室の中でおこないます。からだが
羽化して約一日めのタガメ。羽化はめだたな い場所でおこない、からだか動かせるよ、つに みすくさ なると、すぐに水草にかくれます 最後の脱皮 しよか 初夏、成長しきった水生昆虫の幼虫 いよいよ成虫になるときをむかえ 」よ、っちゅう ます。カメムシのなかまは、幼虫が最 だっぴ せいちゅう 後の脱皮をすると成虫になります。 い 0 ばう甲虫のなかまの終幼虫は、 ちちゅう きしべ し玉、つしつ 陸にはいあがり、岸辺の地中に蛹室を つくり、その中でさなぎになります。 しゅうかん やく それから約一週間ほどたったころ、 だっぴ さなぎが最後の脱皮、羽化をして成虫 ちしよう になり、地上にはいだします。 こうして成虫になった水生昆虫たち みずべ は、水辺にもどり、ふたたび水面や水 ちゅうせいかっ 中の生活をつづけるのです。 せいちょう せいちゅう せいちゅう なか すいせいこんちゅう すいせいこんちゅう すいめんすい よ、っちゅう せいちゅう
れいようらはう しせんかい 會共食いするタガメの 1 齢幼虫。共食いは自然界でもふつうにみられます。 會オタマジャクシをとらえたタガメの 2 齢幼虫 ( ふ化後約 IO 日 ) 脱皮がちかづくと , からだのみどり 色がうすれます。 つぎの ようらはう れいようら浦う 會ゲンゴロウの幼虫におそわれたタガメの 1 齢幼虫。
幼虫の成長 第っ・刀 よ′幺 甲虫のなかまの幼虫は、成虫とまった くちが、つ姿をしています。ところかカメ ムシのなかまの幼虫は、羽がないことを 長す すがた 体ま 、れ ( れのぞけば成虫とにた姿をしています。 」虫わ だっぴ 幼虫は脱皮をくりかえしながら成長し れ齢あ 夂、、丿 きけん い幺 0 トはきますか、いつも危険がともないます。脱 びちよく 1 皮直後はからだがやわらかくなっている てか てき でのので動けません。そんなときに敵にみつ 虫る かると、すぐにおそわれてしまいます。 よ、っちゅう すいせいこんちゅう チと また、水生昆虫の幼虫はほとんどが肉 ウも コの よ、っちゅう イはオ 食性なので、ほかの幼虫におそわれたり、 ともぐ すにまわりに獲物がすくないと、共食いをは む月 た月 しめてしまいます。 たいらようやく ようらゆう しよくせい ようち ? っせいらよう よ、っちゅう こうちゅう すがた せいちゅう えもの よ、っちゅう し当っちゅう はね せいちゅう せいちょう
さんらん たいらよう ようちルう 會タイコウチのふ化。産卵後 23 日め。幼虫 ( 体長 O. 5 cm ) は , たまこの中で , ぐるっとまわりながら , からを頭部のとがったところで切ってでてきます。 あたま 頭にのっているのは , からの一部です。 いちふ
會さらに 5 分後 , からにぶらさがった幼虫 ( 体 長約 O. 8 cm ) はじめはじっとしていますが , 1 分ほどたっと動きはじめます。 きいろ ←水に落ちたばかりの幼虫。黄色いからだで , ちゃ、、ろ みんなかたまっていますが , すぐに茶色にな くろ 1 日ほどたっとはっきりした黒いしまも ようがあらわれ , ばらばらに分かれて活動を はじめます。 ようらゆう らようやく ようらけう
會ふイヒがはじまって約 IO 分後 , 幼虫のからた會タガメのふイヒ。どのたまこ、もほとんど同時に ーまや はんふん ふイヒしますが , なかには早いものもいます。 が , たまこから半分ぐらいでています。 ようらはう あたま いろいろな幼虫の誕生 たん たまごから、どのようにして幼虫か誕 生するのか、しらべてみましよう。 さんらん タガメのたまごは、産卵からおよそ十 日でふ化します。ふ化まぢかになると、 たまごの大きさはおよそ二倍ぐらいにな っていて、からにわれ目ができます。 やがてそこからからがわれて、幼虫の 頭があらわれます。しだいにおしだされ るように、つぎつぎにからだがでてきて、 ぬけがらにさかさにぶらさかります % しばらくするうちに、幼虫は足を動か につド ) すようになり、どの幼虫もほとんど同時 すいめん に、水面に落ちていきます。 しよう おお たんしょ一つ よ、っちゅう ようちゅうあし よ、っちゅう しよ、っちゅう