オホーックにただよう りうひょう り心うひょう りくち 流氷。陸地からみる流氷 しろせっげん は , 白い雪原のようにし かみえませんが , 高い戸沂 ; 、くざっ からみると , 複雑なもよ うをえカくいていることカく よくわかります。 オホーック海 春先の日本上空から はるさき えいせいせん まっかいレ」、つしようノ、、つ 衛星船は、春先の北海道上空へやってきま はる た、に した。春のおとすれのおそい北国では、陸は、 ゅ」 まだすつばりと雪におおわれています。 うみ リゅうひょう 海にただよっている白いものは流氷です。 りゅうひょう , し充水は、海水がこおってできた氷 ( 海氷 ) が、 きたか 第、北重などによって運ばれてきたものです。 ふくざっ 流氷がとても複雑なもようをえがいている ことに気がっきましたか。これは氷が飃だ 、けでなく、海流のえいきよ、つもうけて移動し ているからです。 海水もけっしてとどまることなく、めぐっ ていることかよくわかります。 しようノ、、つ ふくしまけん はるひろ 太福島県の上空からは、春が広がり、冬がだ やま んだん山の方へしりぞいていくようすがみえ 、いんはる ます。緑色の部分は春がやってきたところ、 ゅ医、 白い部分は、まだ雪がつもっていて、冬かい すわっているところです。 : まん力、、、 日本海 ほっかいどう 北海道 た、、へ、、よう しろ はる ~ ご一 力いすい ゅうひょう みどリいろ 力いすい しろ 、い A どう
らようリゅう / 海流と潮流 力しりゅう ふくざっ 。こ海流もしら ~ てみるとなかなか複雑です。海水 0 れ しん力い には、浅い部分での流れと、深海での流れがあります。 だんりゅう かんりゅう あさ ぶぶんかいすい あさ 暖流や寒流は、桟い部分の海水の海れです。この戈、 ぶぶんみす げんいん ちきゅう じてん , 南部分の水をめぐらせているおもな原因は、地球の自転の かぜ おんどさ えいきようで一定の方向にふく風や、海水の温度差によ オ、りゅう っておこる対流が考えられています。 さいきん しんかい 最近、海面から深海へすいこまれるようにしすんでい はつけん 大規模な海水の流れが発見されました。それは、上 ちす きたたいせいよう の地図に印 ( ) をつけた、北大西洋の北部と、南極海の こいせいし玉、つかわ 力いすい ( ぐ一。流」流大西洋側の二か所です。そこでは、令たく重い海ノかあ ! 日カ つまってきては、すいこまれていきます。この流れが、 ー ) ′ルカい みす 深海の水をめぐらせている原動力となっているものと考 えられています。 じんこ、つえいせい かんそく うみ また、人工衛星を使った観測で、海には、さしわたし びやっ か約二百 5 三百キロメートルのうすまき流がいつばいあ 海ることもわか「てきました。このうすは、ゆっくり回転 じそくひやく しながら、時速百四十メートルぐらいのスピードで移動 ヨーーロッノヾ 北アメリカ アフリカ やくひやく しるし かいめん 力いすい かんが つか は、つ一につ げんどうリよく かいすい おも 力いすい なんきよく力い どう かんカ うえ
はし : くたい ちけい うえ 皮にけすられてできた地形。上は波食台。地 層によってやわらかい音 5 ・分とかたい部分があ このようなおうとつのしまになりま るので , かいしよくどう よわ ぶぶん す。右は海食洞。波ががけの弱い部分をけす りとり , どうくつをつくりました。 みやさきけんあおしまみき - かなかわけんみうらはんとう ( 上は宮崎県青島 , 有は神奈川県三浦半島 ) た 岸 が動 3 を て な ら れ た 大 お な 海 3 い 海 れ 海をる き 海 2 も り ノ ) い つ 冫ノに 冫ノに 序砂要 や 岸 ぐ る 水ま て 北鷲 は と く に て の の の 海 3 で 付ふ の よ 極 3 み 水夸 で 反 ら ど で ツルか 近えす ま 面 で 対を月はば る も き ん ぐ は の れ つ き は な れ な る 海 2 を が れ る に た で と 海 3 、は け 運豎る た ひ そ る 南 ? 海 3 の 半す ん 特き岸 ら よ 海 3 た く わ と の は 島ぅ と で 別地ち 水ま と と つ つ ぇ は を も と す か を た き な 形の た め の は た 海 、の 海し 海員あ っ り ろ よ 地ち し ) 形打・。 く 土ど水ま て き っ と ス匸 た い、 初し と 砂 て も く ま 方 ち た る て の グ ) い し ) 間 : き を き 月は ま み よ で 力、 か す に き せ と た よ ら く 海流す る も ま れ は ん カゞ つ ら す ま 波会あ で あ を 道 さ れ 暖殳 て 初し す り 砂さ砂要 流」 で り っ れ ん は て ク ) し・浜ま の や 海 : ま 石ゎ ま け し ) す を す 里碆を 寒 波会が と と た む る せ な大 は け よ 広 の 冫ノし、 初い 水手れ 沿沿 き げ と ば の 行卩め な : / そ みき うえ 52
ひろ すいへいせん うみ 水平線のかなたまで広がる海。 みす 地球の水の大部分があつまっています。 ←空気 . や土盍・分をたつぶりとかしこんだ波が だいふふん うちよせるいそ、 もの こにもたくさんの生 き物がすんでいます。うちよせる波は , せいめ、、 生命をはぐくむ " ゆりか ' です。 さかな うみ ・色とりどりの魚がおよぐサンゴ礁の海。 わった、、 あわった、、 サンゴ礁は , 熱帯や亜熱帯の島のまわり などにできます。太陽の光がさしこみ , うみ 豊富な栄養分にみちたこの海にも , たく さんの生き物がすんでいます。 いろ たいよう ひかり えいようぶん もの
ちきゅうしよう ・地球上のいろいろな水の量 ( 重さ ) すいし : うき た、、きら心う 大気中の水蒸気 , 雲 ロ兆トン 太平洋を中心にみた地球大西洋を中心にみた地球 た、、へ、、よう ちきけうたいせー、よう の可川一・一 貶 5 兆トン 海水 - ロ 7 京トン スすうみ 湖 , 河川 , 地下水 , 水蒸気 ゆき 雪と氷 2 / く一セント 宇宙からみた地球の水 うちゅう えいせいせん ますはしめに、衛星船にのって、宇宙から地球上のい みすすがた ろいろな水の姿をみてみましよう。 一を【兆〔億 しやしん 0 0 みぎ 0 0 右ページの写真をみて、なにか気がっきましたか。そ うみ ひろ あおおお うです。青く大きく広がった部分は海です。地球の表面 京兆億 うみ の四分の三は海におおわれています。 しろ 地球の下の方にみえている白い大陸は南極です。南極 ゅ一 こうざん ほっきよく のや北極、それにアルプスやヒマラヤなどの高山は、雪や 氷におおわれています。 セろ しろ 白くうすをまいたり、ちぎれた綿のようにみえるのは みす 雲です。雲は小さな水つぶや、氷つぶでできています。 みす ちきゅう 地球には、このほかにも、目にみえない水かあります ちかすい しめん たいきらゆうすいしようき ち地海 大気中の水蒸気や、地面の下にひそんでいる地下水です。 かす やく ちきゅうしようみす これら地球上の水をわけてみると、海水が全体の約九 鈿わ十七パーセントをしめています。のこりの三パーセント 南たが みすゆき ちか みか近くが陸にたまっている水や雪、氷です。そのうちの大 みずうみみす ほっきよく き FH か法 部分が南極や北極の雪と氷です。川や湖の水、大気中の 鈿向が た芳積 すいしよう医一 ーセントにもなりません ? 面水蒸気は、あわせても一。 ろる お氷」京 わりあい ちきゅう なんきよく かいす なんきよく ぜんたい ちきゅうしよう ちきゅう こ、医」ちゅう ひょうめん なんきよく
不斗学のア丿レ / ヾム引 水め る水のひみつ ■発行所 中央精版印刷株式会社 ■製本 株式会社田下フォト・タイプ ・写植 株式会社精興社 ■印刷 岡本雅晴 ■発行者 塚本治弘 つかもとはるひろ ■著者 あかね書房 1 9 9 0 ( めぐる水のひみつ 塚本治弘 N D C 452 1990 年 9 月発行 電話東京 ( 263 ) 0641 ( 代 ) 〒 101 東京都千代田区西神田 3 ー 2 ー 1 株式会社 あかね書房 62P 23X19C 襯 ( 科学のアルバム 61 ) ■表紙写真 宇宙からみた水の惑星地球。 わくせい ・裏表紙写真 ① ④ ② ⑤ 右はしは夜の部分。 ③ ⑥ ◎ 1978 8340-12161 ー 0027 Printed in Japan 著者との契約により検印なし ①川の上流でよくみられる滝。 うら . ⅵえいせいせん ②字宙衛星船と地球。下に白くみえるのは雲。 ③大きな岩がごろごろした川の上流。 えんかんリ・ⅵ ④沿岸流のはたらきでできた砂し。 ⑤宇宙からみた地球。 ⑥地下水のはたらきでできたリムプール。 ・扉写真 大きな岩がごろごろした川の上流。 ■目次写真 いそにうちよせる波。
すい一 f んりんみどり きりさめ 霧雨にけぶる水源林。緑のじゅうた みす んは地下に豊富な水をたくわえた天 しようりゆう ちょすいち ねん 然の貯水池です。川の上流では , 森 りん 林の保護や手入れはかかせません。 ( 山稟県・み川工流 ) いわ 岩のすきまから地下水がわきだして みす みなもと 川の源となります。このような水は , ひかくてきあさ しやめん やま 山の斜面にそった , 比較的浅い地下 なが を流れてきたものです。 きようとふゆ カーわしようりルう ( 京都府・由莨川上流 ) のはじまり より よくしげつた森、緑のしゅうたんにふ あまみす った雨水は、木ぎの根がはりめぐらされ ちひょうちか た地表近くの土の中でひとやすみします。 大部分の水は、木の根にすいとられてし く、わ ちらゆう 、まいますが、なかには暗い地中を、山の 一一 . 、グ〉 ( 斜面にそ「て旅する地下水もあります。 山の斜面のところどころには、そんな みす みす ~ 33 「「を 3 一水かわき水になって、ひょっこりと顔を だしている場所があります。 みす わき水は、あちらからもこちらからも あつまってきては、 小さなせせらぎをつ くります。はしめのうちは、糸のように 細かった流れも、だんだん太くなってい かわたんしよう きます。川の誕生です。 かわ 少しぐらい日でりがつついても、川の みす みどり 水はかれません。緑のしゅうたんの地下 みす には、たくわえられた水があるからです。 だいふ気んみす やま しやめん っちなか みどリ ふと やま
カーんせき : 第 : 、 : = : 3 ←山地から運ばれてきた岩石や王砂が おうきカーた らルうしん でぐち 谷の出口を中心に , 扇形につもって せんし : うち こではふつう大部 できた扇状地。 おおき な力、 みす 分の水は地下にもぐって流れ , 扇の なカー ・みす ふん はしの部分でわき水となって流れだ やまなしけんかわかわ します。 ( 山梨県・金川 ) はこ 海されていくあいだに、石はぶつかりあって、だんだん小さく くだけたり、角がとれてまるくなったりしていきます かわみす どしゃ 、んせき こうして、岩石や土砂を迅んで旅をしてきた川の水は、やがて山 けいしゃ から平野にさしかかります。こんな場所では、傾斜がきゅうにゆる かわみす よわ くなるので、水のいきおいか弱まります。すると川の水は、、 どしゃ で迅んできた石や土砂を迅びきれなくなって、そこにおきざりに せんしようち していきます。このようにしてできた地形が扇状地です。空からみ かたち ひろ ると、まるで扇 ( せんす ) を広げたような形にみえます。 みすはくふつ力、ん ■水の博物館 5 らから ・水のカ らから 水ははやく流れると , きゅうに力もちになりま しつけん す。実験でしらべた結果 , 流れのはやさが 2 倍に なると運ぶ力は 64 倍に 3 倍のはやさになると , なんと 730 倍にもなることがわかっています。 ・かめあなのできかた かわぞこ 岩でできた川底に , まるいあながあいているの をみかけることがあります。これをかめあなとか 力のそこ ちい おう穴とかよんでいます。これは , 川底にある小 さなへこみや割れ目に / 」、石がはいり , その小石が かいてん 水のいきおいでぐるぐると回転して , だんだんあ なを大きく深くしていったものです。流れのきゅ し : うりうらたい うな上流地帯でよくみかけることがあります。 おうぎ
地下を旅する水 しめん みすだいぶぶん 雨になって地面にめぐってきた水の大部分は、蒸発し かわ になって流れていったりしました。でも、なか ふか ちらゆう じかん みす には深い地中を、長い時間かけて旅する水もあります。 ちちゅったび みず ひく 地中を旅する水も、低いガへと移動していきます。地 ふか 中のわすかなすきまをみつけては、深くしみこんでいっ みすとお ちそう たり、とちゅうに水を通さない地層があると、その上に たまったり、その層がかたむいていると、それにそって ゆっくりと低い方へと移動します。 あまみすたいきちゅう ところで、雨水は大気中をおちてくるあいだや、また ちちゅう 地中へしみこんでいくあいだにも、いろいろな物質をと ちかすい ち・しよう そうそう トは水いすうおがはう かしこみます。そんな地下水が、地上からは想像もでき よりん分そ素よ ス磊雨そま せ力い ちか した灰炭し ル、灰におり ない、すばらしい世界を地下につくりだすことがありま カ石き先のこたた←石化な るるらたのしした酸う す。しようにゆうど、つかそれです こを力い れいカカ にニよす せつかいカんちたい らて一分けう形 ~ 水てののま よ下け、中こき みで部とよ , オか しよ、つにゆ、つど、つは、石灰岩地帯にできるど、つくつで の ~ 台うち地と水で〕洞 にさんかたんそ さんせい みす 、帯表弱れこ " 尾よ が〔連す。二酸化炭素をとかしこんだ酸性の水が、石灰岩の割 の岩 ( ち地ち地やさ 炭形れと《分ら 0 るたげ 0 芬れ目にしみこむときに、石灰岩をじよしょにとかし、長 しかん 石。地 " 割に , 5 = 福つにちか い賑Ⅲかかってどうくつかできるのです らゆう あめ ひく みす そう どう よ、つ たび どう よっしつ うえ
せんたい 全体がとけてどろどろ きげんせいめい 海の起源と生命の誕生 ほ、つふ みす みすわくせいちきゅう みすだいぶぶんかいすい 豊富な水につつまれた水惑星地球。その水の大部分は海水です。海水はどの ちきゅうれきし ようにしてできたのでしよう。地球の歴史をふりかえってしらべてみましよう。 ちきゅう たんしよう か′、しゃ 地球の誕生について、ある学者はつぎのように考えています。今から約四十 おくねん 、っちゅう 五億年もむかし、字宙にうかんでいた星くすか、たがいに引きあってあつまっ じかん てきました。長い時間をかけて、星くすはおにぎりのようにかたまりました。 この星くすのおにぎりができるとき、星くすどうしか ちゅうしんぶ こうねっ おしあって圧力かかかるので、中心部では高熱になりま ほうしやせいぶっしつねっ 「、ノ洋ニのす。また、星くすの中にふくまれている放射性物質も熱 ちゅうしんふ なんぜんど ー ) 。こ ) こ」年ノ , 、窺をだすので、中心部では何千度にもなり はしめました。 すいぶんすいしようき っ畧同と そのため、星くすにふくまれていた水分は水蒸気とな たよはにる に部めめ たんしよう ちきゅう 状以心たじ って、誕生したての地球のあちこちからふきだしてきま ちっそ にさんかたんそ した。はかに窒素や二酸化炭素などもふきだし、それら ちきゅう たいき が地球のまわりをとりかこみ、大気のもとをつくりだし たいき さんそ ました。その大気には、酸素はまだほんのわすかしかふ おでき くまれていませんでした。 がおい下づ はつねっ たいき し 3 雲 3 雲りる やがて発熱もおさまって冷えてくるにしたがい、大気 ふき るき気るがで え蒸れ雨が 星くすがあつまる ちきゅうたんしよう たんしよう ←地球誕生のようす。地球の誕生につ いては , いろいろな説がありますが , ゆうりよく うらゆうくう力、ん 有力なのは , 宇宙空間にただよって うらゆう いた宇宙のちりや星くすがあつまっ てできたという説です。 たんしよう あつつよく なか かんカ 力いすい