雪 - みる会図書館


検索対象: 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ
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1. 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ

カ ) ふゆ 會雪どけ水をいつばいあつめて流れる川。冬のあいだね しゆっーまっ みす たび むっていた水が目をさましました。さあ旅へ出発です。 みぎゅき 右 , 雪がとけたりこおったりしながらできたつらら。 雪どけの季節 春です。あたたかい澣飃が、氷をルの海 ~ 迅びさ のやま ゅ、 りました。野山につもった雪は、さんさんとふりそそ / 、り・ととけ・はト ) め 6 す , く春の日をうけて、ゆっ しす せつげんみみ 静かな雪原で耳をすましてごらん。あるときはつぶ おと やくような、またあるときはきしむような音をたてな ゆき から、雪がとけていきます こおリ ゆき いちど でも、雪や氷は一度にとけてしまうわけではありま ひる よる せん。昼は日にてらされてとけていきますが、夜は冷 えこみで、またこおってしま、つことがあります。 とけてはこおり、こおってはまたとける。こんなこ ゅ医」 とをくりかえしながら、雪や氷はしよしょにその姿を かえていきます。 ゆき みす 冬のあいだ、雪や氷など、固体の姿をしている水は、 みす ほとんど、つごくことのない、ねむっている水です。し えきたい みす かし、ひとたびとけて液体の姿になると、めぐる水の スピードは、きゅうにはやくなります ′ししよ、つ みす 水の旅にスイッチをいれたのは太陽エネルギーです はる 、い 0 きせつ すがた すがた すがた

2. 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ

昇く【付すす 上む頂まで 曇む曇てうエ 舌力。きる雨のふるしくみ / 、も すいてき き積 3 雲すでく あめそら た , までつ かんたんにいうと、雨は空にうかんでいる雲つぶが、大きな水滴となってお ぶを おお らってつ ~ 雨 ちてくる象です。でも実蘢には、雨がふるしくみは複雑です。いままで多く かよし別大ま けつか カくしゃ ん船に〕達ん雲 の学者がしらべた結果、二つのタイフの雨があることがわかりました。 、星流ま発は乱 ゆき え衛き気と籍 その一つは、 " 令たい雨 , とよばれ、雪がとけておちてきた雨です きおん このような雨をふらす雲の頂では、気温はれい度 こおり ひょう 以下です。そこにある雲つぶは、 小さな氷つぶ ( 氷 しよう すいてき 品 ) や、れい度以下なのにこおらないふしぎな水滴 ( 進却水滴 ) からできています。 氷晶のそばに過留却水滴があると、氷晶はどんど 、当ん大きく成長して〔きます。氷晶は、赴却水滴か すいしよう医、 ら蒸発する水蒸気をすいとって、大きくなってい けっしよう ゅ医」 のです。こうしてできるのが雪の結品です。 ゆき けっしようおお イ雪の結品は大きくなると、やかてうかんでいるこ , 、こ、・を二 ~ 、、まとかてきなくなっておちていきます。そのままとけ ちじようふきん ゅ」 すにおちてきたのが雪です。しかし、地上付近の気 0 、を , 温が高くて、とちゅうでとけてしまうと水滴になり あめ ます。これが冷たい雨です。 しまうしよう あめ は あめ おお いたたき おお あめ

3. 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ

こうすいりようあめ こうすいりよう あおもりけん 雪 , あられ , ・青森県の降水量。降水量は雨 , ちしよう ひょうなどが地上にふったときの量で , すへ せんふちひょう て水になおし , 全部地表にたまったものとし みす て , そのときの水の深さではかります。に月 ゆき や一月の降水量のほとんどは雪です。 みす はくふつかん 0 水の博物館 1 しようはつ ・雪や氷からの蒸発 きおん しようはつ 気温が高いと , 水がどんどん蒸発することは , れい せん 夏の方が洗たく物がよくかわく例からもわかりま きおん ひょうめん す。でも , 気温が O ℃以下の所でも雪や氷の表面 みすしまうはつ からは水が蒸発しています。つもった雪が , 時間 とともに変イヒしていくのは , とけたりするだけで しようはつ なく , 蒸発もしているからです。 みす ・氷が水にうくのは ちい ほとんどの物質は , 冷やすとちちんで体積が小 いち さくなります。でも , 水は 4 ℃のときの体積が一 はんらい すいおん 番小さく , それより水温が低いと , ばうちょうし たいせき ます。そして氷になると , 約田パーセントも体積 おも たいせき がふえます。重さがかわらないものが体積だけふ たいせき ふん かる えるのですから , 体積がふえた分だけ軽くなって , みす 氷は水にうきます。 みす もし氷が水より重くて , しすむようなことがあ ったら , 氷は池や湖の底の方からできて , そこに すむ生き物たちは , 生きていくことができません。 また氷は熱をつたえにくく , 外の冷たい空気を しゃだんして , 水中の生き物をまもってくれます。 ゆき みず こうすいりよう 円 4 たん、一 ※降水量の単位は mm 2 丐 5 3 たいせき たいせき に 6 6 93 88 86 80 70 9 月 みす 水池にためられている水とおなしです。上の図をみてく 8 月 こ、つすいリよう まいっき あおもりけん 7 月 ださい。青森県の毎月の降水量です。植物がさかんに成 月 かっ 長する四 5 五月ごろは、あまり雨がふっていませんね。 戸 0 月 ゆき みすふそく 4 用でも、そのあいだの水不足は、山から流れてくる雪どけ みす 3 月水で、ちゃんとおぎなわれているのです 2 月 すいリよくはってんのうぎようようすい ゅ医」 みす 豊かな雪どけ水は、水力発電や農業用水、工業用水、 てんねんしげん いんリようすい 飲料水などにつかわれ、なくてはならない天然資源です。 リよう ひこうき せきせつ やま Ⅱ月水になる山やまでは、飛行機などから積雪の量をしら よそく みす べて、ダムにたまる水の量を予測したりしています。 スてす プれま アうて た (-) 」に . れ 、雪さ ムい用 第近 3 電 部年 ; 発 ろ黒銧半」カ るちれ水 にのも ス」年お ルはす アハ帯ま おも みすうみそこ ちょう す、、らう 0 ゅ - 一 しよく」小っ こ、つきようよ、つすい

4. 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ

ちきゅうしよう ・地球上のいろいろな水の量 ( 重さ ) すいし : うき た、、きら心う 大気中の水蒸気 , 雲 ロ兆トン 太平洋を中心にみた地球大西洋を中心にみた地球 た、、へ、、よう ちきけうたいせー、よう の可川一・一 貶 5 兆トン 海水 - ロ 7 京トン スすうみ 湖 , 河川 , 地下水 , 水蒸気 ゆき 雪と氷 2 / く一セント 宇宙からみた地球の水 うちゅう えいせいせん ますはしめに、衛星船にのって、宇宙から地球上のい みすすがた ろいろな水の姿をみてみましよう。 一を【兆〔億 しやしん 0 0 みぎ 0 0 右ページの写真をみて、なにか気がっきましたか。そ うみ ひろ あおおお うです。青く大きく広がった部分は海です。地球の表面 京兆億 うみ の四分の三は海におおわれています。 しろ 地球の下の方にみえている白い大陸は南極です。南極 ゅ一 こうざん ほっきよく のや北極、それにアルプスやヒマラヤなどの高山は、雪や 氷におおわれています。 セろ しろ 白くうすをまいたり、ちぎれた綿のようにみえるのは みす 雲です。雲は小さな水つぶや、氷つぶでできています。 みす ちきゅう 地球には、このほかにも、目にみえない水かあります ちかすい しめん たいきらゆうすいしようき ち地海 大気中の水蒸気や、地面の下にひそんでいる地下水です。 かす やく ちきゅうしようみす これら地球上の水をわけてみると、海水が全体の約九 鈿わ十七パーセントをしめています。のこりの三パーセント 南たが みすゆき ちか みか近くが陸にたまっている水や雪、氷です。そのうちの大 みずうみみす ほっきよく き FH か法 部分が南極や北極の雪と氷です。川や湖の水、大気中の 鈿向が た芳積 すいしよう医一 ーセントにもなりません ? 面水蒸気は、あわせても一。 ろる お氷」京 わりあい ちきゅう なんきよく かいす なんきよく ぜんたい ちきゅうしよう ちきゅう こ、医」ちゅう ひょうめん なんきよく

5. 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ

海からの蒸発、そしてまた陸へ げ王ん近 みす力いりゅう る【付 い「津海の水は海流になって旅していくあい すいじようき かいめん だにも、その海面からは水蒸気となって、 ん目、 しようはっ ・たくさん蒸発していきます。 うみ かわみす んす 年で「んに、 川の水がどんどん海にそそぎ どま んれ こんでいる場をみてきましたが、海面 どら らみ こか高くなっていくようすはみられません しようはっ うみ みす 海 でした。それは、海の水がたえす蒸発し ・ゆがているからです る「風 しようはっ みすしよう′、、つ ば〕節 蒸発した水は上空へのばっていき、冷 の、季 やされて雲になります。そのうちのある 十′子ー あめゆき ものは、やがて陸へやってきて、雨や雪 しめん のとなって、地面にふりそそぎます。 ゅ きせつふう ていきあっ こいふ、つ 、海低気圧や台風がふらす雨、冬の季節風 ゅ医」 うみみす にほん力いカわ が日本海側にふらす雪、いすれも海の水 海 海 あか、また陸にやってきたものです。 ちきゅうしようみす のす もうわかりましたね。地球上の水は、 ーう冬で よ刀は昜 し 4 下士 こんなにも大規模にめぐっているのです にはん力、いカ、、、めん にめ〈 かいすい うみ あめ

6. 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ

休眠の季節 ふゅ ちか 士いにち にはん力いカわ 冬が近ついてきました。日本海側では毎日どん おお こいへいよ、つカ よりと曇った日が多くなり、太平洋側では暙れた たかやま なっゅ、 ) ました。 をす日かつつきます。高い山には初雪がふ ~ と。は葉ま みす きうみん るすてぎ水は、雪や氷の姿になって休眠をはしめたのです。 ′、まカせ みすきゅうみん みすぶそく さむ ミ ~ 、 , 、てりやふ 水の休眠による水不足や寒さから身をまもるた つなはを 物の めに、植物のあるものは葉をおとして休眠します どうぶつ ふゅ 寒がぎて動物のなかにも、ねむって冬を越すものがいます きき木し きゅうみん い氷動る散 でも、こんなときでも休眠しないで活動をつづ た , す蒸 けるのか人間です。いつもとおなしように、 は ? 「紅水 みす になとら りに山かさんの水をつかいます。休眠することのない人門 まが姿た内 しやカい みすゅ、つこう たのつ。体社会にすむわたしたちは、めぐる水の有効な利用 水徠ぶ のこ固かし のしかたを、もっとしんけんに考えなくてはなり 面はをと しせん 地す水雪お ません。人間もまた自然の一員なのですから。 しよくふつ すがた きルうみん かんカ きゅうみん かつどう よ、つ

7. 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ

オホーックにただよう りうひょう り心うひょう りくち 流氷。陸地からみる流氷 しろせっげん は , 白い雪原のようにし かみえませんが , 高い戸沂 ; 、くざっ からみると , 複雑なもよ うをえカくいていることカく よくわかります。 オホーック海 春先の日本上空から はるさき えいせいせん まっかいレ」、つしようノ、、つ 衛星船は、春先の北海道上空へやってきま はる た、に した。春のおとすれのおそい北国では、陸は、 ゅ」 まだすつばりと雪におおわれています。 うみ リゅうひょう 海にただよっている白いものは流氷です。 りゅうひょう , し充水は、海水がこおってできた氷 ( 海氷 ) が、 きたか 第、北重などによって運ばれてきたものです。 ふくざっ 流氷がとても複雑なもようをえがいている ことに気がっきましたか。これは氷が飃だ 、けでなく、海流のえいきよ、つもうけて移動し ているからです。 海水もけっしてとどまることなく、めぐっ ていることかよくわかります。 しようノ、、つ ふくしまけん はるひろ 太福島県の上空からは、春が広がり、冬がだ やま んだん山の方へしりぞいていくようすがみえ 、いんはる ます。緑色の部分は春がやってきたところ、 ゅ医、 白い部分は、まだ雪がつもっていて、冬かい すわっているところです。 : まん力、、、 日本海 ほっかいどう 北海道 た、、へ、、よう しろ はる ~ ご一 力いすい ゅうひょう みどリいろ 力いすい しろ 、い A どう

8. 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ

うみ さんみやく まんわんゆき ヒマラヤ山脈は , あたたかいサンゴ礁の海に 會万年雪や氷河におおわれたヒマラヤ山脈。 ねんしゅうゆき 奄美諸島とおなじ緯度にありますが , 高いために一年中雪があります。 かこまれた , 万殳 ほ あ と て ゆ つ い 毋ぃ メ - い け き く 年 か と り ヒ ス イ の つ カゞ つ ~ 皿ん ま の 新マ の な ん ま め 川ク : ン く よ り か、 ら し 船 ど す い と さ 地ち で し フ が ド っ と り 流 て が 球 : 万 た は ヤ と に か い の と 上」年 り れ , っ で け そ 、し た ヒ ア ヒ て 冫朮ゕ をゆ は ま も ヒ て る が フ れ ン し ) 大 : で 夏第は や ド に く ハ て つ ーっ 氷ぅ 河カ ぎ 古え フ た て、 の は で い を て の ノヾ も は 目ミ・ゆ ヤ く が タ の し ) 襌か の、 障 ] か 山 き。 っ り オし・ め 氷の い が ド の 冫 / 三ヨき 脈 所 ; に 下を み が て た 平 ど 上 と つ カゞ いい も ら 年 い : ナ ゕ と の 原 く な ま ク ) れ 中 : 上」 っ 以。 の り け ま 方 を 水夸 し す 河ゕ か な す た 下ヵ は、 ま っ た て て、、 で ら る す と は も の に る 雨 す 氷 し ) は 所 ; お 水夸 が ま 力、、 す し て に し を ン こト さんみやく ひ : う力、 さんみやく 8

9. 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ

譱 尹 ゆき みす 會雪どけ水をためたなわしろ。 令たい雪どけ水は , しばらく太陽エネルギーであたためて さいきん つか ゆき みす せ↓、ふ′ ) さいばう から使います。最近 , この雪どけ水には , 生物の細胞のはたらきをたすける , ふしぎな 力があることがわかってきました。 り 春碆 植 ! 下ヵ 外 物五 が が れ・ つ と 先ミ ま 物ー。 そ 恩 が 春 を ′っ 夂すも の が に で メ の 時し な 気きの は け も の と お も た お 先ミ ク ) つ よ 間 目ゅ 日ひ し ト る あ る に き た 冫」 lll. ん カゞ っ を ざ っ を る カゞ た ノレ か し も と の と れ・ に た は と だ の っ の 少 ! け は き く あ あ し 十 は 日に 役く い、・ ま 度ど雪 し て ま さ い め 本目め の 融 メ て た た す れ 以、 と だ だ か は ん 、カヾ い た っ け 弱よ / っ をゆ で 下カ ふ・ る 力、 洪か の す て く と も と で と・ げ ル し で 乂 5 い、 も 南豸通穹 が も く ん・ と は で つ と て き も 風を を きあ た お い ま た 野の やわ 人 の ま・ が ん き 冫木男 : 仮く 冫肌ん く す も 目めす く 山 に 雪鷲 間た い つ ま 晩 い ひ・ 低 ? は ま ク ) をゆ 医を れ を さ も さ た り せ に も 割わの し し す せ り い ん て は ん で す れ 下 の は し た ま ら て ら ま メ の で 殃れ り す 目め い な 山 め す で か り 多 る し で ト て か は カヾ の ま 大 を必ー。貯ょ 山 は ノレ い で は 要当 水また 芽めれ そ と せ の で 池ち の を ん 生。、 れ ゆ で い と す 度どす だ き は で で 物 す す す 以、、 たいよう みす らから ひとばん く く

10. 科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ

大空へ気ままな旅に はる ひかリ ゅ医一 みす じめん 春の光をうけて、雪どけ水をたつぶりふくんだ地面か みずしようはっ ら、さかんに水が蒸発していきます。池や川の水面から こおリ 太陽光をうけて、畑からたちのばるゆげ。 も、つも「た雪や氷の表面からも蒸していきます。 蒸発した水は、気の低い地面付近で冷やさ れて、 小さな水つぶになります。それに光が水蒸気に変身した水のゆくえは飃まかせ。山から里へ、 あたって、白いゅげになってみえるのです。 やま みすおおぞら これもやがて蒸発して大気中にきえます。里から山へ、水は大空へ気ままな旅にでかけます。 みす・ さと ひょうめん たび 20