・砂はまでひろった貝がら あさ 海があれたつぎの日の朝 , 海べの 砂はまにいってごらん。色とりど りの貝がらがおちています。まる ほうせき で , 海の宝石ばこをひっくりかえ したようですね。でも , その大部 にまいカ、い 分はニ枚貝です。 ①マルオミナェシ ②ニッコウガイ ③キサゴ ④マテガイ ⑤サクラガイ ⑥オオモモノハナ ⑦ヒラサクラ ⑧バカガイ ⑨サルポオ ⑩リュウキュウマスオ ⑩オキアサリ @ツメタガイ ⑩ゴイサギ @ネジガイ ⑩イソシジミ ⑩シオフキ ⑩べニガイ ⑩アサリ ⑩ウチムラサキ ⑩ネコガイ ④ュウシオガイ 2 ハマグリ @オニアサリ ※これらの貝がらは , すべておなし砂は まにおちているものではあリません。 22 ( % 倍 )
0 はまにもぐりこんでいるニ枚貝のいろいろ ※大きさはまちまちにかいてあリます。いす あなの形ひょうたん型 めがね型 れもおなし砂はまにすむとはかぎりません。 アサリ オオノガイ マテガイ ・貝をつかった実験と観察 砂はまには , しばしば ニ枚貝が砂の甲から水 管をだしたときできた あなカくのこっている なれてくると , このあ なの形をみるだけで , 貝の種類がわかる。そ のほかの貝は , 砂の中 でどのような生活をし ているかみてみよう。 ユウシオガイ タイラギ サルポオ しつけん かんさつ ト 25C 加糾 いそにはおおくの貝が すみわけている。でこ ばこのすくないしゃ面 しゆるい をえらび , どんな種類 がどれぐらいすんでい るか表をつくってみよ う。その場合 , 25E 四 方くらいの木のわくを つくり , それをあてな がらかぞえるとよい 6 マテガイはニ枚貝で , カミソリのようにうす いからだで砂の中にも ぐりこむ。マテガイの もぐっているあなに 塩をひとつまみいれる と , とびでてくる。そ あな こをつかまえて , からとりだす。 にまいカ、い 會 よる カモガイは夜になって 岩がしめりけをおびて くると , はってえさを たべにでかける。コ スはいつもきまってい て , 朝になるとちゃん ともとの場所にもどっ ている。コースのとち ゆうの岩をけすってみ るとどうなるだろうか しお を と、つ う動す図 移ら地 潮干がりでとってきた アサリやハマグリを , 飼ってみよう。これら の貝は魚屋にもうって いる。水そうによくあ らったをいれ , 海水 をろ過していれる。人 わった、、きよや こう力、いすい 工海水は熱帯魚屋にう っている。水そうはい つもきれいにしておく。 いわ ばうがいして 0 ササ工 水そうで飼っているア サリやハマグリを , で きるだけガラスのちか くにおいてみよう。お ・あし の足でもぐるようすが 観察できる。また 2 本 すいカ の水管のようすに注思 しよう。どちらの管か ら水をすいこみ , どち らからだすだろうか。 水そうでかっているサ サ工やトコプシがいた ら , カ・ラスにすいっし、 てあるくようすを観桑 しよう。ササ工はニつ にわかれた足をこう にうごかし , トコプシ は足のうらせんたいを 前から後ろへ波うたせ ながらすすむ。 なん分でもぐるか はん す、、カ、ん 水管のよう すに注意 トコプシ
、っち、つみ しお 内海のひがたはとおあさで、潮がひくと どろまじりの砂はまがひろがる。ここに は、アサリやハマグリをはじめ、おおく のニ枚貝がすんでいる。 砂はまの貝 なみ 少はまをさんばしてみましよ、つ。波 によってうちあげられた、美しい二枚 、力し 力し 貝やまき貝かみつかるでしよう。 すなし 、つみ ふつう砂地の海には、二枚貝かおお くすんでいます。二枚貝は、おののよ すな うな足をつかって砂の中にもぐるのか とくいです。二枚のからも、もぐるの かたち にてきした形をしています。 二枚貝のなかまのおおくは、二本の 管をだして、海水をだしいれします。 さんそ そのとき、海水にとけた酸素とえさを からだの中にとりいれます。 そと、つみ すな 外 ~ 毋に一囲した、さらさらとした砂一は あし めん かいすい 力いすい 一つつく
すいしん すなじ 砂地の海でも、水深十メートルくら 力いてし ふか いの、すこし深い海底には、ヤッシロ 力し ガイやツメタガイなどのまき貝かすん 、学でいます。 ほんくだ に士し力し 二枚貝のおおくは、二本の管をつか 力いちゅう って、海中にただよ、つえさをとらえる ーカし せいかっ 生活をしていますか、まき貝は、せつ きよく的に、フ ) ・きまわって、、たさをさ 力し かします。そして、まき貝のおおくは 肉食です。 ツメタガイは、ほかの二枚貝をおそ あしすな 力し うまき貝です。大きな足で砂の中をプ ゾウの鼻のような長い水管をのばすャッシ ー」 0 な ロガイ。ニ本の触角のつけねには、 ルドーザーのようにすすみ、ハマグリ 力いて 目がある。底をあるきまわってヒトテや ナマコをたべる。 ( 実物大 ) などをおそってたべます。 しよっん″ノ、 しつぶつだい すいかん てき うみ おお
にまいカれ、 カれ、 力、し ) ニ枚貝 まき貝 力、らのちょう ・つカくし、 0 貝カヾらしらべ からのさ 力、らの直けし、 からの直けし、 たか からの高さ からの高さ からの高さ 0 ササ工 力、らのロ か ら 古た まき貝はなまえのとおり , ラ 庫 ] か さ セン状にまくからをつくり , その中にからだカくはいってい る。波のあらいいそにすむま き貝は , からにトゲがはえて ころがらないようにな っている。また波にういてい る貝は , からがごくうすく , かるくてうきやすいようにつ くられている。 ハマグリ からの長さ の らさ マテガイ ニ貝は , 左右 2 枚のひらたいからからなり , からだをまもっている。 2 枚のからはちょう つがいでくつついている。地にすむニ枚貝 さき は , ほそながく先がとがって , 砂にもぐるの にべんりなようにできている。 力、らのロ ナガニシ にまいカ、い に貝からかっくられます。そして、やはり冬 には外とうまくのはたらきかとまるので、年 輪のようなすしがあらわれます。貝からを火 であ】ると、その部分からわれるので、われ ねんれい 目の数をかぞえると、貝の年令もわかります。 0 まき貝のまきかた まき貝を図のように , 貝がらのロ がてまえにくるようにしてたてた くち ときに , 口がむかって右にくるも みぎ ひたり のを右まきの貝 , 左にくるものを 力、い 左まきの貝という。貝はむかしか らほとんど右まきだが , なせ右へ まくのかは , よくわかっていない ひたリ 左まきの貝には , サカマキボラや ヒダリマキイグチなど , かぞえる ほどしかない みぎ 右まき す / ゝ、 くち みき みき みき ひたり 左まき - 、サカマキボラ
( ハマグリ ) ・ニ枚貝のからだ 外とうまくを切って , からちょうつカくい 中がみえるようにした 力、、、はしら 力、、、はしら 貝柱 / / 、、貝柱 くちびる にまい力「い 會①クロチョウガイ ( ニ枚貝 ) のえら。②ハリサ サ工 ( まき貝 ) のロには , ワサビおろしのよう な歯 ( 矢印 ) がある。③マガキガイ ( まき貝 ) は にま、、カ、い 力、し、・ ー対の目をもつ。④ヒオウギ ( ニ枚貝 ) は , 外と うまくのふちに光をかんじる目をたくさんもつ。 : ぃ 4 外とうまく 足 ( おののような足 ) ニ枚貝は , おののような足をもっている ので , おの足類ともいう。 2 枚の貝がら きんにく 力、いはしら は , からの中にある筋肉 ( 貝柱 ) であけ はん すいカ、ん たりとじたりする。ふつう 2 本の水管を もっていて , これで水をだしいれする。 ニ枚貝は鱶にあたる部分がなく , 目をも つものもすくない。 しっす、、カ吮 出水管 ( 水をだす ) にうすいカ 入水管 ( 水をすいこむ ) にまいカ ' い にま、、カ、 はやしるし にまいカ、 ひかり わに、大きな外とうまくをひろげています。 貝は海水中にとけているカルシウムをとり れて、この部分で貝がらをつくります。 らゆうおう からだの中央部には、えらをはしめかん臓、 ちょう しんぞう 胃、腸、心臓などの内臓があります。おおく 一 ) きゅう の貝はえら呼吸をします。しかし、海水から でて生活するウズラタマキビや、陸にすむカ タッムリは、えらはなく、 肺で呼吸します。 そと すいかん からの外がわにのびでている管は水管とい みす えさと 、呼吸のための水をすいこんだり、 なるフランクトンをすいとるやくめをします。 さき 力、 貝の目は、まき貝では頭の先にある触角の ねもとについています。二枚貝のホタテがイ やヒオウギのなかまでは、外とうまくのふち あお に青くひかる小さな目かついています。でも、 かたち この目では、物の形がわからす、光やかげを かんしるていどです。 なお、貝には耳かありません。 せいかっ かいすいらゆう こきゅう ないそう あたま は かいすい ッて、つ 43
につ : ーんかくち たいひ : うてき ・日本各地の代表的な貝 ゆうすう かいさんこく 日本は世界でも有数の貝産国。 日本のまわりには , 黒潮 ( 暖流 ) 4 おやしお かんりルう や親潮 ( 寒流 ) がながれていて , うえかいかんせん その上海岸線がふくざっなため , いろいろなかんきようがつくられ ている。そのためおおくの貝がす んでいる。日本産の貝は約 5 , 000 種。 カモガイ ホタテガイ ほっかいどう 北海道 底引きあみには魚にま じっ しん力、い てう架海の貝がとれる。 1 工ゾボラ につは・んさん サラガイ 工ゾアワビ 工ッチュウ / ヾイ はんしゅう 本州 イガイ カニモリガイ / 、マグリ 0 四国 ・ナ・ . カ・・ニ・、ン バイ アオガイ タイラギ 九州 サクラガイ 干潟で潮干がり。 大潮の日 , ノヾカガイ オキアサリ ュウシオガイ ササェ ムラサキインコ ャッシロガイ タカラ ガイ カコボラ アコヤ ガイ オニササェ リンボウガイ ョメガカサ しおひ おおしお ・いその貝のすみわけ 潮上帯 丿アラレタマキビ をイボタマキビ さいしう ・いその貝をかんさつ , 採集しよう いそは生物の宝庫。たえすうちよせる波は , たつぶりえさと酸素をふくみ , 貝をはじめ , おおくのいその生物をそだてている。 いその生物は , 潮につかる深さによって , しゆるい すむ種類がきまっている。貝だけでなく , フ ジッポやカメノテなど , まわりにいる生物の ようすにも注意しよう。 また , 波のはげしくうちよせるいその貝は , せいカつ どのようにして生活するか , つぎのような , なかまにわけてしらべたり採集したりしよう。 0 ) ちよくせつ足で岩にすいついているもの。 ②岩のかげやすきまにかくれているもの。 ③岩にあなをあけてすむもの。 @) 貝がらでちよくせつ岩についているもの。 ⑤じようぶな糸 ( 足糸 ) でついているもの。 ⑥海藻のかげにかくれているもの。 まん % : う ※満潮のとき , 潮がいちばん高くま ・うら一うせん かんら : う でくるところを嵩潮線 , 干潮のと き , 潮がいちばん低くひくところ ていら : うせん こうら : うせん ていら : うせん を低潮線という。高潮線と低潮線 ら : うかんたい のあいだを潮間帯という。 かい シキクガモガイ こうら : うせん 高潮線 クポガ イシダタミ ケガキ さいい ) う べッコウガサ ら一うかんたい 潮問帯 潮だまり ムラサキインコ クジャクガイ ボウシュウ ササェ イガイ ていらようせん 低潮線 アワヒ カコボラ