・恥の砂瀏をつくってほろんだ文明 今から約五千年前、在のイラク南部にあたる さか メソボタミア ( ( こま、古代の都市が栄えました。こ ちまう がわ の地方をれるチグリス、ユーフラテス川が運ん みす でくる豊かな水と、こえた土にめぐまれて、ムギ らゆうしん のうぎよう はったっ を中心とする農業が発達したのです。 とち ところが、この土地をめ ぐってたびたび戦争がおこヒ、・ーサ 農地もあらされました。 それだけではありません。 のうち 農地を、つるおしてくれる水 の排水がわるかったために、 えんぶん 畑に塩分が結晶してしまい、 さくーもっ 作物の収穫もすっかりへつ てーレまい鞏 6 ーしに。 当、、一う かん、う 乾燥した気候の土地では、 みす 水のあっかい方のあやまち しお で、このような塩の砂漠を つくってしまうのです。 △水のとりあっかいに失敗したために , 地面に 塩が結晶してしまいました。 ( サハラ砂漠 ) 水が蒸発する 。。。結晶 ロ R かた みす ニネヴェク 0 皿 口々 0 口々々 ロ 0 ノヾビロン ■古イ、メソボタミアの都市 ウ丿レ ので、やがて作物もとれなくなりました。農地にひ とち えん力い みす いた水のあっかい方がわるい土地では、塩害もおき ちひょうふ みすしようはっ ました。強い日ざしで水が蒸発するときに、地表付 きんえんぶんナっしよう 近に塩分が晶するのです。その結果、作物も育た とち ふもっ ない、不毛の土地になってしまいました。 くさ ぶん かちく ひろ のうち 一方、農地を広げた分、家畜たちが草を食べる土 かちく ばくそうち 地がヘりました。牧草地がへったのに、家畜の数が くさ ふえたのですから、草はたちまちなくなります。 そんなところに、たびかさなる日でりがつづき、 さばく ひろ みどり ちたい この地帯は緑を失い、砂漠が広がっていったのです。 きゅうしゅう めんせき まいねん 、世界では毎年、九州と四国をあわせた面積の とち 土地が砂湊になっているともいわれています。砂漠 ねったい とち しゅうへん 周辺の土地だけではありません。熱帯のジャングル ひろ に広がりつつある砂漠もあります。 あめほうふ 熱帯のジャングルは、雨は豊富です。でも、木を ひょうめんっち 切ってしまうと、むきだしになった表面の土を、は つよ げしい雨があらい流してしまいます。そして、強い とち くさき 日ざしが、草木もはえない土地にしてしまうのです。 せ力い つよ さくもっ うしな かた さくもっそだ かす
タッシリ・ナジェールー新 、アカ・・テ、ス サ / 、ラ ひろ せかいさいたい アフリカ大陸の北部に広がるサハラ砂漠は、世界最大 めんせき こっ要んやく の砂漠です。面積は印本の約二十七もあります。サハ ラの大地が乾燥しはしめたのは、今から約二百万年前の まんねんまえ ことといわれています。しかし、今から約一 5 十万年前 ) - は、緑の大地だったこともあるのです。 ひょう サハラ砂漠の中央に、タッシリ・ナジェールとい、つ標 こ、つす、つひやく とち 高千数百メート ルの土地があります。この土地の岩壁に は、たむかしの人びとがえがいた絵がのこ 0 ています。 今から約五千五百 5 八千年前のものと考えられる絵の ルと土 みすへ 工かんなかに、なんとカバやゾウ、キリンなど、水辺や草原、 ジ髷豆せ どう気っ ひと ナのま森にすむ動物と、それを狩猟する人びとがえがかれてい 緑き よね たのです。それだけではありません。これらの動物の骨 シつが ひと ツか像 や、そこにすむ人びとの生活のあとものこっていました。 タ - , そ相 ~ つがも やく ねんまえ ち也 た立ち地て また約三千五百 5 四千五百年前の絵には、シカを狩猟 えと土と びの したり、ウシを飼う人びとの姿がえかかれていました。 スそこは しだい がのと 圓語石けたさらに時代が新しくなるとウマに乗った人びともえかか ならっ きだだ れていました。そして、今から約一一千年前の絵によ、 大岩ち地 あたら らゆうおう ひと ー ) ゅリよう せいかっ ねんまえ すかた ひと ひやくまんねんまえ どう気っ ー ) A リよう
さばく ないりく 上 , サハラ砂漠の内陸部でみつけた大 カ ' んべき むかしの石器。左 , 岩壁にえがかれた シカやウシを追っていた時代の絵。 原サ 輪わる 代を ノ、 冫口が ン 疋 と あ ハ が と フ と 地ち は ら 土と タ 地ち リ て そ に の る け 地ち く ッ が の 強窟 っ 砂さ化か 関 子く し で カ ) ナ れ . 士 . と の し ) 冫炅す は 係者 の め つ 死し リ し と ン ま 地ち い フ で 緑言 に る す て で て よ に ク ク ) つ の す は 雨 に 考み た 今は - 怛 : せ ナ っ カゝ 雨 お ル 人 ン よ む が く 多 氷お お の ら で 味 の 間 . 生 . ぃ か て ェ に の み よ 多約 ' な わ く も す わ 岩 河ゕ い で 卓Ü き 場 ; の し が ふ な 水 壁生物 の れ ま ル し つ し、 な 時し 原状 す 千 と し 活 の が は た 気き代こ た 因ー 育皀た 後 、そ 今 て 画か も は 初し、 い 廊 3 例 と 時し 退こ氷ー候 が 年れ で そ で で 代をす す の す は く に 外 河がの つ カゞ 亦へ よ も り の そ 地ち 地ち る た で 土と の い く あ 球 : 間発警化ヵ 草 し は 地ち か ろ た の さ 木き 氷ー達を か あ さ あ を と か を わ り 疋 の 対を期きす れ も と を し さ ら れ り 地ち と タい 球 : れ ば 教 t 流 る な た ま 候 は に た つ 絵え 候間す 氷を て の 数争 は せ や て ぇ て、 疋 で 多な る 砂さ き 燥言 ん の て は 河力。お い し す く ま ホ、期き 期きお ま の ま せ 化ヵ 気き に 石ゎ第 す 時し ッ 教 ラにた の も の な サ ワ ん ク ) うえ おお ひたり
けすりとられた岩や石は、運ば とち れる間に、さらにまわりの土地を けすり、また、おたがいにぶつか りあって小さくなっていきます。 力、つしゅう アメリカ合衆国のグランド・キャニオ まんねんまえ ン。約 1 , OOO 万年前からもりあがりはじ めた土地を , コロラド川カく浸食しつづ はは けています。峡谷の幅 IO 数キロメート ル , 深さ約 1 , 700 メートルもあります。 さはくらうおう ←サハラ砂漠中央部にある , タッシリ みす さんち ナジェール山地の谷。今は水かありま なか やく まんねんまえ せんが , 約 1 万年前までは川が流れ , 土 地がけずられていました しんし : く やく いま カーっしゅう ′アメリカ合衆国のゴールデン・キャニ まんねんまえみすうみ オン。約 1 , OOO 万年前 , 湖にどろが堆積 やま したあともりあがってできた山です。 あまみす 雨水でけずられ , 今 , ふたたび低くな っていく状態にあります。 たいせき いま あいた
うえ みき・すな 右 , 砂の上についたふしき ひたり あし な足あと。左 , 足あとをお いかけていくと甲虫のなか ( サ まがみつかりました さはく ハラ砂漠 ) こうらゆう 的ー物弯は で あ せ 植 び ろ お な 多 し す ん 物弯砂さ は 植か 砂さ漠 て に 肉物 ふけ、 き の く ほ 冫昊く 冫杲く て 中 環動 3 そ の 肉 食 ! に 生し ど の で の 生。、す 動 ; 果は に 動境まけ い 動与食 も 物を ち 物動物や 食た き な は む る は 物 虫動 し て は さ た・ に も け の 植 食た い や 物 る ま 昼 3 に 物し ほ 植べ を る 食たす か 物ら 対を を い み カゞ の の を 暑第 と し い か が た も 土と食た ま ま っ ら い が す す し す 時じ 動 だ 地ち と た の し 間き 牛勿ん ま 疋 た の て の は 丿てを 変動 ば ち つ そ る い 移。、地ち化ヵ物き か ま し 夜 は は 草言 ら 動に て り 石ゎ は に て に 草言食植 根ねあ く な で し か 間食動物 ま げ す て を り ら る す 物 接動 き お ま と や の とうぶつ しよくぶつ
かたち さば′、ふ、つけい きみような形の砂漠の風景 さばく だいち すな o の 砂漠の大地は、砂だけでできていると かんそう ュはかぎりません。岩ばかりの乾燥した土 かんせきさばく せかい 地、岩石砂漠もあります。しつは、世界 さ、はく だいふぶんかんせきさばく の砂漠の大部分は岩石砂漠で、サハラ砂 ぶん かんせきさばく , 頂の岩 の美漠も五分の四が岩石砂漠なのです。 ・ ~ ち也る ちけい がんせきさはく : 去〕あ 岩石砂漠では、きみような地形がよく 一す ~ 、、「見られます。地層にやわらかい部分とか ぶふん 丿たい立ロかあると、風雨にさらされたと ふぶんさき きに、やわらかい立ロ笏か先にけすられて ちけい くので、このような地形ができます。 医」こ、つ さばく ていち かんそう また砂漠の低地には、乾燥した気候が ちそう けっしよう えんるい 一地層にふくまれている塩類を結晶させて、 しおみず 2 しおだいち の湖や塩の大地ができます。 、、かま さばくだいち えんるい えんか しよくえん 、一既ま一を會 ※砂漠の大地にふくまれる塩類には、塩化ナトリウム ( 食塩 ) えんか えんか や塩化カリウム、塩化マグネシウムなどがあります。 ふ、つ、つ
つ力、 風車の力を使って , かんがい用の地下水をくみあげ さはく ています。 ( オーストラリアの砂漠 ) みす 會遠くからひいてきた水をスプリンクラーで畑にまい さはく ています。水が得られるようになってから砂漠も農 カーっしうこく ( アメリカ合衆国 , アリゾナ州 ) 地にかわりました。 らから ちかすい じばんちん かなくしてしまいます。地下水のくみすぎは地盤沈 みす みす 下や、水がれの心配があります。水のとりあっかい えんがい 「方がわるいと、塩害もひきおこしてしまいます。 せかいカくち しせん また、世界各地の自然を破壊して砂漠をつく ー ) やかい している背景には、社会のしくみや、政治、釜済な ふくざっ どのあり方が複雑にからみあっています。 とち さばくせいめい 砂漠を生命ある土地にするためには、砂漠の自然 けいかノ、、て医」 阜」トまノ生〈 - り 計画的におこなわなければなりません。 0 砂漠に生まれたダムは : 一九六八年、エジプトのナ がわ イル川にアスワン・ハイダム が完成しました。このダムの おかげで、ムフまで砂奏だった ひろ 土地がうるおい、農地も広が るだろうと、大いに期待され ていました。 でも、ダムができると、上 えいようぶん 流かられてくる栄養分を、い くんだこまかい土がせきとめ られて、下流に行きとどかな くなる象もでてきました。 がわ いままでナイル川の かこうふきん 河口付近でたくさんとれてい た魚の種類もかなりへってし △まったといわれています。 しよう
かんせってき 動物を角べることによって、間接的に植物のつく だした栄養分のお世訴になっています。 こよう また、動物が排せっした尿や糞、それに動物や植 」い′んかし 物の死を分解し、そうししてくれる生き物もすん でいます。分解された糞や尿、死体は土にもどって、 えいようナん ふたたび植物の栄養源になって吸収されます。 ん、 このよ、つに、 砂漢でも植物を中心に食ったり食わ れたりの関係が、くさりの輪のようにつながってい 力。 冖物す るのです。しかし、砂漢のきびしい気候のもとでは、 以直ま て【用生き物たちは、ぎりぎりのところで生きています。 このくさりの 肩雨が多くな気候の土地とちがい、 テをき 輪は、たいへんもろいのかとくちょうです。 . ク水〔生 るる ょに曰消スじ てら ジ・「 ) み未。う ぐを ツ・んのすそ ヒ・だ中でな め ' 芬 やをのの 3 的 光栄 ダ読糞読糞る表 のの クの。す 3 代 ラ冖物すにの う動ま朝料漠 はむひ食さ砂 そま ・ヘす = 運を , す ラにヘ読分はで 5 カ漠す巣蔀・ヘん スさ少てなラさ どしか化カ屋 ヤマネコ ゆう : まくみん ガゼル キツネ ねんリよう 、、糞は燃料になる 植物 ラクダ トカゲ / ヾッター さかな どし一うせいふつ ひかり オアシス どう」いっ 0 砂漠のそうじ屋スカラベ もの えいようふん しよく】いっ どう気っ んかい しよく」小っ こよう しよく】いっ どうふつ もの
* 砂莫を緑に 會ナツメヤシをさくでかこって砂からまもり ます。ナツメヤシは砂漠ではたいせつな緑 です。実は食用に木は建築材になります。 ←木のなえをさくでかこって砂や風からまも はやし ります。木が育って林になると , 砂や風を ( いずれもサハラ砂漠 ) ふせいでくれます。 要 砂さす り 海 3 や き な 億々 の で し 丘 : 水こ砂さ土とけ そ す せ 人面 世 て る す か ぐ 深オ ま地ち の ダ カゝ の っ 積界、 で で だ し ) し 方彎 ら を ろ す な け く も に た い ム の 法面井。、を 淡殳緑し ダ く 陸 2 あ め に た ム 海 3 も 水こに つ に と 西 て め り は 地ち 尸ど 水こ あ は ア を を く い 今 も い 暦誓 ま の し ) の り く あ る ス つ き は わ つ 上淡殳 ま て く 必 3 る 広 つ た ま れ 〇 ん ち 流水。、 て 水 め 要当砂さ せ も ア つ て 〇 か、 を ル 地ち 現作 り 〇 た い に か、 ん つ 冫昊く ト 下か集第 は あ も 年在こ物 り ま を 水まめ の は が 天ー大 多たま た 運 か を 極 3 あ は 地ち と 得え 河が里す り 上 球 : れ る る す せ で れ 約の る の 肥ひ て 方 る 水手水 地ち ュ . 料 法方を 緑を 球 : けッ が 十 ロ 5 地ち を 水夸 も 法 ル 必 3 ひ は は 下カ の あ ギ い 要当 砂さ人億を約 ! カゞ お し ) り あ 間人四 て と で 分オ 冫昊く き す 兀第ま り を に 十 が の 行。、必 3 を す ま 生、、 も た さくもっ
* どもに生きる砂漠の生物 會上 , 雨雲からにわか雨がふっているアメリカ てきおお のネバダ州の砂漠。比較的多くの植物がみら かんせきさはく れます。左 , サハラの岩石る少 ) 莫にはえるアカシ ア。地下にひそむわずかな水で生きています。 生。、植 ! 的ー ま生。、物ら は 力、 冫昊く き 物劣 の き は 砂さ ぇ く と ん き や に の で で が 方 は 植 ! て て を 水手 よて は も 土と で 冫炅く 足各ゅ い 食た 同 牛勿ら と 地ち い し で い て に ク ) し ) き 動 ま へ し も く 太 ( 、生。、 な 空水の る い な し ) す る ま 物劣 た 陽ぅ よき の ま 環い 環 が で つ た す は す の 物 た 中 : な 境砂さ境 : せ そ め の 光イ さ ん ち を と け の に に 冫昊く さ 近 は も オ き 養当 に よ そ 自し く く ア た は か 肉 分 方 ン ま ま 生 み と か 食 ! を 中て で 自し は 月 0 れ 物ら て に ん わ ス に 砂さ身 は 適ー が や ら い て ふ ど つ ク ) 物ぢ 栄ミ 淏 ~ で あ い 生。、応あ ワ る た 養当 り 酸 栄を に 中 : ば ン 雨ま る き し る 分えす 養当 ち 化か ま 生、、 証 が わ て ん だ の て ノし、ん 地 は や む 分 の し は 拠こ い 生。、せ ま き 灰殳 草言を 植 ! て 素そ植 ! わ 下ヵ か け き ん 物 で 分ぇ 食 ! 物 : ぢす 牛勿劣 を い り 水こな ま が て れ を の く と ま 使寡 に 水ま い 生、、 ま で と 動 す す な ら 植 ! うん ま き つ 基き す 物 た て つ タい は す 食 を砂さ が 砂さ て が て