やりカ , たけ ひ : うがちけ、、 ←北アルプス槍ヶ岳の氷河地形。大きく ひ : うカー くばんだ谷が , むかし氷河がけすって 、できた谷といわれている。 積雪がゆっくり移動する力でおこる根 まがり。 らから い名卩 3 ー・お ? 第ン第ー こおり ゆき けっしよう 一一一て、雪の結品はだんだんまるみをおびた氷つぶになっていきます。 かたら けっしよう こおり ゆき ゆきししんおも ' ′【氷つぶになって形がくすれた雪の結晶は、雪自身の重みで下へ下 ・ゆき へとしすみ、きめのこまかいしまり雪にかわっていきます。 けっしよう しんせつ けっしよう ふったばかりの新雪は、結品と結品のあいだに九十パーセントも く、つ医」 くうき ゆき 空気をふくみ、しまり雪でも六十 5 七十パーセントが空気です。 ゆき こおり このように雪は、たくさんの空気と氷つぶでできていて、光を乱 ・はんしゃ , ? 反射するので、あのように白くみえるのです。 せきせつ せいしつゆき 積雪はしまっていくあいだに、いろいろな生質の雪になります。 ゆき 雪がしめっているかかわいているか、またやわらかいカカたいカ こおり ゆき は、雪にふくまれている氷のつぶどうしのつながりかたや、空気、 すいんりよう 。 ' 、一水匇の量がきめてになります。 せきせつ じかん へんか ひょうが 積雪や、それが変化してできた氷河は固体ですが、長い時間には、 えきたい 液体のようにふるまいます。 ゆき たとえば、しゃ面につもった雪はしよしょに下へ流れていくので、 そこにはえている木ぎには、たいへんな力がかかります。そのため、 ゆきぐにやま げんしよう 雪国の山の木ぎには、根まがりという現象がおこります。 ゆき せつけい らから たにそこ ひょうが おお また氷河や雪溪の雪は、ひしように大きな力で谷底をけすってい ューじがた くので、そのような谷の断面は、字型にほれています。 めん だんめん しろ ちから した した した ひかり
ゆきぐに ほっかいど、つ ほんしゅう ふゅ にはん力いカわいったい 冬の北海道や東北、本州の日本海側一帯は、雪国です。 ゆきぐにひと 雪国の人びとにとってやっかいなのは、なんといっても ゆき ちはう せつがい ひがい 雪による被害、雪害です。そこでは、あたたかい地方の 宀′人びとには想像も 0 かな〔ような、雪とのたたか〔が毎 年くりかえされています。 一第 0 ふきや多量の物は、交通まひをおこします。雪風 ゆき ちか では、ひとばんで一メートル近くも雪がつもることはめ こ、つつう なんにち すらしくありません。そのため何日も交通がとだえ、食 りようせいかつひつようぶっし 糧や生活に必要な物資がはこべなくなることがあります。 ゆき ちかすい さいきん ゅうせつ しようせつどうろ かす、融雪 ( 消雪 ) 道路がつくられています。 0 は屋根をおしつぶしたり、木のえだをお「たりし ゆき けっしよう ます。ふってくる雪の結品はひしようにかるいものです が、これがつもりつもると、たいへんな重さになります。 ゆき ゆきぐに 雪国の屋根につもる雪は、十センチつもっただけで、 へいほ、つ 一平方メートルあたり四十キロにもなりますから、たく さんつもると、どんなに重くなるのかかわかるでしよう。 ゆき ①雪おろし。屋根につもった雪はおそろ おも せきせつ ↓しい重さになる。②積雪をかたつばしか ゆうせつどうろ ゆき らとかす融雪道路。③雪つり。つもった ゆきおも 雪の重さで木ぎのえだがおれないように ロープでささえる。 ゆきせいかっ * 雪ど生活 ・ 53 ・ 50 一、つほ′、 おも おも しよく
しゃ面につもった雪となだれ ゆき じかん しゃ面につもった雪も、時間がたつにつれ てだんだんかわっていきます。しかも、この ゆき めんひく 雪には、しゃ面の低い方へむかって、ゆっ り流そうとするカかはたらいています めん せっそうせっそう しゃ面につもった雪層と雪層のあいだにち こおり かいかてき、氷つぶどうしのむすびつきかよ わくなると、なにかのひょうしにすべりだす 尾根のゆるやかなしゃ面からふくことかあります。これかなだれです ゆき こおり が、きゅ、つなしゃ面にむかってョの せつ・ たとえば、霜ざらめ雪ができたり、 氷つぶ ひさしをつくる。これをョびという。 せつ した みす ョびはじよじょに下へすりおち、お めん のあいたに水がはいりこんたときには、よく ちたョがしゃ面の譱ョにショックをあ たえて、なだれになることがある なだれかおこります。 さき しんせつ ←先につもった雪の上に新雪がふりつ ゅ、 もったが、雪と雪のむすびつきがよ また、なだれは、角度三十 5 四十五度のし しんせつ わく、新雪がすべりおちて、なだれ や面でおこりやすいこともわかっています。 めん めん めん ちから かくど
おんど ゆき ・雪がふってくるときの温度をしらべよう。 けっしようおお かたち なんど 何度のとき、どんな形の結晶が多くみられましたか。 う層そく ・ゆき ゆき また、雪はかわいてさらさらしたこな雪でしたか。しめ く各しし質 ゆき でだ性 んりの ったボタン雪でしたか。 と雪 せきせつだんめん きを , る 0 積雪の断面をしらべよう。 あい雪とな せきせっすいらよく 示たのるに スコップで積雪に垂直なあなをはります。断面の上部 観い「積か・す ぬ〔体は・や かくせつ ゆき り 3 定を・め と下部では、雪はどのようにちがっていましたか。各雪 「一さる こおり ゆき ゆき き積をら」重べ そうゆき ・一底かのら 層の雪はかわいた雪でしたか、しめった雪でしたか。氷 むし のつぶはどんなようすでしたか。虫めがねでしらべてみ 土ー ) よ、つ かくせっそうおんど 第第 ) ( み当三 000q し また、各雪層の温度もはかってみましよう。 ゆき でんせん ・木のえだや電線など、いろいろな場所につもった雪を めす ゅ医」 かんさっ じゃる 観察しよう。雪はしめっていましたか、かわいていまし きおん けわと とたんたか。そのときの気温はど、つだったでしよ、つか。 ゆき らつどゆき " かのん・雪がとけるときは、どんな場所につもった雪がいちば り冖熱ど はや 、、わ , らん早くとけましたか。日なたと日かげではどうですか。 せきせつ の雪ろ 積雪は表面にちかいところからとけるでしよ、つか、地 「勿 く植雪とめん 一囲にちかいところか、らとけるでー ) よ、つか。 だんめんじようぶ ひょうめん け = 一口
けっしよう ゆき かたち へんこうけんびきよう ↓①偏光顕徼鏡でみた新雪。ふってきた雪の結晶は , すぐに形がくずれはじめる。 げんけい けっしよう せきせつ しようはつ はっかめ ②つもって 20 日目のしまり雪。結晶の原形はもうない。③積雪の内部で蒸発し た水蒸気が霜の結晶に成長してできた霜ざらめ曇。④氷つぶのあいだに水滴が せ、、ちょう すいてき けっしよう すいじようき ゆき あか おお こおり いろ はいりこんで , 大きな氷つぶに成長してできたざらめ雪。写真の赤むらさき色 くうき ぶぶん なか ぶぶん の部分は , 積雪の中の空気の部分。 こおり しやしん せいらよう す・いじよう当」 こおり じようはっ 氷つぶから蒸発した水蒸気が、 ーレよも しよも けっしようせいちょう 霜の結晶に成長して、霜ざらめ ゆき 雪ができます。 はるさき おんど 春先などには、温度があがっ こおり こおり ゆきみす てとけた雪の水が、氷つぶと氷 っふのあいだにはいりこみ、そ れがふたたびこおりついて、大 こおり きな氷つぶになります。こうし ・ゆき てできるのがざらめ雪です。
せきせったんめん しゆるい ・積雪断面にみられる雪の種類 注意この積雪は高い山や , 気温の低い はあ、 ところにふる水分のすくない雪の場合 第去子。、を 大を大 第物を。。象籌第第 3 、驪物 , 、 - 、を 0 , ッ・・地麸でをはかけている 新雪わすかに結晶のおも ・←かげがのこっている。すき まが大きく , 空気をたくさ んふくむ。 しまり雪結晶がまるみを ・←おびてできた氷つぶどうし が , くつつきあっている。 す、、し一うき ・←霜ざらめ雪水蒸気が霜の ー吉晶になってできた氷つぶ。 ・一ざらめ雪大きな氷つぶに なっている ふゆ ・どいか ちほう ゆき せきせっ 地方の雪でも , 積雪の上部と下部で おんど しめん は , 温度のちがいがある。地面ふき しねつ : 日お んは土也熱のためにほほ、れい度で , 不責 おんど 低 雪上部ほど温度は低い。あたたかい ゆき ゆき 地方にふる雪は , ほとんどしまり雪 になるひまもなくざらめ雪になって , やがてとけていく さむ 冬のあいだじゅうれい度以下の寒い ー b き せき ひく ちはう おお 0 けっしよう ふってきたときは、あんなに美しい結品だ ちじよう ゆき せきせつ った雪も、地上につもって積雪になると、だ んだんそのすがたをかえていきます。 せきせつない ゆき みす れい度以下の積雪内では、雪はとけて水に ゆき けっしよう ひょうめん なることはありませんが、雪の結晶の表面か すいじよう」 じようはっ らは、たえす水蒸気が蒸発しています。 すいじようき けっしよう ぶぶん そのとき、水蒸気は結晶のとがった部分か し地 じようはっ ぶぶん こおり ら蒸発して、へこんだ部分にくつついて氷に ゆき けっしよう かど なります。そのため、雪の結晶は角のとれた こおり へんか まるい氷つぶに変化していきます。 ゆきじしんおも これに雪自身の重さがくわわるので、すき こおり こおり まがおしちぢめられ、氷つぶと氷つぶがくっ ・ゆき つき、だんだんしまり雪になっていきます。 せきせつないぶ おんどさ また、積雪内部に大きな温度差があると、 ど か お お うつく 22
かぜ 風のいたずら ゆき 雪がやんだあとも、山はしばしばはげ ゆき かせ せきせつ しい風かふきあれ、積雪 ( つもった雪 ) ひょうめん よを表面からふきとばしていきます。 ゆき せきせつ ひょうめん 』ふぶきは、積雪の表面から雪つぶか、 く、っちゅう 、けんしよう 空中にふきとばされる現象です。 ゆき べっゆき とばされた雪つぶは、また別の雪つぶ れをはねとばし、つぎつぎこれをくりか、疋 せきせつ します。こんなとき、積雪の表面には、 おもいかけないもよ、つかてきます ゆき せきせつ はねとばされた雪つぶが、積雪の表面 にふつかり、これをけすったり、ほった ゆき せきせつひょう ぶりするのです。また、雪つぶは、積雪表 めん 會面をかたくかためたりもします。 やま ひょうめん ひょうめん
みすうみみす こおった湖。水はセッ氏 4 度でもっとも重 くなり下へしすみ , それよりつめたい水は すいめん みす かるいので , 水は水面からこおる。 すいし【うき あさきリ ・湖面にたっ朝霧。水蒸気がひやされて小さ な水滴になり , それが光を乱反窮して白く す、、し一うき みえる。水蒸気は気体で , 目には見えない。 * 水はめぐる みす みちか 水は、わたしたちの生活の中で、もっとも身近にある ぶっしつ ちきゅうしようせいぶつ ー、物質のひとつです。空気とともに、地球上の生物にとっ てなくてはならないものです。 みすへんか それだけではありません。水の変化によっておきる現 しよう かんきよう ちきゅうしよう ぐ象か、いろいろな環境をこの地球上につくりだし、生物 のすめる惑星にしているのです。そのル象とは、どんな げんしよう 」」を現象でしようか。 3 地球」」、〔ると一豸」〔ろ〔ろなす。をし。水 があります。その九十七パーセントは瀇おで、二パーセ ひょうが ちかすい ントが氷河、〇・六 ーセントが地下水、のこりが川や みすうみみすくうきちゅうすいしようき 湖の水、空気中の水蒸気です。 みす おな これらの水は、けっしていつまでも同しところにとど おな まり、同じすがたをしていることがありません。たえす へんか 変化し、うごきまわっているのです。 ふゆみすうみみすえきたい こおり たとえば、冬、湖の水 ( 液体 ) はこおって氷 ( 固体 ) みす になりますが、やがて春になるととけて水にもどります。 すいめんこおり すいしようき きたい しようはっ また、水面や氷からはたえす水蒸気 ( 気体 ) が蒸発し せいかっ なか せいふつ
雪から氷へ ゆき 雪がとけすに、そのままどんどんふり 、つもると、どんなすがたになるでしよう。 せきせつ ながねんげつ 積雪は長い年月、とけすにのこってい ゆきおも ると、新しくふりつもった雪の重みで、 ふるゆき 古い雪がだんだんおしつぶされます。そ こおり 一して、ついには氷になってしまいます こ、つ ねんじゅうさむ 年中寒いヒマラヤやアラスカなどの高 ゆき こおり ざん 山では、谷をうめつくした雪が氷になっ 一読年きめつ石お なん千でこなか化 れて、きわめてゆっく り海れていきます。 何らじにのす ひょうカ 。力と・うき雪く お氷き雪き・ほは これが氷河です。 た , とき気力河 か山 ひょうか うみ つにのが氷 んい氷 氷河は、やがて海へくすれおちて、氷 としそき気。 たた らカ。くノ こおり ひょうざんゆき う空る」先きざん かむだたえので山になります。氷山は雪からできた氷で、 山の " 氷れみカ河て 氷もたらて氷ちかいすい 、冫ノかこおったものではないのです ※雪は、空気がることのできるすきまがあるが、氷にはそれがない こおっ 積雪が三十 5 五十メート ルになると、千ョは氷にかわる せきせつ あたら ひょう
しんせつ 會新雪のふったあとについたウサ lb き ギの足あと。ふりたての雪は , 雪と雪のあいだにたくさん空気 やわらか をふくんでいるので , くふわふわだ。そのため雪のや んだすぐあとには , このよう ( 足あとは深くしすむ。 し レわき ←雪がやんだあと , 白くかがやく しんせつ そら 万雪とまっ青にはれた空 雪カく くうきらゆう ふるときは , 生気中のこま 力、し、 ちりもいっしょにはこんでくる。 そら 雪は空のそうじ役もする。 さお き =