. いっしつ ・物質の三つのすがた 気体 →・ひやす →あたためる * 固体・液体・気体 わたしたちの身のまわりにある物質は、大きくわけると三 へんか えきたい きたい あわこ をかな つのすがたに変化します。固体、液体、気体です。 ど度に的 みす き気 えきたい 以日皿たも 水も物質のひとつです。水というと、ふつう液体のすがた でが」専 こおり とす ものを をいいますが、これをひやすとセッ氏れい度でこおって、氷 のつか化 こおりみす カ = を変 になります。氷は水が固体になったすがたです。氷はあたた 解固冖圧 , ので えきたい みす 融」凝のとだん よめるとやがてとけて、またもとの液体の水にもどります。 定る すいしようき しようはっ みす C ・の、つ 水の表面からは、たえす水蒸気が蒸発しています。この水 はたれよ じようはっ すいしよう医、 げぞの され〉上をあたためると、さらに蒸発かさかんになります。水蒸気は のりそで 固〔質た。ば水の気体のすがたで、ひやすとまたもとの液体にもどります。 一物げると ぶっしつおお おんど えきたい 物質の多くは、このように温度をあげると、固体↓液体↓ きたい おんど きたい えきたい へんか 〔質。気体と化し、温度をさげると、気体↓液体↓固体と変化し っ勿 ちよくせつきたい ぎ、や ます。しかし、ときには固体から直接気体になったり、 きたい げんしよう くに気体から直接固体になることがあります。この現象を昇 たれ華と、 しいます。 みちか とな 水は、わたしたちの身近で、たやすく三つのすがたに化 おお こうおんへんか カ赤温 しますが、多くの物質は、もっと高温で変化します。たとえ つ高 えきたい ば固体の鉄がとけて液体になるのは、セッ氏一五三五度です。 きあっ おんど しおんど ※セッ氏温度は、水の性質を利用してきめた温度の単位。つまり、一気圧の こおリ おんど みす しゅんすい っしょにあるときの温度を、セッ もとで純粋な水をこおらせ、水と氷がい おんど 氏れい度、ふっとうしたときの温度を百度ときめた。 カ華冖発 昇 3 蒸 昇華 凝結蒸発 えきたい ゆう力、、 みす みすひょうめん らよくせつこたい みす みす ぶっしつ おお こおり しよう
* もくじ 深まりゆく秘・ ふゅ第あしおと 冬の足音・ 6 ゆき 雪がふってきた・ 8 雪は天から送られた手・ 颶のいたすら・ せきせつないぶ 積雪内部をしらべる・ ゆき しゃ面につもった雪となだれ・ 樹氷のひみつ・ むひょう 樹木以外にできる霧氷・ ゆき きせつ 雪どけの季節・ ゆき こおり 雪から氷へ・ えきた 1 きた、 固体・液体・気体・ 水はめぐる・ みず じゅひょう めん
すいし : うき しようはつ 會上 , 葉の表面から蒸発する水蒸気や , すいしようき らよくせつ 気中の水蒸気が直接固体になってできる す、、てき ひ : うめん 自。葉の表面からでるこまかい水滴か っち おってできることもある。下 , 土のすき ちひょう まをつたって地表ふきんまでのほ、ってき かざんはい こおってできる霜柱。火山灰の た水が , ようなこまかい土によくできる。 水たまりに氷がはった。れい度以下のっ めたい空気 . や物にふれたところから , おりはじめる。 ひょうめん きらゆう っち
ちきうしよう 水はいろいろなすがたにかわりながら地球上 をめぐる。どんなところにどんなすがたの水 カくひそんでいるかしらべてみよう。 太陽 成長した雲 とけて水 になる / 霧や雲 上昇してひや される すいしようき 水蒸気 こおって氷になる 水蒸気 すいしようき、 水蒸気↑↑ 水蒸気 ⅢⅢ↑↑Ⅲ水蒸气 すいしようき すいしようき 水蒸気 植物の葉から 蒸発する みすうみ しようはつ すいしようき 水蒸気 ↓↓ くうきちゅう て、空気中へにげていきます。 ・すいしよう医」 ところが、この水蒸気もまわりのつめたい すいてきえきたい 鈿空気にひやされると、 小さな水滴 ( 液体 ) に なって、霧や雲をつくります。 一り ゅ医」 あめえきたい 霧や雲からは、雪 ( 固体 ) や雨 ( 液体 ) が ちしよう みす ふることがあり、水はふたたび地上へもどっ しようはっ ていきます。そのあいだに蒸発して、また水 しようき みす 蒸気になってしまう水もあります。 ちきゅうじよう みすへんか このように、地球上では大規模に水が変化 しなからうごいています。そして、これらに ・け / んしよう 医」しよう・けんしよう ともなう現象が気象現象です しつけんしつ みすへんか 実験室でも、水の変化するようすをかんた んにためしてみることができます。しかし、 気象象ほど身近にみることができて、しか みすへんか も大規模におこる水の変化はありません。 ちきゅう 医」しよう・けんしよう やがいじつけんしよう 気象現象は、地球という大きな野外実験場 げんどうりよく でおこっています。それをおこす原動力は、 たいし玉、つ 汞太陽のエネルギーです。 おお
みすうみみす こおった湖。水はセッ氏 4 度でもっとも重 くなり下へしすみ , それよりつめたい水は すいめん みす かるいので , 水は水面からこおる。 すいし【うき あさきリ ・湖面にたっ朝霧。水蒸気がひやされて小さ な水滴になり , それが光を乱反窮して白く す、、し一うき みえる。水蒸気は気体で , 目には見えない。 * 水はめぐる みす みちか 水は、わたしたちの生活の中で、もっとも身近にある ぶっしつ ちきゅうしようせいぶつ ー、物質のひとつです。空気とともに、地球上の生物にとっ てなくてはならないものです。 みすへんか それだけではありません。水の変化によっておきる現 しよう かんきよう ちきゅうしよう ぐ象か、いろいろな環境をこの地球上につくりだし、生物 のすめる惑星にしているのです。そのル象とは、どんな げんしよう 」」を現象でしようか。 3 地球」」、〔ると一豸」〔ろ〔ろなす。をし。水 があります。その九十七パーセントは瀇おで、二パーセ ひょうが ちかすい ントが氷河、〇・六 ーセントが地下水、のこりが川や みすうみみすくうきちゅうすいしようき 湖の水、空気中の水蒸気です。 みす おな これらの水は、けっしていつまでも同しところにとど おな まり、同じすがたをしていることがありません。たえす へんか 変化し、うごきまわっているのです。 ふゆみすうみみすえきたい こおり たとえば、冬、湖の水 ( 液体 ) はこおって氷 ( 固体 ) みす になりますが、やがて春になるととけて水にもどります。 すいめんこおり すいしようき きたい しようはっ また、水面や氷からはたえす水蒸気 ( 気体 ) が蒸発し せいかっ なか せいふつ
やりカ , たけ ひ : うがちけ、、 ←北アルプス槍ヶ岳の氷河地形。大きく ひ : うカー くばんだ谷が , むかし氷河がけすって 、できた谷といわれている。 積雪がゆっくり移動する力でおこる根 まがり。 らから い名卩 3 ー・お ? 第ン第ー こおり ゆき けっしよう 一一一て、雪の結品はだんだんまるみをおびた氷つぶになっていきます。 かたら けっしよう こおり ゆき ゆきししんおも ' ′【氷つぶになって形がくすれた雪の結晶は、雪自身の重みで下へ下 ・ゆき へとしすみ、きめのこまかいしまり雪にかわっていきます。 けっしよう しんせつ けっしよう ふったばかりの新雪は、結品と結品のあいだに九十パーセントも く、つ医」 くうき ゆき 空気をふくみ、しまり雪でも六十 5 七十パーセントが空気です。 ゆき こおり このように雪は、たくさんの空気と氷つぶでできていて、光を乱 ・はんしゃ , ? 反射するので、あのように白くみえるのです。 せきせつ せいしつゆき 積雪はしまっていくあいだに、いろいろな生質の雪になります。 ゆき 雪がしめっているかかわいているか、またやわらかいカカたいカ こおり ゆき は、雪にふくまれている氷のつぶどうしのつながりかたや、空気、 すいんりよう 。 ' 、一水匇の量がきめてになります。 せきせつ じかん へんか ひょうが 積雪や、それが変化してできた氷河は固体ですが、長い時間には、 えきたい 液体のようにふるまいます。 ゆき たとえば、しゃ面につもった雪はしよしょに下へ流れていくので、 そこにはえている木ぎには、たいへんな力がかかります。そのため、 ゆきぐにやま げんしよう 雪国の山の木ぎには、根まがりという現象がおこります。 ゆき せつけい らから たにそこ ひょうが おお また氷河や雪溪の雪は、ひしように大きな力で谷底をけすってい ューじがた くので、そのような谷の断面は、字型にほれています。 めん だんめん しろ ちから した した した ひかり