ゆき けっしよう かんさっ ・ふってくる雪の結品を観察しよう。 けっしよう ゅ、 おお 雪の結晶は一、 リ前後のものが多く、大きいものでは け - っしよう おお 五 5 六ミリあります。大きい結晶をみるには、虫めがね かんさっ けんびきよう でもしゅ、つぶんですか、くわしく観察するには、顕妝鏡 をつかいます。 ゆき けっしよう 雪の結晶をみることができるのは、れい度以下のとき どうぐ です。つかう道具は、かならす外気になしませてひやし ておくことです。また、はく息かかからないよ、フに。は観 たいおん だかの手では、体温がったわって、たちまちのうちに結 しよう 日かとけ・てー ) まいます % 手ぶノ \ ろを ) ー ) 年 ( ー ) よ、フ。 * 雪を観察しよう おな ゆき 白くて、みんな同しようにみえる雪にも、いろいろな かたちせいしつ すがた形、性質があることがわかりました。 ゆきぐにひと ちほう 雪国の人はもちろん、あたたかい地方にすむ人も、た ゆきひ じよう ゆき まにふる雪の日や、スキー場へいったときなど、雪をし ゆき つくりみてみましよ、つ。雪はいろいろなことを、わたし かた ゆき かんさっ ゆき たちに語りかけてくれます。さあ、雪を観察して、雪の けんきゅう 一三ロりかけてくれることばを研究してみましよ、つ。 しろ おお むし かんさつ 息がかかったり , たいおん 体温がったわらな 田 ~ 20 倍の けんび ! よう 顕・微鏡 ひと 大きな結晶は , 虫めがねでじゅ うぶん観察でき る。黒い布をは った板にうけて みるとよくみえ かんさつ めの 雪をかためてつ つくえ くった机
せきせったんめん しゆるい ・積雪断面にみられる雪の種類 注意この積雪は高い山や , 気温の低い はあ、 ところにふる水分のすくない雪の場合 第去子。、を 大を大 第物を。。象籌第第 3 、驪物 , 、 - 、を 0 , ッ・・地麸でをはかけている 新雪わすかに結晶のおも ・←かげがのこっている。すき まが大きく , 空気をたくさ んふくむ。 しまり雪結晶がまるみを ・←おびてできた氷つぶどうし が , くつつきあっている。 す、、し一うき ・←霜ざらめ雪水蒸気が霜の ー吉晶になってできた氷つぶ。 ・一ざらめ雪大きな氷つぶに なっている ふゆ ・どいか ちほう ゆき せきせっ 地方の雪でも , 積雪の上部と下部で おんど しめん は , 温度のちがいがある。地面ふき しねつ : 日お んは土也熱のためにほほ、れい度で , 不責 おんど 低 雪上部ほど温度は低い。あたたかい ゆき ゆき 地方にふる雪は , ほとんどしまり雪 になるひまもなくざらめ雪になって , やがてとけていく さむ 冬のあいだじゅうれい度以下の寒い ー b き せき ひく ちはう おお 0 けっしよう ふってきたときは、あんなに美しい結品だ ちじよう ゆき せきせつ った雪も、地上につもって積雪になると、だ んだんそのすがたをかえていきます。 せきせつない ゆき みす れい度以下の積雪内では、雪はとけて水に ゆき けっしよう ひょうめん なることはありませんが、雪の結晶の表面か すいじよう」 じようはっ らは、たえす水蒸気が蒸発しています。 すいじようき けっしよう ぶぶん そのとき、水蒸気は結晶のとがった部分か し地 じようはっ ぶぶん こおり ら蒸発して、へこんだ部分にくつついて氷に ゆき けっしよう かど なります。そのため、雪の結晶は角のとれた こおり へんか まるい氷つぶに変化していきます。 ゆきじしんおも これに雪自身の重さがくわわるので、すき こおり こおり まがおしちぢめられ、氷つぶと氷つぶがくっ ・ゆき つき、だんだんしまり雪になっていきます。 せきせつないぶ おんどさ また、積雪内部に大きな温度差があると、 ど か お お うつく 22
やりカ , たけ ひ : うがちけ、、 ←北アルプス槍ヶ岳の氷河地形。大きく ひ : うカー くばんだ谷が , むかし氷河がけすって 、できた谷といわれている。 積雪がゆっくり移動する力でおこる根 まがり。 らから い名卩 3 ー・お ? 第ン第ー こおり ゆき けっしよう 一一一て、雪の結品はだんだんまるみをおびた氷つぶになっていきます。 かたら けっしよう こおり ゆき ゆきししんおも ' ′【氷つぶになって形がくすれた雪の結晶は、雪自身の重みで下へ下 ・ゆき へとしすみ、きめのこまかいしまり雪にかわっていきます。 けっしよう しんせつ けっしよう ふったばかりの新雪は、結品と結品のあいだに九十パーセントも く、つ医」 くうき ゆき 空気をふくみ、しまり雪でも六十 5 七十パーセントが空気です。 ゆき こおり このように雪は、たくさんの空気と氷つぶでできていて、光を乱 ・はんしゃ , ? 反射するので、あのように白くみえるのです。 せきせつ せいしつゆき 積雪はしまっていくあいだに、いろいろな生質の雪になります。 ゆき 雪がしめっているかかわいているか、またやわらかいカカたいカ こおり ゆき は、雪にふくまれている氷のつぶどうしのつながりかたや、空気、 すいんりよう 。 ' 、一水匇の量がきめてになります。 せきせつ じかん へんか ひょうが 積雪や、それが変化してできた氷河は固体ですが、長い時間には、 えきたい 液体のようにふるまいます。 ゆき たとえば、しゃ面につもった雪はしよしょに下へ流れていくので、 そこにはえている木ぎには、たいへんな力がかかります。そのため、 ゆきぐにやま げんしよう 雪国の山の木ぎには、根まがりという現象がおこります。 ゆき せつけい らから たにそこ ひょうが おお また氷河や雪溪の雪は、ひしように大きな力で谷底をけすってい ューじがた くので、そのような谷の断面は、字型にほれています。 めん だんめん しろ ちから した した した ひかり
←気ラ品が高いと , しばしば雪の けっしよう 結晶と結晶がくつつきあって はんしルう おちてくる。本州などにふる おお おお 里雪に多い。 大きなかたまり ゆき でおちてくる雪をボタン雪と きおん さと一りき きおん ひく ゆき けっしよう ・気温が低いと , 雪の結晶はく たんどく つつきあうことなく , 単独で おちてくる 。高い山にふる雪、 やま おお
けっしようせいちょう 0 雪の結晶の成長と雨 0 90 0 0 0 0 0 0 ゆき けっしよう っ却きがこて、雪の結晶へと成長していきます。 けっしよう せいちょう おリカ過ち水くる 成長しておもくなった結晶は、雲の中をゆっくりおち ミおい却っ すいじようき が 7 亠左らりて 葯。がおちていき、そのあいだにどんどん水蒸気を食べ、ますます けっしよう けっしよう けっしよう 、水径るなたこおおお 却直なしいたら大きな結晶になっていきます。とちゅうで結晶と結晶が ( にげ下っまか せつべん くつつくと雪片になります。 に・らてをおてし ゅ」 ちしよう きおん なっ しかし、夏は地上の気温が高いので、雪はおちてくる 』結たとの。とか ゆき あめ トみ、一「のきも 3 雲・うんり までのあいだに、とけて雨になってしまいます。雪は、 雪でれの・よたく てら滴・ひつを ちしよう ふゅ きおん ・どぜんご 右いあ ~ 水たいれ地上の気温がれい度前後の冬になって、はしめてそのす まえ がたをわたしたちの前にみせてく れます。 ち也 ゆき けっしよっ おちてくるあいだ、雪の結品に 高 尋』度。過留却水滴がこおりつくと、あら 。「雪れやひょうができます。 高ま おんたいちほうあめ 雨 日本など温帯地方の雨は、おも き気わ凵 ~ 水てし にこのよ、つなしくみでふりますか くも いしよう よく氏ねったいちほう に熱帯地方では、れい度以上の雲か 水節韜 0 すいてき 却崋、気 はもら、直接大きな水滴がもとになっ 皿で 過童 〇の ' , てふる雨があります。 晶 3 上で かれいきやくすいてき 過冷却水滴 でできた雲 れい下 25 度 0 0 0 れい下度 あられ れい度 - 力、れいきやくすいてき せいらよう につ要ん ちよくせつおお あめ
けっしよう ゆき かたち へんこうけんびきよう ↓①偏光顕徼鏡でみた新雪。ふってきた雪の結晶は , すぐに形がくずれはじめる。 げんけい けっしよう せきせつ しようはつ はっかめ ②つもって 20 日目のしまり雪。結晶の原形はもうない。③積雪の内部で蒸発し た水蒸気が霜の結晶に成長してできた霜ざらめ曇。④氷つぶのあいだに水滴が せ、、ちょう すいてき けっしよう すいじようき ゆき あか おお こおり いろ はいりこんで , 大きな氷つぶに成長してできたざらめ雪。写真の赤むらさき色 くうき ぶぶん なか ぶぶん の部分は , 積雪の中の空気の部分。 こおり しやしん せいらよう す・いじよう当」 こおり じようはっ 氷つぶから蒸発した水蒸気が、 ーレよも しよも けっしようせいちょう 霜の結晶に成長して、霜ざらめ ゆき 雪ができます。 はるさき おんど 春先などには、温度があがっ こおり こおり ゆきみす てとけた雪の水が、氷つぶと氷 っふのあいだにはいりこみ、そ れがふたたびこおりついて、大 こおり きな氷つぶになります。こうし ・ゆき てできるのがざらめ雪です。
ちきうしよう 水はいろいろなすがたにかわりながら地球上 をめぐる。どんなところにどんなすがたの水 カくひそんでいるかしらべてみよう。 太陽 成長した雲 とけて水 になる / 霧や雲 上昇してひや される すいしようき 水蒸気 こおって氷になる 水蒸気 すいしようき、 水蒸気↑↑ 水蒸気 ⅢⅢ↑↑Ⅲ水蒸气 すいしようき すいしようき 水蒸気 植物の葉から 蒸発する みすうみ しようはつ すいしようき 水蒸気 ↓↓ くうきちゅう て、空気中へにげていきます。 ・すいしよう医」 ところが、この水蒸気もまわりのつめたい すいてきえきたい 鈿空気にひやされると、 小さな水滴 ( 液体 ) に なって、霧や雲をつくります。 一り ゅ医」 あめえきたい 霧や雲からは、雪 ( 固体 ) や雨 ( 液体 ) が ちしよう みす ふることがあり、水はふたたび地上へもどっ しようはっ ていきます。そのあいだに蒸発して、また水 しようき みす 蒸気になってしまう水もあります。 ちきゅうじよう みすへんか このように、地球上では大規模に水が変化 しなからうごいています。そして、これらに ・け / んしよう 医」しよう・けんしよう ともなう現象が気象現象です しつけんしつ みすへんか 実験室でも、水の変化するようすをかんた んにためしてみることができます。しかし、 気象象ほど身近にみることができて、しか みすへんか も大規模におこる水の変化はありません。 ちきゅう 医」しよう・けんしよう やがいじつけんしよう 気象現象は、地球という大きな野外実験場 げんどうりよく でおこっています。それをおこす原動力は、 たいし玉、つ 汞太陽のエネルギーです。 おお
・しめった雪のしゃ面を , ころが年 ーながら大きくなっていく雪玉。 : はお ゆきたま の . やま一 - い三を 野山をまっ白にうめつくす雪。 ゆき 雪は 0 水のかりのすがたです。 けっしていつまでも、 おな 同じすがたをしていぼせん。 こっこく、一そのすがたを かえていきます。
てがみ 天からの手紙のいろいろ けっし : うひとくち 0 雪の結晶ーロメモ 雪の結品のふってくる速度 雪は雨にくらべるとたいへんゆっくりふって くる。ふつう上空でできて地上におちてくる まで , 約 2 時間かかる。しかし , それも結晶 おお の形や大きさによってすいぶんちがう。 大きさまたふってくる は萇さ ( ー ) 速度 ( / 秒 ) 2 : 六花型樹枝状 ) 湿与 度ど 水 ! ーかくはんしう一 蒸ま : 角板状 ! 量 く。・〇 : 柱状 : 廱角板状 る 針状 そら ゆき けっしよう かたら けっしよう そこで空からふってくる雪の結晶の形をしらべれば、その結品が しよう′、、つ 、しよう なかやはくし できた上空の気象もわかるというわけです。中谷博士は、このこと ゆきてん おく ししました。 を、「雪は天から送られた手紙」というふうに、 ちじよう じっさい ゅ、 かんさっ けっしよう しかし、実際に地上で観察できる雪の結晶は、おちてくるまでの る あいだ、すいぶん飃にされてきますから、その繪晶の形が、そく しよう / 、、つ 医」しよっ かんさっ 』度ざに観察した上空の気象だといい きることはできません。天からの てがみ 手紙は、旅をしながらおちてくるあいだに書きつづられたものです。 きおん てきたか てがみ この手紙によると、気温がひかく的高くて、湿度がひしように高 うつく ひく きおん ろっかがた いと、花びらのように美しい六花型ができ、気温がたいへん低く、 ーし ひく ろっかくちゅう けっしよう 湿度も低いと、 小さな六角柱の結晶ができることが知られています。 角柱状 かくは / 、しよう 角板状ー かたら 形 はりし : うけっし : う ①針状結晶 力、くらうしようけっし一う 圄角柱状結晶 3 砲弾集合 しゅしし : うろっか ④樹枝状六花 3 雪片 ( ボタン雪 ) あられ吟 ⑦雨 ー 30 。 C ー 25 ℃ ー 20 ℃ ー 5 ℃ 3 0 3 は たび 30 3 てがみ 0 雪の重さ ふわふわおちてくる雪は , いかにもかるそう だが , 結晶の形や大きさですいぶんちがう。 小さなもので , わすか 0 . 003 ミリグラム , 大 きなもので 0 . 3 ミリグラム。ふつう 0 . 05 ミリ おお グラムのものが多い。直径 3 ミリメートルの あられは匚 5 ミリグラムある。ーミリグラム とは一グラムのし 000 ・分の一 おお 0 0 雪の結晶の数 さかんにふっている雪は , に立方メートルに ほほ万個の結晶がふくまれている。 これを 全部あつめても 0 コグラムぐらいにしかなら しかし , これがつもりつもって , 積雪 になるとたいへんな重さになる。 て ん 0
てかみ ・手紙のでどころは , どんなようすだろう ? 雲つぶ ( 過冷却水滴 ) 過冷却水滴でできた雲 ( れい下 25 度ぐらい ) 雲 - つ : かれ、、 ! を・ : す、、てき ( 過冷却水滴 水蒸気 かれい ! くす、、てき ↓↓晟長して重くな こまかいちりをしん った雪は , やが にしてできる。たい ておちていく。 へんかるいので , ほ とんどおちることな くういている ゆき おく てがみ 雪は天から送られた手紙 ゆき ふってきたばかりの雪を、虫めがねでのぞ いてみたことはありませんか。美しい花のよ うなすがたをしていませんでしたか。そうで ゆき こおり けっしよう す。雪の正体は、氷の結晶だったのです。 じよう / 、、つ さむ ゆき 雪のできはじめは、上空のとても寒いとこ すいしよう医」 ちよくせつこおり ろで、水蒸気が直接氷のつぶになったもので く、つきちゅう す。そのとき空気中のこまかいちりをしんに こおり してできます。この氷のつぶか、つめたくひ にんてかん たな・ん かれいきやくすいてき きと・しれぶやしまね やされた雲 ( 過冷却水滴 ) の中をおちてくる てだ っちとこ おお けっしようせいちょう です水がとの赤のる・ん き 十′し る、 . 氷のも ・えるあいだに、大きな結晶に成長するのです 水れ粋なあで 2 雪るて・いあ ゆき けっしよう きおんしつど カ 卩 ~ らカし力なし 雪の結品は、気温や湿度のちかいでいろい 冷 , おのられにうやど か過はこもぐこんに、灰 ゆき かたらせいらよう のぶかる』度。し〉中〉山ぶろな形に成長します。だから、雪はそれがで る。き気力火っ 空つなな じようノゝっ てがみ オ十ーくノし 上・雲かにカ下よごう きた上空のようすをしらせてくれる手紙です。 しようくう 氷つぶ かれいきャくすいてき し一うはつ 過冷却水滴から蒸発した 水蒸気が氷にくつつき , 雪の結品が成長する。水 きおん 蒸気の量や , 気温のちが かたら いで , いろいろな形の結 晶に成長する。 す、、し一うき しようたい むし なか うつく 0