ガンセキ 2 6 9 かんせいモーメント慣性モーメ た端近くに ドアに直角に加えるの ついて合計したもので表わされる。 が開きやすい。これは回転させよう ント慣性能率ともいう。変形が無 また回転物体の運動エネルギーは各 視できる物体で , 一定の軸が固定さ とか回転を止めようという働きが , 部分のそれの和であるが , 丁 x ( 慣 れ , そのまわりで回転できるように 力の大きさでなく , / 力のモーメン 性モーメント ) >< ( 角速度 ) 2 で表わ なっているばあいを考えよう。腕時 トの大小できまるからである。大き すことができる。 〔小出〕 計のテンプや歯車 , 回転いす , ドア な力でも回転軸を通るようなものは カーんせき岩石俗に岩あるいは などがその例である。 ういった物 モーメントが 0 で , 回転には影響を 岩盤とよばれているものの総称で , 体を静止の状態から回転させたり , およばさない。軸を固定しているカ 岩石という感覚はかたいものだけを 回転しているのを止めるには力を加 がなめらかで摩擦がなく , 空気の抵 示すようだが , 硬軟に関係なく , 地 えなければならない。ドアの開閉を 抗などもないとして , 他にモーメン 球の本体である岩圏を構成するもの 考えると , 力は軸からなるべく離れ トをもったカが働かなければ , 回転 すべてをさす。岩石は花コウ岩が石 体はいつまでも同じ一様な速さ ( 正 英と長石と雲母の三つの鉱物からで しくは一定の角速度 ) で回転を続け きているように , 幾種類かの鉱物が ようとする性質がある。 互いにより集まってできている。厳 こまが長く まわっているのもその一例である。 密な定義では , 岩石とは地殼を構成 角速度を変えるためには , 回転軸の し , 1 種類あるいは 2 種類以上の鉱 まわりにモーメントをもつようなカ 物から成り立っている化学成分の一 定しない , 不均質な天然の物質であ を加える必要がある。この場合 , 同 る。通常 , その成因によって火成岩 , しモーメントをもった力を加えても , 簡単に回転角速度が変わるものと , 堆積岩 ( 水成岩 ) , 変成岩に大別さ あまり変わらないものとがある。前 れる。 〔火成岩〕地殼の中にある溶融状態 者は慣性モーメントカ曰、さいといい の岩しよう ( マグマ ) が冷え固まり , 後者はそれが大きいという。軽い棒 結品の集まりとなってできたもの。 の先におもりをつけてまわす場合を このうち , 地殼の深いところで徐々 考えよう。同し角度だけ棒をまわし に冷え固まったものを深成岩 , 岩しょ ても , おもりの動く長さはそれが遠 うが地殼を破って地表に噴出し , くにつけてあるはど大きい。ゆえに きゅうに冷え固まってできたものを 同し角速度の変化に対して , おもり 火山岩という。火山岩のうち , 噴出 が遠くについているほど , 速度の変 化が大きい。したがっておもりを棒 し流れてできたものを溶岩 , 沸騰し に垂直な方向に押して速度を変える て火山ガスの抜けたあとの無数の気 のだとすると , 同じ角速度の変化を 孔を持っているのが軽石 ( 浮石 ) , 爆 発のとき空中に飛び散ってできたの 起こすのに必要な力は , おもりが棒 の回転軸から遠いほどその距離に比 が火山弾 , 火山レキ , 岩滓ミ , 火山灰 例して大きいことが必要である。す などである。深成岩は花コウ岩のよ うに比較的大きい結晶のみの集まり なわち慣性モーメントは , おもりの からできているが , 火山岩では小さ 質量と , 回転軸からおもりまでの距 い結品の集まった細密な素地 ( 石基 離の 2 乗との積に比例する。 一般に という ) の中に比較的大きい結品 ( 班 ある大きさの物体の慣性モーメント 品という ) カ { わすかにまだらにはい は , その物体をこまかく分けて , そ っていることが多い の細片の一つ一つをおもりと考えた これは岩しょ うが冷え固まるまでの時間の長短に 場合 , おのおのの慣性モーメントの 総和である。すなわち物体の各部分 関係がある。 〔堆積岩〕水成岩ともいう。その成 の質量と , 回転軸からその部分まで 因により 3 種に大別する。 1 ) 砕セッ の距離の 2 乗との積を , 物体全体に 慣性モーメントの表 襯質量 ( 内部均質なものとして ) 半径 , ~ 長さ 軸のまわりの慣性モーメント 2 軸のまわりの慣性モーメント ふたのない円筒 直角に切った円柱 わ = ー襯ド ー m ( 3 ド十 4 ) 12 球 25 半分一切った円柱 1 一つ『 一 1 人一つ 0 1 一つ 2 質量襯 質量 m 6 半球 5 長方体 ー m ( 02 十 62 ) 12 ー m ( 4 十 02 ) 一様な細い棒 ー ( 一 X2 砒 2 ) 2 ー上っ′ ー m12 円すい体 ー mr だ円柱 中空なうすい半球 岩石の節理左は玄武 岩の柱状節理 ( 玄武洞 ) 。 ら 右上は玄武岩の柱状節 理の断面で , 俵 ( たわ ら ) 石とか材木岩とい われる。右下は後期古 生代の石灰岩にみられ る節理 ( 気仙沼市階上 ) 2 一 3 2 完全なドーナッ形 0 = m ( 沢 2 十一 02 )
ケンチク 6 9 4 都市図書館では建物の外壁一面を壮 プルのノ、キ、ア・ソフィア聖堂にみら 大な壁画で埋めつくしている。また れるように , 中央のクーボラをさら 明析で知的なフランスとは対比的に に % のクーボラがささえ , あるいは 幻想的表現主義の伝統をもっている 隣接して小クーボラを併置するなど スペインは , アントニオ・ガウディ の構造により , 内部空間は中から外 ( 1852 ~ 1926 ) のような幻想的建築家 へ膨張し , 押しひろげられるダイナ を生んでいる。 ックな遠心的表現をみせる。また 〔建築における空間意識〕建物の内 西欧のプレ・ロマネスクおよびロマ 部空間および都市計画的な要素とし ネスク建築においては , ラテン十字 てのその外部の形態は , その建物の 形のプランにより , 西正面入口から 用途や目的によって規定されると同 合唱壇の奥まで , 巡礼者の歩みを促 時に , またその造形表現の心、理的効 すようなーっの進行するリズムをも 果 , その空間構造が人間の視覚に訴 った空間表現が行なわれる。そして えかける美的表現によって大きく条 ゴシック建築においては , その平面 件づけられる。明快な比例と均整の 的なリズムに , さらに垂直方向に上 とれた調和とに基づいて , 安定した 昇する動きが加わって , 内部の空間 空間表現をみせるルネサンス期の教 は荘厳な交響曲にも似た調べをかな 会と , 大きく波打つ正面部と壮麗な でている。ルネサンスの時代は , 建 装飾とによってダイナミックな表現 築の主体をふたたび宗教的なものか 効果を示すバロックのそれとは , 教 らパラツツォ , 別荘のような世俗的 であるが , キ、リシアでは逆に北向き 会堂としての機能や基本的な構造で なものに向けたが , 宗教建築におい になっている。このような直接その ても世俗建築においても , 分割と統 はほとんど差異がないが , その表現 土地の気候と関連する細部のはかに の心理的効果はまった、く対照的であ ーに基づく明快なリズムと秩序が内 建築そのもののあり方についても , る。それがまた , それぞれの時代の 部空間を規制し , 安定した空間表現 風土は大きな影響を及は、している。 精神的背景を反映したものであるこ を生み出す。そしてバロック建築に とはいうまでもない。本来 , 人間に アラビアやエジプトのような砂漠地 いたると , 構造の基本方式はルネサ とって有用なおおわれた空間を作り 帯においては , はてしなくひろか、る ンスと同しでありながら , 正面部で 出す構造体である建築は , その内部 無限に単調な自然に対して , 人間精 も内部空間でも激しくダイナミック 空間の機能的効用と表現効果とが技 神の存在を強く主張するため理知的 な表現が求められる。 な幾何学的形態が建築に要求され , 術的な可能性のなかで複雑にからみ このようなさまざまの空間表現は ピラミッドのような堂々たる力強さ 合っているところに , その多様な様 20 世紀の建築にいたって , 一挙にそ や , アラビア建築の華麗豪勢な抽象 式を成立させる。その意味からいえ の可能性の幅をひろげた。それが新 装飾が生み出される。逆に日本のよ、 ば , 死者の遺体を安置するためだけ しい材料の登場と新しい技術の発達 うに変化に富んだ自然と , 極端に暑 にわすかに内部に空間をもち , 一般 によるものであることはもちろんで の人間の用に供することのできない あるが , 同時にそれが , 鮮烈な現代的 くも寒くもない気候に恵まれた国で エジプトのピラミッドは , 上代日本 は建築表現も理知的であるよりは感 空間表現を求めるたくましい創造意 の古墳と同様 , 建築と墳墓との中間 覚的であり , 厳密に幾何学的なプラ 欲の表われであることも , 見のがし 的存在であるといえる。エジプトに ンの代わりに , 建物全体が自然のな てはならない。過去の建築における かにきわめて無理なく組み入れられ はピラミッドと並んで , 壮大な列柱 と同様に , 空間造形の意識はつねに の間をもつ神殿建築が存在した。ェ る自由なプランをもっている。 建築の基本的要因の一つだからであ ジプトの建築が人間離れのした巨大 さらに民族性も建築様式と切り離 る。 / すまい / 宮殿 / 教会堂建築 / 趣味をもっていたのに対し , ギリシ すことができない。激しい表現主義 神殿 / 寺院 〔高階〕 アの建築は人間的な尺度に基づいた 的性向をもっているメキシコは , か 建築と現代生活 調和と秩序に満ちた建築空間を生み ってコロニアノレ様式において , 壁か 〔建築の文化的役割〕かって建築は , 出した。しかしギリシア神殿におい ら天井まで一面に装飾彫刻をほどこ 絵画や彫刻を総合した諸芸術の母体 ても , 内陣は純粋に神にだけささげ した豊麗多彩な建築様式を生み出し であるところに一つの特色があり , られた世界で , 人間は柱廊より奧に たが , 20 世紀になってもその民族的 したがって民族文化や時代様式の はいるこ、とができないため , 厳密な 特性を失わす , メキシコシチの大学 「象徴」であった。ギリシア神殿やゴ 意味での内部空間をもっていない シック教会堂はその好例である。と ローマ時代になると , 建築は宗教的 ころが産業革命以後 , 新しい工業材 対象を離れて , 集会所 , 劇場 , 競技 料を使用して機械時代に対応した近 場 , 浴場など世俗的なものがその主 代建築は , これらの過去様式から分 要な内容になる。壮大なパンテオン 離し , 装飾を排除して幾何学的な形 に典型的にみられるように , 内部空 態構成を追求するようになった。 間は一つの統一したまとまりをもち , ューヨークの国際連合本部や L. しかもその規模において巨大であり ス・ノヾン・デノレ・ローエ ( 1888 ~ ながら , 部分に分割されない単一な 設計のシーグラム・ビルにみられる 量感と静止した安定感をもつ求心的 広大なガラス壁面を誇る高層のオフ 空間表現を示している。キリスト教 イスビノレディング , ノレ・コノレビュジ 建築は , ローマの建造技術とギリシ 工カ { マノレセイユにつくったーっの街 区を収容するほどの巨大なアパート アの人間性とを受け継ぎ , さらに新 あるいは , 1 本の柱も使用しないで たに動きの表現をつけ加えた。集中 大群衆をおおう博覧会場の大屋根な 的なプランで , 円天井による掩蓋架 どは , それぞれそうした追求のもた 構の方式を継承したビザンチン建築 らした 20 世紀建築の一面を象徴する は , もはやローマ建築のような単純 な量感を示さす , コンスタンチノー ものである。それらは確かに現代に ゴシック建築の構造 木造屋蓋 フライング・ / ヾットレス / ヾットレス ( 控壁 ) 側廊 身廊 ギリシア神殿の構造 工ンタブレチュア ペデイメント 骨組 壁角 方柱神座 ( ナオス ) 入口 ( プロナオス )
2 6 2 直接に伝えたものであろうといわれ 1 字にまとめた合字もある。あて字 かんじき氷や雪 , 泥土など る。唐音は , それ以後に伝わった音 は漢字本来の意味に関係なく , 音 足の没する地を歩くのに用いる特殊 の総称で , 宋代から清代に至る , 日 訓の一致を借りて , ある語を表わす なはきもの。くつやわらしの上に重 本の平安末期から江戸時代に至る時 臨時の用法をいうが , なかには用字 ねてつけられる。古くは「かじき」 期に数度にわたって伝えられた音を ともいい , 地方によって各種のよび が習慣上固定しているといえるもの 含むきわめて複雑なものである。漢 もある ( たとえば目出度し , 芽出度 方がある。雪用のものは木を曲げて 字は長く使用されている間に , 和亠 しなど ) 。このはか字形は中国にお 輪を作ったもので「輪かん」ともよ や慣用音など中国 , 朝鮮に起原を求 ける漢字と同じであるが , 訓が本来 ばれる。雪ぐっをはいた上に結びっ めがたいものや , 漢字の構成から類 の漢字の意味とは異なるもの , たと けもぐらぬようにする。氷や凍雪の 推して起こった誤った音なども生し えば杜 ( もり ) , 柄 ( がら ) , 椿 ( つば 上に用いるのは , 鉄のつめをつけて た。しかしこれらの音の区別は必す き ) , 槇 ( まき ) , 鮎 ( あゆ ) , 鰹 ( かっ すべらぬようにしたのが用いられる。 しも意味の区別に応するものではな お ) , 俵 ( たわら ) , 伽 ( とぎ ) , 叶 ( か ことに氷上用のは鉄製で鋭いつめを 持ち「かねかん」ともいう。日本在来 なう ) , 扱 ( あっかう ) , 私 ( わたく く , 他の字と結合して 1 語をなす場 し ) などで , 私などは訓となった日 のものであるが登山家の用いるシュ 合 , いすれの音を用いるかがきま 本語の単語に新しい意味が生したた タイクアイゼン ( / 登山 ) と同様であ ているのがふつうである。日本で古 る。また深田の作業に用いる田下 めであるが , その他の国字としてっ くから使用されてきた漢語には呉音 駄 ( / 下駄 ) は , 木製の板でできて くったものが偶然一致したものか , のものが多く , 仏教の経典は呉音で おり , 「板かんしき」ともいわれる。 字源の誤解から日本独特の用法が生 売むのがふつうである。漢音は奈良 したものか , そのどちらかであろう。 〔赤岡〕 時代 , 呉音などに代わって正しい漢 / 仮名 / 当用漢字 / 書 / 日本語 / 仮 かんしきかごうぶつ環式化合物 字の音とされ、漢文の字音語は原則 名遣 〔大江〕 化合物分子内に , 原子が環状に結合 として漢音で読むこととなった。唐 音は褝宗の一派黄檗宗で用いる以 した構造をもっ有機化合物の総称。 ガンジー Mohandas Karam- chand Gandhi 1869 ~ 1948 インド 外一般には用いられす , 特殊の漢語 有機化合物はこの族と , 鎖式化合物 独立運動の指導者。マハトマ Mahatma に例外的に使われるだけである。 に大別される。環式化合物はさらに ( 大きな魂 ) とよばれた。カチアワル 2 ) 訓元来漢字で書かれた中国の単 環を構成している原子が炭素だけの 半島ポルノヾンダルの裕福なヒンズー 語にあてた日本語の訳語で , そのな 炭素環式化合物と , 炭素以外の原子 教徒の家に生まれ , 1887 年渡英 , ロ かで比較的少数のものが定着し固定 を一つあるいはそれ以上有する複素 ンドン大学で法律を学んだ。 91 年帰 して訓として確立した。漢字自体が 環式化合物に分類される。 国後弁護士を開業。 93 年訴訟事件を 多くの意味を表わすことがあり , そ 炭素環式化合物は芳香族化合物と 依頼されて南アフリカにおもむき , のおのおのカ { 日本語の単語と一致す 脂環式化合物とに分類することがで そこでインド人に対する白人の虐待 ることはまれで , ーっの漢字に対し きる。 1 ) 芳香族化合物芳香族とは , て数種の訓 , たとえば「生」の訓に に反対して抵抗運動を指導した。 はしめ天然物から得られた芳香を ガンジ ( 額にあるものは米粒 の時期にガンジーはラスキンやトル もつある種の化合物につけられた名 「いきる , いかす , いける , うむ , うま と花弁をあしらい , 朱 ストイらの影響を受け , 非暴力主義 であるが , 現在ではべンゼンの構造 れる , なる , なま , き」などが生す を塗ったもので , 使命 に立つ「不殺生」 ( アヒムサ ) を基調 にみられるような特殊の 2 重結合を るとともに , また他方 , ーっの訓に の成功を期するしるし ) とするガンジー主義をつくりあげた もち , 共鳴によって安定化された環 対して数種の漢字 , たとえば「みる」 状の有機化合物をいう。その特徴は この間彼の指導した人種差別反対運 に視 , 見 , 看 , 観 , 覧などがあてら 熱や酸化剤に対し環がきわめて安定 このような面ば 動は , 1913 年 4 ( ) ( ) 0 人のサチャグラハ れることが生した で , 不飽和の化合物に比べて付加反 ( 真理把持 ) 行進で全世界の共感をよ かりではなく , 訓のなかにもいろい 応を起こしにくく , 一般に置換反応 び , インド人に対するすべての悪法 ろのものがある。すなわち , 別の漢 を起こしやすい。形の上からは安息 を撤廃させた。 15 年帰国 , 第一次大 字の字音が訓になったもの , たとえ 香酸 , アニリンなどべンゼンの置換 ば「れふ ( りよう ) 」 ( 猟ーー + 漁 ) , 「び 戦中は英国の政策に協力したが , 戦 体にすぎないものとジフェニルのよ 後インド人の自由を制限するローラ ん ( 唐音 ) 」 ( 瓶 - ー→壜 ) など , 2 字ま うにべンゼン環がいくつか連結した ット法に関連した弾圧を契機に反英 たはそれ以上の漢字の組合せに対し もの , ナフタリンなどのようにべン の立場をとり , / 国民会議派の指導 て一つの訓が与えられているもの , ゼン核カ { いくつかいっしょになった 的役割を果たすとともに , 「不服従 「けふ ( きよう ) 」 , たとえば今日に ものなどがある。ナフタリンなどに 秋刀魚に「さんま」など , 外来語が 運動」を開始した。すなわち「手紡 みられる構造をもつ化合物を縮合環 ぎ ( チャルカ ) 運動」で英国商品をポ 訓になったと認めうるもの , たとえ ば煙草に一たばこ」 , 煙管に「きせ イコットし , 21 年英国皇太子のイン る」 , 硝子に「がらす」 , 南瓜に「か ド訪問には , 弔旗をかかげ , すべて ーよちゃ」 , などがある。 の店は戸を閉ざして迎えるなどした またがンジーは政府の塩専売に反対 ジフェニノレ ナフタリン 〔国字・その他〕日本で用いられる 式化合物という。 2 ) 脂環式化合物 して「製塩の行進」 ( 193 のを行ない 漢字のなかには , 漢字の構成法にな べンゼン核をもたない環状の炭素化 らって日本でつくったものがある。 不可触賤民 ( アンタッチャプル ) の地 合物で , 飽和のものと不飽和のもの , 樫亡 , 杣気笹気峠 , 裃 位向上と行政改革問題のため断食 がある。芳香族化合物とは物理的 , 褄襷ド , 凪誓 , 凩を ー , 辻 を行なって要求を貫いた。 47 年イン 化学的に著しい差があり , 環の数も ド独立後は , 激烈な回印対立を融和 畠 , 畑 , 鴫 f, 俤 , 働跿 , 鰯し 単環のもの , 多環のものなどいろい 鱈を , 腺芫 , 鋲などがその例で , 国 させるため断食と行脚を行なった。 ろあり , 32 員環 , 34 員環などの多員 ガンジーはヒンズー教徒として農民 字 ( 和字 ) とよばれ , 訓だけがあって 環化合物も知られている。化学的に 的で単純な生活を唱え , 腰布とショ 音のないのカ { ふつうであるカ { , 働 , はかなりの不飽和性をもっており , ール 1 枚だけを身につけ , 機械文明 畠れ鰯などはその旁 , 冠によっ ューデ シクロプロノヾン , シクロプタン , シ を受け入れなかった。 48 年ニ て音が定まっており , 腺 , 鋲など音 クロへキサンなどのシクロノヾラフィ リーの近くで極端なヒンズー教徒の だけがあって訓のないものも少数あ ン類 , テルべン類などがこれに属す 青年に暗殺された。主著にくヒン る。字形が日本独特のものにはこの る。複素環式化合物は環状化合物の はかに , 麿気麻呂 ) , 杢を ( 木工 ) など ズー・スワラジ〉 ( インドの自治 ) が 構成原子が炭素のほか窒素 , 酸素 , のように字画の比較的簡単なものを ある。 ガンジー かんヒき ( 北越雪譜より ) 一三ロ
ヒの構造と各部名称 つま皮 5 3 5 た形のくつの総称。婦人ぐっの代表 ド型の俗にテニスシューズとよばれ 的な形である。はきロのカットの形 るものや , 編ーヒげ型の俗にスニ ート , 角 , 丸などさまざまであ ーとよばれるものなどある。 5 ) 子ど る。表側に装飾のないプレーンパン もぐっとくにしようぶで , つま先 プスのハイヒールは婦人ぐっの正式 か、ひろく , かかとカ { 低い。ひもどめ の形でオペラバンプスともよばれる。 のノヾンドぐっ , ロの音 5 分にゴムのは いった型が多く , 男児用にはプーツ つま先の部分がカットされているも のはオープントーノヾンプスという 型のスクリッパーや , 編上げぐっが 3 ) モカシン柔らかい皮や布製のく 用いられている。 つのヒールのない形で , 底皮が表に このはかにくつを形づくっている までかえっている。男女ともに室内 ヒールによっても名称づけられてい ばきにすることが多く , この形式を る。男子ぐっではヒールが低いのが ふつうでビルドアップ ( 積みかかと ) オクスフォード型などにとり入れた ヒールのあるくつも用いられている。 によることが多い。婦人ぐっには高 4 ) サンダルシューズ底をひもでと いヒールをつけることが多い。 1 ) 高 めるサンダル形式のくつの総称。ヒ さによって分けると , ヒールの高さ が 1 寸 2 分 ( 1 寸は約 3 cm ) 以下のも ールは高低さまざま , おもに婦人用 のをローヒール , 1 寸 4 分 ~ 2 寸 2 で夜会用から散歩用までひろく愛用 分までをミジアム・ヒール , 2 寸 4 され , 男子も海浜用などに用いる。 分以上をハイ・ヒールといっている 5 ) カッターシューズ舟のカッター ( ヒールの高さは日本では外側 , 外 に似た形のくつで , 1 cm くらいのヒ 国では内側で表わす ) 。 2 ) 形によっ ーノレのついたノヾンプス型 , 婦人の通 て分けると , a. キ ューーノヾン・ヒーーノレ 勤 , 通学 , 散歩などに気楽に用いら 2 寸前後の中ヒールで , ヒールの内 れる。 6 ) スリッブオンスリッノヾ形 側に丸みがなく , 全体が太めで , 積 式のくつで , はき口にゴムを入れて みかかとにすることもある , b. スク 伸縮がきき , はきやすい。おもに子 ェア・ヒーノレ四角いヒー . ル , c. ス ども用のくつだったが最近は男子ぐ ッシュ・ヒーノレフレンチ・ヒ っとしても愛用され , 通勤 , 散歩な ールと同じ形だが , 内側がカープせ どに適する。 7 ) サドルシューズサ す角ばっている , d. フレンチ・ヒー ドル ( 鞍い型に切った皮を甲皮の上 ルヒールの内側 , 外側もカープし ミシンで才甲えたオクスフォ にのせ , たヒーノレ , e. ノ、イ・ヒーノレ . ルイ ( 15 ド型のくつ。サドルの色は , 甲皮 世 ) ・ヒールともよばれ , 外側 , 内側と と調和する別色を用い , 白に茶の甲 も丸くカープし , 少し前よりにつく。 皮を使ったものが多い。 8 ) ゴルフシ 高さは 4 cm 程度 , などである。 ューズオクスフォード型のくつで 〔製法〕くつの作り方には手で手工 あるが , 底にすべり留めの金具がっ 的に作られる手縫いと機械によるも けてある。白と茶 , グレーと白など のと , この両方を用いるのとある。 のコンビネーションカゞ多い。本来は 最近はしだいに機械によるものが多 ゴルフ専用だが , 最近は散歩用のス くなってきている。製法には各種の ポーティなくつもこの名でよんでいる。 方法があり , 高級ぐっに用いられる つぎに用途によるおもな種類をあ ターン式とか , 甲皮と中底を袋状に げる。 1 ) イプニングシューズ夜会 縫うカリフォルニア式 ( プラット式 ) 用の正式なくつ。婦人は繊細な形の とか , 接着剤による接着式などいろ サンダル型やノヾンプス型を用い , 男 いろである。代表的なのはグッドイ 子は装飾のないノヾンプス型やプレー ャー式で , 男女とも皮ぐっはほとん ンなノヾルモーレルを用いる。 2 ) レイ どこの方法によることが多い。その ンシューズ ( レインプーツ ) 雨ぐっ 工程は , だいたい , つぎのようであ のことで , 防水布 , ゴム , ビニルな る。皮を裁断する , 甲皮 ( 先飾り皮 , どで作られる。プーツの形式をとる つま皮 , 腰皮 ) を作る , 木型に甲皮 ことが多く , 内側に毛織物や毛皮を をつり込む , すくい縫い ( 細皮 , 甲皮 , つけたものは防寒用とされ , スキー 中底を縫い合わせる ) , 中物入れ ( 中 のときスキーぐっとのはきかえに用 物にはコルクを松やにで練ったも いられるのでアフターシュズとも のが多く用いられる ) , ふますしん よばれる。 3 ) オーノヾーシューズ 般にくつの上にさらに重ねるくつで , 入れ ( 鋼鉄あるいは木 ) , 出し縫い ( 細 雨よけとしてレインシューズ代わり 皮と本底とを縫い合わせる ) , ヒー としたり , 防寒用として室内ばきと ルの打ちつけなどである。 / 皮革 〔くつのサイズ〕くつのサイズはつ して重ねたりする。 4 ) スポーッシュ ま先からかかとまでを測ってで表 ーズ運動用のくつの総称。スキー わしたり , くつの木型の底たけをか ぐっ , スケートぐっ , 登山ぐっなど わ尺で表わすなど , メーカーによっ 専用に作られるものもあるが , ふつ てまちまちである。くつ幅は外国で うはひろく運動や散歩に用いるもの は一つの長さに対して 4 , 5 とおり をいう。布製でゴムの底のついたも あるが , 日本ではたいていーっの幅 のが多く , はき口にゴムのはいった しかない。甲の皮はきめがこまかく , ものはひろく子どもぐっとして通学 弾力性があってなめらかで , 適度の にも用いられる。またオクスフォー 腰裏皮 舌皮 市皮 腰皮 月形しん 半敷 先飾り皮 先しん ・・中物しん 化粧皮 出し縫糸 ん ふ 中底 中物しん 本底 積上け皮 中底 細皮 すくい糸 2 3 くつの文数 文数 底長 甲囲 ( cm ) ( 文 ) ( cm ) 24. 6 21. 5 10. 3 21. 9 25. 2 10. 5 22. 3 25. 8 10. 7 注甲囲は踏付部のサイズ 4 0 5 運動ぐっと雨ぐっ 1 は学童用の前ゴム運動 ぐっ。 2 はひも付きの 運動ぐっで , テニスシ ューズともいう。 3 は 編上げ式の運動ぐっで スニーカーともいう。 4 はビニル製のオー ーシューズ。 5 はゴム 製のオーノく一シューズ。 6 は婦人用のレインプ ツ。 7 は男子用のレ インシューズ。 8 はナ イロン製のレインシュ ズだカ《 , アフターシ ュース・としても用いる 6 0 7 8
キリシア神話の愛ど美の女神アフロジテ ( ビ ーナス ) は , ギリシア美術のなかでももつご も多く表現された主題の一つである。ローマ 国立美術館にあるいわゆるイルドビシの王座ン の浮彫り ( 前 480 ~ 前 470 、大理石 ) は , 正面 ( 下図 ) に ニンフたちが海のあわから生ま れたアフロジテを , 布をかかげて助けあげて いる場面 ( アフロジテの誕生 ) を , そして側 面の一方には上のような笛を吹く裸身の女性 , 他方に香をたく喪服姿の女性を刻んでいる。 女性を象徴するアフロジテのニつの面を、 組ごしてあらわしたものであろう。アルカイ クど古典時代ごの中間 , 厳格様式時代の貴重 な遺品の一つどされる。きびしいシンメトリ , 純潔さ , はつらっさ , その端麗な印象は 他に比類をみない魅惑的で美しい作品である ギリシア 3
ツニーす汞」、 A い・、 5 ・円人、 ( 、当 5 Ⅱヨ A ロ S 鈺ゞ 5 ・ X 下 . R 壥、・ キリシタンの伝来後しはらくは , 聖画や宗教用具 は輸入にたよっていたが , 信者数の増した 90 年 以降は国内での製作がはしまり、今に残るキリシ タン美術の遺品がうみたされたつ上左のくマリア 十五玄義図〉もその一つ。紙に泥絵風の彩色をし , 周囲にキリスト誕生から昇天までの説話を、中央 上部にマリア , キリストを . 下部にサビエル、ロ ヨラらを描いている。上右の ( 萩蒔絵 ( はぎまき え ) オスチャ容器 > は直径Ⅱ . 5 cm , 高さ 9 cm サのさいに使う用具で , ふたの表面にイエズス会 の記章ー H S が記してある。下は狩野元秀筆のく南 蛮寺図扇面 ) 。京都のキリシタン聖堂を描いたもの ノ当一 キリシタン
アルカイク彫刻の特色は , なによりもますその率直で力強い表現にある。 左上のく子牛を肩にになう青年〉 ( 前 6 世紀末 , 大理石 ) は、ポロス彫 刻にかわって大理石が使われはじめた初期アッチカ彫刻のもつごも重要 な作品どされる。神に奉献したもので , 飼育する子牛の一匹をごもなっ た奉献者自身の立像である。右上のくメロスの青年像〉 ( 前 6 世紀中頃 , 大理石 ) は , 有名なくテネアのアポロン像〉ご同じようにいわゆる「ア ポロン型」ごよばれているアルカイクの典型的な男子立像の一つ。左脚 を前に踏み出し , 両足裏をつけ , 体側にたれた両手はおや指を前にして 握りこふしをつくり , ロもごにはいわゆるアルカイク・スマイルをたた える。左下のイタナグラ人形 ) ( 古典時代末期 , テラコッタ ) は , 手の ひらにのるくらいの小像で , アルカイク時代から , おもに死者の埋葬の ごきの副葬品ごして作られた。愛らしい優雅な女性たちを表現している ギリシア 4
ガクイ 2 6 生みだしつつある。そうした生活に 度の違いが大きいはど拡散はすみや t 0 r とデイプロム D ip ー om の 2 種カ { 只卩した美感に加えて , これからの家 あり , いすれも大学における所定の かである。拡散速度はその分子量の 具の選択には , 購入価格のみならす , 研究を終えたのちそれぞれの試験を 平方根に逆比例する。 これをグレア 使用年限や修繕費 , 付属品の取り替 〔笛木〕 通して与えられるが , ドクトルのほ ムの法則という。 えなどの経済的配慮が必要であり , うがやや程度が高いとされる。 かくさん核酸ヌクレインとも また , そうじしやすいことも一つの 〔フランス〕フランスでは , ドクト リン酸 , 糖 , 窒素塩基からな し、し、 めやすとしたい。 / 室内装飾 / ( 別 る生体高分子物質の一種で , 生体の ラ Doc tra t ( 博十 ) はきわめて高く評 刷 ) 家具 〔藤森〕 価されており , 長年月の研究とすぐ 最も重要な構成成分の一つで , 1869 がくい学位 一定の学問をおさ 年ころ F. れた成果を意味し , これをえている 、一シャーが発見した。生 学位 ( 補 ) 学位規則に めたもの , および、学術上の業績あ 体内ではタンパク質と結合して / 核 ひとは少ない。種類は , 法 , 文 , 理 , よる現行学位の種類と るものに与えられる称号。 タンパク質として存在する。窒素塩 医である。 授与状況は以下のとお 〔日本〕日本には , 古くから , 中国 基が糖と結合してつくったヌクレオ 〔ソ連〕ソ連には , ドクトル・ナウ りである。授与件数は 1963 年度末現在 , ただ の制度にならって大宝令で定められ シドがリン酸をなかだちにして相互 ク ( 科学博士 ) があり , 大学院で 3 年 し旧制は 1962 年 3 月 31 た職名としての各種の博 T: があり , に結合し , 鎖のように重合したもの 以上研究した成果をもってまず科学 日をもって授与は終わ 大学寮その他で教授と研究にたすさ である。ヌクレオシドとリン酸のェ 候補者となり , その後さらに研究を っている。 わっていたが , その博上ということ ステルをヌクレオチドというので , 深めて学位論文を提出するのである 博士 新制旧制 ばが , 明治以後 , 学位をあらわす称 が , 審査は , 大学の協議会 , 高等教 この鎖をヌクレオチド鎖という。 73 ( 1636 ) 号となった。 育省の専門委員会 , さらにその最高 含まれる糖がリポース ( 五炭糖の 教育学 18 神学 : 1887 年の旧学位令では文部大臣の 学位委員会と 3 段階をへて行なわ ーっ ) かデオキシリポースかによっ 3 社会学 4 授ける法医工文理の 5 種 ( 98 年の改 て , リポ核酸 ( ペントース核酸ともい れる。 〔岡津〕 66 ( 848 ) 法学 正で農林薬および獣医を加えた ) の かくげき楽劇 / オペラの一形 い , R NA または P N A と略記 ) とデ 政治学 2 博士のほか , とくに閣議をへて授け オキシリポ核酸 ( デオキシベント 式で , 音楽劇 M u s i k d r a rn a の略称 54 ( 610 ) 経済学 る大博士があったが , 事実上該当者 R. ワグナーのオペラから使われだし ス核酸ともいい , D N A と略記 ) とに 商学 7 ( 108 ) 1920 年の新学位令では , はなかった 分けられる。窒素塩基として R N A たことばで , とくに彼の中期以後の ( 25 ) 経営学 大学自身が , その種類をきめ , 大学 ( 583 ( ) ) 作聞に , この名がつけられた。ワグ 理学 1319 はアデニン , グアニン , ウラシノレ , 医 ! 4634 ( 69672 ) 学部研究科で 2 年以上研究に従事し ナーはオペラにおける劇的要素を重 シトシンの 4 種 , D N A はおもにア 歯 ! 134 侖文を提出して学部教授会の審査に 視して , それまでのアリア ( 詠唱 ) 偏 デニン , グアニン , チミン , シトシ 薬学 225 ( 918 ) 合格したもの , または論文を提出し 重のいわゆる「番号オペラ」の形を ンの 4 種を含んでいる。分子量はき 工学 642 ( 6715 ) て学位を請求し , 学部教授会でこれ 改め , 無限旋律 ( 幕を通して音楽が わめて大きく , IR N A は数万ないし 農学 44 ( ) ( 3287 ) と同等以上の学力があると認められ 体みなく進行する ) や指導動機の使 数十万 , D N A は約千万のものが得 獣医学 28 ( 116 ) たものに与えることとなった。戦後 水産学 6 用によって構成を有機的に結びつけ られている。 D N A の分子構造とし ( 林学つ ( 82 ) は , 1947 年の学校教育法で , 「大学 るなど , 新しい形をとりあげたので , ては , 2 本のヌクレオチド鎖が相互 合計 7655 ( 89857 ) 院をおく大学は , 監督庁の定めると のちに一般のオペラと区別してこの に水素結合をつくり , らせん状に組み 林学は現行制度に ころにより , 博士その他の学位を授 合わさっている模型か・出されている。 名でよばれるようになった。ワグナ はない。 与することができる」こととなり , いすれも白色粉末であるが , 紫外線 ー以後 R. シュトラウスやドビュッシ 53 年の学位規則で , 学位は博十と修 を吸収し , 水にとけ , 酸 , アルコー ーらのオペラにもこの名か、つけられ 十の 2 種と定められ , 博士は独創的 たものが多い。なお , 日本では坪内 ルで沈殿する。酸 , アルカリと熱す な研究によって新領域を開拓し , そ ると加水分解し , また酵素リポヌク 逍遙の著や , 大正期の浅草オペラで の専攻につき研究を指導しているも この名が用いられたが , それはひろ レアーゼ , デオキシリポヌクレアー のに , 修十はその専門につき精深な く音楽劇としての意味からで , ワグ ゼによってそれぞれ : 分角早される。 学識と研究能力をもつものに与えら D N A は細胞核に存在し , 染色体 ナーの意味での楽劇の名がつけられ れることとなった。そして , 一般に の主要成分であり , R N A は細胞質 たのは , 山田耕筰のく堕ちたる天女〉 は , 大学院で所定の単位をとり , 論 および核の仁に存在する。 1944 年 O. ( 1913 ) や , 団体名「日本楽劇協会」 文の審査をうけなければならなくな ( 192 ( ) ) などからである。 T. アベリーか、肺炎菌の一つの型から 〔秋山〕 っている。 かくさん拡散 2 種類の異なる とった D N A が , 他の型の肺炎菌を 〔米国〕米国では , バチェラー その型に変異させることを発見して , マ 気体を相接すると両者は互いに混入 ドクターの 3 段階があり , D N A が遺伝性を支配する力をもっ スター して一様になろうとする。そして最 マスターはマスター・オプ・アーツ 後にはどの部分も同し成分の割合を これより D N A を遺 ことを示した。 Ma s te r 。 f A r ts ( M . A. ) とマスタ もったーっの混合気体となる。この 伝子のにない手とする説が生まれた オプ・サイエンス Master of 現象を気体の拡散という。 一方 , R N A は分裂増殖がさかん このよう S c i en c e ( M . S . ) とに分かれ , ドク な拡散現象は , 気体相互間の場合の な細胞に多く , カスノ、一ソンらによ ターは種類が多いが , ドクター・オ ってタンノ、ク質の合成に関係がある はか , 液体相互の間や , 液体と・固体 プ・フイロソフィ Doctor of Philoso- 相互の場合にも著しい。 ーとが指摘されたが , 事実 , タンパ たとえば硫 phy ( Ph. D. ) が最も高く評価され , 酸銅を使ってみると , この現象がし ク質合成反応を生体外で行なわせる 実験に R N A が必要であることが明 自然科学方面でも純粋理論に関する だいに起こるのを色で見分けること らかにされた。 R N A の合成はポリ ものには Ph. D. カ { 与えられる。べつ ができる。ビーカにいれた水の中に ヌクレオシドホスホリラーゼという 硫酸銅の小片を入れると , 硫酸銅は にドクター・オプ・サイエンス Doc- 酵素の作用により , ヌクレオシドの tor of Science (). D. ) カ { あり , そ ビーカの底で溶けて , 小片の周辺が 銅イオンによって青く着色する。 の種類は専門ごとにその名称がつけ ピロリン酸工ステノレからリン酸か、離 の状態で静かに放置すると着色した れてヌクレオシドリン酸の連鎖か、で られている。 〔英国〕英国ではドクター D oc t 。 r 部分はしだいにひろか、り , やか、ては きることカゞ S. オチョアによって見い 水全体が一様に青く着色する。拡散 が唯一の段階で , 大学院に 3 年以上 だされた。 D N A についても , 類似 は物質移動の形式の一つで , ひしょ 在学し , 学位論文を提出して請求す の合成経各カ { A. コーンノヾーグによっ うにしばしば観察されるが , 一般に るが , その種類は法 , 文 , 理 , 医 , 神 て証明された。なお , 核酸と遺伝お 学など 8 種類である。 ましりあう気体や液体の成分の違い よびタンパク質合成との関係につい が大きいほど , また溶液の場合は濃 ては ( 別刷 ) 核酸参照。 〔ドイツ〕ドイツでは , ドクトル Dok- 〔石本〕 ( 3 ) 一三ロ 修士 文学 8125 教育学 888 神学 656 社会学 257 ー去学 : 2717 政治学 3 ( ) 7 行政学 国際学 59 経済学 2423 商 ! 1755 経営学 129 理 . 学 : 4689 6 ( ) ( ) 8 保健学 工学 682 農学 1774 獣医学 113 水産学 39 家政学 53 芸術学 25 体育学 召、言 30699 注修士号は未報告 のものを除く。 く文部統計要覧〉 ( 19 65 年版 )
クチュウサ 5 3 4 つをその形から大別するとシューズ とプーツに分けられるが , シューズ はくるぶしまでの浅いくっ , プーツ はくるぶしより上まである深ぐっを さし , そのほかくつの同類としては / サンダル , / スリッ / ヾ , / サポ ( 木 ぐっ ) などがあげられる。なお , くつ の歴史や製造については「はきもの」 の項も参照されたい。 〔材料〕皮 , 布 , 合成材料 , 合成ゴ ム , ビニルなどを用いるが , とくに 皮が代表的である。合成ゴム , 布 , ビニルなどのくつは安く , 運動用な どに気軽に用いることができる。 れに比べ , 皮ぐっの特徴は , 柔軟性 があり , 毛穴を通しての通気性 , ま た耐久力 , 皮独特の美しさなどがあ げられる。皮の種類は牛 , 馬 , 豚 , 男子ぐっ 1 はオクス んび ( 苦楝皮。センダンの樹皮 ) など 地となることが期待されている。小 ヤギ , カンガルー シカ , ワニなど ド ( ノヾノレモーレ 麦の産出も多く , 果実の栽培も行な ル ) でつま先は一文字 の生薬類である。日本住血吸虫の駆 で , その質感から分類してみると , 飾り。 2 はオクスフォ 虫はスチボフェン ( アンチモン製剤 ) われ , また付近で石油の試掘が進め 1 ) 表面のなめらかなもの a. カーフ ード ( プルカー ) で飾り られている。 / 西域 3 スキン子牛の皮。上質でしようぶ 〔徳増〕 の注射による。 のないプレーン。 3 は で , しなやかである , b. キップ くちゅうざい駆虫剤人や動物 〔使用法〕駆虫剤を使用するときは , オクスフォードでウィ 一般にかなり作用のはげしい薬が多 の内臓に寄生している / 寄生虫を除 中牛の皮 , c. キッド子ヤギの皮。 ングプローとよぶ飾り いので用量に注意すること , 腸管内 き去るために内用する薬で , 虫くだ しようぶでしなやか , ひびか、はいり のあるもの。 4 はモカ しと一般にいわれている。日本では に寄生する虫に対しては使用前は絶 にくく高級品である , d. カンがルー シンのスリッブオン カイチュウ症や十二指腸虫症が多く , 食またはごく少しの消化しやすい食 礼装用など , 上等なくつに用いる , 5 は前ゴム式のスリッ e. ノヾテント・レサーエナメル皮のこ 駆虫剤は重要な薬の一つとなっている。 事にとどめて腸管をからにしておき ブオン。 6 はオクスフ と。キッドやカーフスキンなどの上 服用すること , 駆虫剤をのんだあと 〔種類〕駆虫剤にはいろいろな種類 ォード ( プルカー ) に 質の皮にエナメルを薄く幾度も塗っ があり , 寄生虫の種類や寄生してい に下剤を用いて虫体や不要になった ゴム底をつけたもので て仕上げる。なめらかで美しい光沢 る場所に応して適用される。カイチ 薬を出してしまうこと , 駆虫剤が吸 ゴルフシューズともい ュウにはサントニン , マクリ ( カイニ をもつ , f. コードバン馬のしり皮 , 収されて中毒をおこすことのないよ われる。 7 は編上げぐ う服薬前後 1 ~ 2 日は脂肪食や酒類 厚手で光沢に富む。 2 ) 表面に凹凸の つ。 8 は男児用のスク ンソウ ) とその成分カイニン酸 , へノ ある皮もみ皮 , 型押し皮 , ちぢみ をとらないことなどが必要である。 ポジ油 ( アカサ科の植物アメリカア 皮などがある。 3 ) 表面につやのない リタソウの精油 ) , ピべラジンなどが 〔宮木〕 婦人ぐっ 1 はプレー クチン Kuchi ng 旧名サラワク。 もの a. スエードカーフスキンや 使われる。このうちもっともよく知 ンなノヾンフ。スでヒーーノレ キッドをなめし , さらにベルべット マライシア , サラワク州の主都。人 られているのは / サントニンである。 はスノヾニ ッシュヒーーノレ。 ロ 5 ( ) 679 ( 1962 ) 。サラワク川に臨む 仕上げした皮 , b. べロアなど。 4 ) 皮 十二指腸虫には四塩化ェチレン , 四 2 はリポン飾りのノ、ン プスでルイ・ヒールとよ 港をもち , 貿易が盛んで , シンガポ と合わせて用いるものナイロンの 塩化炭素 , モノブロムナフトールが ばれる中ヒール。 3 は ールとの間に定期航路がひらけてい メッシュ , レース , 布などがある。 用いられる。ギョウチュウにはピべ プレーンなノヾンプスで 色は季節 , 流行 , 年齢によっても る。マッチ , セッケン , アノレコーノレ ラジン , ジフエナン , 塩化メチルロ ヒールはフレンチヒー の小規模製造工場があり , 漁業も行 異なる。白 , 黒 , グレー , 茶 , 赤 , ザニリンである。条虫に用いられる ル。 4 はリポン飾りの なわれる。市内にサラワク博物館 ( こ のは , めんま ( 綿馬。オシダの根茎 ) の などが一般的であるが , ドレスや他 ノヾンプスでキューー / ヾン・ ん虫類のコレクションで有名 ) がある。 エキス , カマラ ( タカトウダイ科ク のアクセサリーに合わせて , プルー ヒールとよばれる中ヒ 〔渡辺修〕 グリーン , 黄なども近ごろでは用い スノハカシワの果実の表皮の腺毛で ール。 5 はサドルシュ つくる ) , サクロ皮 ( ザクロの幹 , 枝 , くつ靴足を包むような形の洋 ることか、ある。 ーズ。 6 はカッターシ 〔形状〕くつの形は流行によって移 風のはきものの総称であるが , 同形 根の皮 ) , コソ花 ( バラ科の植物ハゲ ューズ。 7 はサンダル り変わりがあるが , 代表的な種類を の日本のはきものはこのなかに入れ シューズ。 8 は女児用 ニア・アビシニカの雌花 ) , びんろう のバンドぐっ あげるとつぎのようである。 1 ) オク す , ふつう沓豸の字をあてている。く し ( ヤシ科のビンロウの種子 ) , くれ スフォード甲がひも締めになった 短ぐっの総称。男子ぐっの代表的な 形である。ひも穴は 3 ~ 5 対のもの が多く , 腰皮 , つま皮などのデサイ ンによって内羽根式はノヾルモーレル とよばれ , ふつうの型なのでスタン ダードオクスフォードともいう。ま た外羽根式はプルカー ( 俗にトンビ ともいう ) とよばれ , ノヾルモーレル よりスポーティな形である。さらに つま先の飾りによって , プレーン , 一文字飾り , ウイングプロー ( 俗にオ カメともいう ) などとよばれる。 の形は婦人ぐっにもとり入れられ通 学 , 通勤 , 散歩用に用いられる。 2 ) パンプスひもや留め金 , ベルトな どを用いす , はきロの大きさにあけ 8 7 6 5
核 酸 3 DNA から m - RNA への情報伝達 生物体を組みたてる物質のうち . タンパク質は最も重要な材料 の一つであり , その構造は複雑で種類も多い このタンパク質 の生体内における合成のために核酸の果たす役割を模式的に示 したのがこのページど次のページの図である。生物の細胞 . た どえはほ乳動物の細胞では . 毎分何万どいうタンパク質分子を 作り出す能力があるが . その合成の場はゼリー状の細胞質のな かに網の目のように分布する粗面小胞体の膜のどころてある。 細胞の徼細構造については、最近電子顕徼鏡なによる研究が 急速に進んで多くの新しい矢ロ見が得られたが、右上の図はそれ を動物細胞の構造を例に紹介したものである。この図で . 粗面小 月包体の側面にたくさん並んでい る白い色で示した小粒体のおの おのがリホソーム核タン / 、ク 質からなるで . れがタンノ、 ク質分子の組立工の役目をする ドリア 小粒 細胞質冫 細胞膜、 粗面小胞体 滑面小胞体 ミトコンドリア DNA の 2 本鎖 m - 日 N A 一方 , 。細胞の核の染色体上にあ る D N A は遺伝的暗号をもって いて , その一部にはその生物の 種特有のタンパク質を作るべき この情報 情報が含まれている。 。は先 5 主のように 塩基 A. G , T. C の配列でつづられている。 でタン / くク質合成の立役者どしてもう一種類の核酸 R N A が登 場する。 D N A のもつ情報は , そのうち必要な部分たけが , よ り短い糸状の日 A の一本鎖に転写されるのである。その転写 されるしくみを説明したのがこのページの図解である。 R い A の分子構造は D N A どそっくり似ているが , D N A のもつ 4 種 の塩基のうちチミンをふくます , そのかわりウラシル ( ) をも ち , A- T の水素結合のかわりに A- U の結合が同じ役を果たす。 特定の酵素が働くど D N A の 2 本鎖がいちごほごけ , そこに , A . . C の塩基をもつヌクレオチドの単位が付着して並び , いったん D A - R N A の 2 本鎖ができ , そサがほどけて情報の 転写をうけた日 N A の一本鎖ができる。 これ - を m - 日 NA ごいう DNA の一本鎖 、ント、ン : / ウラ、ン丿レ