フシモドキトカ・リナナフシムシ科。分布 州 , 四国 , 九州。 ナナフシナナフシムシ科。分布は九州の 屋久島 , 琉球および台湾。朽木 ( くちき ) る。 ナナフシトビナナフシムシ科。分布は本 四国 , 九州 , 琉球。シイの葉上にいる。ク クヌギなどにいるのは別種のヤスマットビ フシである。 ナナフシトビナナフシムシ科。分布は台 ゴキプリオオゴキプリ科。分布は本州 , 九州 , 屋久島。朽木の中にすみ , 腸内に . 動物が共生し , 朽木を消化する。暖地には 似た種類が多い。 マゴ千プリマダラゴキプリ科。分布は四 九州 , 琉球 , 台湾 , 中国。幼虫は水辺の落 に , 成虫は朽木や岩の割目などにすむ。成 端 ) 。 ラバッタバッタ科。分布は日本全土。 ・・と鳴く。 雄は , ススキなどの原で , シリ , シリ , イナゴバッタ科。分布は北海道を除く日 ハムシ項目参照。図はセイロン産。 セイロン。 ナガカマキリカマキリ科。分布は南イン 翅 ( はわ ) がない。 川 ン′ ーチキチ , チーチキチと鳴く。 り暖地 , 東洋熱帯。雄はチ , チ , チ , チ・・ ( ジッユムシキリギリス科。分布は本州以 也に多い。飛蝗は本種の飢餓型である。 / ア北部 , ヨーロッ′ヾ , アフリカ。かわいた ′サマパッタ パッタ科。分布は日本全土 , ときに人家にも侵入する。 。昼間は陰湿なところにひそみ , 夜に活動 / ラカマドウマカマドウマ科。分布は日本 麦翅の模様による。 帯 , アフリカ。かわいた草原に普通。和名 レマパッタノヾッタ科。分布は日本全土 , 東 九州 , 琉球 , 東洋熱帯。暖地の低木上に ラビロカマキリカマキリ科。分布は本州 , 暖地の低木上にいる。 カマキリカマキリ科。分布は本州 , 四国 , 北米などにも人為的に移入された。 東洋熱帯の各地に普通。北海道南部やハ 針カマキリカマキリ科。本州 , 四国 , 九州 , 台湾。水田などの湿地に多い。 ドヒシバッタヒシバッタ科分布は日本全 和名は交尾姿勢による。 ′プパッタバッタ科。分布は日本全土 , 朝 を地にすむ。 四国 , 九州 , 琉球 , 東洋熱帯。やや湿っ ーウリョウバッタモドキパッタ科。分布は に普通。雄は飛ぶとき発音する。 く日本 , 中国 , 東洋熱帯 , オーストラリア。 バッタ科。分布は北海道 ーウリョウバッタ 草原にいる。 ハネパッタバッタ科。分布は本州中北部 , : 、移動し飛蝗 ( ひこう ) となる。 東洋熱帯。後翅は美しい桃色。ときに大 ワンオオパッタバッタ科。分布は琉球 , 朝鮮。かわいた地上に普通。 、パッタバッタ科。分布は本州 , 四国 , 九 しい後翅が目だっ。 砂レキ地にすみ保護色の好例。ただし飛ふ ササキリキリギリス科。分布は本州以西の暖 地 , 東洋熱帯。林間の草地に多い。 マダラスズコオロギ科。分布は日本全土。か わいた草地に普通。ジー キリギリス項目参照。 コパネヒメギスキリギリス科。分布は日本 , 朝鮮からシベリア東部。山地の湿った草原に多 ・・またはチリチリ・・ ・・と鳴く。 カネタタキ項目参照。 アオマッムシコオロギ科。分布は本州 , 九州。 東洋熱帯または中国から侵入し土着した種類で , 都会地の低木上でリュー 合唱する。 ーと高声で鳴き , コロギスコロキス科。分布は本州 , 四国 , 九 州。低木上に葉を糸でつづってその中にすむ。 コオロギ科とキリギリス科の中間の形をしてい るのでこの名がある。 スズムシ項目参照。 クビキリギスキリギリス科。分布は本州以西 の暖地 , 東洋熱帯。草原にすみジーと高声で鳴 く。成虫で越冬する。かみついたら首がぬける まで放さないので , この名がある。 マッムシ項目参照。 カンタンコオロギ科。分布は本州 , 四国 , 州 , 朝鮮。山地の草の上にすみ , ルルル・・ 静かな美声で鳴く。 ウマオイ項目参照。 九 ・と 工ンマコオロギコオロギ科。分布は日本全土。 畑や草原に普通。 ミッカドコオロギコオロギ科。分布は本州 , 四国 , 九州。雄の顔に特徴がある。畑や草原に カヤキリキリギリス科。分布は本州 , 四国 , 九州 , 朝鮮。暖地の種類で , 夏の夕刻から , 草 トンポ目 クツワムシ項目参照。 むらでジーと強く高く鳴く。 飛び方がチョウに似るのでこの名がある。 九州 , 朝鮮 , 中国。平地の池沼の水辺に普通。 チョウトンポトンポ科。分布は本州 , 四国 , 外の日本 , 朝鮮 , 中国。水辺の草間に普通。 キイトトンポイトトンポ科。分布は北海道以 棒の先などにとまる。 四国 , 九州 , 台湾 , 朝鮮 , 中国。池沼に多く , ウチワャンマサナェトンポ科。分布は本州 , 地は局所的。日本最小のトンボである。 州 , 台湾 , 熱帯アジア。山間の湿原に多いが産 ハッチョウトンポトンポ科。分布は本州 , 九 日本最大のトンボである。 琉球 , 台湾 , 中国。夏に林間の空地を往復する。 オニャンマオニャンマ科。分布は日本全土 , 林間の空地を往復する。幼虫は流水にすむ。 コヤマトンポヤマトンポ科。分布は日本全土。 ムカシトンポ項目参照。 地に至る各地の水田 , 池沼 , 湿原などに普通。 鮮 , 樺太 , シベリア , ョーロッパ。平地から高 ミヤマアカネトンポ科。分布は日本全土 , 朝 中国。池沼の水辺にすむ。 キトンポトンポ科。分布は日本全土 , 朝鮮 , まる。 四国 , 九州。平地に多く , 夏は電線などにもと オナガサナエサナェトンポ科。分布は本州 , 称される。 粉があるが , 雌にはなく , ムギワラトンボと俗 東アジア各地。各地に最も普通。雄は体に銀白 シオカラトンポトンポ科。分布は日本全土 , べッコウチョウトンポトンポ科。分布は琉球 以南 , 東洋熱帯。習性はチョウトンボと同様。 琉球産は翅の黒色部が多く , オキナワチョウト ンボという別亜種になる。 ギンヤンマヤンマ科。分布は日本全土 , 東ア ジア各地。水田や池沼に普通。 カワトンポカワトンポ科。分布は日本全土。 雌は翅が透明 , 雄は有色と透明の 2 型があり , 有色型は地方的な変化が多い。 キヌバカワトンポカワトンポ科。分布は台湾。 琉球の八重山諸島産はクロイワカワトンボとい う別亜種。山地の渓流付近にいる。 アオイトトンボアオイトトンポ科。分布は日 本全土 , シベリア , ョーロッノヾなど。湿地の水 辺にいる。 タイワンハグロトンポカワトンポ科。分布は 琉球 , 台湾 , 中国。林間の水辺に多い。琉球産 はリュウキュウハグロトンボという別亜種。 トンポ目カケロウ目 脈翅目長翅目毛翅目 ショウジョウトンポトンポ目 , トンポ科。分 布は本州以西の暖地 , 東洋熱帯各地。平地の池 沼 , 水田などに普通。 クロスジへビトンポ脈翅目 , ヘビトンポ科。 分布は本州 , 四国 , 九州 , 朝鮮 , 中国。幼虫は 流水底の石下にすむ。近似種が 2 種ある。 ハラビロトンポトンポ目 , トンポ科。分布は 北海道の大部分を除く日本本土 , 朝鮮 , 中国。 湿原に多く , 雌雄の色彩が異なる。 モンカゲロウカゲロウ目 , モンカゲロウ科。 分布は日本全土。幼虫はゆるい流れの底にすみ , 成虫はときに群飛することがある。 キパネッノトンポ脈翅目 , ツノトンポ科。分 布は本州 , 九州。乾燥した草原にすむ。 シリアゲムシ項目参照。 ( 長翅目 ) オオカマキリモドキ脈翅目 , カマキリモドキ 科。分布は四国 , 九州。夏に出現する。幼虫は 分布は本州 , 四国 , 九州。山地の渓流付近にす ョッメトビケラ毛翅目 , 見られ , 灯火に来る。 ロウ科。分布は日本全土。 ウンモンヒロ′ヾカゲロウ ツノトンポ項目参照。 クモ類の卵嚢に寄生する。 フトヒゲドビケラ科。 山地の水辺の暗所に 脈翅目 , ヒロノヾカゲ は日本全土 , 朝鮮 , 台湾 , 中国 , ヒマラヤ。幼 ムラサキトビケラ毛翅目 , トビケラ科。分布 成虫はその付近の林間にいる。 は日本全土 , 朝鮮。幼虫はゆるい流れにすみ , ツマグロトビケラ毛翅目 , トビケラ科。分布 下にいる。 州 , 四国 , 九州。よく灯火に来る。幼虫は樹皮 ラクダムシ脈翅目 , ラクダムシ科。分布は本 灯火に来る普通種。 科。分布は日本全土 , 朝鮮からヨーロッパまで。 ョッポシクサカゲロウ脈翅目 , クサカゲロウ もその付近に見られる。 北海道 , 本州。幼虫はゆるい流れにすみ , 成虫 ゴマフトビケラ毛翅目 , トビケラ科。、分布は ウスバカゲロウ項目「アリジゴク」参照。 間の暗所にいる。 ウ科。分布は日本全土 , 中国。夏に出現し林 マダラウスバカゲロウ脈翅目 , ウスバカゲロ し各地に普通。幼虫はアリジゴク。 分布は日本全土からヨーロッパまで。夏に出現 コウスバカゲロウ脈翅目 , ウスバカゲロウ科。 み , 昼間活動。幼虫は渓流中にすむ。
虫は池沼の底にすみ , 成虫はその付近の林間の 暗所にすんでいる。 半翅目セミ科 クマゼミ分布は本州 ( 関東以西 ) , 四国 , 九州 , 琉球 , 中国。 7 ~ 8 月に出現し , シャーシャー ・・と高声で鳴く。 チッチゼミ分布は本州 , 四国。 7 ~ 10 月に出 現。山地に多く , 低木でチッチッチッ・ ・と鳴 北海道にはよく似たェゾチッチゼミがいる。 工ゾゼミ分布は日本全土。暖地では山地にの み産し , 少ない。 7 ~ 9 月出現し , 梢 ( こすえ ) でギーと高声でなく。 アプラゼミ分布は日本全土。各地に最も普通。 ・・と油をいるような音で鳴くのでこ ジワジワ・ の名がある。 7 ~ 9 月に出現。 コ工ゾゼミ分布は日本全土。ェゾゼミよりさ らに高地にすみ , 高山帯にもいることがある。 ~ 9 月に出現。ギーとニーの中間のような音 7 で鳴く。 ヒグラシ分布は北海道中北部を除く日本全土。 6 ~ 8 月に現われ , 早朝とタ刻 , ときには曇天 時にカナカナカナ・・・・・・と美声でなく。 ニイニイゼミ分布は日本全土 , 琉球 , 中国 , 東洋熱帯。 6 ~ 8 月に出現し , 最も普通。 ーまたはチーチーと鳴く。 アシアカハグロゼミ分布は台湾。小低木に群 生することがある。鳴声はフルルル・・ 弱く注意しないと聞けない。 タイワンアプラゼミ分布は台湾。 ーンと悠長 ( ゆうちょう ) に鳴く。 ックックホウシ分布は日本全土 , 朝鮮 , 中国 , 台湾。 7 ~ 9 月に出現 , オシーックックと快調 ハルゼミ分布は本州 , 四国 , 九州。 5 ~ 6 月 に出現 , 松林に多く , ムゼームゼーと鳴く。 工ゾハルゼミ分布は日本全土の山地。 5 月に出現。ゲーオゲーオケケ・・・・・・とやかましく 鳴く。 ヒメハルゼミ分布は本州 ( 関東 , 新潟以西 ) , 四国 , 九州 , 琉球。 7 ~ 8 月に出現し , ケーメ ンメン・・・・・・と鳴くが , つわに多数が合唱し , や かましい。 ミンミンゼミ分布は日本全土。 7 ~ 9 月に発 べッコウビワ′、ゴロモ半翅目 , ビワノ、ゴロモ 科。分布は中国南部 , インドシナ半島 , ビルマ , インド。木の幹にとまっている。 テングスケパ半翅目 , テングスケバ科。分布 は本州 , 四国 , 九州 , 朝鮮 , 台湾。イネ科の雑 草中に多い。 オオハサミムシ革翅目 , オオハサミムシ科。 分布は世界各地。砂地のごみの下に多い。 ゴマダラコガシラアワフキ半翅目 , コカ・シラ アワフキ科。分布は台湾。山地のサルスペリな どに群生することがある。 シタベニハゴロモ半翅目 , ビワハゴロモ科。 中国原産であるが , 長崎と東京で採集された とがある。 トワダカワゲラカワゲラ目 , トワダカワゲラ 科。分布は北海道 , 本州 , 朝鮮。幼虫は山地の 湧泉にすみ , 落葉などを食べる。成虫は秋に現 われ , 翅がない。水河時代の残存種と考えられ ている。 カワゲラ項目参照。 ミズク半翅目 , ミズク科。分布は本州 , 生し , クサゼミ ーンミンミンミンと高声で鳴く。 分布は台湾。草間に普通で , ススキ などのくさむらでジーとクビキリギスに似た単 調な高声で鳴く。 半翅目カワゲラ目革翅目 べッコウハゴロモ半翅目 , ハゴロモ科。分布 は本州 , 四国 , 九州 , 琉球 , 台湾 , 中国。夏に 出現し種々の植物に普通。 テングアワフキ半翅目 , アワフキムシ科。分 布は本州 , 四国 , 九州。山地に多く , 種々の植 物にいる。 ッノゼミ半翅目 , ツノゼミ科。分布は日本全 土。ヨモギなどにつく。セミとはいっても真の セミとはかなり縁遠い。 タケウチトゲアワフキ半翅目 , トゲアワフキ 科。分布は本州 , 四国 , 九州。シナノキ類にす み , 幼虫は石灰質筒状の巣を作る。 イカリッノゼミ半翅目 , ツノゼミ科。分布は 台湾。熱帯地方には胸背に奇妙な形をした突起 のあるものが多い。 シロオビアワフキ半翅目 , アワフキムシ科。 分布は日本全土 , 樺太 , 朝鮮。各種の植物に白 い泡塊を生じさせる普通種。 四国 , 九州 , 朝鮮 , 中国 , 台湾。夏から秋にか けて多く , 灯火に来る。成虫で越冬。 ヒラタミミズク半翅目 , ミズク科。分布は 九州 , 琉球 , 台湾。幼虫は紙のようにへん平で 緑色。 オオヘリカメムシ半翅目 , ヘリカメムシ科。 分布は日本全土 , 朝鮮。山地のアザミなどに多 くすむ。 モンキッノカメムシ半翅目 , ツノカメムシ科。 分布は本州 , 四国 , 九州 , 台湾。雌は卵を保護 する。黄紋がハート状のものは別種で , エサキ モンキッノカメムシ。 ツノアオカメムシ半翅目 , カメムシ科。分布 は日本全土 , 朝鮮 , シベリア東部。山地のニレ , ケヤキなどにつく。 アカスジキンカメムシ半翅目 , カメムシ科。 分布は本州 , 四国 , 九州 , 台湾 , 中国。幼虫で 群がって越冬する。幼虫は色彩が全く異なる。 アカギカメムシ半翅目 , カメムシ科。分布は 九州 ( 南端 ) , 琉球 , 台湾 , 東洋熱帯。アカメが シワ , アカギなどにいる。 オオキンカメムシ半翅目 , カメムシ科。分布 は本州 ( 中部以西 ) , 四国 , 九州 , 中国 , 東洋熱 ツバキなどにつき , 木 帯。幼虫はアプラギリ , 陰に群がって越冬する。 ナナホシキンカメムシ半翅目 , カメムシ科。 分布は琉球 , 東洋熱帯。がジュマルなどにつく。 生時は美しい金緑色 , 死ぬと青紫色になる。 ョコヅナサシガメ半翅目 , サシガメ科。分布 は本州 ( 京都 ) , 九州 , 中国 , 東南アジア。ェノ キ , サクラなどの幹で幼虫で越冬する。 タガメ項目参照。 膜翅目双翅目 コンボウアメバチ膜翅目 , ヒメバチ科。分布 は日本全土 , 朝鮮。幼虫はヤママュガ類の天敵 で , 成虫は初夏に出現する。 ハナダカバチ膜翅目 , ジガバチ科。分布は日 本全土 , 朝鮮 , 台湾。砂地に巣を掘り , ハエ , アプ類を狩る。 ウマ / オパチ項目参照。 ルリコシアカハバチ膜翅目 , ハバチ科。分布 は本州 , 四国。初夏に山地に出現する。 キオビべッコウ膜翅 , べッコウバチ科。分 布は本州以西 , 東洋熱帯。地中に巣を掘り , オ ニグモ類などを狩る。 ニホンキパチ膜翅目 , キバチ科。分布ー 全土。幼虫はマッ , スギ , ヒノキ , その 葉樹材に穴をあける害虫。 ムッポシベッコウ膜翅目 , べッコウバチ 分布は本州 , 朝鮮よりョーロッパまで。早 出現しクモを狩る。 ホソアシナガバチ膜翅目 , スズメバチ科 布は本州以西 , 東南アジア。林間に薄い紙 巣を作る。 スズメパチ項目参照。 オオハキリバチ膜翅目 , ハキリノヾチ科。 は日本全土 , 朝鮮 , 中国など。樹幹のカミ ムシの穴などに巣をつくるが , 葉は切らな キオビッチパチ膜翅目 , ッチバチ科。分 日本全土 , 朝鮮 , 中国 , 台湾。幼虫は土中 ガネムシ類の幼虫に寄生する。 オオセイボウ膜翅目 , セイボウ科。分布 世界共通。幼虫はトックリバチ類の巣中に し , 成虫は花に来る。 クマパチ膜翅目 , ミッパチ科。かわいた材 に穴をあけ巣を作り花みつや花粉をたくわ オオフタオビドロバチ膜翅目 , スズメバ 分布は本州以西 , 琉球 , 朝鮮など。壁や材 穴に泥をつめて巣を作り , ハマキガ類やメ 類などの幼虫を狩る。 シロスジヒケナガバチ膜翅目 , ツバチ番 分布は本州 , 四国 , 九州。土中に巣を作り , に来る。 オオクマ′くチ膜翅目 , ツノヾチ科。分布ー 洋熱帯。ミッパチ科中の最大種。 クロマルハナバチ膜翅目 , ツノヾチ科。 は本州 , 四国 , 九州。雄は濃黄色に黒帯が 腹端は赤かっ色。社会性で土中に営巣する。 フジジガバチ膜翅目 , ジカ・バチ科。分布ー 州以西 , 中国 , 東洋熱帯。土中に巣を作り , の幼虫を狩る。雄は黒色。 コウ力アプ双翅目 , ミズアプ科。分布は本 以西 , 朝鮮 , 中国 , 台湾など。便所 , ごみた など不潔な場所に発生する。 クロバネッリアプ双翅目 , ツリアプ科。 は本州以西 , 熱帯アジア。夏に出現し花に 幼虫は他のこん虫に寄生するが宿主は不明。 アオメアプ双翅目 , ムシヒアプ科。分布 本州以西 , 朝鮮 , 中国など。夏に発生し , セ やシオカラトンポなどまで捕えて吸血する。 オオイシアプ双翅目 , ムシヒキアプ科。 は本州以西 , 中国 , 台湾。春に出現し他のこ 虫を捕え吸血する。幼虫は朽木中にすむ。 オオヒゲナガハナアプ双翅目 , ハナアプ科 分布は日本全土 , 樺太。山地の花に来る。 ナガハナアプ双翅目 , ハナアプ科。分布は 本 , シベリア、ヨーロッ / ヾ。夏に山地の花に来 アカウシアプ双翅目 , アプ科。分布は日本 土 , 朝鮮 , シベリア東部。夏に山地に出現し 雌は牛馬 , 人などに集まり吸血する害虫。 ハナアプ双翅目 , ハナアプ科。世界共通。 虫はオオガウジと称し , 汚水中にすむ。成虫 越冬し , 年中見られる。 オオハナアプ双翅目 , ハナアプ科。分布は 本全土およびアジア各地。花に集まる普通種 アメリカミズアプ双翅目 , ミズアプ科。分 は本州 , 四国 , 九州 , 琉球など。北中米原産 あるが , 載後太平洋地域各地に広がった。幼 はごみためなどにすむ不潔な種類。 [ 黒沢 ( なお第 1 巻の別刷「が」 , 第 3 巻の別刷「 虫」 , 第 5 巻の別刷「チョウ」も参照されたし
し温度まで描き分けたといわれ また , すなおな筆致と鮮麗な色 モデルを神秘的な詩にまで昇 せたすぐれた肖像画家でもある。 作にく真珠の女 > くマントの橋 > 、、がある。 〔坂崎〕 コロイド co Ⅱ 0 id 月旨質ともい 一般にコロイドとは特定の物質 すのではなく , 物質の分散状態 わすことばである。身近な例と セッケン水 , 牛乳 , 寒天などが ナられる。コロイドということば ましめて使ったのは英国の化学者 . グレアムで , 彼は濬液の中にお るいろいろな物質 ( 溶質 ) のひろが ぐあい ( 拡散 ) を調べて , 溶質の拡 度を求めた。その結果 , タンパ 質やカラメルの拡散速度が食塩 ョ糖などに比べて著しく小さいこ を発見した。彼は拡散の速い物質 固体になったとき結品する物質で ると考えて , これを品質とよび , 散のおそい物質を非品質と考え , の代表的なものがニカワなのでこ を膠質すなわちコロイドとよんだ。 ロイドとはギリシア語でニカワの とである。コロイドの拡散のおそ ・のは , その粒子の大きさが品質の 子またはイオンに比べてひしよう 大きいためである。 Wo. オストワル は 1907 年 10 ー 5 ~ 10 ー 7cm の大きさの ・子が媒質中に分散している状態を ロイドと定義した。 コロイドの種類〕一般にコロイド : 子をふくむ媒質を分散媒 , 分散し いる物質を分散質または分散相と ・い , 全体を分散系という。コロイ を分散媒と分散系の状態に分類す と右表のようになる。気体どうし 完全にましりあうので気体の中に 。体の分散している系は存在しない。 冫蜀液 ( エマルジョン ) は液体の中に 体が , 懸濁液 ( サスペンション ) は 体の中に固体が分散しているもの いうが , どちらも粒子の大きさが 「 4 cm 以上のものをさす。一般にコ イドとして扱われるのは液体の中 固体が分散したものがもっとも多 このようなコロイドでは粒子が ・散媒となしみやすいものを親液性 ロイド , なしみがたいものを疎液 ・コロイドに分ける。とくに分散媒 「水の場合 , それぞれ親水コロイド , 水コロイドという。セッケン水 , ' ラチン , デンプン水溶液は前者の ーであり , 金ゾル , イオウゾルなど 後者の例である。このような性質 ・差は , コロイド粒子の構造による ー合が多い。粒子が単分子的なもの 分子コロイド , 多分子的なものを ! 合コロイドという。分子コロイド 、は分子 1 個がすでにコロイド粒子 ・大きさに達しており , このような 大分子は / 高分子とよばれる。タ 、。ク質 , デンプン , ゴム , 寒天な の天然物質をはしめ , 合成繊維 , 2 7 7 合成ゴムなどはいすれもこれである。 会合コロイドの中にはセッケン水の ように低分子化合物が 5 ( ) ~ 1 ( ) ( ) 程度 集まってミセルとよばれる集合体を つくるミセルコロイドと , 金ゾルの ように微結品体が集合した粒子コロ イドが含まれる。分子コロイド , セルコロイドは親水性で , 粒子コロ イドは疎水性である。 〔コロイド粒子の形状・大きさ〕コ ロイド粒子の大きさを 1 ( ) ー 5 ~ 10 ー 7cm と定めたのはコロイド粒子が球形と 考えたからであるが 10 - 7cm 以上の大 きさをもつ高分子が見いだされたり 電子顕微鏡の観察などから一・般に粒 子は球形でないことがわかった。球 形のものは金ゾルや銀ゾルなどで , 五酸化バナジウム V205 粒子 , タノヾコ モザイクビールスは棒状 , カオリン は平板状 , セッケンミセルは円筒形 などといろいろな形をしている。ゴ ム , ゼラチンなどの分子コロイドは , 溶液中の濃度 , 共存する他のイオン などによリ球形になったり , 長く伸 びた鎖状になったりする。したがっ て・般に大きさを表わすのに球の直 径で示すのは目安にはなるが適当と はいえない。シュタウジンが一一はこ の点からコロイドの定義を 1 個の粒 子の中に原子の数が 1 ( ) 3 ~ 1 ( ) 9 個含ま れるものとした。 〔力学的性質〕コロイド粒子が溶媒 分子や他の粒子が衝突することによ って不規則に動きまわる運動は / プ ラウン運動とよばれる。直径 25 ( ) 分 の 1 mm 以下の徹粒子はすべてこのよ うな運動をすることが知られている。 プラウン運動は粒子が小さいほど , また温度が高いはど , 媒質の粒子の 小さいはど活発におこる。コロイド 粒子の拡散もプラウン運動の結果と しておこる。一般にコロイド粒發が 重力の場で沈む現象を沈降という。 沈降の速度は粒子の質量と同体積の 溶媒の質量の差に比例する。粒子の 密度が媒質の密度より大きければ , どんな小さな粒子でもいっかは底に 沈んでしまいそうだが , 実際はそう ではない。ひしように小さな粒子が 沈降しないのは拡散のためである。 徹粒子を含んだ溶液は重力の作用に よって下方はど濃くなろうとするが , プラウン運動の結果 , 逆に濃度差を なくそうとする作用が現われ , 沈降 と拡散との間につりあいが保たれる これを沈降平衡という。 のである。 コロイド溶液の粘度がはかの溶液よ りも大きいのはコロイド粒子によっ て流体の流れが乱され , 余分のエネ ルキ、一が費やされるからである。円 管の中を一端から圧力をかけてコロ イド溶液を流す場合を考えると粘度 は圧力とともに減少する。 これはコ ロイドが棒状または鎖状の粒子から なり , それらが互いにからみあって 網状構造をつくっていると考えると , 圧力の小さな間は大きな粘度を示し , また圧力が加わるとともに網状構造 がこわれて粘度が減ることが理解さ れる。それで上の現象は構造粘性と よばれる。しかしコロイド溶液が十 分希薄で粒子がからみあっていない ときにも構造粘性は現われる。 は圧力が加わるとともに棒状や平板 状のコロイド粒子が流れの方向に並 んで流動しやすくなることによる。 〔光学的性質〕コロイド溶液に側面 から光線を当てると粒子が光るので 光路が観察できる。 これは / チンダ ル現象といい光が粒子により散乱さ れるために生する。コロイド粒子そ のものは光学顕微鏡で見ることはで きないが , 視野を暗くして側面から 光線を当てて , コロイド粒子を光る 点として見る限外顕微鏡を用いると , コロイド粒子の存在を知ることがで きる。この方法で知ることのできる 大きさは 5 x 1 ( ) ー 7 ~ 1 >< 1 舮 6 cm 以上 の粒子に限るが , 粒子の数や運動状 態を知るのに欠くことのできない方 法である。龕属コロイドのあざやか な色は金属粒「・の光吸収以外に光 乱が関ケするためで大気中で太陽光 線がちリやごみで散乱され空が青色 に見えるのと同し理由である。たと えば金は緑色を吸収し赤 , 黄色を散 乱するので粒子の大きさが小さい金 ゾルは吸収が優先して紅赤色に見 える。 〔電気的性質〕コロイド粒子は電荷 をもっていて互いに反発しあうため 安定に存在している。金 , イオウ , デンプンコロイドはこの電荷が負で あるが , 銅コロイド , へモグロビン などは正に帯電している。コロイド 溶液に電極を挿入して電流を流すと , 正に帯電している粒子は負の電極に 負に帯電しているものは正の電娵に 向かって移動する。この現象を電気 泳動といい , 粒子の帯電を直接的に 示している。この電荷を中和するよ うな電解質を加えると , コロイド粒 子は反発力を失い互いに引きあって 凝結する。たとえは、金コロイド溶液 に少量の食塩を加えると , コロイド の色は青から暗青色に変わり黒灰色 のかたまりをつくって沈殿する。 のような凝結はおもに疎水コロイド で顕著にみられるが , 水和して安定 コロイドの分類 コレラ ( 補 ) 1961 年か ら , インドネシアをは しめアジア各地で流行 したコレラの病原菌は , コレラ菌によく似たェ ルトール菌で , 血清反 応などで区別できるが , 症状は同しである。日 本で , 62 年に台湾バナ ナ廃棄事件をひき起こ し , 64 年に習志野や下 田で散発したコレラは , 工ルトール菌による。 コロイド 分散 媒 固体 液体 気体 分散 質 固体 液体 気体 固体 液体 気体 固体 液体 名 工ー ル ロゾル 例 色がラス , ルビ 軽石 セッケン水 , 金ゾノレ 牛乳 , マヨネーズ あわ
サノレジニア 3 9 9 さるおがせ深山の樹枝などから れてきて繁殖したものと考えられて 高山脈西斜面に源を発しているため , りひも状をして多数たれ下がるサ いるが , その原産地は不明である。 上流は谷が深く , しだいに谷底の段 オガセ科サルオがセ属の / 地衣。 この海域はメキシコ湾流 , カナリア 丘がひろか、り , ェンノヾク , ソノヾ , ダ 山らしい景観を添え , 遠望の感し 海流 , 北赤道海流にとりかこまれた イズなどが栽培されている。下流に は水田も分布している。山地に豊か らキリモ ( 霧藻 ) ともいわれている。 おだやかな部分であるが , 繁茂した 軸は糸状で数十 cm の長さがあり , 藻のために船舶の航行の自由が失わ な原始林が発達し , 太平洋に注ぐ河 まり分岐せす , その両側に側枝を れるので , 昔から航海者には恐れら ロの富川は重要な木材集散地であり , 八田 , 日東 , 額平などにはクロム鉱 生し , 全体が黄緑色で , 表面はな れていた。またこの海域は大西洋産 山が存在する。 のウナギの産卵場であるとされて らかである。軸の中には細くて白 〔谷口〕 , 弾力のある中軸をそなえている いる サルジニア〔島〕 S a r d i n i a イタ 〔山本〕 さるかにかっせん猿蟹合戦、・一一日 これはサノレオガセ属のみにあるも リア語ではサルデニャ Sardegna 。イ 本各地に伝承されている猿蟹合戦系 である。まれにさら状の子器をと タリア半島の西方チレニア海上約 300 ろどころにつけることがある。ヨ 統の昔話は , 大別して二つある。 1 ) km にある地中海第 2 の大島。面積約 サルとカニが共同で , もちをつき , 23500km2 で , 付近の小島とともにイ ワサノレオガセでは軸にこまかい 線がある。サルオガセ属は世界に 食べるときに競争する話。もちを入 タリア共和国内の自治領をなし , 総 O 種 , 日本には 40 種近く知られて れたうすを坂の上からころがす。足 面積約 24 ( ) 89km2 , 人口 1413289 ( 1961 ) 。 の速いサルは坂下で , うすを手に入 主都はカリャリ。北方のフランス領 〔小林〕 さるがく猿楽日本の古代 , 中 れるが , もちは途中に落ちてカニの コルシカ島とは幅約 l()km のポニファ の芸能。申楽とも書く。唐渡来の チョ海峡をへだてて対する。全体と ものになる。これは北は青森県から 楽を日本風になまって「さるが して丘陵地が多く , 最高はマルモラ 南は鹿児島県までひろく分布してい る。この競争話に対して , やや違う 」と発音したもので , 猿の字をあ 山の 1834m 。南西部にカンピタ、、一ノ たのは平安時代以降である。散楽 仇討話の型がある。それを細分す 低地が広がり沼沢地が多い。地中海 式気候であるか・ , 土地はやせ , マラリ , 中国では雅楽に対する俗楽雑 ると二つになる。 a. もち食い競争の 新をさすが , 日本では , 奈良時代 結果 , サルか、カニをいしめたので , アが発生し , 開発はおくれている。 トチの実 , 牛のくそ , ハチ , うす , 輸入されるとたちまち隆盛になり , ブドウ , オリープの栽培 , コルクを きねなどがカニに加勢して仇討する 廷や大寺院の行事の余興に行なわ 主とする林業 , 鉛 , 亜鉛 , マンがン , た。曲芸 , 奇術 , 歌舞 , 話。これは東北地方に分布している。 こつけい 鉄 , アンチモンなどの鉱業が主産業 b. おむすびとカキの種を拾ったこと 物まわなど , その演目は広範囲で , で , 最近は水力発電の開発も行なわ を発端とする話。巌谷小波なの再 楽戸がこれをつかさどったが , 奈 れている。鉄道はカリャリを起点に 話以来 , 日本の五大国民童話の一つ 時代末にこの制度が廃止されると , サッサリ , ヌオロなどの都市を結ふ ~ 者は各地に分散し , 寺社の支配に とされた。カニの加勢者は , みそ玉 , ローマ ~ カリャリ間には定期航空路 この クマンバチ , クリの実 , 卵 , 棒など まいって祭事の芸能を演した が開かれている。 こつけいな物まね 地方によって異なる。青森県から中 北西岸のアンゲル・ルーユ付近に ーろから演目は , は新石器時代の遺跡があり , 地下式 ぐ寸劇的なものが中心となった。鎌 国 , 四国地方までで採集されている。 年時代にはいると , 猿楽者は寺社の 前半のおむすびとカキの実の部分だ 巨石墓が多数発見されている。古代 認のもとに座の体制をとり , 呪 けは九州地方にもある。 ローマの支配下では , 多くの鉱山が 今様 , 白拍子などの歌舞的要 これらは , 古い動物どうしのほが 採掘された。 8 ~ 11 世紀はイスラム を取り入れ , 能とよぶ歌舞劇を作 の勢力下にあり , 11 ~ 14 世紀はピザ , らかな競争話が , 仇討話になってい り上げ , 本芸としたこつけい芸は , ったものと考えられる。グリムのくプ ジェノバなどイタリア都市国家の間 レーメンの音楽師〉型の , 旅する一 をりふ劇の形に発展して , 猿楽の能 でその支配権が争われた。 1720 年 , 群の動物たちが協力して敵をこらし こ対して猿楽の狂言とよばれるよう サポイ公 ( シチリア王 ) の支配下に入 こなり , 両者は並行して民衆にもて める話はひろく欧州 , アジア , 北米 り , / サルジニア王国の一部となった よやされた。南北朝時代から室町時 に流布しているが , それと仇討型の 〔山本〕 弋初期にかけて存在した各地の猿楽 猿蟹合戦との相互関係はまだ明らか サルジニアおうこくサルジニア ではない。 のうち , 大和 : まの 4 座と近江の 〔益田〕 王国トリノを首都とする北イタリ 6 座がとくに名高く , なかでも大和 さるかわ沙流川北海道日高地 アの小王国。その王家は / サポイ家 つ結崎座 ( のちの観世座 ) には観阿 方を南西へ流れる流長 102 の川。日 で , 18 世紀初めまではサポイ ( サポ 尓かん世阿弥父子の天オが出て , 、あみ 殳大衆の支持と同時に足利将軍の 呆護を得 , 田楽談や曲舞などの長 听を取り入れて , 猿楽の能を高度に みがき上げた。以後 , 大和 4 座の地 立が高まり , これが江戸時代の / 能 つ四座となり , 他座は袞亡するか , 期座に吸収されていった。なお呪師 ぐ田楽も , 広義には猿楽に含まれる。 〔横道〕 サルガッソーシー Sargasso 3ea 藻海ともいう。北大西洋のうち , 化アフリカ西岸沖のアゾレス諸島と , 化米南東岸および西インド諸島との 間にある広大な海域。北緯 20 。 ~ 40 。 , 経 30 ・ ~ 75 。の範囲を占める。この海 一面には , サルガッソーとよばれ るホンダワラ類の海草の広大な浮遊 洋落が生育する。最初は海流に運は・ サルオがセの一種 ョコワサノレオガセ 猿楽鳥居をはいった ところで猿楽が行なわ れている。見物は奉行 ( ぶぎよう ) , 武士 , 寺 僧や参宮の人々。く春 日若宮祭礼図会 ) より ・物一ま
コウド 9 0 等分するということができる。鉛直 視等級 , ふつうの写真乾板で感光さ 色風化上壌。強烈な日尢と多雨によ 天頂 線と , 天体への視線とを含む平面は せた写真等級 , 全整色の乾板にフィ り上壌中のケイ酸分 , カルシウムな ルタを組み合わせて肉眼に近似させ 地平面に垂直な面となるが , どは流出し , 鉄 , アルミ分は水酸化 この平 面内で , 天体への視線が地平面とな 物として残留して厚さ 60 rn にも達す た写真実視等級 , 熱電対やポロメー 天頂 す角が高度であり , 鉛直線と天体へ タなどの放射計で測った放射計等級 , 北 る風化層をつくる。表層は赤黒色多 距離 の視線との間の角が天頂距離である 恒星の出している光を地球大気の外 孔質の鉄殼層で , 水酸化鉄および水 表で受けすべての放射エネルキ、一を したがって天体の高度と天頂距離と 酸化アルミニウムからなる。第 2 層 高度 地球 とり入れた全放射等級がある。以上 〔鏑木〕 は富化層とよばれ赤色の鉄 , アルミ の和は 9 ( ) 。である。 地平線 こうど硬度 1 ) 物体を変形させ は地球から見たみかけの等級で , 恒 の集積層で , 第 3 層は分解層とよば ようとする作用に対する抵抗の強さ れ白色粘土からなる母岩の分解物で 星の実際の明るさではない。そこで ある。紅土中の水酸化アルミニウム 地球から 32.6 光年 ( 1 ーセク ) のと・ これを数 をかたさ ( 硬度 ) というが , ころへ全恒星を置いたときの光度を が / ポーキサイトである。腐植は含 量的に定めることは困難である。工 絶対等級といい , 観測法により絶対 ます農業には適さない。インド南部 , 業上ひろく用いられているのは , 押 実視等級 , 絶対写真等級などという。 込かたさと反発かたさである。前者 東南アジア , 赤道アフリカ , キュ たとえば , 太陽は実視等級で一 26.7 , 南米などに分布する。 にはプリネル , ロックウェル , ビ・・ , 等であるが , 絶対実視等級では + 4.71 カースの 3 種の試験機があり , それ こうど光度 1 ) 光学では , 点光 等 , 絶対写真等級では + 5.16 等である。 ぞれの表示法がある。プリネルは , 源からある方向の単位立体角内に出 鋼球をみがいた試料表面に押し込み , る光束を , その光源のその方向の光 〔鏑木〕 こうど高度航空機や山の高さ できたくは、みの単位面積当りの平均 度という ( / 明るさ ) 。 2 ) 天文学では , 圧力でかたさを示すもので , 実用的 などを測る高度は , 平均海水面から 天体の明るさを光度といい , 等級で の高さで , ふつう高度何千 m とか標 表わす。恒星の光度と等級の間には , な標準試験機である。ロックウェル 高何 m とかよんでいる。日本では東 は , 鋼球を一定のカで押し込み , で 光度が等比数列で増すにしたがって きたくは、みの深さを直接目盛板に指 京都千代田区永田町 1 ノ 1 旧陸地測 等級は等差数列で変化し , 1 等星の 量部構内にある水準原点 ( 24.414m ) 示するもので ( 硬度の高い材料では 光度は 6 等星の光度のちょうど 100 鋼球の代わりにダイヤモンド製円す を基準として / 測最している。 倍である。したがって 1 等級増すこ いを使う ) , 表面仕上げが不要なの とに气 00- = 2.512 の比 ( 光比 ) で暗 天体などの場合に使う高度という で迅速な測定に適している。ビッカ のは , 観測者と天体とを結ぶ視線が くなっている。この関係を表わした ースは , ダイヤモンド製四角すいを 水平面 ( または地平面 ) との間になす のがポグソンの方程式で , 等星の みがいた試料面に押し込み , できた 角 , すなわち仰角のことである。鉛 光度を厚 , れ等星の光度をとする 直線の延長が , 観測者の頭で天球 くは、みの単位面積当りの平均圧力で と〃ー m = 2.5 ( 1 og lm— 1 og ) なる と交わる点を天頂といい , また観測 かたさを示すもので , 実用上もっと 関係が成立する。光度の基準には北 も正確な試験機である。後者に属す 者の位置を通り , 鉛直線に垂直な平 極星を 2.12 等とし , 1 等星より明る 面が天球と交わる大円を水平線また るショア試験機は , 一定の高さから い星はアルクツルスの (). ()3 等星とか は地平線という。天球の半径に比べ シリウスの一 1.43 等星のように () 等 おもりを落とし , そのはねかえりの て地球の大きさは点と考えてもさし 高さがかたさに比例することを利用 星 , ー 1 等星になる。光度は観測方 つかえないから , 地平線は天球を 2 した試験機で , 信頼度は低いが , 試 肉眼で見た実 法により異なるので , 太陽 南 天球 高度太陽を例とした 天体の高度と天頂距離 甲虫のいろいろ テナガカミキリカミキリムシ科。南米のアン 集まる。 外国産の珍しい甲虫 ハンミョウ科。項目参照のこと。 デス山地産。雌の前肢は雄はど長くない。 / 、ン・ミョーク ルリポシカミキリカミキリムシ科。日本全国 , ゴライアスオオッノコガネコがネムシ科。世 右上の 4 種は - XI. 5 , 他は XO. 8 。 界的な巨大種。アフリカのコンゴ地方に多く , 朝鮮 , 中国などに分布。 7 ~ 8 月に発生。広葉 トムソンムカシタマムシタマムシ科。オース 樹の枯れ木に集まる。 腐ったくだものにあつまる。 トラリア産。この類はオーストラリア特産の原 アカジマトラカミキリカミキリムシ科。本州 , 始的なタマムシで , たいへん種類が多い 日本産の甲虫 四国 , 九州 , 華南に産し , 8 ~ 9 月に発生。ケ ナンヨウアオゾウムシゾウムシ科。ニューギ ヤキの材を食べる。一般に少ない種類である。 【上段】 ( x 3 ) アカガネサルハムシハムシ科。 ニア産。似た種類が多い。 オオトラハナムグリコガネムシ科。日本全国 日本全国 , 中国 , 台湾に分布。 5 ~ 7 月に発生。 シロテンアオカナプンコガネムシ科。アフリ に分布。 7 ~ 8 月に発生し , 山地の花に集まる。 ブドウ類の葉を食べる。 力のコンゴ地方産。 ヒゲナガゴマフカミキリカミキリムシ科。い ルリナカボソタマムシタマムシ科。九州南端 , タイワンカプリモドキオサムシ科。台湾特産。 屋久島 , 種子島および奄美大島に分布。 4 ~ 7 本全国に分布。 7 ~ 8 月に発生。山地のブナの 成虫で越冬。カタッムリを食べる。 幹に多く , 幹につく地衣類に似た色をしている。 月に発生。ホウロクイチゴを食べる。 オオミッノカナプンコカ・ネムシ科。アフリカ 【下段】 ( x 1.2 ) タマムシタマムシ科。項Ⅱ参照 ファーストハマキチョッキリゾウムシ科。本 のコンゴ産。アフリカにはカナプンやノ、ナムグ のこと . 、 リ類の形の変わった種類がたいへん多い 州に産し , 5 ~ 6 月に発生。ナラ類 , カエデ類 アオオサムシオサムシ科。関東 , 東北および ハーキュリーズオオカプトムシコガネムシ科。 などの新芽を切る害虫。 中部地方の山地に産し , 成虫で越冬。夜間活動 べニヒラタムシヒラタムシ科。日本全国に分 中米 , キューバなどの産。日本のカプトムシの し , 他の虫を食べる。西日本には銅色のヤコン 布。枯れ木の樹皮下にすみ , 他の虫を食べる。 2 倍以上の大きさがある。 オサムシカヾいる。 キノヾネルリタマムシタマムシ科。ジャワ産。 成虫で越冬。 ミヤマクワガタクワカ・タムシ科。日本全国に 【中段】 ( x 2 ) カメノコテントウテントウム 同一種で多少模様の違ったものが , インド東部 , シ科。日本全国 , 中国 , 台湾 , シベリアなどに分 分布。 6 ~ 8 月に発生。樹液に集まる。 インドシナ半島などに産する。 シラフヒゲナガカミキリカミキリムシ科。本 布。成虫で越冬。幼虫はクルミハムシの幼虫を ウチワムシオサムシ科。ジャワ , スマトラ , 州中部の深山に産し , 7 ~ 8 月に発生。針葉樹 ポルネオなどに 3 種類あり , 密林中の枯れ木に の幹を食べる。 はえるサルノコンカケ類に来る虫を食べ , 活発 オオセンチコガネコガネムシ科。日本全国 , ヒメマイマイカプリオサムシ科。日本列島特 に歩き回る。 朝鮮に分布。山地に多く , 牛馬のふんに集まる。 産のマイマイカプリの一地方型。関東地方に産 アオエグリダイコクコがネムシ科。プラジル 奈良春日山のものはるり色をしている。 する。成虫で越冬。幼虫 , 成虫ともにカタッム 産。巨大な種類で , 南米より中米にかけて類似 ッギリゾウムシ科。本州 , ツギリゾウムシ 〔黒沢〕 種が多い。獣ふんなどに集まる。 四国 , 九州の暖地 , 台湾などに分布。枯れ木に リを食べる。
シホンロン 5 6 8 しほんろん資本論 Das Kapi 〔島の分類〕島は単により大きな陸 れる。絹のしまものは中国より伝わ taI—Kritik der politischen 0k0- っていたが , 南蛮交易が行なわれる 塊から海面で切断された陸塊である nomie マルクスの主著で , 経済学 ようになると唐桟 , セイラスしま から , 地質構造上島のみでみられる 最大の古典の一つ。全 3 巻 ( 1867 ~ ような特別の性格はなく , などの織物が渡来し , これを島物結 , ただ面積 94 ) 。資本主義的生産と流通の諸法 唐物などとよんだため , 島物の島 が狭くなるにつれて変化に乏しくな 則を明らかにし , 資本主義社会の生 るだけである。むしろ島を形づくる に縞の字を当てたものといわれる。 成 , 発展 , 消滅の心然性を証明し , 地殼運動が分類の基礎として考えら しまがらの種類は無数にあるが古く 科学的社会主義を理論的に基礎づけ から知られたものを例示すると下図 れる。この意味でかってウオレスが たもので , 次の 3 部より成る。 1 ) 資 のようである。しまはふつう異色の 提唱し , 現在でも使用されている陸 本の生産過程 ( 第 1 巻 ) 商品の分析 糸を織りこんで筋模様を出すが , 糸 島と洋島の区別が重要である。大陸 にはしまり , 資本の直接的生産の面 の太さや種類の異なるものを筋に織 の周辺の海には浅い / 大陸だな部分 から資本主義社会の基本的構造を分 りこんで , 織しまもつくられている。 があり , 地質学的には大陸の一部を 析し , 資本が獲得する利潤は労働力 しま織物としては , 綿織物では遠り・日 構成するとみなされる。この大陸だ に基づく剰余価値であるが , 資本家 じま , 松阪じま , しま結城など , なにある島 , すなわち海面を約 20 ( ) m は労働者からの搾取を強化するため 絹織物では糸織しま , しま御召 , しま 下げると大陸と地続きになるような に大工場と機械生産を採用し , その めいせんなど , 毛織物ではしまセル , 島が陸島で , 日本やイキ、リス , イン ため労働者階級は失業と貧困にさら しまラシャ , しまモスなどがある。 ドネシアなどを含め , 大陸周辺の されることを説く。 2 ) 資本の流通過 なお化繊織物に多くみられる / チェ 比較的大きな島ははとんどこれに相 程 ( 第 2 巻 ) 資本は貨幣資本→生産 ックも格子しまの一種である。しま 当し , 本質的には大陸の一部分であ 資本→商品資本 ( →貨幣資本 ) という 模様は糸染めとして織リこんだもの る。これに対して大陸と無関係なも 3 形態をたどることを示す。産業資 が多いから , 一般に染色は堅ろうで , のが洋島であり , ポリネシア , 本家が貨幣を生産過程に投下して生 ロネンアなどの島々がこれに当たる。 もめん白地のしま物は洗たくにもよ 産を開始すると , 商品はより大きな く耐える。 また島の集合の状態から諸島 , 群島 , しま島学問的にみて島につい 価値の貨幣として回収され , そこに 列島などの区別がなされる。はは、列 利潤が実現される。この過程は個々 ての厳密な定義はない。むしろ慣用 状をなして連なる列島にはアレウト , の資本家によってくりかえされるだ 的によびならわされていることばが 千島 , 琉球 , 大スンダ , 小スンダな くわしく分析されているのみである。 けでなく , 社会全体としても行なわ どがあるが , 諸島 , 群島は区分があ れることを説く。 3 ) 資本主義的生産 すなわち「 / 大陸に比べて相対的に いまいで厳密な違し・、はない。なお本 の総過程 ( 第 3 巻 ) 剰余価値が具体 面積の狭小な , しかも水圏によって 事典では日本関係の諸島 , 列島につ 的には工業利潤 , 商業利潤 , 利子 , 完全に周囲をとりかこまれている陸 いては文部省のく地名の呼び方と書 地代などに分配されること , 競争の き方 > のなかの「日本の主要自然地 塊」が島であるが , これだけでは不 結果 , 利潤が各部門で平均化される 域名称の書き方」によった。また外 十分な点が多い。大陸として最小の ーとが明らかにされている。 オーストラリアは島大陸とよばれる 国関係については原則として諸島と 以上 3 巻のうち第 2 , 第 3 巻はマ こともあり , グリーンランドは世界 した。 ルクスの死後 , その遺稿によりエン 最大の島であるが , これを大陸とす 規模の大きな島では地質構造も地 ゲルスの手で刊行され , また第 4 巻 る学者もある。また日本のみを考え 形も複雑な構成を示すが , 小さい島 として準備されていた < 剰余価値学 れば全体が島であるが , 本州 , 四国 , は変化に乏しいため , ある程度は地 説史 > も 1905 年以降カウッキーによ 九州 , 北海道は一般には本上と考え 形からみた区分も可能である。火山 って刊行された 〔進藤〕 られ , それ以外の属島のみが島とさ 島は火山活動によってできた島で , しま縞織物のがら。織物のた れる。すなわち島はより大きな陸塊 日本では伊豆諸島で代表され , 太平 て , よこ , あるいはたてよこの両方 ( 大陸あるいは本土 ) の存在によって 洋中のハワイ諸島などは , 深海底か 向に筋模様を現わしたもので , それ はしめてそれに付属するものとして ら海面上にそびえるきわめて大きな ぞれたてしま , よこじま , 格子しま 成立する相対的な概念であり , 大陸 火山といえる ( / 火山 ) 。サンゴ島は という。日本古代の綺はたてしま , もしくは本上なくしては存在しない 太平洋西部の熱帯地方に多く分布し , 倭文布はよこしまであると伝えら / サンゴ礁の分布の状態から裾礁 とばといえる。 の島 , 堡は礁の島 , 環礁に分けられる。 地塁島は断層によって作られた地塁 が , 海面上にあらわれた島で , 長崎 県の五島列島がこの例とみられ , 直 線状の配列を示すが , さらにこまか く分かれて五つの島をなす ( / 断層 ) 。 段丘島は島全体が海岸段丘によって 作られる珍しい例で , 熱海沖の初島 がこれに当たるといわれる ( / 段丘 ) 。 〔島の景観〕地球上無数に分布する 大小さまざまな島も , その位置の相 違によって気候の変化が大きく , 景 観もこれによる変化が大きい。最暖 月でも平均気温 1 ( ) ℃に達しない寒帯 では , 植物もわすかに地衣類 , コケ 類が夏季生育するだけで , 年の大半 は水雪にとざされる。グリーーンラン ドでは内陸水河が島のはは、全面をお おい , 海岸地方にわすかにエスキモ ーなどの原始的生活がみられるにす ぎない。北極海周辺の島々 , 南極付 大名しま 万筋しま 幅通しじま 三筋しま やたらじま 格子しま 住国 弁慶じま 子持ちしま 棒じま よろけじま
シカ 4 6 0 しか〔鹿〕偶てい目シカ科の動 日本のシカと異なる点は角に第 2 枝 祭儀に発するとみられている。弌 物の総称。たいへん種類が多く , シア神話では , アルテミス女神 4 のあることである。 こで注意しな 亜科 15 属 58 種 ( 亜種はさらに多い ) に 浴している裸を見たためシカに けれは・ならないことは , 北米のワヒ。 も達する。雄には骨性の角があるが , られ , イヌにかみ殺された猟師 チー ( 俗称ェルク ) がアカシカと同属 雌雄ともに角をもつのもある。角は タイオンの話が名高い。また中・怛 の別種であり , 欧州のエルクがオオ 額骨から生し毎年 1 回抜け替わる。 ルトの物語では , シカは他界を ジカ ( ヘラジカ ) のことで北米のもの する霊獣として扱われ , シカを 新生の角は毛皮をかった袋角であ とは別属であることである。シカ類 勇士は花咲き鳥歌う楽園に踏み って , 時がたっと毛皮がはげ落ちて ははとんど全世界に分布するが , オ 骨性の心が露出し , 堅い角となる。 ーストラリア区にだけはいなかった のがつねである。 〔郷田・小池 しが滋賀〔県〕本州のほば吽 一般に涙窩お、があるが , ジャコウジ ところが現在は , 欧州からニ 部 , 若狭をか湾と伊勢湾によって 力やノロの類にはない。歯は 32 本で , ーランドなどに移入されたアカシカ 上大歯のあるものもある。 がその地の名物となり , 狩猟の対象 られた地狭部にある近畿地方の外 日本のシカは欧りのアカシカと同 県。近江国全域にあたリ , 県 となっている。世界のシカとして 属であるが , 体も角もすっと小さい。 部に日本最大の湖 / 琵琶湖があ / ジャコウジカ , 肩までの高さ 40cm 日本には北海道のェゾシカ ( 日本の でシカ類中最小の台湾のキョン , 南 面積 4 ( ) 16 km2 ( 琵琶湖を含む ) , シカのなかでは体も角もいちばん大 欧や小アジアのダマシカ ( 欧州の公 853385 ( 1965 ) 。県庁所在大津市。 きい ) のはかに , 本り、 l'l にホンンユウ 園に放し飼いになっている ) , 台湾や 〔沿革〕古くから文化の進んでい シカ , 四国や九屮にキュウシュウシ マライ地方のスイロク ( 2 叉 3 尖の 畿内に接し開発も早かった。縄文 カ , 鹿児島県の屋久島にヤクシカ , 跡は尾上 , 安上 , 石山などで , 弥 角をもち , ミズシカともいう ) , 朝鮓 同しく馬毛島にマゲシカがおり , 長 遺跡は各地でみられ , 条里制の遺 や中国にいる小形の / ノロ , 新旧両 崎県の平戸や五島には琉球のケラマ 世界の北娵地方に野生し一部は家畜 も全県下に分布する。 7 世紀に天 ジカに似たものがいる。同しく対馬 化している / トナ・カイ , 学術上貴重 天皇の近江大津宮が置かれ , 一時 聖武天皇の紫香楽宮造営も企て にいるものはホンシュウシカと同し な / シフゾウなどがある。 / ( 別刷 ) くらいの大きさで , 角にケラマジカ れた。平安時代に , 延暦寺 , 三井 は乳類 〔黒Ⅲ礼〕 のようないは、がない。台湾から伊豆 〔民俗〕日本のシカは , もと全国に などが勢力をふるい , これらをは 大島に移入されたハナジカ ( タイワ め , 京都の貴族 , 社寺の荘園が多 分布し , 里近くに出没して人間の注 琵琶湖は北国からの貢米輸送に利 ンシカ ) を除いて , 日本のシカは体 意をひくことが多く , なヒみの深い の白班が冬には消えて一様な暗かっ された。中世以後 , 群雄争乱の地 動物の一つである。カノシシとかシ 色となる。角は 6 歳で 3 叉さ 4 尖芫ま なり , 安上築城 , 姉川や賤ガ岳合 シとかよぶ地方も多い。シカは猟師 で発達し , 奇形がときどきある。森 など天下統一につながる事件の舞 に追われて逃げるとき , 矢声をたて となった。江戸時代は地理的な重 林や原野にすみ , 250 ( ) m に達する高 ると一瞬立ち止まる性質があり , 手 所にも生活する。早暁やタ暮れに木 性から , 幕府直轄領 , 旗本給人領 , 負いになったシカは人里に出てくる の葉 , 草 , 種子やアワ , ソバなどま 譜代大名領などに分割され複雑な ので , よい狩猟対象であった。神話 でも食い荒らす。 1 ( ) ~ 12 月に交尾し , 配をうけた。住民は中世から近江 i や伝説にも数多く登場し , く古事記 > ~ 8 月に 1 腹 1 子 , まれに 2 子を 人として広く全国に活躍した。 5 187 には , ヤマトタケルノミコトが蝦夷を 産む。角は 4 ~ 7 月に脱落する。繁 年滋賀県となり , 一時は若狭を含 を平宝して帰ってきたとき , 足柄の 殖期には雄どうしで角突き合いをす たが 81 年現在の範囲に定まった。 坂で坂の神が白いシカの姿で現われ 〔自然〕地形的にまとまった近江彳 る。日本では外国と同しように狩猟 たとしるされている。神祭にシカを 地がそのまま県域をなす。まわり・ 獣として貴重視され , 角は細工物や 用いる土地も多く , 春日神社や厳 とりまく伊吹 , 鈴鹿 , 比良 , 比叡 ( 装飾品に用いられ , 毛皮は敷物に 島詈く神社のように , 神使として神聖 皮は柔らかで良質なので手袋にされ , 山地は断層による地塁山地で , 伊ロ 視される場合もある。シカの胎児は 山 ( 1377m ) , 御在所山 ( 121 ( ) m ) , また肉は食用になる。日本のシカは 「さご」といい , 薬用として珍重され 奈ガ岳 ( 1214 m ) などがそびえ , そこ 東アジアの特産であり , 奈良のシカ ている。 ふもとに饗庭野 , 伊香立丘陵な ( は天然記念物に指定されている。秋 西洋でもンカは伝説に富んだ動物 には雄は高音で長鳴きするので古来 の古琵琶湖の丘陵が点在する。県一 である。英国のスタッフォードシャ 有名である。 積の % を占める琵琶湖には , 野洲 ) ーで毎年 9 月の祭りに行なわれるシ 欧州のアカシカは満州 ( 中国東北 ) 愛知を川 , 安曇を川 , 姉川などが流 カ踊りは有名であるが , シカ祭りの まで分布し , 角の叉尖の数が多い。 して沖積平野をつくっており , と 起原は古代宗教における鹿神殺害の に湖東部の平野が広い。南東部のイ 楽山地は花コウ岩質で , 陶上を i 出する。山地から流出する河川の冫 かには , 土砂を多く運搬し , 河床フ 平地面より数 m 高い天井川を形成 ているものがある。 : 頼田川は皀琶 の唯一の排出河川で , その流量はし 津市南郷の洗堰で調節されている。 気候は二つに大別され , 北部は裏 本型の気候で , 県境山地が低いた 冬季北西季節風の影響が大きく , 雪も多い。反対に南部は比較的雨 3 が少なく , 瀬戸内型に近い気候で = る。気温は琵琶湖があるため和ら : られ , 年平均気は湖東平野で 14 。 ぐらいである。 〔産業〕産業別人口の 44 % が農業 : 従事する。耕地面積は県面積の 17 : スイロク イ ホンシュウ シカ
4 8 8 るのは , 地下 6 ( ) km 辺までの間であ て , それより深くなるにつれて , 震の発生回数は急激に減少する。 環太平洋地震帯で起こる浅発地・ の数は , 世界全体の浅発地震の約 % を占めており , 深発地震ははと どがこの地帯で起こっている。と に超深発地震は 2 ~ 3 の例を除い この地帯以外で起こったものはな この地帯の深発地震の地理的分布 : 著しい特徴を示している。すなわ 太平洋を環状にとりまく内側 ( 大ド と反対側 ) はど浅い地震が起こり , 大陸側に近づくはど深い地震が起 っていて , 大陸内や南西太平洋な では 6 ( ) 0 ~ 70()km の深さの超深発地 が起こっている。深さ 3()()km くらし までの深発地震の震源は , 地面に して約 30 。前後の傾斜で大陸側に 60 。浅発大地震 く面上に分布し , 深さ 30 ( ) km 以上 。 7.5 く M くい引 8 ~ 56 ) 超深発地震の震源は , 地面に対し 0 7.9 く M く 8.4 ( 18 ~ 1956 ) 約 60 。前後の傾斜の面上に分布し 〇 8.5 く M い 897 ~ 1956 ) いる 日本の外側地震帯で起こる浅発 て走る内側地震帯とである。外側地 きどき A 級の大地震が起こっている。 震帯のうち , 関東地方付近より福島 さらに西南部の日向灘カイ寸近は , 震について , 震源の深さが約 30 km は 県沖 , 三陸沖をへて北海道南東沖に り浅いものと , それより深いものと 小さい地震とともにときどき B 級の に分けてみた結果 , 関東地方あた 大地震が起こるところである。外側 至る地帯は , 日本でもとくに地震が より北部の外側地震帯では , 大部を 多く起こるところであって , 小規模 地震帯の大地震は多くが海底で起こ るので , 津波を伴うことが多い。過 の地震カ { 30 ~ 6 ( ) km の深さで起こって 地震の数も多いが , またときどき A いるのに対して , 西南部のものは夛 去の例では , 地震そのものによる被 級の大地震も起こっている。東海道 害より , 津波による被害のはうがは 部分が 3()km よリ浅いもので占めらオ から南海道沖にかけての地帯は , 前 るかに大きかったこともたびたびで この事実に の地域はど地震数は多くないが , し ていることか・わかった あった 同し外側地震帯とよばれる地帯の気 かしそれ以外の他の地域に比べると 内側地震帯での地震の数は , 外側 震でも , 関東地方あたりを境としマ やはり地震の多い地域である。 と 地震帯に比べるとはるかに少ない。 でも多くの小規模地震とともに それより南西部の地震は , 地球のし また大地震でも B 級以上のものはほ ちばん外側を構成している / 地な ( クラスト ) 内で起こっているのに とんど起こらない。しかし震央が陸 日本の地震の被害別震央分布 し , 北部の地震は大部分が地殼より 地か , または陸地に近い海底の場合 内部 ( マントルという ) で起こってし が多いので , 震央付近の被害は局部 関東地震以後 的にひしように大きくなることが多 ることを示している。このことか 0 最近は , それぞれの地域では地震ク この地帯での地震では津波の心 発生機構も相違しているのであろう これら 2 地帯の 配はほとんどない。 と考える学者が多くなった はかに内陸地域で比較的たびたび地 地震の発生 震が起こるのは , 東北地方中部 , 北 回数と余震 関東地域 , 長野県北部 , 愛知および 〔発生回数〕数百万倍の超高倍率ク 岐阜県境付近 , 紀伊および大和地 地震計で観測すると , 地下では徹月 方 , 安芸灘付近などである。 な地震がほとんど連続して起こり、 〔浅発地震と深発地震〕地震はその けていることがわかる。このように 起こる深さによって , 浅発地震 ( 深 地震の規模が小さいものはど発生 さが約 6 ( ) km までのもの ) と深発地震 数も多い。ある地域内に 1 年間に ( 約 6 ()km 以上の深さのもの ) とに分け こる地震の平均回数と M 値の大小 るのがふつうである。深発地震のう の関係を統計的に調べた結果 , M ちでもとくに深さ 3()()km 以上で起こ が 1 だけー小さくなると地震の回数い ったものを超深発地震とよぶことも ある。今まで知られているうちでも だいたい 8 ~ 1 ( ) 倍に増加することカ っとも深い地震は , 地下約 7 ( ) ( ) km で わかった。世界全体で起こる浅発 震の年平均回数は , M 8 のものに 起こったものであって , それより深 約 1 ~ 2 回 , 7 $M < 8 のものは一 い内部では地震は起こり得ないもの と考えられている。地震の発生回数 ~ 15 回 , 6 SM く 7 のものは 1 ( ) ( ) ー の割合を深さ別に調べると , 浅発地 15 ( ) 回くらいの割である。また日 付近だけで起こる浅発地震の年平 震かもっとも多く起こり , 全体の約 回数は , 各 M 値ごとに世界全体でク 7 ( ) % を占めている。深発地震は残り の 30 % であるが , そのうちで超深発 回数のだいたいに相当している。 地震の占める割合はわすかに 6 % く 有感地震だけについていうと , 日 らいにすぎない。したがって , 地球 では年に平均して 9 ( ) ( ) 回ぐらい , い年には 3 ( ) ( ) ( ) 回以上あったこともは 内で地震がもっとも多く起こってい 30 ・ 0 0 90 。 90 。 8 30 。 8 世界の大地 震の分布 0 0 8 。 ・大被害地震 e 中被害地震 0 小被害地震 。無被害地震 △深発地震 0 6 4 0 : 4 ① 04 9 ー 0 9 コ 関東地震 . 円 23. 9 ・田鳥取地震 6. 円 43. 北但馬地震 2. 円 25. 5. 23 7. 円 44 コ 2.7 東南海地震 北丹後地震 3. 円 27. 3 ・ 7 8. 円 45 ココ 3 河地震 円 46 コ 2. 幻南海道地震 4. 円 30. 比 26 北伊豆地震 9. 円 48. 6. 28 福井地震 三陸沖地震 5 ・円 33.3.3 IO.
サクロイシ 3 5 6 たいせつである。果実にはゴマダラ パキアのポヘミア地方などに産する。 いるが , 近年サケ , マス資源の減 ノメイガという害虫か、つきやすいか 1 月の誕生石で , 貞潔 , 友愛 , 忠実 が伝えられ , 漁期に制限が加えら ら , 咲き終わってから , なるべく早 ると同時に , 漁獲高にも日本 , 米 を意味する。 〔赤木〕 く袋掛けするのがよい。袋の紙質は さけ〔鮭〕サケ科の魚類中の一 カナダおよび日本 , ソ連間で条約 しようぶなものを選ぶ。収穫 10 日前 群の総称 , あるいはその 1 種をいう。 とりかわされ制限が加えられてい ごろに袋をはすして光線にあてると , 後者の場合のサケはシャケともいい 一方 , これら資源の助長のため , 美しく着色する。品種には紅色花の また北海道の一部ではトキシラズ , として北海道の河川では人工的に 甘実サクロのはか白色花の水品ザク アキアジ , 北洋漁業関係者の間では 化放流が行なわれている。〔安田 口がある。なお , サクロの根皮は , ンロという。サケ科の魚の特徴は , 〔民俗〕サケは日本では東北地方 ペレチェリンというアルカロイドを あ」 : らびれをもっていること , 産卵 ら北陸にかけての特産品で , 江戸 含み , サナダムシの駆虫剤に利用さ 期に川をさかのばること , 走海型と 代までのサケ漁ははとんどか、河川・ れる。また乾燥果皮は下刑止めに使 / 降封掣のあることなどである。 業であった。現在東日本ではサケ : われる。 サケ ( ジャケ ) はもっとも南方まで 年越鋕魚として用いる地方が多い 〔大野〕 ざくろいしサクロ ( 柘榴 ) 石ガ 分布し , 新・潟 , 富山また茨城以北の サケが産卵のために川をさかのは、 ーネットともいう。結品の形と色が 河川に冬第産卵のためさかのはる。 時期は季節の表示として注意され , 沖取りでもとれる。カムチャッカ , サクロの果実のようなのでこの名が また東北地方では旧暦 11 月 15 日は ある。化学組成は R ; R Si ( ) 4 ) 3 で , アラスカ , 北米にも分布する。背部 ケの頭が一族をひきつれて川を R" は Ca , Mg , Fe , M n などの 2 価 は青灰色 , 腹面は銀白色で , 生殖時 ばる日と伝え , その声を耳にした の金属 , R ' は A し Fe , T i , C r な 期には紅色の班紋を生する。このと のはたちまちタヒぬという。そのた どの 3 価の金属である。等軸日彳、に き雄の吻えは突出して曲がり「鼻曲 にぎやかにもちをついてその声を 属し , モース硬度 6.5 ~ 7.3 , 比重は り」とよはれる。全長 7 ( ) cm あまりに かぬようにしたリ , 耳ふさぎもち 成長する。肉質か白いので塩ザケに 3.2 ~ 4.3 , 光沢はガラス状または樹 称するもちを耳にあてたりする。 脂状である。色は赤ないし赤かっ色 されるが輸出用かん詰には作られす , ケが高い生活価値をもっている北、 のものが多いが , 化学組成によって 米国ではドッグ・サーモン d ( ) g salm- の北西沿岸地ちのインディアンや , 変化し , 黄緑 , 黒のものもある。 on として喜ばれない。本州および北 あるいはまたアイヌ , ェスキモーな 般に屈折率は高い。 R " , R " がそれぞ 海道の沿岸や河川での生産は本種 どの間では , サケには強力な霊魂カ れ C a , A ーの緑ザクロ石 , Mg , A ー がもっとも多い。べニサケは室蘭近 やどっていると考えられており の紅サクロ石 , F e , A ーのサクロ 海から f ・島 , カムチャッカ , アラス ケの処置についてのさまざまなタフ 石などがある。分布はひろく , 花コ 力をへて北西海岸まで分布してい ーがある。たとえば , サケの骨や体 ウ岩 , べグマタイト , 片麻岩 , 結品 るが , 本州の河川にはさかのは、らな 臓はサケの復活のためにそれを焼く 片岩 , 大理石などに存在する。ふっ い。本種の陸封掣はヒメマスとよば ことを忌んで海に捨てる。その年に う研摩材 ( 金剛砂 ) として用いるが , れる。肉質がサケ類中もっとも赤く , しめてとらえたサケは , 成人は数 E 美しいものは宝石として珍重される。 欧州産のものに似ているので , 北太 間食べてはいけない。男攵のやも夛 日本でも釜石 , 加蘇 ( 栃木県 ) などの 平洋産のうちでは欧米でもっとも喜 や若者は乾燥したサケしか食べらお サケは生殖期には紅色 鉱山 , 奈良県二 E 山などに産するが ないなどという ばれ , 輸出用かん詰として最高級で このようなタブー の班紋を生し , またカ 良質でなく , 宝石用サクロ石は南ア ある。ギンサケは北千島 , カムチャ は異なった形式で日本の東北地方に ラフトマスの雄は生殖 フリカ共和国 , セイロン , 米国のア も見いだされる。またカリフォルニ ッカ , アラスカ , 北米西海岸 , 朝鮮 期には背なかが高まっ リゾナ州 , コロラド州 , チェコスロ 北東海岸に分市する。沿岸や河川の ア・インディアンの一部では , 春に て別の魚のようになる 生産は北海道でわすかにあるのみで , サケカ { 川をの一よりはしめるとき , 沖取りでの生産が多い。肉はべニザ 漁を祈ってサケ踊りをする。〔小池〕 〔料理〕一部は生食されるが , おも ケよりも赤くないが , 欧米用の輸出 に塩サケとして食べられ農山村で 品として高級品である。マスノスケ 有力なタンパク資源であった。新 は北海道 , 沿海州 , カムチャッカ , な生肉はさしみ , なます , 塩焼き , アラスカ , 北米太平洋側に分布する。 照焼き , 魚田 , てんぶら , フライ 日本での生産は沖取りが多い。サケ などにする。塩ザケは焼いて食する 類中もっとも上流にまでさかのばり , はか , 「あら」は三平け , かす汁 , 大きさもサケ類中最大で 2 rn くらい 卯うの花汁などにし , 頭の骨は薄く になる。肉色は佻色であるため輸出 切り酢につけたものを氷頭とい一 用としては 2 級品である。カラフト マスは北海道 , 樺太 , 朝鮮東海岸 , て酒のさかなに適し , 腎臓の塩辛に したものを / めふんといい , また 沿海州 , モ島 , カムチャッカ , アラ スカ , 北米西海岸に分布する。サケ らを塩蔵したものを「ささめ」と 類中もっとも早く成熟するが , 成魚 し , ともに酒のさかなとして珍重す る。卵は塩づけして / 筋「・ ( 鈴子 : す はいちばん小さい。成熟した雄はと ともいう ) や / イクラにする。サク くに背びれの前方が高まり , 吻が曲 すしは秋田や北海道松前産のものカ がり , 体高が高いのでセッノヾリマス , 名高い ラクダ、などともよばれる。肉質は挑 このほか心臓 , 胃も美味と される。年末に出回る荒巻 ( 新巻 ) に 色であるため , 輸出には向かない。 塩蔵品としては塩量少なく , 本来に / マスはサクラマスともいわれ , 北海 塩をま」 : し , わらで巻いてつり下い 道に多いが本州のいたるところの てつくるが , 大量生産では多数を和 沿岸でも網などにはいってときおり 〔川島〕 み重ねてつくる。 とれる。本種の陸封型はヤマべとい われ , 肉質は黄みがかかった赤色で さけ酒アルコール分を含有づ 鮮魚としても販売される。 る飲料の総称。日本では一般に / E 本酒のことを酒とよぶ習慣がある。 これらのサケ類はもつは。ら北洋に 〔来歴〕太古の昔から人類は糖分を おいて流し網母船式漁業でとられて サケ難 カラフトマス 雄 へニサケ雌 いろいろなサケの比較 比較 背びれ 鰓耙数幽門垂 しりびれ 形質縱列鱗数 肉色 ~ 16 i 農紅色 78 ~ 93 ペ サケ 136 ~ 140 35 ~ 38 15 挑色 139 ~ 189 カラフトマス 185 ~ 215 62 ~ 32 、 17 挑色 14 128 ~ 181 130 ~ 150 20 ~ 21 マスノスケ 白っぱい 13 ~ 15 152 ~ 179 サ ケ 1 4 0 ~ 142 22 ~ 24 ~ 15 紅色 13 81 9 ~ 13 ギンサケ 12 ( ) ~ 139 19 ~ 25 52 ~ ~ 18 紅色 14 55 14 ~ 16 40 ~ ス 13 ( ) ~ 14 0 19 ~ 25 ーー 1 ・ 1 ー 9
長がいて , 労働者を監督し命令する 上から下へのすっきりしたラインが あるだけのシステムであるが , これ には独裁制的な欠点がある。たとえ ば , 長の偏見や気まぐれで命令が下 され , 生産が混乱することがあり , 分業も無計画的になり , 未熟な作業 方法がいつまでも改められす , 進歩 性のないものであった。テーラーは このようなライン組織における職長 の任務を分析したうえ , 職長の管理 上の仕事を分割して日程計画の実行 の監督的業務だけに限定し , その他 の計画的業務を職長から独立させて , 別の専門の職長を任命する「機能組 織」を始めた。テーラーの当時の方 式にも欠点はあったが , たいせつな 点は , 計画を立てるときにそれぞれ 専門家の知識を借りて生産計画 , 仕 事の標準を決め , これらを作業者の 訓練 , 労務管理など現場の職長の監 督業務から取りはすしたことである。 今日の大部分の工場組織はテーラー の研究を出発点として改良されたラ イン・スタッフ組織を採用している。 ライン・スタッフ組織では , ライン に属する組織は規律と安定性の保持 を受け持ち , スタッフのほうは技術 的専門的情報の提供および助言がお もな任務である。ライン・スタッフ 組織は計画的専門化を基礎としてい るため , 管理上専門的知識を大幅に 利用できるし , 現場での労働者の作 業の監督の責任と権限はラインの職 長が明確に受け持つ。なおラインと スタッフの間に起こりやすい摩擦を 避けるため , 補足的な組織として適 当な委員会が設けられることが多い。 〔現代の工場管理〕工場での生産能 率は一国の工業の生産性水準を決定 する。もっとも能率の高い生産を行 なって , すぐれた製品をうみ出すこ とが現代社会における工場生産の追 求する目標であるが , テーラー以来 の科学的な工程管理 , ラインとスタ ッフで織り出される工場の人的組織 体制 , 機械の自動化や工場設計の合 理性 , さらには工場立地の好条件の 追求などすべてこの目的に役だとう とするものである。個々の工場の営 みでは , この目標を追求する意志的 なものは生産計画と各種の管理の遂 行という形で具体化される。生産計 画を樹立するにあたっては , その企 業の販売部門の提出した販売予測資 料と生産部門の提出した生産関係資 料に基づいて , 最高経営層が方針を 決定する。生産計画の目標は , 1 ) 最少費用で最大利益の確保 , 2 ) 生産 の平均化と操業の安定 , 3 ) 製品の引 渡期間の短縮 , 製造設備のもっとも 有効な活用と , 在庫品を最少にするこ と , などである。管理についていえ ば , 1 ) 生産技術についての管理 れは作業方法 , 時間研究 , 賃率設定 , 作業指導書作製 , 作業に必要な技能 営 6 1 法規部 特許部 経営委員会 業部 取締 社 役会 長 コウジョウ セクレタリ兼トレジャラー 広告課 市場調査課 製品倉庫 販売課 、雇用・訓練課第 保健課 厚生課 コントロ - ーラ 会計課 給与課 売掛金課 事務サービス課 生産委員会 第一木工場 職長 ・工場技彿 金属製品 テ・イビジョン 技術部 工員 職長 第 2 木工場 検査部 生産担当副社長 工場長 工員 職長 部品工場 提案委員会 生産管理部 工場委員会 工員 職長 仕上工場 はズタらフ = 運 輸 部 組立工場 職長 工員 ライシ , スタップ組織の一例 を決める職務評価などを扱い , 独立 の生産技術部というスタッフ組織と なる場合が多い , 2 ) 資材管理と運搬 管理適切な原材料を適量だけ適時 有利な条件で購入 , 提供する。運搬 の迅速化と合理化で費用を軽減する , 3 ) / 品質管理最近では抜取検査な ど統計的方法によるものが多くなっ てきた , 4 ) 労務管理 , 5 ) 原価管理 , 6 ) その他設備投資およびその合理 的な利用償却をはかる設備管理 , な どがあげられる。なお , 生産計画の 立案および管理方式全般について , とくに最少費用をもって最大の利益 をあげるために , 第二次大戦中に発 展した / オペレーションズ・リサー チが , きわめて有効に利用されはし めたことは見のがせない。とくにオ べレーションズ・リサーチの一分野 であるリ ・プログラミング ( 線 型計画 ) により , 原材料混合割合の 決定 , 運搬の合理化 , 在庫品の適正 化 , 製品種類の決定 , 生産方法の選 定 , 工場ならびに設備の合理的配置 などにとくに役だっている。 電子計算機の利用により , このよう な複雑な計算が可能になったばかり でなく , 生産技術者や設計技術者を 含む生産部門関係者が生産方法改善 に原価分析を十分活用できるように なり , 生産計画も合理的に立てられ るようになった 〔中野〕 こうしようがく考証学清時代 の中国で , とくに流行した学問で , ひろく古書に証拠を求めて経書を 解釈する学問をいう。宋の朱子学や 明の陽明学の末流は , 学問を立身出 世の手段と考えるか , あるいは現実 を離れた空論に走る傾向があった そういう風潮に反対して , 明末の黄 宗羲 , / 顧炎武らは実用の学問 ( 実 学 ) をとなえ , 儒教の古典をより正 確に理解することによってその精神 を学ほうとした。古文献の精密な研 究は , 次の清朝が企画した大規模な 編さん事業により促進され , 恵棟 , 戴震 , 阮元ら多数の学者を生んだ。 その研究分野は , 文字学 , 音韻学 , 地理学 , 歴史学 , 天文算学 , 金石学 におよび , 異本の校勘や , 散逸した 書物の復元も盛んに行なわれた。彼 らの研究は後漢の訓詁 ! ん学を重視し たので , 漢学ともよばれる。 日本の儒学でも , 江戸中期から官 学である朱子学に対立して , 伊藤仁 斎 , 荻生徂徠 3 、の古学提唱によっ て考証の学風が始まり , 明治以後の シナ学にも影響を与えた こうじようせん甲状腺 こう頭 の前面 , 甲状軟骨のやや下方にある 重さ ~ g の腺器官で , 幾本かの かなり太い血管 ( 甲状腺動脈 , 静脈 ) が出入している。左右の両葉とその 間を連絡する細い部分 ( 峡部 ) よりな るが , 分泌物を運ぶべき導管をもっ ていない。内分泌腺であり , その分 泌産物は直接そこに分布する血液や リンパに溶けこんで全身を循環する。 〔構造〕結合組織の被膜に包まれた 甲状腺の実質は , 直径 0.1 mm たらす の小さな袋 , つまり小胞が密集して できている。小胞の壁は腺細胞が薄 い 1 層をなして並んだもので , 小胞 の内腔には腺細胞の分泌した液体 ( コロイド質 ) が充満している。小胞 の大きさ , その壁を作る細胞の高さ , あるいは内腔にたまるコロイド質の 性質などはかならすしも一様ではな 小胞と小胞の間にはわすかな結 し、 合組織があり , そこに血管やリンパ 管の細い枝が走っている。 〔機能〕甲状腺の分泌するホルモン